弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
何も遠くまで行かなくても、混んでいるところに出かけなくても _ 身近にある紅葉を愛でる。最勝院五重塔(弘前市銅屋町63)
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    (行きたしと思えども、あまりに遠し)

    ”ふらんすへ行きたしと思へども ふらんすはあまりに遠し

     せめては新しき背廣をきて きままなる旅にいでてみん” (萩原朔太郎 純情小曲集) 

     

    青森で言えば、八甲田や中野もみじ山など、紅葉の名所の話や、見事に色づいた山々、森や林の写真を見るにつけ、行きたいなという思いは募ります。

    しかし、すまじきものは宮仕えの言葉(更級日記)どおり、それは叶わぬこと。それならせめて身近な木々の彩りを見つけて、その思いを慰めるしか術はないですね。

     

     

    DSC07722.jpg

     

    (近場の紅葉の名所)

    ということで、職場近くの最勝院に、また通勤途中で立ち寄りました。

    ここ数日は、いつまでも降りつづく、いわば秋黴雨(あきついり)

    しかし、おかげで人もおらずゆっくりと見て、撮ることが出来ました。

    今年のここの紅葉はちょっとゆっくりしているのか、10月も終わりになってようやくピークに近づきつつあります。

     

    DSC07707.jpg

     

    できれば、ここに一室をお借りして、日がな一日、赤や黄の色合いを深めてゆく桜、楓、ブナやクロモジなどの葉を眺めていたい。

     

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    緑、黄、赤が模様のようになって居ます。

     

     

    すでに足元には落ち葉が地面を覆い始めています。

    もう少しすると、落ち葉の絨毯を踏みしめることができるかも。

     

     

    DSC07719.jpg

     

    散ってしまうのは名残惜しいですが、落ち葉も、それはそれで楽しみではありますね。

     

    金剛山 光明寺 最勝院(弘前市銅屋町63)

     

     


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    #萩原朔太郎 #更級日記 #紅葉 #黄葉 #津軽 #弘前 #最勝院 #五重塔 #身近 #秋黴雨

     

    * 縁あってこちらに立ち寄ってくださった記念に掲示板に書き込みを宜しく。

      弘前りんごの"北のまほろば掲示板

     

    | 弘前りんご | 写真 | 23:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
    青森って、縄文のイメージですよね。でも...._田舎館村 弥生の里でJazzのコンサート
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      青森といえば、三内丸山というくらい、縄文のイメージが強いですよね。

      青森県も、北海道、北東北の遺跡群とともに、世界遺産登録を目指して、いろんな宣伝活動をしていますし。

       

      青森県HPより。(https://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/culture/aomori_jomon.html

       

      でもね、弥生時代遺跡もあるんですよ。弥生時代の定義そのものにも繋がる、水田との結びつきが当然強いわけです。例えば田舎館村の垂柳遺跡は、弥生時代中期の水田跡がとても良い状態で見つかり、学術的にも高い評価を得ているようです。
      日本の米どころのひとつであり、田んぼアートで頑張っている田舎館村は、当然弥生を推しています。

       

      そして、道の駅いなかだて「弥生の里」の中に、田舎館村埋蔵文化財センターがあり、遺跡の見学ができるようになっています。

      http://www.vill.inakadate.lg.jp/_common/themes/inakadate/maibun_hp/

      然し現在の所、縄文遺跡に比べてちょっとマイナーなイメージに甘んじているようですが。

       

      そこで(と勝手に私が想像しているんですが)、もっと弥生時代、弥生の里を知ってもらうと、同センター内でいろんなイベントを行っています。

       

      今回、その一つとして、弥生時代とjazzのフュージョンというか、コラボというか、そういった意味合いでコンサートが、遺跡の展示スペース内で開かれました。

      そこに知人の方々が出演すると言うので、行って来ました。

       

       

      同センターに到着後、開演まで時間があったので、センター内の展示を見ながら待つことにしました。

       

       

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      小人かと思うほど、小さな足跡。

       

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      縄文の縄目が未だ残っていますね。

       

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      ここに展示されているいくつかの土器は、触ることができるんです。

       

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      あの縄文の見るからにずっしりした印象とは違い、弥生の土器は薄くて、実に軽いです。

      それは、縄文土器が宗教的な儀式に使われた祭器の意味合いがあったのに対して、弥生は生活の道具(食器等)であったことに繋がります。

       

      そしていよいよ演奏が始まりました。

      発掘された水田の遺跡の周りにステージ(一部の客席も)が設けられ、そこで3つの団体(グループ)が演奏しました。

      足元には、発掘された土器が並べられています (*^^*)

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      笠原均さんが率いるMーSession。

       

      遺跡にインスパイアされた、笠原さん作曲のオリジナル曲なども演奏されました。

       

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      賛助出演の、弘前大学アカペラグループ

       

      若い学生さんたちが、都会の大人の雰囲気あふれる演奏を披露していました。

       

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      そして、最後に、トロンボーン、サックスの葛西さんご夫妻を中心に、葛西悟とフレンズの演奏。

       

      A7T06219.JPG

      ボサノバの演奏も交えて。

       

      天岩戸よろしく、多彩な演奏で、弥生の地の神を呼び寄せることが出来たのではないでしょうか (*^^*)

       

       

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      #縄文 #弥生 #田舎館 #遺跡 #弥生の里 #ジャズ #コンサート #道の駅 #土器 #触れる

       

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      | 弘前りんご | 紀行 | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
      ふふふっ、の数だけ幸せになれるのか? たまには真面目なお話を ^^;)
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        今日のふふふっ (^_^;) 大人のチーズケーキアイス!

