弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
極寒の函館旅行 (6)_函館でのランチといえば (^^)
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    また食の話題に戻ります (^^;)
    二日目のお昼は、五島軒でということになりました。五島軒は地元の人にとっては冠婚葬祭の時に利用するホール兼レストランという位置づけらしいですが、函館の老舗洋食レストランです。



    なんといっても有名なのは今上天皇ご夫妻がお食べになったカレーです。確かリッチ鴨カレーだったような。でも今回私は、新メニューの蝦夷鹿肉のカレーをいただきました。軟らかく煮こまれ、多種類の香辛料がたっぷりと使われているので、第一印象は言われなければ牛や豚と違うとは感じませんでした。しかし後味にほのかに野生の風味(ってなんやねん)がする気がしました。どちらかといえば少しマトンに近いかなというところです。しかし、その風味がいい感じに生かされていて、私には好みでした。
     


    こちらは同行した内の一人が頼んだ、牛タンシチュー。牛タンが舌の上でとろけるようだと、
    その人は言っていました(舌が舌の上でねえ)。
    今度来たときはこちらを頼んでみようかな?
     


    昼食を終えた後は、湯の川に向かいました。
    それについては次回書くとして、そのあと函館駅に戻ってお茶した店が、スナッフルズの経営するカフェ。これは私が頼んだサワーショートケーキとアプリコットティー。ほのかに酸味が効いて、紅茶ともよく合いました。
     
    ちなみに、このあと夕方5時過ぎのスーパー白鳥で帰青したのですが、
     
     先頭車両(これは珍しい、スーパー白鳥用に改造された785系300番車)

     最後尾の車両(789系)
    その中で夕食に選んだのが、ラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガー。


    ラッキーピエロは函館三大B級グルメの一つ。
    あとの二つは、カルフォルニア・ベイビー(山盛りのバターライスに焼きソーセージを乗せ、ミートソースをかけたシスコライスで有名)

    カルフォルニア・ベイビーのシスコライス

    そしてハセガワストア(焼き鳥弁当と言いながら実はブタ肉の串焼きをご飯に乗せた弁当)。

    ラッキーピエロで持ち帰り用に買ったのは、大ぶりのバンズにたっぷりのレタス、目玉焼き(オプション)、そして甘辛いソース(これが中国風ということかな?)をからめた鶏のから揚げがこれでもかというくらい入っていました。さすがB級グルメの王者の風格十分です。
    それをスーパー白鳥の座席に着いて早速食べ、そしてとどめを刺されました。
    オシマイ!


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    極寒の函館旅行 (5)_函館といえば市電だ!
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      今回の函館旅行はなんだかグルメ旅行色が強くなっていますが、ほかに何があるねん!と、西の方からくだをまかれそうなので、ここでいったん箸休め(^^;)

      何を隠そう(^^;)、旅行の目的の一つには市電の撮影がありました。函館駅前を起点にして、函館どっく前、谷地頭、湯の川の各ターミナルまでという形で全線に乗り、行く先々で撮影してきました。そういう場合に、一日乗り放題チケット(600円)は重宝します。
      以下はその一部です。

      8000系(800系の改造車両)

      700系。現役では一番古い700系の715。
      加速制御は自動車でいうところのオートマ仕様。

      ラッピングが違いますが、最初のものと同じ8000系。

      3000系。屋根を見るとわかるように冷房がついた車両。市電で初めてだそうです。

      なお、型番こそ新しいけれど、800系の改造車である上記の8000系には冷房はついていません。その一方で、加速制御はオリジナル800系がマニュアル仕様に対して、8000系はオートマ仕様に変更になっています。

      3000系。

      700系。

      8000系。

      以上は函館駅前。

      8000系。

      9600系 ラックル号 低床車で近未来的な車両ですね。2010年3月から導入されました。どうりで前回来たとき(2年前の正月)見かけなかったはずです。

      以上は函館どっく。低床といえば、8100系の部分低床車はどこを走っているんでしょうか?見かけませんでしたね。

      760系。これは湯の川。

      2000系。3000系と外見は同じですが、こちらには冷房はついていません。

      こちらは函館どっく行きと、谷地頭行きが分かれる十字街。

      700系。

      こちらは夕暮れ時の函館駅前。

      8000系。

      夜の十字街。

      8000系。魚市場通りあたり(金森倉庫近くです)。

      前回訪れた時はいろんな形があるなあ、くらいにしか思いませんでしたけど、こうしてみると、今やすべての車両はラッピング広告されていますね。そして新旧さまざまな車両をその特徴を確認しながら眺めることとなりました。しかし、残念ながらハイカラ號は今回出会えませんでした。当然除雪車のササラ号(全部にササラと呼ばれる回転ブラシをつけたシマウマ柄の車両)もですが (^^;)。

