2011.12.31 Saturday
今年最後のアップ
ここ数カ月の毎日、ブログを思いつくまま、つれづれなるままに書き綴って来ました。
その日に食べたランチやディナー(?)、はたまたお気に入りの演奏家のCDについて、
そうかと思えば、にわか鉄っちゃんの、おぼつかない鉄道関連の写真を埋め草に、
とりとめない文を公衆の目に晒してきました。
それにお付き合い頂いた方々にはお礼申し上げます。
ところでみなさん、大みそかの夜をどのようにお過ごしですか?
某公共放送の歌番組を見る方、あるいは年明けを神社仏閣で迎えるため、
もう初詣に出かける方といろいろあるでしょうね。
私は今年は偶然手にした本を読んで過ごそうかと思っています。
作者の奥泉光は野間文芸賞や芥川賞を受賞しているとのことですが、
そんなことは全く頭になく、本の装丁画をみて、新手の推理小説
作家の登場かと思って読み始めた次第です。
しかしタイトルとは裏腹のさえない生活を送っている主人公が、
自分が不勉強になったのは、大阪の環境(うまくて安い食べ物と、
飲み屋がいっぱいある)のせいだと書いていて、その作者が
現在、近畿大学人文研の教授だということに大いに笑わされました。
帯には一応ミステリーと書かれてあるんですが、なかなかその
本題に入らず、最後の方で謎の提示とその解決が急展開で
図られるというのが、どうもスタイルのようです。これをミステリーと
呼んでいいのか、はたまた大みそかに読むにふさわしい本かどうか
は分かりませんが...
では、みなさんよいお年をお迎えください。