弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
新そば
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    少し前から、そこかしこの蕎麦屋さんが新そばののぼりを上げています。
    そばは年中食べられるものですが、その年収穫したそばが使われるこの時期がやはり旬でしょうね。

    うどん文化の大阪に30代後半までいた居たためもあって、そばには関心が長らくなかったんですが、仙台に移って山形のそばを知り、そばに目覚めました。
    江戸前の繊細なそばではなく、黒くて太い、かみしめて味わう歯ごたえのあるそばが、とても気に入りました。東北のそばは一般にそんな感じですが、ここ青森もいくつかお気に入りの蕎麦屋さんがあります。職場近くの一閑人の”田舎そば”、真そばや会の”会そば”などによく食べに行きます。今日貼った写真のそばは、もみじ亭のもの。少し離れた場所にありますが、民家風のたたずまいの中で、見事な庭を見ながらそばがいただけます。せいろもいいですが、うどんからの流れてこのぶっかけが結構気に入って食べています。

    | 弘前りんご | グルメ | 23:07 | comments(2) | trackbacks(0) |
    北国にはやはりストーブが似合う。
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      今年も押し詰まってきました。
      あさってはもう12月。そうtakehopeさんお待ちかね(笑)の津軽鉄道ストーブ列車が
      運行を再開します。12月22日までの土日とそれ以降3月31日までの毎日3往復です。
      http://tsutetsu.web.infoseek.co.jp/station/20111201.html

      ところで、津軽鉄道は民間鉄道としては最北端になるんですね。
      五所川原駅から津軽中里までの約20kmという短い距離ですが、春夏秋冬、沿線の自然、
      四季の移り変わりが美しいですね。

      以前、我太呂さんが来弘された折に全線を往復乗車しましたが、その際の写真を記念に
      貼っておきます。

      五所川原駅のストーブ列車
      五所川原駅の津鉄ホームに停車中のストーブ列車

      ストーブ列車の車内
      ストーブ列車の車内。ダルマストーブにカメラを向けている人物は?

      津軽中里駅のストーブ列車
      津軽中里駅に停車中のストーブ列車

      走れメロス号
       同じく、津軽中里駅に停車中の、走れメロス号
      | 弘前りんご | 紀行 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
      パートナーの晴れ舞台
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        昨日の日曜日、家人が主宰するマンドリンアンサンブル研究会
        (団体名はプリマヴェーラ)が、弘前市民会館のホールで演奏しました。
        ここは例の前田國男の設計で、音が大変よいことで知られています。
        今回は、弘前市の音楽団体が一堂に会して、弘前築城400年を祝う
        音楽祭を催したのですが、その2番手で演奏しました。
        私は一応その団体の顧問なもんですから、当日は撮影と録音を担当した
        次第です。
        あいにくの雨でしたが、聴衆は結構多く、1300人入る大ホールの客席が
        八割方埋まりました。

        リハーサルが終わってちょうどお昼時になったので、弘前公園の近くの
        仕出し屋さんに頼んだお弁当を食べたのですが、これが大当たり。
        500円でこの内容は破格です。1000円と言われても安いねと思ったでしょう。



        このお弁当でみんな元気が出たのか、演奏もうまく行きました。
        長い時間をかけて練習した成果が出ていましたね。
        会員の皆さんご苦労様でした。

        音楽ネットワーク

        | 弘前りんご | 音楽 | 22:50 | comments(2) | trackbacks(0) |
        和式?洋式?それとも?
        0
          トイレの話ではありませんよ。

          神戸、横浜と言えば洋館街(異人館)が思い浮かびますね。
          ここ弘前も、一か所にまとまっていないものの、いくつもの洋館が
          あります。ただ、弘前のものは、和洋折衷の形式を特徴とするものが
          多いです。
          弘前公園の南側のお堀に面した藤田記念庭園には、日本庭園の
          一角に写真のような洋館があります。その前庭にはまさに日本庭園の
          庭木が配置されています。


          正面の門から見た洋館


          同じ敷地内の和風の建築



          雪の重みに耐えかねて枝が折れたりするのを防ぐための雪囲いが、
          本格的な積雪を前に設置されています。


          大正ロマンを模した、洋館内のおしゃれな喫茶店
          もうクリスマスの飾りがつけらていました。


          こちらで薫り高いコーヒー(500円)をいただきました。


          | 弘前りんご | 紀行 | 21:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
          行く秋来る冬
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            今年は雪が少ないと勝手に思い込んでいたんですが、そういう思い込みは
            たいてい裏切られてきました。おそらくこの冬も。

            過ぎ去った短い秋の思い出に紅葉した生垣の写真を、間もなく訪れる冬への
            あいさつ代わりに、昨冬撮った青森県立美術館の庭のトトロの雪だるまを
            それぞれ貼っておきます。

            弘前市霊場2

            トトロの雪だるま

             
            | 弘前りんご | 日常 | 22:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
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            (弘前りんご)

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            旅屋の仕事としての旅によって、契約内容を遥かに超える成果(人間関係のもつれを解き、凍てつきを融かす)がもたらされるだけでなく、主人公、そしてそれを取り巻く人々の心までも癒やしてゆきます。

            そして成功するまでは故郷には帰れないと覚悟している主人公が、故郷で待つ母のおかえりという言葉を聞ける日も間もないというところで、小説は幕を閉じます。

            まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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