      これは札幌市電のササラ号(11月27日の大雪で、今シーズン初めて出動したそうです)

      函館市電は、本数が多くてほとんど待たずに乗れるし、主な観光地が路線に沿うようにあるし、端から端まで乗っても250円と安いし、本当に市民の足となっています。でも経営は苦しいとか。何とか地元の人、そして観光で函館を訪れた人々がもっと使うことで支援し、これからも元気で頑張ってほしいと思います。



      | 弘前りんご | 鉄道 | 00:01 | comments(2) | trackbacks(0) |
      極寒の函館旅行 (4)_朝市は朝早く行かなきゃ。当然でしょ。
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        前日ご乱行といってもいいくらい鱈腹食べて、寝る前には、明日の朝食はいいやと思っていましたが、朝起きたら人格が変わったのか、足は朝市に向かっていました(^^;)。



        もっとも昼もいい店に行くことにしていたので、お米は控えて活けのイカ刺しを頼みました。それでもイカを一杯(一匹)分なので、ごらんのとおり、たっぷりの切り身。げぞなど箸で触れると、うねうねと動いていました。

        朝七時ですが、人出はなかなかのもの。
        水槽でイカ釣りして、釣ったものをその横でさばいて刺身やイカどんぶりにしてくれます。



        腹ごなしに、函館ドックに向かいました。

        函館ドックの三角屋根の上に広がる青い空と白い雲。なんだか絵画を見ているような錯覚を覚えました。

        駅から300mほどのところに外人墓地があるというので、向かいましたが、結構な坂を上がったので、体感的には1kmも歩いたような気がしました(途中、少々迷ったし(^^;))。

        墓場カフェ? 鬼太郎が常連なんだろうか?(^^;)

        寒いながらも、晴れてくれたため、墓地から見える湾の雄大な景色は素晴らしいものでした。

        景色を堪能したので、再び市電に乗って十字街の方に戻りました。


        | 弘前りんご | 紀行 | 00:01 | comments(2) | trackbacks(0) |
        極寒の函館旅行(3)_定番のすき焼きと夜景
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          いよいよ、この日の最大イベント(^^;) 阿佐利(あさり)のすき焼きです。場所は宝来町の市電の駅前で、あさり坂のふもとにあります。趣のある玄関からいつものように入ります。周りはすっかり日が落ちて、玄関の明かりが遠目により温かく感じます。

           

          メインはもちろんすき焼きなんですが、お酒のお通しとし、海鞘、いくら、サケの飯鮓、それから刺身(イカ刺し、あわび、マグロ)そして毛ガニ。最後、甲羅に日本酒を少し注いで飲ンだことは言うまでもありません (^^)Y



          そしてサイドメニューとしていつも頼む、揚げたてのお肉さんのコロッケ。



          ここまでで相当おなかは大きくなっているのですが、すき焼きは別腹 (^^;) 。
          (メインを別腹よばわりするとそのうち罰が当たるぞ!)
           

          関西ではあまり入れない筍ですが、実においしいです。肉はもちろんいつもの神戸ビーフ。秘伝のだし汁と割り下を使って調理。食べごろになっています。ここまででおなか一杯だったことをすっかり忘れていただきました。


          そのお供に、最近仕入れたという、宮城の酒、浦霞生一本。すき焼きによく会いました。



          こうして満腹感いっぱいで、ホテルに戻ると思いきや、途中の国際ホテルでカクテルでもいただくことに。ホテルの9階のGAGYUというラウンジに行き、函館の海の夜景を見ながらゆったりとした時間を過ごしました。



          こうして盛りだくさんの初日は終わりました。さあ、明日は朝市からスタートだ!

          | 弘前りんご | グルメ | 00:01 | comments(5) | trackbacks(0) |
          極寒の函館旅行(2)_塩ラーメン、函館奉行所、さぶちゃん、三題噺(^^)
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            さて、函館に着いて向かったのは五稜郭でした。時間が11時頃だったのですが、早朝に弘前を立ったのため、おなかも空いたことだしと、五稜郭のそばにある函館塩ラーメンの老舗、あじさいに寄りました。
             
