弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
実質ワンコインの本格ハンバーガー_カフェ・デュポア
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    昨日6月29日はニクの日ということで、市役所近くに移転したカフェ・デュポアは、普段980円のレギュラーハンバーガーセットを500円ピッタシで提供。という情報を得て、出張講義の帰りにお昼用に買って帰ろうと立ち寄りました。

     

     

     

    それにしても、FBの情報の伝搬は広く早く、開店と同時に店に入ると、既に店内は予約の持ち帰りハンバーガーセットの袋が所狭しと並んでいました。

     

     

    そして、こちらが500円のレギュラーのハンバーガーセット。

     

     

    フライドポテト付きです。

     

     

    フレッシュなレタス、トマト、そして旨味のあるソースを絡めたジューシーで肉厚なハンバーガーパテ、それにちょっぴり酸味の効いたサラダソースがトマトの上に乗って、ふっくらとしたバンズに挟まれています。用いている食材は全て県産のものを使っているそうです。

     

    チェーン店のハンバーガーとはやはり一味違いますね。それがこの日は500円。

    体にも財布にも優しい一品で、満足の昼食になりました。

     

    | 弘前りんご | グルメ | 07:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
    6月29日はルロイ・アンダーソンの誕生日
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      アメリカ人作曲家と聞いて、だれを思い起こしますか?

      フォスター? アイブス? バーバー? バーンスタイン? 渋い(?)ところでグローフェ?

      吹奏楽が好きな方なら、スーザとか?

       

      ルロイ・アンダーソン(1908年6月29日 - 1975年5月18日、wikipedia)

       

      しかし、忘れてならないのが、ルロイ・アンダーソン。

       

      忘れられし夢

      https://www.youtube.com/watch?v=kH5T06ocEHM

       

      Leroy Anderson Conducts His Music (complete album)

      https://www.youtube.com/watch?v=Gsn00qQ1uIA

       

      小品ながら、魅力的な旋律で、きらりと光る宝石、掌中の珠のような存在といえばいいでしょうか。

      多くは標題音楽であり、その描かれる状況がよくわかる作品ですね。

       

      そんな彼が作曲した数少ない大掛かりな作品が、ピアノ協奏曲ハ長調。

      https://www.youtube.com/watch?v=X-LB0z1IzhE (youtube)

       

      なんと私の生まれた年に作曲されたんですね (関係ないですが ^_^;)

      しかし、古典的な形式感を持ち、親しみやすさはこの作品でも感じられますね。

      もちろん意欲的な面(ジャズのリズムを随所に取り入れるなど)もあります。

      是非一度聴いてみてください。

       

      | 弘前りんご | 音楽 | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
      理想のオペラ公演のために作った音楽祭
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        作曲家が自分のオペラを演奏するのに理想の舞台を作ったのは、先日も触れた、ルードヴィッヒ二世の支援でワーグナーが作ったバイロイト歌劇場でしょう。後にも先にも唯一無二でしょう。

        一方、指揮者が主催する音楽祭は過去にも現在にも色々とあります。しかし、ワーグナーの楽劇を理想的に演奏するために音楽祭を作ったのは、カラヤンが唯一無二ではないかと思います。

         

        ザルツブルグ復活祭音楽祭 2018 のポスター

         

        ザルツブルグ復活祭音楽祭50周年(2017)

        https://www.youtube.com/watch?v=4TKXT-VpHMc

         

        その音楽祭は、ザルツブルグ復活祭音楽祭。自分の生まれ故郷ザルツブルグで開催したのが、今からちょうど50年前。

        その音楽祭のためのオーケストラを組織することはせず、彼がその当時音楽監督をしていたウィーンフィルとベルリン・フィルのどちらかをと考えていたようです。かなり迷った末、最終的にベルリン・フィルにしました。これで管弦楽作品を演奏するために作られたベルリン・フィルが、年に1度だけ、オーケストラピットに入ってオペラを演奏する唯一の機会となりました。

         

        そして第一回の音楽祭では、ワーグナーのワルキューレをやったのですが、なんとカラヤンは指揮だけでなく、演出(演技指導)までやりました。

         

        カラヤンアーカイブより。

         

        当時クラシック音楽界の帝王とまで呼ばれたカラヤンだからこそできたことなのでしょう。

         

        そして今年50周年記念を迎えた音楽祭は、舞台装置を第一回のカラヤンのときのものを再現して演じることになりました。

         

        | 弘前りんご | 音楽 | 07:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
        日本近代洋画の誕生_弘前市立博物館特別展
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          (五姓田義松と日本近代洋画)

           

          一昨年、横浜の学会に行った際に、神奈川県立博物館にて五姓田義松と出会い、日本の近代洋画の歴史に興味を持ちました。

           

          美術展ポスター表面

           

