弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
丸の内で夕食
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    東京で厚生労働省の班会議があった日、帰りの飛行機まで時間があったので、丸の内で途中下車して、三菱一号館美術館へ。プラド美術館展を見た後、その地下のレストラン街で夕食を取ることに。
    美術館の地下出口のすぐ前で、雰囲気の良いお店が目に入ったので、そこに入りました。



    お店の名前は、マンハッタン・グリル。レストランというより、バルと言った雰囲気の店です。



    班会議での発表も無事終わったので、それをちょっと祝して、
    まずはスパークリングワインを。



    あてに、こんな洒落た一皿。一品一品がいい仕事しています。
    特に真ん中のタコのマリネ風。もうちょっと欲しくなりました。



    次に、山形三元豚のテリーヌ。
    ナッツも入っていて、ボリュームも十分でした。



    そして最後に、パスタ。
    濃密卵のカルボナーラという名前でしたが、たしかにソースは濃厚でまろやかな味で、好みでした。
    ベーコンもいいスモーク感がありました。
    すっかりいい気分になって、羽田空港に向かいました。
    しかしその時、まさか大変なことが待っているとは知る由も無かった、って、ちょっと大げさか (^_^;)

     
    | 弘前りんご | グルメ | 06:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
    ミイラ取りがミイラになる? いやちょっと違うか。 プーランクのオーボエ・ソナタ
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      皆さんは、フランシス・プーランク(1899年1月7日-1963年1月30日)という、フランスの作曲家をご存知ですか?


      実は、クラシックを聞き始めた頃、クープランのことだと勘違いしていた時期が在りました。そしてラヴェルの”クープランの墓”という作品は、てっきり彼の死を悼んだ作品だと思っていたんです。

      音楽好きの方と ”クープランの墓”の話をしていて、なんか噛み合わないなあと思ったら、それが原因でした。お恥ずかしい限りです ^^;)

      尤も、この作品のタイトルの日本語訳”クープランの墓”にも問題はあって、本来ならクープラン時代の様式による追悼組曲というべきもので、クープランの個々の作品との関連性は無いということです。



      (チェンバロの復活に貢献したワンダ・ランドフスカと共に: wikipedia)

       


      (ジャン・コクトー(ピアノ)とフランス6人組、プーランクは右から二人目)

      プーランクは、フランス6人組と呼ばれる、フランス近代の作曲家グループの一人ですが、独特のエスプリにあふれた作品を、器楽曲、室内楽曲、管弦楽曲、オペラ、歌曲、バレエ音楽にと、実に広範なジャンルで残した作曲家でもあります。彼はピアノを始めた幼い頃にシューベルトに憧れた事から、歌曲作品にも優れた作品が多いですね。

      さて、プーランクの傑作の一つ、オーボエ・ソナタ(オーボエとピアノのためのソナタ FP185)
      彼が畏友プロコフィエフの追悼のために作曲した作品ですが、完成後に彼自身もまもなく亡くなり、遺作ともなったものです。ミイラ取りがミイラに? ^^;)

      そのためか、ただならぬ悲壮感に満ちています。

       

      また、作品の演奏技術のレベルと完成度の高さから、シューマン「3つのロマンス op.94」、サン=サーンス「オーボエ・ソナタ op.166」と並ぶオーボエ奏者にとって、無くてはならない重要なレパートリーの一つになっています。


      フランシス・プーランク - オーボエとピアノのためのソナタ(FP185)

      Maurice Bourgue (Oboe), Jacques Février (Piano)
      http://www.youtube.com/watch?v=hY1j_DJDOf8

       

      彼はフルートにも素敵な作品を残していますね。

      フルートとピアノのためのソナタ(FP164)

       

      他にも、子象のババールのおはなし(FP129) という、絵本のために作曲した、朗読付きの楽しい作品もありますので、ぜひ一度聞いてみてください。

      小さなお子さんにも楽しいかと。

      https://www.youtube.com/watch?v=GPNOCR0RszU

       

       

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      #プーランク #フランス6人組 #オーボエソナタ #シューベルト #歌曲 #ランドフスカ #ジャンコクトー #子象のババールのおはなし

       

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      | 弘前りんご | 音楽 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
      ワンコインランチめぐり(27)_ 麺屋ひまわり
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        ワンコインランチブックで尋ねるお店、27店目は弘前市松森町の交差点にある、麺屋ひまわり。

        ここは麺類を頼むと、カレーライス、マーボー丼、中華丼、チャーハンの中から好きなものをセルフサービスで幾つか取って食べられるというサービスをやっています。そのため若者、家族連れで賑わっていますね。



        さて、ワンコインランチのメニューは、スタンダードな味噌ラーメン。
        メンマ、刻みネギ、チャーシュー、ノリ。味噌は濃厚だけど、口当たりのよい若干甘口。
        万人向けというところでしょうか。


        (リフティングなるものをやってみました。結構一人では難しい ^_^;)

        麺は腰のある中太麺。テーブルには刻みタマネギが置いてあって、好みで自由に入れるようになっています。
        試しに入れると味噌スープによく合いますね。スープの味に変化が出ていいです。

        右上方に見えるのは、ラーメンが来るまでに食べ終えた、チャーハンに中華丼のアンを掛けた、自作あんかけチャーハン (^_^;)