             
            しゃれたビルの二階にラーメン店があります。
             

            これは昔ながらのシンプルな塩ラーメン
             
             
            私はこちらの具沢山な広東麺を注文。程よい塩加減で少しとろみのあるスープに、コシのある麺、たっぷりと入った具に満足しました。
             
             
            こちらは新五稜郭タワー。何度も登っているので、今回は五稜郭から眺めるだけにしました。
             
             
            今回の五稜郭訪問の目玉はこの復元された函館奉行所でした。以前に来たときはまだ工事中でした。函館奉行所はペリーの来航後、幕府が外からの脅威に対抗するべく設けたものですが、完成後4年で幕府は消滅(大政奉還)、その後の函館戦争で旧幕府軍の榎本武揚、土方歳三などがたてこもりましたが、明治政府軍の艦砲射撃を受け、大きな損傷を受けました。降伏して明け渡したのちは解体され、消滅してしまいました。それを平成22年に復元したものです。当時の資料に基づき、できる限り忠実にされているとのことでした。
             
             
            奉行所内部。長い廊下です。突き当りはいわゆるお白洲に面する接見の間でした。
             
             
            太鼓楼に設置されていた太鼓
             
            世界中にある五稜郭を、google earthを使って紹介していました。もともと函館五稜郭が、西洋的城郭を建築するということで、ヨーロッパのものをまねたんですね。

            次に訪れたのが、北島三郎記念館。
             
             
            函館のニシン漁の網元の長男として生まれ、小さいころは裕福だったものの、ニシン漁が不振になるとともに、家運が傾き、かなり苦労したみたいですね。その後歌手を目指して東京にでて、7年ほど流しで下積みの後、作曲家 船村徹と出会い、チャンスをつかむことになります。記念館ではその生涯(といってもご本人はまだご存命ですが)を紹介する形になっています。
             

            そして最後に、記念館の3階で北島三郎のヒット曲”祭り”のステージを再現。
            まさに紅白のノリでした(^^;)
             
             
            歌うのはサブちゃんのロボット。金がかかっているなと、変なところに感心していました。
             
             
            最後はサブちゃんの銅像がお見送り (^^)記念館というと、資料展示、説明も学術的な、どちらかというとそっけない、はっきり言えば面白みに欠けるものが多いのですが、ここは実に庶民的な雰囲気の記念館でした。案内をしてくれる係の女性(エリアごとに異なり、都合3名でした)が、みんなサブちゃん顔負けのこぶしのきいた(^^;)演歌調の説明をされるのには少々苦笑しましたが。
            そして夕食のために記念館を後にして、市電に乗って宝来町のすき焼き屋、阿佐利(あさり)に向かいました。
            | 弘前りんご | 紀行 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
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            (弘前りんご)

            自身もバロック音楽の研究者であり、演奏家であるサルデッリが書いた、”失われた手稿譜 ー ヴィヴァルディをめぐる物語 ー” では、ヴィヴァルディが亡くなった直後から漂流し始める、ヴィヴァルディが残した膨大な手稿譜が本当の主人公であり、小説の形をとっているものの、そこに書かれたことはほとんどが事実です。

            しかし、その手稿譜がたどったその後の運命は、数奇としか言いようのないものでした。

            手稿譜を借金の方に取ろうとする債権者、取られるのを防ごうとしたヴィヴァルディの弟。

            修道士会に寄付されたものの、その価値がわからない修道士たちは、それをごみのように扱い、教会の倉庫の奥に放り込でしまい、長い年月の眠りにつきます。

            その後その存在を知った貴族が個人のコレクションとして入手。

            研究し、その散逸を防ごうとした研究者と、骨董的価値にのみ注目するファシスト政府との攻防。

            いずれも手に汗握る展開で飽きさせません。

            最大の貢献者の一人、ジェンティーリが追われて大学を去るときの言葉

            ”正しきものは、とこしえに記憶される” が、心に染み入ります。
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            ”旅屋おかえり”は、旅そのものが目的であり、生きがいの、そしてそれを仕事にしてしまった一人の女性の夢、挫折そして再生の物語です。

            旅屋とは、故あって自分は旅に出ることが叶わない依頼人に代わって旅をして、本人の代わりに希望の体験や目的を果たして、その旅の記録を依頼者に成果として届けるというもの。それを思い立ったのは偶然の出会いから。

            またタイトルのおかえりは、家に、故郷に戻ったときに掛けられる言葉、”おかえり” と、丘えりこの愛称、おかえりをもじったものです。そしてその言葉を聞きたくて旅に出るのです。

            旅屋の仕事としての旅によって、契約内容を遥かに超える成果(人間関係のもつれを解き、凍てつきを融かす)がもたらされるだけでなく、主人公、そしてそれを取り巻く人々の心までも癒やしてゆきます。

            そして成功するまでは故郷には帰れないと覚悟している主人公が、故郷で待つ母のおかえりという言葉を聞ける日も間もないというところで、小説は幕を閉じます。

            まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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