弘前りんごの北のまほろば

司馬遼太郎の”街道をゆく”のタイトル”北のまほろば”に魅せられて、本州最北端の県にやってきました。日々見聞きしたこと、感じたこと、考えたことなどをつれづれなるままに綴ります。
弘前りんご
■ニックネーム
  弘前りんご 
■年齢
  もはやアラカン
■住んでるところ
  本州最北端の県
■好きなたべもの
  粉もん(何せ生粋の大阪人ですから)
■職業
  一応、教育・研究者(二束のわらじ)
■趣味
 ・音楽
   主にクラシックをもっぱら聞く方、家族内では異端児でした、
   最近ある楽器の秘密練習を始めています (^_^;)
   そしてPCオーディオ

 ・撮り鉄(いやグルメ鉄の方が正確かも)
 ・鳥撮り(バズーカみたいなレンズと、ビデオ雲台で格闘中)
   その他、写真の各ジャンルに挑戦中

 ・美術・工芸・建築鑑賞

 ・パソコンいじり

・映画鑑賞

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失われた手稿譜 ヴィヴァルディをめぐる物語【電子書籍】[ フェデリーコ・マリア・サルデッリ ]
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自身もバロック音楽の研究者であり、演奏家であるサルデッリが書いた、”失われた手稿譜 ー ヴィヴァルディをめぐる物語 ー” では、ヴィヴァルディが亡くなった直後から漂流し始める、ヴィヴァルディが残した膨大な手稿譜が本当の主人公であり、小説の形をとっているものの、そこに書かれたことはほとんどが事実です。

しかし、その手稿譜がたどったその後の運命は、数奇としか言いようのないものでした。

手稿譜を借金の方に取ろうとする債権者、取られるのを防ごうとしたヴィヴァルディの弟。

修道士会に寄付されたものの、その価値がわからない修道士たちは、それをごみのように扱い、教会の倉庫の奥に放り込でしまい、長い年月の眠りにつきます。

その後その存在を知った貴族が個人のコレクションとして入手。

研究し、その散逸を防ごうとした研究者と、骨董的価値にのみ注目するファシスト政府との攻防。

いずれも手に汗握る展開で飽きさせません。

最大の貢献者の一人、ジェンティーリが追われて大学を去るときの言葉

”正しきものは、とこしえに記憶される” が、心に染み入ります。
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カラフル (文春文庫)
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森 絵都
自殺を図った主人公の少年にとって、その家庭は灰色に見えたのだろうけれど、実はいろんな色を持つということが、わかってきます。
自分は孤独だと思っていた少年が、実はその家庭にとって欠かせない一員だったことに、気づいてゆく過程を、軽やかな筆致で描いてゆきます。しかし内容はかなり重いものです。
そして、その少年と同じ様な境遇の悩める少年・少女に、いや大人にとっても、小説の最後は、力強いエールになっています。
久しぶりに、良い後味の小説を読んだという強い印象です。
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ねずさんの日本の心で読み解く「百人一首」: 千年の時を超えて明かされる真実
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小名木 善行
学校で習った百人一首の解説は、藤原定家という自身歌の名手が、古今の名歌の中からおのが美意識に基づいて100首選んで、気ままにまとめた、といったところです。
しかし、その考えに懐疑的な著者は、歌い手と歌の選出、歌われた時代背景、そしてその並べ方に盛り込まれた定家の思いを徹底的に解析し、その結果明らかになったことを解説していきます。
すなわち、歌人や歌の選定、配列等の構成が実に綿密に行われ、百首全体で一つの壮大な歌のようになっているというのです。
もちろん、一つ一つの歌の解説を読んですっと納得の行くものです。
久しぶりに目からウロコの本に出会ったという印象です。
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ヨチヨチ父 とまどう日々
ヨチヨチ父 とまどう日々 (JUGEMレビュー »)
ヨシタケシンスケ
ページをめくるたび、お子さんのいる男性なら、そういえばそんな気持ちになったなあと、いちいち頷かされることでしょう。
かく言う私も遠い昔を思い出して頷きました(^^;)

作者は、絵本作家のヨシタケシンスケ。

『あるかしら書店』、『りんごかもしれない』などの、妄想爆発、抱腹絶倒(?)の作品を出しています。

『ヨチヨチ父』は、作者自身の子育てにまつわるエピソードを、簡潔な、しかし微笑ましくも涙ぐましい絵で綴る絵本です。

子供が生まれる10ヶ月も前から女性は母親になるけれど、男性は父親目指して成長してゆく(その気があればですが ^^;)ものであることがわかります。

それは、言い古された言葉ですが、我が子を10ヶ月もお腹の中で育み、そのおなかを痛めて生んだ女性と、生まれたときにはじめましてという、実感という意味では遥かに希薄な男性の違いでしょう。

だからこそ、誕生の日からの毎日が、その実感を確かなものにしてゆく過程であり、父親になるというなんでしょうね。

そして常に脇役でしか無い。
それなら、名バイプレイヤーをめざすしか無いっしょ^^;)

それにしても、『男はつらいよ』は映画のタイトルだけではありませんね。
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マスカレード・ナイト
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東野 圭吾
大晦日の夜に催されるマスカレード・ナイトという、高級ホテルでのイベントが小説のクライマックスに設定され、そこで起こるであろう事件の予告が警察にもたらされたところから話は始まります。
宿泊客のプライバシーを守るホテルスタッフと、それを捜査のためには明らかにする必要のある警察との間のせめぎあいの中、ドラマ、事件は進行します。
もう一方の読みどころは、ここまでやるのか、やらされるのかという、ホテルのコンシェルジュという部門の役割。
ホテルを舞台にした、東野圭吾の新境地です。
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