弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
人もすなる夜桜撮影なるものを我もしてみんとてするなり。
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    弘前に暮らして17年、桜の季節はその年の数だけ迎えましたが、これまで夜桜の撮影はまじめにやったことはありませんでした。今回夜桜撮影のワークショップがあったので、参加してきました。
    弘前公園内の撮影スポットを巡り、撮影しながら、プロの写真家のアドバイスを受けるというものです。



    スタートは、本丸の岩木山が見える場所。ちょうど日の入りの時刻でした。岩木山はシルエット。全体がセピア色になって、なかなかいい感じです。



    そこから降りて、次のスポット、たかおか橋のたもと。
    橋の下には小舟が係留されていました。
    上を頻繁に人が行き交う喧騒を知らぬ気に、のんびりと浮かんでいました。



    本丸に戻って、日の入り後の岩木山と桜を撮影。いつもオートホワイトバランスに頼っていましたが、今回は色温度の調節をトライしてみました。



    これから10年間は見ることができなくなる、石垣と天守閣と桜のコラボ。
    確かに、天守閣の下あたりからこちら側への石垣が心なしか膨らんでいるのが見えます。崩壊する危険性がある、これが石垣修理を決定した理由です。



    次は、西堀でスローシャッター(長時間露光)撮影を体験。絞りをいじって、ベストと思える写真が撮れるまで試行錯誤。ようやく、この一枚が何とか撮れました。花筏が流れるのが撮れました。



    最後は桜のトンネル。これは雪洞が結構明るく、また人通りがこの時間(8時近く)でも相当あって、なかなか納得のゆくものが撮れませんでした。

    しかし、いろいろ初めての経験、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。ワークショップの企画をしてくださった成田さん、撮影指導してくださった岾谷さんにお礼申し上げます。

     
    | 弘前りんご | 写真 | 08:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
    弘前市役所そばの中華そば (^_^;) マル金
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      弘前公園で桜を見た帰り、お腹が空いたので、ちょうど通りかかったこの店に入りました。
      以前から、その存在は知っていて、気にはなっていたのですが、あの田沢食堂同様、入るチャンスがこれまでありませんでした。




      店の生業が何かストレートにわかる、実に潔いたたずまいです。



      カウンター席が5席に、入ってすぐ左手に小上がりに4人用のテーブルが3つ。そのほかに椅子席が8人分、奥に座敷があってやはり4人掛けテーブルが3つでしょうか。表から見た印象より、結構席数がありますね。
       
      メニューは、表の雰囲気から感じたのと同様、いたってシンプルで、ラーメンは、中華そば1つのみ。ほかに、麺の大盛りやチャーシュー抜きといったオプションがあるのと、ライス、おにぎりが数種あるのみ。ラーメンで勝負するということですね。でも東京など大都市に多い、芸術家でもあるかのようなオーナーの気負いを感じさせるようなものではありません。



      出てきたのは、中華そばの普通盛り。大きなチャーシューにシナチク、麩、そして刻み葱と、トッピングもシンプル。麺はふつうの太さの縮れ麺。スープは魚だしの醤油味。私好みです。
      道具立てはシンプルながら、麺とスープの組み合わせはいいですね。




      また、弁当、おにぎりなどの持ち込みもOKという、懐の深さ。気に入りました。
      ご馳走様でした。
      | 弘前りんご | グルメ | 06:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
      満開の桜_弘前さくらまつり
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        今回二度目の弘前公園桜祭り来訪です。
        桜はほぼ満開でしょうか。そして朝7時に付いたのですが、既に人でいっぱい。
        皆さん、思い思いに散策したり、写真を撮ったり、露店をひやかしたり、お弁当を広げたりと様々。
        でも、どなたも楽しそう。




        市役所の屋上からの眺め



        朝日が欄干をつややかに照らしています。



        毬のように丸くなって咲く弘前公園のソメイヨシノ



        朝日を受けて、見事に水面に桜が写っています。





        風が止んだので、急いで撮影



        西堀に掛かる橋



        残念ながら、このボート(公園の西堀)に、まだ乗ったことありません (^_^;)



        オシドリの飛び込み



        水面に届かんばかりに枝が下りています。



        桜のベールを羽織った(?)弘前城



        ナルシストの白鳥?