        味もよく、ボリュームもオプションのあんかけチャーハンを含めてたっぷりとあって、お得な500円でした。

         
        | 弘前りんご | グルメ | 05:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
        現代音楽の夜明けに立ち会った作品_シェーンベルクの浄められた夜
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          (Arnold Schönberg, 1874年9月13日 - 1951年7月13日 wikipedia)

          シェーンベルクといえば、無調あるいは十二音技法といった、現代音楽の基本楽式を確立させた作曲家として有名ですね。でも初期にはその前段階として後期ロマン派としての濃密で、非常に美しい響きの音楽を書いています。管弦楽曲の”グレの歌”、そして弦楽六重奏曲として書かれた ”浄められた夜”がその代表です。

          その後の現代音楽は難解で一般の人にはなかなか受け入れがたいため、それら初期の作品が人気を保ちました。おかげで、シェーンベルクをそれをいろんな形に編曲したものを提供することで、生活の糧にしていたようです。




          さて、その記念碑的作品である、”浄められた夜”ですが、
          この作品が作曲されたのが、1899年まさに世紀末の頃です。その時代を反映して、たとえば、絵画なども、グスタフ・クリムトやエゴン・シーレなどによる官能的、退廃的な作品が登場した時期ですね。音楽においても、後期ロマン主義による作曲法に行き詰まりがみられていました。
          古典的調性から徐々に逸脱してきた西洋音楽が、彼の生きた頃には、ある意味限界に達していたとみられます。苦闘の末、それに対する一つの回答として、無調、十二音技法を彼は考案するに至ったわけです。

          歴史にIFはないと言われますが、生まれた時代がもっと前なら、ロマン派のスタイルの優れた作品を数多く書いていたものと思われます。しかし、真の芸術家である彼に、停滞は許されなかったということでしょうか。

          この作品は、詩人のリヒャルト・デーメルの同名の詩に基づいて作曲されました。
          男女が月光の下を連れ立って歩いています。子を身ごもったことを知った女が、(子の父ではない)新しい恋人にそれを打ち明けて許しを請い、男は許しを与えるといった内容。まさに世紀末的内容ですね。
          前半の苦悩に満ちたような暗い曲調から、一転希望の兆しが見えるのが15分少し前頃。同じ主題を変化させていますが、その美しさは比類ないものです。



          今日は、カラヤンの演奏でどうぞ。
          http://www.youtube.com/watch?v=U7a36rTZdX8
           

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          #現代音楽 #シェーンベルク #カラヤン #ベルリンフィル

           

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          | 弘前りんご | 音楽 | 06:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
          ようやく撮れました。藤崎の白鳥達_藤崎町の白鳥飛来地
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            以前から気になっていたカメラ、CANON EOS7D mk2



            今回借りることが出来ました。前回撮りに出かけた時は、
            カメラの日付設定を指定なかったので、2001年の撮影になってしまい、
            今回気を撮り直して再度白鳥を撮りにゆきました。




            前回は夕方近くだったので、白鳥はあまり多く居なかったのですが、
            今回は早朝のためか、それこそわんさか居ました (*^_^*)
            そして粘って、思った構図のところに飛んで来るのを待ちました。




            それにしてもこの時期、立っているだけで体の芯まで冷えてくる寒さ。
            しかし、待った甲斐がありました。
            朝、次々に飛び立つところに立ち会えました。














            この弘前市のお隣の藤崎町の平川の白鳥飛来地には、鴨もたくさん居ました。





            次は雪が降ったらまた撮りに行こうかと思っています。
            暖かくして (^_^;)

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            #白鳥 #藤崎白鳥飛来地 #岩木川 #鳥撮り

             

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            | 弘前りんご | 写真 | 06:43 | comments(2) | trackbacks(0) |
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            (弘前りんご)

            自身もバロック音楽の研究者であり、演奏家であるサルデッリが書いた、”失われた手稿譜 ー ヴィヴァルディをめぐる物語 ー” では、ヴィヴァルディが亡くなった直後から漂流し始める、ヴィヴァルディが残した膨大な手稿譜が本当の主人公であり、小説の形をとっているものの、そこに書かれたことはほとんどが事実です。

            しかし、その手稿譜がたどったその後の運命は、数奇としか言いようのないものでした。

            手稿譜を借金の方に取ろうとする債権者、取られるのを防ごうとしたヴィヴァルディの弟。

            修道士会に寄付されたものの、その価値がわからない修道士たちは、それをごみのように扱い、教会の倉庫の奥に放り込でしまい、長い年月の眠りにつきます。

            その後その存在を知った貴族が個人のコレクションとして入手。

            研究し、その散逸を防ごうとした研究者と、骨董的価値にのみ注目するファシスト政府との攻防。

            いずれも手に汗握る展開で飽きさせません。

            最大の貢献者の一人、ジェンティーリが追われて大学を去るときの言葉

            ”正しきものは、とこしえに記憶される” が、心に染み入ります。
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            旅屋とは、故あって自分は旅に出ることが叶わない依頼人に代わって旅をして、本人の代わりに希望の体験や目的を果たして、その旅の記録を依頼者に成果として届けるというもの。それを思い立ったのは偶然の出会いから。

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            旅屋の仕事としての旅によって、契約内容を遥かに超える成果(人間関係のもつれを解き、凍てつきを融かす)がもたらされるだけでなく、主人公、そしてそれを取り巻く人々の心までも癒やしてゆきます。

            そして成功するまでは故郷には帰れないと覚悟している主人公が、故郷で待つ母のおかえりという言葉を聞ける日も間もないというところで、小説は幕を閉じます。

            まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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