弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
今年最後のアップ
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    ここ数カ月の毎日、ブログを思いつくまま、つれづれなるままに書き綴って来ました。
    その日に食べたランチやディナー(?)、はたまたお気に入りの演奏家のCDについて、
    そうかと思えば、にわか鉄っちゃんの、おぼつかない鉄道関連の写真を埋め草に、
    とりとめない文を公衆の目に晒してきました。
    それにお付き合い頂いた方々にはお礼申し上げます。

    ところでみなさん、大みそかの夜をどのようにお過ごしですか?
    某公共放送の歌番組を見る方、あるいは年明けを神社仏閣で迎えるため、
    もう初詣に出かける方といろいろあるでしょうね。
    私は今年は偶然手にした本を読んで過ごそうかと思っています。



    作者の奥泉光は野間文芸賞や芥川賞を受賞しているとのことですが、
    そんなことは全く頭になく、本の装丁画をみて、新手の推理小説
    作家の登場かと思って読み始めた次第です。

    しかしタイトルとは裏腹のさえない生活を送っている主人公が、
    自分が不勉強になったのは、大阪の環境(うまくて安い食べ物と、
    飲み屋がいっぱいある)のせいだと書いていて、その作者が
    現在、近畿大学人文研の教授だということに大いに笑わされました。
    帯には一応ミステリーと書かれてあるんですが、なかなかその
    本題に入らず、最後の方で謎の提示とその解決が急展開で
    図られるというのが、どうもスタイルのようです。これをミステリーと
    呼んでいいのか、はたまた大みそかに読むにふさわしい本かどうか
    は分かりませんが...

    では、みなさんよいお年をお迎えください。



    | 弘前りんご | 文学 | 18:43 | comments(2) | trackbacks(0) |
    打ち止め
    0
      今年の夏を契機に、本格的(?)に始めた撮り鉄。
      いよいよ今日が今年最後となりました。
      秋に訪れた鰺ヶ沢に展示されていたSLが、この冬弘南鉄道弘南線の
      新里(にさと)駅に移されたので、再開するため新里駅に向かいました。


      今回のSL移設に合わせて、新里駅の駅舎は改修されましたが、駅は無人駅の
      ままです。


      その右側、ホームの脇にSLは雪をかぶってたたずんでいました。



      12月4日の公開記念のイベントの際にはラッセル君がそろい踏みだったようですが、
      (HIROMIさんのブログ: http://hiromi97.blog.so-net.ne.jp/2011-12-07 )
      今の時期は除雪にフル稼働なのか、当駅にはその姿を見ることは出来ず残念でした。
      この冬の間にそれを見てみたいものです。



      撮影している間にも何本か、弘南線の列車が通って行きました。
       
      | 弘前りんご | 鉄道 | 14:35 | comments(2) | trackbacks(0) |
      ずらり
      0
        正月用の買い物を一通り済ませた後、昨日紹介した太巻きを作っている”常寿し”
        さんにランチで入りました。


        一階のカウンターにはその太巻きがずらり。 
        ご主人に聞くと、一本の太巻き寿司にご飯は3人前ほど使っているとのこと。
        でも、一人で一本頼んで食べる人も結構いるとか。それも女性が...



        二階の小部屋に上がって注文したのが、ちらし寿司。
        大葉に隠れて見えないですが、その下にもホタテとイカの大きな切り身も入って
        都合9種のネタがぎっしり。それにエビの頭の入ったお吸い物と、小鉢(今日は
        ホタテのひもの和え物)で1500円。
        寿司飯は、胡麻や細かく刻んだ漬け物が入って、香ばしく食感も楽しめましたし、
        量もたっぷりで大満足でした。

        今日から正月用営業と云うことで、丼ものやランチサービスはなかったのですが、
        普段は、例えばこのちらし、ランチサービスになると、ネタの種類が少し減りますが、
        それでも900円となってさらにC/Pが高くなります。
        | 弘前りんご | グルメ | 13:50 | comments(2) | trackbacks(0) |
        てんこ盛り
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          今日もまだ、断続的とは云え雪が降っています。
          お蔭で朝出るときは、車と駐車場の除雪(東北ではよく、雪片付けと云う
          ようですが)から始まります。



          前日、除雪車が入ったにも関わらず、このようにてんこ盛りの雪。
          しかも、除雪車は通路の雪をその両側に寄せるだけ(?)なので、(私は
          これを自虐的ですが、寄雪[よせつ]と呼んでいます。)
          従って、車の前には堅く固まった雪の塊があって、出るのを妨げている
          ことが多く、余計に仕事が増えるのが悩みの種です。

          さて、本日は一応仕事納めの日。お昼に例年通り、スタッフ揃ってピザと
          お寿司を取って食しました。(ちなみにピザはピザハットのポルチーニ
          ソースという期間限定のもの。おいしかったです。)
          お寿司は、いつも頼む店と品が決まっています。弘前のかくみ小路という
          ところにある老舗の寿司店”常寿し”の特製太巻きです。


           
          写真を撮るのを忘れていて(最近こういうのが多いですね。食欲の方が
          勝ってしまうのか?)少々時間が経ってからなので恐縮ですが、その内容は
          すごいですよ。中には、マグロ、ホタテ、イカ、シャコ、穴子、コハダ、
          数の子、旬の白身魚、ウニ、イクラ、とび子、大葉と12種が巻かれています。
          まさにてんこ盛り状態。
          しかも結構厚切りなので、2切れも食べれば昼食としては十分なくらいです。

          会は、来年も頑張りましょうと言って終わったのですが、私は大晦日まで
          仕事をしているような予感がしています。(^_^;)

          | 弘前りんご | グルメ | 12:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
          痛い?
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            ものの名前は大事です。
            社名は言わずもがなですね。
            しかし、中には?と言うものも見かけます。



            これはある場所で見かけた医院の案内の看板なんですが、その名前が”いたいXX科”
            恐らく、元の漢字名よりわかりやすいということで(良く立候補者名をひらがなにするのと
            同じ理屈?)、こうしたんではないかと想像します。

            しかし、別の業種ならそれもありかもしれませんが、なにせ医院ですから、これは”痛い?”
            | 弘前りんご | 日常 | 12:30 | comments(2) | trackbacks(0) |
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            そして成功するまでは故郷には帰れないと覚悟している主人公が、故郷で待つ母のおかえりという言葉を聞ける日も間もないというところで、小説は幕を閉じます。

            まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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