        自然と溶け合った、前川國男設計の弘前市博物館



        お母さんの呼ぶ声が聞こえていないのか、どんどんと奥へと (^_^;)
        今の咲き様からすると、GW後半は、花吹雪、花筏となるように思います。

         
        | 弘前りんご | 紀行 | 07:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
        待ちに待った桜の季節_弘前公園の桜まつり開幕
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          雪深く長い冬が終わって、津軽の人が待ちわびていた桜の季節がやってきました。
          特にここ数年記録的な降雪のため、その思いは一入でしょう。
          その桜が、昨年は花芽を小鳥に食べられて、ずいぶんと減ってしまい、残念な思いをしました。
          しかし、今年は鷹で追い払うなどの効果があったのか、花芽の数は戻り、見事な開花となったようです。




          外堀の桜は、9分から場所によって、もう満開というところもありました。



          内堀も開花が進み、桜が水面に映し出されていました。





          内堀に沿って植えられた桜。幹の形がさまざまに変化して、花以外にも目を楽しませてくれます。



          下乗橋と桜、天守閣を望む場所。この後桜が散ると、水面には一面、花筏が見られます。



          天守閣と桜。



          堀の水の濃い緑がバックとなって、桜を引き立てています。



          椿の赤と緑そして桜の薄紅色が、いいコントラストを作っています。



          弘前公園の桜(ソメイヨシノ)は、まりのように丸く、集まって咲きます。



          桜の花に差す光がアクセントとなっています。



          一方、日蔭では白さが増すように感じます。



          お堀のオシドリが、喧騒をしり目に優雅に泳いでいました。



          花より遊びに夢中の子供たちが。

          今度は夜桜を撮りに行く予定です。
          | 弘前りんご | 紀行 | 06:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
          津軽の鳥居の鬼こ_五所川原編(1)
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            弘前、平川、板柳、鶴田、黒石と続いて来た、津軽の鳥居の鬼こ。
            今回から、いよいよ五所川原編。
            五所川原も弘前と共に、鬼この多いところのようです。
            何回かに分けて訪ねることにしました。



            まずは、神山鶉野にある、闇おかみ (くらおかみ) 神社 



            一の鳥居の前の社柱の傍に、力士風の鬼こが、まず一体。全身が青い。



            さらに、鳥居の左側には、濃い緑の鬼こが、ガラス張りの箱の中に一体。
            一般的な鳥居の鬼こは、鳥居の上部を横に走る、貫と島木の間の額束の位置にあるのですが、これらはどちらも鳥居から降りた場所にあります。



            さらに奥の二の鳥居にも鬼子はおらず、二体でお終いかと思われたのですが、



            居ました、その先の拝殿の屋根の下に、赤い鬼こがもう一体ありました。



            でも、鬼こというより、残念なアトムといった風貌(^_^;)
            愛嬌があると言えなくもありませんが。高い位置にありながら、誰が供えたのか、お酒の瓶が。





            境内には、立派なご神木の古い松が、つっかえ棒でようやくといった雰囲気で立っていました。
            その風貌から、神社の古さがうかがえます。



            またここにもほっかむりした狛犬がいました。
            手拭いで頭を包むのには何か言わればあるんでしょうか。
            ご存知の方は、居ませんか?

            参拝を終え、次の神社に向かいました。

             

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            #津軽の鳥居の鬼 #五所川原市 #神山鶉野の闇おかみ神社

             

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            | 弘前りんご | 鳥居の鬼こ | 07:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
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            そして成功するまでは故郷には帰れないと覚悟している主人公が、故郷で待つ母のおかえりという言葉を聞ける日も間もないというところで、小説は幕を閉じます。

            まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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