2015.04.30 Thursday
何を今更ですが、クラシック音楽の楽しみとは。
音楽にはもちろん様々なジャンルがあります。そして人によって好みが分かれます。
私は演歌一筋!とおっしゃる方がいるように、一つにジャンルにこだわり、それを追求する人もいれば、私は雑食ですからと、ポピュラーからクラシックまで様々なジャンルを楽しむ人もいます。
また、一つの大きなジャンル、例えばクラシックの中でも、バロックしか聴かないという人もいれば、現代音楽以外に関心はないという人も。そしてもちろん、そんな分類なんか知ったこっちゃない、面白ければなんでも聴くという(私か ^_^;) 人も少なからずいます。
ただ、いわゆるクラシックが、ポピュラーやジャズと違う点は、同じ曲を異なる演奏者が演奏するのが基本だということ。もちろん、ポピュラーでもカバー曲とか、アレンジと言った具合に、違う人が歌うケースもありますが、それは数的にはまれです。
なので、クラシック音楽を聴く場合の大きな楽しみの一つに、例えばベートーヴェンの交響曲5番のCD,コンサートが数多くあり、それを聴き比べて、ああだこうだというものがあります。
さらに、同じ音楽家の演奏でも、時期とともに変わってゆくことを、今の時代ならCD、Youtubeなどのメディアで後追いすることも可能ですね。
あんなにハツラツとした演奏をしていた人が、今や円熟した、あるいは枯れた演奏をするなんて、でもこれもいいな、とか言った楽しみ方もあるわけです。その場合、以前はあんまり好みじゃなかったけど、最近の演奏は魅力的だと、受け取り方も変わって来たりします。それがいずれも同じ曲でありながらです。
私にとって、そんな演奏家のひとりが、エフゲニ・スヴェトラーノフです。
壮年期、ソビエト国立交響楽団を指揮していた頃、指揮台に写真のような赤い扇風機を備えて (メタボのため? ^_^;)、汗をかきかき、爆演とまで呼ばれた演奏を繰り広げていた頃は、そのイメージが先行してしまったせいもあり、あまり聴くことはありませんでした。
しかし、ヨーロッパの他のオケで客演するようになり、特に晩年近くからスウェーデン放送管弦楽団といくつも録音を残していますが、それが以前のイメージを覆す、精緻な音楽作りをするようになったように感じました。それからは、その録音を探してはCDを買い集めてきました。
これは私にとって、好ましい変化でした。これもクラシック音楽における楽しみ方だと思っています。
私は演歌一筋!とおっしゃる方がいるように、一つにジャンルにこだわり、それを追求する人もいれば、私は雑食ですからと、ポピュラーからクラシックまで様々なジャンルを楽しむ人もいます。
また、一つの大きなジャンル、例えばクラシックの中でも、バロックしか聴かないという人もいれば、現代音楽以外に関心はないという人も。そしてもちろん、そんな分類なんか知ったこっちゃない、面白ければなんでも聴くという(私か ^_^;) 人も少なからずいます。
ただ、いわゆるクラシックが、ポピュラーやジャズと違う点は、同じ曲を異なる演奏者が演奏するのが基本だということ。もちろん、ポピュラーでもカバー曲とか、アレンジと言った具合に、違う人が歌うケースもありますが、それは数的にはまれです。
なので、クラシック音楽を聴く場合の大きな楽しみの一つに、例えばベートーヴェンの交響曲5番のCD,コンサートが数多くあり、それを聴き比べて、ああだこうだというものがあります。
さらに、同じ音楽家の演奏でも、時期とともに変わってゆくことを、今の時代ならCD、Youtubeなどのメディアで後追いすることも可能ですね。
あんなにハツラツとした演奏をしていた人が、今や円熟した、あるいは枯れた演奏をするなんて、でもこれもいいな、とか言った楽しみ方もあるわけです。その場合、以前はあんまり好みじゃなかったけど、最近の演奏は魅力的だと、受け取り方も変わって来たりします。それがいずれも同じ曲でありながらです。
私にとって、そんな演奏家のひとりが、エフゲニ・スヴェトラーノフです。
壮年期、ソビエト国立交響楽団を指揮していた頃、指揮台に写真のような赤い扇風機を備えて (メタボのため? ^_^;)、汗をかきかき、爆演とまで呼ばれた演奏を繰り広げていた頃は、そのイメージが先行してしまったせいもあり、あまり聴くことはありませんでした。
S Rachmaninov: Symphonic Dances. SVETLANOV, USSR SO
http://www.youtube.com/watch?v=NW5T9WuInIAしかし、ヨーロッパの他のオケで客演するようになり、特に晩年近くからスウェーデン放送管弦楽団といくつも録音を残していますが、それが以前のイメージを覆す、精緻な音楽作りをするようになったように感じました。それからは、その録音を探してはCDを買い集めてきました。
Wilhelm Stenhammar,Symphony No.1
https://www.youtube.com/watch?v=WabC-5Sa1JAこれは私にとって、好ましい変化でした。これもクラシック音楽における楽しみ方だと思っています。