弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
季節が変われば列車も変わる? 春の津軽鉄道です。
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    昨日の話題の続きです。


    2時過ぎに五所川原駅に着いて、改札を出ずにそのまま跨線橋を渡って、向こう側の津軽鉄道のホームへ。


    車庫への引き込み線には、切り紙の桜花をあしらった ”走れメロス号” が止まっていました。



    ホームには運行車両は停車していませんでした。しかし、駅員さんが信号機のスイッチのある柱のそばに立っていたので、まもなく入線だろうと思われました。



    案の定、1分ほどするとクラシカルな機関車DD352に牽かれた列車が入って来ました。



    なんと、3月で営業が終わったストーブ列車が繋がれているではないですか。尤も、4月といっても十分に肌寒いこの時期、観光客をお出迎えにストーブ列車も場違いな感じはしないですね。それにこの列車を目当てに来る方も多いでしょうから。



    トレインアテンダントも桜色のユニフォームで、津鉄も春の装いですね。










    また到着後、再び津軽中里駅に出発するため、機関車を反対側につなぎかえる作業を見ることができました。


    桜色のユニフォームの津軽鉄道トレインアテンダントが、お客様をお迎え。

    この日は弘前駅でも、五所川原駅でも思わぬ拾い物があったラッキーな日となりました。

    | 弘前りんご | 鉄道 | 06:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
    鉄道の神様がまたも微笑んでくれたのでしょうか?(^O^)
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      GWの初日、五所川原に所用(^^)がありました。
      車で行くことも考えましたが、せっかくなので、弘前から五能線に乗って向かうことにしました。


      乗る列車まで時間があったので、奥羽線の青森行の普通列車をまずは撮影(701系)。リゾートしらかみなどの特別仕様車の走る時間帯ではなかったので、それほど期待していたわけではありませんでした。


      しかし、ここで鉄道の神様が微笑んでくれたのか、向こうのホームに見慣れない車両が (^^)。クハネ583、モハネ582。昼夜兼行で使用可能な寝台兼用電車ですね。
      臨時列車でした。団体旅行にでも使うのでしょうか?


      気の済むまで撮影した頃に、深浦行きの五能線普通列車(キハ40系)が到着。それに乗って五所川原に向かいました。


      春の観光シーズン到来ということで、家族連れなどの観光客で五所川原の駅は、それなりに賑わっていました。


      そして五所川原での所用を終え、五所川原駅最終10時2分(キハ40系)に乗って帰って来ました。
      思えば最終列車に乗るのは初めて。同じ車両なのに、なぜか最終列車と聞くと、違って見えるから不思議でした。 


      | 弘前りんご | 鉄道 | 07:24 | comments(2) | trackbacks(0) |
      写実とは。速水御舟の絵を見て。
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        速水御舟作 「炎舞」

        速水御舟と初めて出会った絵です。そしておそらく彼の代表作として広く知られている絵でしょう。


        炎に引き寄せられる蛾は、まさにその時の私でした。

        作者に興味を持って調べて、また驚かされました。
        私の好きな琳派の絵を研究するところからスタートし、その後自分の技法のスクラップアンドビルドを繰り返して行ったようです。
        ”梯子の頂上に登る勇気は貴い。更にそこから降りて来て、再び登り返す勇気は更に貴い”
        彼の言葉からも彼の画業の凄まじさが伺えます。

        しかし、その自分に厳しい人が、他者には優しい人でもあったようです。
        不幸にして、列車に轢かれて、足をけがします。その場で彼に駆け寄った運転手に、
        「足を轢かれただけですから、列車を動かしてください。遅れては乗っている人が困るでしょうから」といったそうです。

        速水御舟作「名樹散椿」

        さて、技法の鍛錬の先に得られた一つの作品が、この絵です。


        細部を見ると、実物と見紛うばかりの写実の美。しかし、離れて見るとそんなことに構っているとは見えない造形の美。そしてこの絵の真骨頂は、下地。

        言われなければなかなか気づかない、一見普通に見える金色の下地ですが、それがまさに作者の意図。その実現の方法が尋常ではありません。
        金地がポピュラーな日本画であっても、常識では考えられないほどの大量の金を手間ひまかけて金砂子にして何度も塗り重ねています。そして目指すのはそれ自体を目立たせないこと。

        おそらくそれは、日本画の革新を目指した速水御舟の想い、”画材から発想して日本画の新しい世界を創造する”ということにつながるのでしょう。

        どちらの絵も、東京広尾の山種美術館で出会えます。

        (以上の絵は山種美術館HPより)

        | 弘前りんご | 美術 | 07:48 | comments(2) | trackbacks(0) |
        余生の過ごし方。いえ、電車のことですよ (^^;)
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          人に寿命があるように、車両にもそれがあります。
          人を運んで数十年。老朽化、あるいは新造車両への更新、理由はいろいろあれど、現役を引退する時期がいずれやってきます。そしてそれらの車両はスクラップにされることもありますが、第二の人生を歩むものもあります。


          これは函館市電の1000系車両。もともと東京の都電として活躍後、函館に来て40年。ついに引退の時がやって来ました。



          トラックで運ばれていくその先は?



          函館にある酪農公社に作られる牛乳作りを学ぶ施設に活用されることになったようです。
          余生をここで、また町の人達と共に過ごすことになって、何よりでした。


          | 弘前りんご | 鉄道 | 07:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
          ネットで見つけた面白動物画像集VIII
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            動物の表情や仕草って、人間のそれに匹敵するぐらい、豊かですね。
             
            では、今回もネットで拾った愉快な動物たちの写真を御覧ください。
            改めて、ネットに写真をアップされた方々に感謝致します。(^O^)
            なお、写真へのコメントは私のつぶやきです。
            (今回から、Facebook仲間のコメントも一部併載しました ^^)

            モンローウォーク


            あわわわ、総毛立っちゃった。
            さぁ 何処からでもかかって来い! 俺は誰の挑戦でも受けるぞ!(赤川さんバージョン)
            スリラ〜 ♪(荒井さんバージョン)
            だめだよ! 下敷き擦っちゃ〜(中村さんバージョン)
            まあ、気の済むまでやりな。待っててやるから。



            た、助けてー!


            もう、 私の口紅持っていったの、あんただったの!



            シンクロ!


            なあ、これからどうする?
            そやなあ、とにかく降り方がわからんとどうしょうもないで。



            最近、めっきり歯が弱くなりまして。


            ねえ、遊ぼうよぉ。
            あなたに付き合っているほど、私は暇じゃないの!




            どこが痒いの?



            おねしょしたら、まるごと洗濯されちゃった (^^;)



            この店、ドレスコードに厳しんだよ!



            2つも咥えるのは無理でんがなあ。


            ああ

            もー、あと一つが入んないよ。


             
            進退窮まった!手を伸ばせば落ちる、伸ばさなければ食べられん。

            では、また次回を乞うご期待!(^^;)



            | 弘前りんご | 写真 | 06:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
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            そして成功するまでは故郷には帰れないと覚悟している主人公が、故郷で待つ母のおかえりという言葉を聞ける日も間もないというところで、小説は幕を閉じます。

            まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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