弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
我が家の忘年会_弘前北川端の”じょっぱり寿司”で (^^)
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    今夜は我が家の忘年会。
    家人と二人で弘前鍛冶町飲み屋街近く(北川端)にあるお寿司屋、じょっぱり寿司に行きました。研究室への来客を連れて来ることが多いのですが、久しぶりにプライベートでやってきました。


    30日という押し詰まった日であるにもかかわらず、今夜はいつも以上に先客が多かったですね。まず、お任せで刺身を頼みました。


    ビールでのどを潤していると、しばらくして鮮度の高いネタの刺身が出てきました。
    どれも新鮮で濃厚な味わい。中でもサーモンが脂がことのほか乗っていて絶品でした。


    そうすると日本酒が欲しくなってきますよね。そこで店名と同じじょっぱりの冷酒を頼みました。辛口のお酒が刺身にぴったりでした。瓶の横はお通しのイカと分葱のぬた。これもなかなかおいしかったですね。


    刺身を堪能したら、今度はごはんが食べたくなります。そこで、握りを頼みました。これまた新鮮で、大ぶりのネタが乗った寿司でした。江戸前の上品な寿司とは違いますが、ネタとシャリを堪能できました。


    お寿司を頼むとついてくるエビの頭の入ったお味噌汁。
    これが何とも良いだしが出ていました。
    十分に堪能して、帰途につきました。
    次はいつ来れるかな?

    | 弘前りんご | グルメ | 00:01 | comments(4) | trackbacks(0) |
    コンパクトデジカメ登場10周年
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      今カメラというともはやデジタルが当たり前になりました。私は銀塩カメラからデジタルカメラに移行しましたが、初めてのカメラがデジカメという人が増えています。
      カード型(薄型)のデジカメ、Exilim S1をカシオが2002年に出して、今年で10周年。

      Exilim EX-S1

      スペックは、88×11.3×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約85gと小型軽量。液晶モニタを搭載したデジタルカメラとして世界最薄を謳っていました。1/2.7インチのCCDで有効124万画素。今なら同じサイズのCCDあるいはMOSで1600万画素に到達していますから、隔世の感、10年の間の撮像素子の集密度の増加は目覚ましいものがあります。


      さて、そのCASIOが10周年を記念して、今年出した新型 Exilim EX-ZR1000のAnniversary modelを出しました。5000台限定販売です。


      それを買っちゃいました。
      実は10年前にS1が出た際、銀塩カメラをずっと使ってきて、このスペックでデジタルに移行するかどうか、悩みに悩んで結局買わなかった経緯があり、今回はその意趣返し(?)として決断した次第です。銀塩カメラとデジタルを使い分ければよかったのに、とは当時、後で気づきましたが(^^;)
      さてこの10周年記念モデル。レンズの周りのファンクションリングがシルバーになった本体と特製レザーケースがついて、きれいな化粧箱に入って届きました。
      最新の技術の集積であるデジタルガジェットではあっても、やはり持つ喜びを与えるものになっているのがうれしいですね。

      | 弘前りんご | PC | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
      届きそうで届かない思いのもどかしさ。 ショスタコーヴィチの映画音楽 ”The Gadfly”
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        この時期に相応しい音楽といえば、クリスマスにちなんだものでしょう。
        でも、今聞いているのは縁もゆかりも恐らくないはずの、ショスタコーヴィチの映画音楽 ”The Gadfly"。

         
        (Shostakovich ”The Gadfly−Five days five nights” Naxos 8.553299)

        日本語にすれば、なんだか情緒のない”馬あぶ”というタイトルの映画のために、ショスタコーヴィチが作曲した音楽を集めたアルバムです。CDのジャケットは映画のワンシーンで、なにやら曰くありげな感じですね。権力に翻弄され悲劇的な最後を遂げる活動家の純愛を描いたものらしく、主人公である活動家のあだ名が”馬あぶ”。


        武満徹が”狂った果実”、”砂の女”、”伊豆の踊子”、”どですかでん”、”乱”など、映画音楽を数多く手掛けたことは知られていますが、ショスタコーヴィチも結構な数を作曲しています。それらを聞くと、例えばあの晦渋に満ちた弦楽四重奏などを作曲した人と同じ人とは思えないほど、ロマンティックで甘美なメロディーに溢れています。

        たとえば、”ロマンス”
        http://www.youtube.com/watch?v=oXMbU6eo76I
        ベルリン放送交響楽団 指揮 Leonid Grin )

        もちろん商業音楽ですから、そのものずばり現代音楽といった風情の曲を作ったのでは、次からお呼びがかからないでしょう。でもそれだけではないように思います。彼の心の中に尽きせぬメロディーの泉があればこそ書けたものと思います。現代音楽の中で、古典といえるもの(今も聞き続けられているもの、そしてこれからも聞き続けられるだろうもの)は、その中に歌心というものが私には感じられます。

        それはともかく、このCDを聞くたび、その映画を見たいという思いが募るのですが、見つけられずにいます。旧ソ連時代の映画ですから保存すらされているかどうか?
        ああ、もどかしい!