         

        やれ、”今日のふふふっ” だの、”今夜のふふふっ” だのと、

        限定品のスイーツなどの写真をFBのタイムラインに上げては、共感を得ていますが (顰蹙か?)

        決してぼーっと生きているわけではありませんよ。(NHK受信料はちゃんと払っています ^_^;)

         

         

        人の体には、加わるストレスや体の内部の変化に対して、

        体の状態を調節し、健康に保つための機構が、本来備わっています。

        それがうまく働かなくなった状態が、病気ですね。

         

        その主要な機構が、様々なホルモンを分泌する内分泌器官であり、自律神経です。
        それはいずれも中枢(脳の視床下部)によって調節を受けています。

         

        そして、健康に保つもう一つの重要な機構が、免疫系です。
        他の2つとはちがって、長らくこれは独立して動いていると考えられてきました。
        しかし、近年はこれも中枢からの支配をうけているらしいことが分かってきました。

         

        でも、チコちゃんは知っています、じゃなかった、古の人は知っていました、病は気から”、”笑う門には福来たる”と。
        そう、気持ちを健やかに保てば、健康でいられるというのがそれです。

         

         

        現代の医学でも、精神状態が健康状態に影響を与えることが示されています。
        例えば、大いに笑うことで、免疫担当細胞が活性化され、健康が増進し、
        認知症も改善し、更には免疫担当細胞が、ガン細胞をも駆逐するようになるのでは、と期待されています。

         

        なので、**のふふふっ、には健康に役立つ働きがあるかもしれないですよね。
        いや、ふふふっ、程度ではだめか、わははっ、という大笑いじゃないと。
        それならもっと食べなきゃ (^_^;)
         (なんだか、自己弁護、自己正当化にしか聞こえんけど)

         

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        #きょうのふふふっ #笑い #健康 #免疫 #自律神経 #ホルモン #チコちゃん #自己弁護 #自己正当化 #大笑い

         

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        | 弘前りんご | 日常 | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
        ハイドン 讃 _ 交響曲、そしてオラトリオを。
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          以前にも書きましたが、

          私にとっての、ハイドンシンフォニーの基準は、アダム・フィッシャー指揮による交響曲全集です。

           

          アダム・フィッシャー指揮 オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団(33CD ブリリアント)

           

          彼の指揮は、衒いのない誠実なものですが、それでも随所にウィットのようなものが感じられ、ハイドンの交響曲の持つ魅力は十分に引き出していると思います。おかげで、1番から最後の104番(ロンドン)まで楽しく聞くことが出来ます。

          そしてそれまで104曲もあるから、金太郎飴よろしく、似たようなものが散在しているのではないかという先入観が見事に粉砕されました。

           

          また一日1枚のペースで約一か月聴き通したあと、はっきりと、それまでのシンフォニアから、独立したシンフォニーへの進化、深化の跡が感じ取られ、交響曲の父と呼ばれるのにふさわしいと実感しました。

           

          カラヤン ベルリンフィル ハイドン交響曲集

           

          バーンスタイン ニューヨークフィル ハイドン作品集

           

          その後、カラヤン、バーンスタインも共に後期(パリ交響曲、ロンドン交響曲)に限ってではありますが、交響曲集を出していて、それを聴くことで指揮者にとってのハイドンの重要性が改めて認識されました。

           

           

          また新たなハイドンのシンフォニー像を描き出したものとしては、ミンコフスキー・ルーブル宮音楽隊の演奏でしょうか。

          他の指揮者のものより、一層シャープで、躍動的、そして特にハイドンの創意工夫を楽しむ姿勢が演奏から伝わってきます。

           

          バッハの作品は堅牢で、様々な編曲や、他のジャンル(例えばジャズ)への移植でも、その魅力は伝わってくるとよく言われますが、ハイドンの交響曲も、指揮者ごとに違った味わいがある一方で、ハイドンの魅力は変わらず感じられます。

           

          そして、長らく仕えたエステルハージ家を離れ、晴れて自由の身になり、イギリスでの作曲家としての大成功を収めた後に書かれたオラトリオ『天地創造』『四季』。いわば自分が書きたいものを一から書いたこれらの作品は、ハイドンの魅力に満ちていて、一度は聴いてほしい素晴らしいものです。

