弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
弘前散歩 2014年3月
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    弘前に来て、早18年目となりました。
    本当に月日の経つのは早いです。

    最初は長く雪の多い弘前の冬になかなか馴染めませんでした。




    しかし、今では少なくとも写真を本格的に撮るようになってからの数年は、この弘前のそれまで気付かなかった秘密(?)や魅力に触れることが出来るようになりました。そのおかげか、それぞれの季節もその味わいとともに受け入れられるようになりました。もちろん雪が少ないに越したことは無いですが。

    これから少しづつでも、その時々の津軽弘前の何気ない風景を撮りためてゆきたいと思っています。




    なんといっても身近にあり、その季節毎の魅力を見せてくれるのは、職場近くにある最勝院であり、その五重塔でしょう。





    昨年の11月から降り始めた雪は、かなり積もったものの、前年よりはかなり少なくて、この3月には随分と融けました。



    このまま春を迎えてくれることを願っていますが、雪景色への名残を今では感じるようになりました。
    (まあ、春がそこまで来ているから言える言葉ではありますが ^^;)

     
    | 弘前りんご | 紀行 | 06:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
    板柳のそばの名店、再訪
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      板柳に来る用事があって、まず思い浮かべたのが、このお店に寄れるかな?ということ (^_^;)



      板柳の国道沿いにある、そばのむらかみ。私の好きな、噛み締めて味わうタイプのいわゆる東北のそば。



      店に入ると、一番奥の少し広めのこあがり。そこから岩木川の向こうに岩木山が。でも今日は霞んで残念ながらうっすらとシルエットしか見えませんでした。



      今日は何を頼もうかとお品書きを見たところ、くるみそばが。



      それを頼むと、小さなすり鉢にたっぷりのクルミが入ったものが、お茶と揚げそばと共に、まず運ばれてきました。



      それをすりながら、そばの到着を待つこと15分ほど。



      蕎麦がやってきました。姿のいいそばです。真中の小さい鉢には水そばが、そばの味見用に。



      すったくるみにつゆを注いで準備OK。
      ちょっと濃いめのつゆですが、くるみの自然な甘味と相まってちょうど良い感じでした。
      美味しいそばを堪能させていただきました。ご馳走様でした。


       
      | 弘前りんご | グルメ | 08:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
      久々の鉄分補給
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        結局蓋を開けてみると、この冬は記録的豪雪と言われた昨年の冬より降雪量はおおかったとか。なんともはやです。どうも三月に入っても何度も降ったせいらしいです。



        おかげで鉄道写真を撮りに行く元気もなく(鳥居の鬼コは豪雪でも撮りに行ったくせに!)、鉄分補給が出来ていませんでした。ということで、この日曜日に鬼コを平川に撮りに出かけたついでに (ついで鉄です ^^;)、弘南鉄道の新里駅に立ち寄り、蒸気機関車に挨拶してきました。



        露天なので、結構車体が痛むのではないかと心配でしたが(実際、サビが浮いているようにみえるところも)、迫力ある姿を見せてくれました。



        通りかかった、なんちゃって東急のジュラルミン車両とツーショットも。





        この前に見に来たのは、前の年の正月。今度はまた来年かな?
        それまでお元気で。
        5月頃には、昨年中止になった南部縦貫鉄道の体験試乗会も復活するらしいので、それも楽しみです。

         
        | 弘前りんご | 鉄道 | 07:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
        ご冥福をお祈りします。
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          藤巻幸夫
          伊勢丹のカリスマバイヤーとして名を馳せ、独立後はアパレル関係の会社をはじめとして、多くを成功に導き、ブランドプロデューサーのして活躍。また藤巻百貨店をネットショップで成功させるとともに、政界にも進出。しかし、その直後に54歳の若さで死去。




          そんな藤巻さんに関心を持ち、藤巻百貨店を時折覗いていましたが、昨年の暮れに、気に入ったトートバック型の旅行鞄を見つけて予約注文しました。ようやくそれが届いたのが藤巻さんが亡くなってからでした。
          なんとも、複雑な気分です。

          まだまだ活躍されるべき方だったのに、非常に残念です。
          ご冥福をお祈りします。
          | 弘前りんご | 日常 | 06:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
          陽気につられて (2)
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            今日もいい天気。外に出たくなり、また昼食を近くで取ることにしました。





            道路の雪はすっかり消えています。日陰になっている路地の角に残っているくらい。春は近いと思わせます。



            さて、今回は田沢食堂よりも更に職場に近い、喫茶”綿綿”



            私が弘前に来た時に既にありましたから、少なくとも17年以上は続いているお店です。家庭的な雰囲気なんでしょう、固定客が多いようです。
            高齢のお二人のご令嬢(^^;)が切り盛りされています。




            何とここはメニューがない! みんな日替わりランチを頼んでいたので、私もそれを。
            今日は焼き魚、鶏肉の甘辛煮、大きな麸とたっぷりのわかめが入った味噌汁、大根おろし、長芋の酢の物。実に家庭的なメニュー(^_^;)。これにりんごのデザートが後から出てきましたが、合わせて600円でした。値段も家庭的?

            ごちそうさまでした。
            | 弘前りんご | グルメ | 06:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
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            まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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