(呼び名から応為)
普段親から、おーい、と呼びかけられていたところから、江戸っ子の洒落っ気か、自分の名前にしてしまったという浮世絵師、応為。
NHK特集ドラマ『眩(くらら)ー 北斎の娘』
そしてその親とは葛飾北斎であり、応為は二番目の妻との間の娘です。
葛飾北斎、応為 親娘、wikipedia
(北斎譲りの絵の才能)
自由奔放な性格が災いして婚家から離縁されてからは、北斎が天寿を全うするまでそばに居て、その世話をしたことで知られています。
これまで、父の浮世絵師としての偉大さの影に隠れていた感がありますが、しかし、その娘もただものではなかった。
父北斎をして、女性画を書かせたら娘には自分は敵わないと言わしめた娘。
それを如実に示すのが、この絵。
春夜美人図あるいは夜桜美人図(メナード美術館)
無款ですが、彼女の作品と同定されています。
元禄時代に活躍した女流歌人・秋色女を描いたとされる作品ですが、常夜灯、雪見灯籠の2つの明かりに照らされ、闇の中に浮かぶような女性像。
カラヴァッジョ、ラトゥール、レンブラントを彷彿とさせる光と影の見事な調和。
そして上手いだけでなく、裏彩色という技法を駆使して、日本画が苦手とするカラーの濃淡を見事に表現しています。
吉原格子先之図(wikipedia)
他にも、この吉原格子先之図などの、やはり見事な光と影のコントラストを活かした作品があります。
一度実物を見てみたいものです。
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