弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
日本の伝統文化、お箸
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    箸は日本の伝統というと、そんなことはない、箸は東アジアの共通のものだというツッコミが来そうですね。でも、日本食はもっぱら箸のみで食するのに対して、例えば中国、韓国は匙が主で、箸は従という位置づけ。だから、汁物も箸で食べるため、日本のみが器を持ち上げる作法になっているわけです。また東南アジアで箸を使うのはもっぱら麺類を食べる時。だから日本のような塗り箸は、麺が滑るために発達しなかったようです。

     

    事程左様に箸が重要な存在であったため、日本語には箸にまつわる表現が多いですね。

    箸にも棒にかからない。

    箸より重いものを持たない。

    箸を取る(食事をする)・・・ご飯を食べる(炊いた米ご飯を食べることが、イコール食事をすることを表現するに似ている)

     

    月岡芳年「素戔嗚尊(スサノオのみこと)出雲の簸川上(ひのかわかみ)に八頭蛇(やまだのおろち)を退治し給う図」(県立古代出雲歴史博物館蔵)

     

    古事記にも、スサノオが出雲の国で、箸が川を流れてくるのをみたのが契機で、ヤマタノオロチ退治をすることになるとあります。

     

    過去のあるいは伝統的な話だけではありませんね。

    最近は宇宙飛行船の中では、スプーンではなく箸を使うことが多いとか。

    無重力空間では食べ物が浮遊するため、スプーンではしっかりと食物を捉えることが難しいというのが理由のようです。

    また、生命科学・医療の分野でも、脳の機能を発達させる、あるいは加齢によって低下させないようにするために、箸を積極的に使うという考え方もあります。

     

    これまでも、これからも、箸は我々にとって無くてはならないもののようですね。

    | 弘前りんご | 日常 | 06:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
    津軽麺紀行 (50)_また新メニュー、ICHIGO
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      職場近くのICHOGO。

       

       

      一通り食べたので、また一巡で基本の鶏白湯をと思ってやってきたら、また新メニューが ( ^)o(^ )

       

       

      そこで今回は、海老白湯を。

       

       

      トッピングとしては、鶏チャーシュー、メンマ、葱の定番のもの以外に、干しエビが載っていて見た目もいい感じ。

      スープも海老のだしが効いていました。ただちょっと塩辛い感じもしましたが。

       

       

      麺は無かんすいか熟成麺ということで、熟成麺をチョイス。

      店主のお勧めだったのですが、確かに濃厚な熟成麺に合う気がしました。

      果敢な新メニューの挑戦、楽しみです。

      次は海老そばかな?

       

      | 弘前りんご | グルメ | 06:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
      Neue(ノイエ)のパンは期待を裏切らなかった (*^^*)
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        土日に営業していないので、なかなか買いに行けないパン工房ノイエ。弘前市撫牛子(ないじょうし)にあります。

        http://www.f-store.net/neue/

         

         

        平日に青森に行く仕事があって、その帰りに立ち寄ることができました。11時からの開店なんですが、12時過ぎに行くと人気のあるパンは売り切れていることが多いんです。

         

         

        幸い12時前だったので、一通りありました。

         

         

        色々迷った挙句、買ったのはこれ。

        前列左は塩パン (曲がった長いパン)、右はパン・オ・レザン(ラム酒に漬けたレーズンを練り込んだ生地にクルミを入れて、更に別の生地で包んで焼いたもの)、後列左はクランベリー・バタール。右はレーズンパン。

         

         

        これで朝食が華やかになります。

         

        | 弘前りんご | グルメ | 06:09 | comments(0) | trackbacks(0) |
        寒い日には鍋を (*^^*)
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          青森に出張講義に行った帰り、雪は幸い降らなかったけれど、雨が降ってかなり寒かったのです。

           

           

          ならばと、お昼に入ったお店龍亭で、温かいものをと探すと、

           

           

          おあつらえ向きに、この日の週替り定食に鍋が。

          そこで、地鶏塩ちゃんこ定食を所望しました (*^^*)

           

           

          塩ちゃんこの鍋に、ご飯、サラダ、小鉢、香の物がついて980円。

          小鉢の中身はだし巻き卵にピリ辛のタレが掛かったもので、ちょっと予想外の味でしたが、結構行けました (*^^*)

           

           

          メインの鍋ですが、たっぷりの地鶏団子に、鶏肉、豆腐、きのこ、白菜、ネギが塩出汁に入っています。鍋の下にはランプがついていて、熱々がいただけました。

          程よい塩味で素材の味が損なわれること無く味わえました。

          そしてお陰で体ももちろん温まりました。

           

           

          | 弘前りんご | グルメ | 06:31 | comments(0) | trackbacks(0) |
          今日1月27日は、モーツァルトの誕生日
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            (モーツァルトのオペラ)

             

            モーツァルト(ヨーゼフ・ランゲ作 1756年1月27日 - 1791年12月5日 wikipediaより)

             

            年末にモーツァルト歌劇全集のDVDを購入しましたが、なかなか時間が取れなくて、わずかしか聴けていません (T_T)

             

            そんなモーツァルトのオペラの中で、ダ・ポンテ三部作と呼ばれるものがあります。

            モーツァルトがダ・ポンテの台本に基づいて作曲した3つのオペラ、”フィガロの結婚”、”ドン・ジョバンニ”、そして”コジ・ファン・トゥッテ”を指します。いずれも、”魔笛”や”後宮よりの逃走”と並んで、今でも盛んに上演される人気作ですね。

             

            ジャンルとしてはオペラ・ブッファ。王侯・貴族階級を聴衆に想定して書かれたオペラ・セリアに対して、市民的で、取り上げるテーマも世俗的な内容になっています。そしてモーツァルトによって頂点に達したと考えられます。

             

            コジ・ファン・トゥッテの一場面(METライブ・ビューイングより)

             

            (その中のコシ・ファン・トゥッテ)

            コシ・ファン・トゥッテは、三部作の中でも、特に重唱が多いのも特徴の一つです(30曲のアリア中、16曲が重唱)そういう意味では、優れた歌い手が複数起用される必要があり、うまく行けば聴き応えのある作品でもあります。

             

            (あらすじ)

            ただ、内容が当時としては不道徳と映って、人気が出なかった経緯があります。美人姉妹のそれぞれの恋人が、ある男の挑発に乗ってしまい、それぞれの恋人の貞節を確かめるため、入れ替わって誘惑するというもの。タイトルの”コシ・ファン・トゥッテ”は、”女はそうしたもの”という意味です。今こんなこと言ったら、ポリティカル・コレクトネスで非難轟々でしょう ^^;)

             


            リヒャルト・ワグナーの写真(wikipedia)

             

            (ワーグナーの見解)

            面白いのは、有名な指揮者ハンス・フォン・ビューローの妻(リストの娘コジマ)と不倫のすえ、ビューローから奪い取って結婚したワーグナーが、このオペラを内容が不道徳だと酷評していることです。まさに音楽界の*進党、今ならブーメランが飛んできます ^^;)

             

            尤も、ワーグナーの音楽家としての成功は、コジマの内助の功が大きかったためとも言われ、後世のワーグナーファンにとっては、良かったのかもしれませんが....

             

            (参考までに)

             モーツァルト:コシ・ファン・トゥッテ

             ベーム指揮、フィルハーモニア管弦楽団

             https://www.youtube.com/watch?v=grmv1ZFCyYU

             

             

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            #モーツァルト #1月27日 #誕生日 #モーツァルト歌劇全集 #コシ・ファン・トゥッテ

             

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            | 弘前りんご | 音楽 | 06:03 | comments(0) | - |
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