        映画の情報を持っている人はぜひ、ご一報を!

        PS: 
        ちなみに、このCDに収められたFive days five nightsという曲は、彼の5番のシンフォニーを思い起こさせる緊張感に満ちたいい曲だと思います。
        | 弘前りんご | 音楽 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
        駅なかアート_東京ステーションギャラリー
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          2日前に、改修された東京駅そのものがアートだと書きました。

          その東京駅の中でも美術展示が行われています。会場は東京駅ステーションギャラリー で、タイトルは ”始発電車を待ちながら”。東京駅復元工事完成を記念した展覧会です。

          (東京ステーションギャラリー:ポスター”始発電車を待ちながら”)

          ステーションギャラリーそのものも、東京駅創建当時の煉瓦壁を生かした内装で、それも必見のようですね。


          展示作品は駅、鉄道にちなんだ現代アートが中心で、鉄道ファン必見のものがいろいろとあって楽しめそうです。

          (クワクボリョウタ: LOST #8 tokyo makunouchi)

          たとえば、この写真の下端に見えるように、ミニチュアの電車の先頭にLEDライトを載せて走らせ、そのレールの周りに様々なものを置いて、壁にできる影が刻々と変わるものを見せるというもの。この写真に写っているのは洗濯バサミです。日頃見慣れたものの造形美を、意外性とともに見せてくれます。

          (廣瀬通孝: Sharelog 3D)

          こちらは鉄道系のICカードをかざせば、その日までに乗った20回分の鉄道の径路が映し出されるというもの。特に駅が大きく光り、経路の起点として重要であることが表れています。

          (本庄直季 new tokyo station)

          この写真はミニチュア模型を使った俯瞰図のように見えますが、実際の風景の写真を加工したもの。現実は作り物にすぎないという作者からのメッセージが聞こえてくるようです。
          乗り継ぎの合間に、東京駅でぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか?

          (以上、写真は”奇跡の地球物語”より)



          | 弘前りんご | 美術 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
          マンドリン専門誌に載りました (^_^)
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            家人がコンサートミストレスを務め、私が(一応)顧問を務めているマンドリン演奏団体”プリマヴェーラ”が、マンドリン雑誌 ”季刊 奏でる! マンドリン” で紹介されました。 


            アート紙にフルカラー印刷のなかなかきれいな表紙の雑誌。マンドリンの専門雑誌としては唯一のものです。


            団体の結成の経緯、目指すところについて家人が書いた(私が校正しましたが)本文と、メンバーの写真、弘前音楽祭に出演した時の写真、弘前学院大チャペルでの演奏会のライブ録音をまとめたCDのジャケットが掲載されました。ジャケットのイラストは、世界的な漫画家、山井教雄さんによる、マンドリンと戯れる(?)バッハ、モーツァルト、そして武満徹です。CD1枚1000円、絶賛発売中!(^^)。
            (CDを聴いてみたい方は当方まで連絡を。kifurukawajpn@gmail.com)

            書店で見かけたら、ぜひ手に取ってみてみてください。アマチュア音楽団体の音楽にかける情熱のようなものを感じ取っていただけたら幸いです。



            | 弘前りんご | 音楽 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
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            (弘前りんご)

            自身もバロック音楽の研究者であり、演奏家であるサルデッリが書いた、”失われた手稿譜 ー ヴィヴァルディをめぐる物語 ー” では、ヴィヴァルディが亡くなった直後から漂流し始める、ヴィヴァルディが残した膨大な手稿譜が本当の主人公であり、小説の形をとっているものの、そこに書かれたことはほとんどが事実です。

            しかし、その手稿譜がたどったその後の運命は、数奇としか言いようのないものでした。

            手稿譜を借金の方に取ろうとする債権者、取られるのを防ごうとしたヴィヴァルディの弟。

            修道士会に寄付されたものの、その価値がわからない修道士たちは、それをごみのように扱い、教会の倉庫の奥に放り込でしまい、長い年月の眠りにつきます。

            その後その存在を知った貴族が個人のコレクションとして入手。

            研究し、その散逸を防ごうとした研究者と、骨董的価値にのみ注目するファシスト政府との攻防。

            いずれも手に汗握る展開で飽きさせません。

            最大の貢献者の一人、ジェンティーリが追われて大学を去るときの言葉

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            そして成功するまでは故郷には帰れないと覚悟している主人公が、故郷で待つ母のおかえりという言葉を聞ける日も間もないというところで、小説は幕を閉じます。

            まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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