          指揮者大野和士がハイドンのオラトリオ《天地創造》に出会った時の鮮烈な印象を語っています。
          大野和士が語る ハイドン《天地創造》

          https://www.youtube.com/watch?v=U-QNyYVrnlA

           

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          #ハイドン #交響曲 #オラトリオ #天地創造 #四季 #アダムフィッシャー #カラヤン #バーンスタイン #ミンコフスキー #大野和士

           

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          | 弘前りんご | 音楽 | 22:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
          津軽麺紀行(128)_ これぞザ・煮干し? 久しぶりに訪れた中華そば 八助(弘前市城東中央)
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            高崎方面に用事がありました。

            なかなか悩ましい案件で、結論が出ずに次回に持ち越し (^_^;)

            いずれにしても、それが終わったのが12時半。

            もやもやした気分を変えたかったのと、お腹も空いてきたのと、煮干し注入するかあと、帰り道にある中華そば 八助 に、5−6年ぶりかで入りました。

            その時は、シンプルな煮干し一直線的なラーメンだったような記憶がありました。

             

            DSC07632.JPG

             

            お店自体は、建物も、内装も以前と特に変わっていないようでした。

             

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            店内は、この8席くらいのカウンター席と、背後に小上がりがあり、そこに4人がけくらいの座卓が3つほどあります。

            遅いお昼だったせいもあるのか、それほど混んでいませんでした。

             

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            先に食券を買い求める形式で、それを見ると、以前よりメニューは結構増えたように思います。

            以前は、ほぼ煮干し中華一本だったような記憶があります。少なくともつけ麺はなかったはずです。

            最近はいろんな店で、つけ麺を出すようになりました。それなりのポジションを確保したんでしょうね。

             

            今回は、お店イチオシの特選煮干し味玉をトッピング。

            お店の人に食券を渡すと、その段階で太麺か細麺のどちらにするかを聞かれました。

            今回は太麺にしましたが、私の前後に注文した人はみんな太麺でした。

             

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            スープの色とにごり具合から、濃厚煮干しであることが伺えます。

            しかし、飲んでみると、私の体が煮干しに慣れたのか、前回訪問したときに比べて、今回は意外にあっさりとしていると感じました。それとも店の味が変わったのかな?


            トッピングは、バラチャーシューとネギにメンマとシンプル。トッピングで追加した味玉は、よく味が染み込んでいました。

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            太麺を頼んだのですが、中太麺くらいでしょうか。もちもちして、かつコシのある麺でした。

            青森の煮干し中華らしいラーメンを堪能し、気分も少し晴れました。

             

             

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            #中華そば #八助 #城東中央 #煮干し #特選煮干し #つけ麺 #太麺 #細麺 #バラチャーシュー #味玉

             

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            | 弘前りんご | グルメ | 23:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
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            (弘前りんご)

            自身もバロック音楽の研究者であり、演奏家であるサルデッリが書いた、”失われた手稿譜 ー ヴィヴァルディをめぐる物語 ー” では、ヴィヴァルディが亡くなった直後から漂流し始める、ヴィヴァルディが残した膨大な手稿譜が本当の主人公であり、小説の形をとっているものの、そこに書かれたことはほとんどが事実です。

            しかし、その手稿譜がたどったその後の運命は、数奇としか言いようのないものでした。

            手稿譜を借金の方に取ろうとする債権者、取られるのを防ごうとしたヴィヴァルディの弟。

            修道士会に寄付されたものの、その価値がわからない修道士たちは、それをごみのように扱い、教会の倉庫の奥に放り込でしまい、長い年月の眠りにつきます。

            その後その存在を知った貴族が個人のコレクションとして入手。

            研究し、その散逸を防ごうとした研究者と、骨董的価値にのみ注目するファシスト政府との攻防。

            いずれも手に汗握る展開で飽きさせません。

            最大の貢献者の一人、ジェンティーリが追われて大学を去るときの言葉

            ”正しきものは、とこしえに記憶される” が、心に染み入ります。
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            ”旅屋おかえり”は、旅そのものが目的であり、生きがいの、そしてそれを仕事にしてしまった一人の女性の夢、挫折そして再生の物語です。

            旅屋とは、故あって自分は旅に出ることが叶わない依頼人に代わって旅をして、本人の代わりに希望の体験や目的を果たして、その旅の記録を依頼者に成果として届けるというもの。それを思い立ったのは偶然の出会いから。

            またタイトルのおかえりは、家に、故郷に戻ったときに掛けられる言葉、”おかえり” と、丘えりこの愛称、おかえりをもじったものです。そしてその言葉を聞きたくて旅に出るのです。

            旅屋の仕事としての旅によって、契約内容を遥かに超える成果(人間関係のもつれを解き、凍てつきを融かす)がもたらされるだけでなく、主人公、そしてそれを取り巻く人々の心までも癒やしてゆきます。

            そして成功するまでは故郷には帰れないと覚悟している主人公が、故郷で待つ母のおかえりという言葉を聞ける日も間もないというところで、小説は幕を閉じます。

            まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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