弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
津軽の古木
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    津軽には魅力的な年古る木々があります。





    弘前公園の桜、春と秋。





    岩木山山麓の、高照神社の境内奥のヤナギとカエデの木。



    大石武学流の国指定名勝である、平川市の盛美園の古木(イチイの木)



    黒石市薬師寺の石割楓。





    鰺ヶ沢町種里の大浦光信の廟所の杉の大木。

    いずれも、木の精が宿っていると言っていい趣のある木々です。
    きっともっとあることでしょう。今度はそんな木を探して歩こうかな?

     
    | 弘前りんご | 紀行 | 06:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
    津軽のルーツ_大浦光信の舘
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      白神山地を眺めた後、海岸線を北上し種里に向かいました。



      種里の光信公の舘入口(種里城址)




      舘前に立つ光信公の像

      大浦氏の種里城址の隣接する場所に、光信公の舘という、展示館が建てられていました。
      大浦光信は、津軽藩の初代藩主である為信の4代祖先にあたります。


      光信公の眠る廟所

      そこに入る前にまず光信公の埋葬されたところに行きました。舘から坂を少し下った、日中でも暗い、鬱蒼とした、まさに霊気が宿っているような、大木、古木に囲まれたところに、光信公の廟所がありました。
      といっても、柵で囲まれた区画で建物があるわけではありません。なんでも光信公のご遺体はこの下に立った状態で埋められているとか。




      霊気を十分に浴びた後 (^_^;)、光信公の舘(記念館?)に戻りました。



      光信公由来の品々が数多く展示されていましたが、中でもこの鎧兜は重厚な雰囲気を醸し出していました。武具でありながら、鎧兜は芸術品でもあると感じます。

      ここを最後に、今回の白神の旅は終わりました。

       
      | 弘前りんご | 歴史 | 06:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
      津軽藩発祥の地を訪ねる。その前にちょっと寄り道。
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        白神のなんちゃって登山を済ませた後、津軽藩発祥の地、種里を訪ねるべく、車を走らせました。
        しかし、お腹もすいたことだし、途中の深浦横磯にある食堂あずまに立ち寄りました。




        ごく普通の田舎の食堂風ですね。でも、出てきた刺身定食ですが、



        これで一人前です (^_^;) 
        どーんと大盛りの刺身、タラの子(たつ)の刺身。水と海鞘の水物。タラのフライ。モズクの酢の物。




        刺身の皿(アワビが一個丸ごと乗っています)だけでも町でなら2−3000円は取られる内容です。
        すべて、目の前の海で採れたばかりのもの、鮮度も抜群です。



        マグロの子、肝臓、胃袋の煮つけ。これが絶品。これだけでお酒何杯でもいけそうです(もちろん昼間なのでノンアルコールですが)



        大きな土鍋にタラ汁。
        さらに写真にはありませんが、サザエのつぼ焼きが一人二個付きました。(この2品はサービスとのことでしたが)もう食べ始めると、みんな無口になってしまい、食べ終わったら、ため息が出ました (^_^;)

        これだけでも遠くまで来た甲斐がありました。


        ということで津軽藩のルーツ探訪は、次回に (^_^;)
        | 弘前りんご | グルメ | 06:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
        なんちゃって、白神登山 (^_^;)
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          この日曜日に、秋田県側から白神を見晴かす (^_^;)というツアーを敢行しました。
          元山岳部の方が、登山経験の少ない同行者を慮って、なんちゃって登山(少々山道を歩くという程度)に連れて行ってくださったという次第です。






          弘前から高速に乗って能代まで行き、そこから海岸線にでて北上するコースを取りました。
          秋田県側に入るとものすごい濃霧に驚かされました。しかし能代に着く頃には見事な快晴となりました。






          まずは八森ぶなっこランド。山は見事に紅葉していました。



          森林科学館の建物の中に入ろうとして、異様な臭い。内外にカメムシの大群が群がり、カメムシランドと化していて、仕方なく入館を断念しました (^_^;)







          次に八峰白神ジオパーク。白神を通って、秋田と青森を道路でつなぐ計画があったのですが、自然保護の観点から断念したという経緯が書かれた石碑がありました。二ッ森の展望台があるというので、ここはしっかり登りました。結構風が強かったのですが、見事な山並みと紅葉を目に出来ました。



          次に白神登山口を目指したのですが、途中普段目にすることのない、見事な三角形の岩木山を望むことが出来ました。







          白神はブナの原生林で有名ですが、この辺りは見事な白樺が山肌一面を覆っていて、なかなかの景観でした。





          おかげで見事な木々と紅葉で目の保養になりました。

          このあと、種里にある津軽藩発祥の地、始祖 光信の館に向かいました。(続く)

           
          | 弘前りんご | 旅行 | 06:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
          新店(ラーメン)開拓 (^_^;)
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            先週末、所用で出かけたところの近くに、以前から気になっていたラーメン屋さんがあったので、時間もお昼ということで立ち寄りました。



            土手町通りから一本入った、品川町の通りの角にある、中華そば ”ちじま”。



            L字型のカウンターと小上がりが2か所のこじんまりとしたお店です。
            そしてメニューは至ってシンプル。中華そばとチャーシューめん。(他には、おにぎりだけ)
            潔いですね。市役所近くの中華そば屋のマル金さんもそうでした。期待が持てます (^o^)

            カウンターの中では、ネクタイを締めたら似合いそうな、脱サラ風の店主が黙々とラーメンを作り、後は店員さんがひとりのみですが、店の雰囲気は和む感じで悪くないですね。




            しばらくすると、頼んだチャーシューメンが出て来ました。
            麺は津軽ラーメンらしい縮れ麺。そして少し濃い色味のスープ。チャーシューに、刻みネギとシナチクが載った、シンプルなもの。

            麺は普通の太さですが、コシがあってもちもちで、歯触りがよかったですね。

            そしてスープ。最近青森ではこれが煮干しだ!と自己主張の強いスープのお店が多くなりました。しかし、ここのは見た目とは裏腹にまろやかな醤油味。煮干しの味と風味はしっかりありますが、いい感じの甘味が感じられ、そして実にまろやかです。飽きが来ないと感じました。こういうの好きですね。
            一方、チャーシューは、脂身が少なく、好みが分かれるところでしょうか。くどくなくていいとも言えます。

            結構私好みで、店名通り中華そばといういでたちのラーメンでした。

             
            | 弘前りんご | グルメ | 07:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
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