          美術展ポスター裏面

           

          (弘前で特別展)

           

          今回、五姓田義松のヨーロッパ留学時代に描いて、フランスの画壇で高い評価を受けた作品”人形の着物”(このポスター表のメインの絵)も含めた、”日本近代洋画の誕生”という特別展が弘前市立博物館で開催されたので、見に行ってきました。

           

          (山岡コレクション)

           

          作品の多くは、山岡コレクションのもの。

          山岡コレクションとは、ヤンマーの前身である山岡発動機の創始者である山岡孫吉の集めた絵画のコレクションで、現在は笠間日動美術館に収蔵されています。

           

          (江戸後期に既に遠近法が)

           

          驚いたのは、江戸後期(18世紀)にすでに西洋の遠近法などの技法を取り入れた絵を、円山応挙や司馬江漢が描いていたこと。

           

          (そして高橋由一)

           

          そして、高橋由一の作品がやはり魅力的でした。中高の美術の教科書、副読本には必ずと言っていいほど載っていた鮭図(ポスター裏面右上)、そして鯛図(上記ポスター表面の下段、右から3枚目)。

           

          いずれも、近代洋画の発展を担ってきた画家たちの戦いの軌跡ともいえるものですが、個性的で魅力的な作品でした。

           

           


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          #絵画 #近代洋画 #五姓田義松 #高橋由一 #横浜 #弘前

           

          * 縁あってこちらに立ち寄ってくださった記念に掲示板に書き込みを宜しく。

          弘前りんごの北のまほろば掲示板  

           

           

          | 弘前りんご | 美術 | 06:59 | comments(0) | - |
          長岡克己ギターコンサート、盛況のうちに無事終了しました。
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            昨日は、五重塔のふもとの喫茶れもんで、イタリアで活躍中のギタリストで作曲家でもある、長岡克己ギターコンサートが開かれました。

            ご縁があって、我が家が演奏会のお世話をし、家人はマンドリンでゲスト出演しました。

             

             

            最初、観客動員がどうなるか心配しましたが、予定数を大幅に超える方が聴きに来てくださり、ホッとしました。

             

             

            演奏会も、長岡さんのソロ、家人とのデュエットを交互に配置して、曲目も長岡さん作曲の作品を中心に、なかなか変化もあり、自分で言うものなんですが、中々聞きごたえのあるものになったのではないかと思います。

             

             

             

             

             

             

             

            演奏会の後は、菊冨士さんで楽しい打ち上げ。

             

            料理は、主賓の長岡さんの希望で、津軽郷土料理を中心に。

             

             

             

             

            菊富士のご主人も後から参加(演奏会を聴きに来てくださいました)、お手製のベーコンとズッキーニの清水森ナンバを使った炒め物を提供してくださいました。

            また、日本酒も長岡さんが高知の出身ということで、美丈夫、そして津軽の銘酒もと言うことで、喜久泉などをいただきました。

             

             

             

             

            聴きに来られた方も交えて、楽しい食事と会話であっという間の4時間でした。

            (しゃべりすぎ? ^_^;)
            | 弘前りんご | 音楽 | 06:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
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            (弘前りんご)

            自身もバロック音楽の研究者であり、演奏家であるサルデッリが書いた、”失われた手稿譜 ー ヴィヴァルディをめぐる物語 ー” では、ヴィヴァルディが亡くなった直後から漂流し始める、ヴィヴァルディが残した膨大な手稿譜が本当の主人公であり、小説の形をとっているものの、そこに書かれたことはほとんどが事実です。

            しかし、その手稿譜がたどったその後の運命は、数奇としか言いようのないものでした。

            手稿譜を借金の方に取ろうとする債権者、取られるのを防ごうとしたヴィヴァルディの弟。

            修道士会に寄付されたものの、その価値がわからない修道士たちは、それをごみのように扱い、教会の倉庫の奥に放り込でしまい、長い年月の眠りにつきます。

            その後その存在を知った貴族が個人のコレクションとして入手。

            研究し、その散逸を防ごうとした研究者と、骨董的価値にのみ注目するファシスト政府との攻防。

            いずれも手に汗握る展開で飽きさせません。

            最大の貢献者の一人、ジェンティーリが追われて大学を去るときの言葉

            ”正しきものは、とこしえに記憶される” が、心に染み入ります。
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            旅屋とは、故あって自分は旅に出ることが叶わない依頼人に代わって旅をして、本人の代わりに希望の体験や目的を果たして、その旅の記録を依頼者に成果として届けるというもの。それを思い立ったのは偶然の出会いから。

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            そして成功するまでは故郷には帰れないと覚悟している主人公が、故郷で待つ母のおかえりという言葉を聞ける日も間もないというところで、小説は幕を閉じます。

            まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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