今日は三題話のようなタイトルになってしまいました。
黒石のりんご資料館に行ってきました。
つたに覆われた建物を一度見てみたいと思って行ったのですが、つたも冬の間は枯れ
ているため見ることは出来ませんでした。しかも土日祝日は休館ということを行って
から知りました。しかし、ボランティアガイドという方々が交代でその際には建物を
開けて簡単な説明をしてくださるということで、幸い中を見学させていただきまし
た。いつものように事前にいろいろと調べていたら、行かなかったと思うと怪我の巧
妙というところでしょうか。
素朴ながら、いろいろと工夫があって楽しめました。リンゴ園で季節の折々に聞こえ
てくる音(吹雪の音、春にはふくろうの声、夏のせみ、など)を聞かせるのは、農家
の人々が作業をしているときの雰囲気を感じさせました。
また常々青森のりんごの木が低いのをなぜかと思っていましたが、それは作業をしや
すくするため、歪化というりんごの木の背丈を低くする書著を施しているためだとい
うことを、ここで知ることが出来ました。
さらに、これまでりんご農家が台風や水害、冷害に何度も見舞われ苦労してきたこと
がよくわかりました。それでも営々とりんごを作り続けてきて、りんごといえば青森
という評価を勝ち得たことは、青森県人のじょっぱり魂の賜物でしょうか?
あるいはそういった逆風に耐えてきて、そういった県民性が培われたのでしょうか?
そんなことを考えながらお昼を食べようととあるファミリーレストランに入りまし
た。日曜の昼時とあって大変込んでいたのですが、入ると店員が出てきて、禁煙席に
しますか?喫煙席にしますか?と聞いてきました。
そこで、禁煙席をお願いしますといったら、禁煙席は満席なので、喫煙席でもいいで
すかと問い返してきました。それならなぜ禁煙席にしますかなんて聞くんでしょう
ね?
喫煙席なら空いておりますが、あいにく禁煙席は満席なのでお待ちいただくことにな
りますが、どちらになさいますかと聞くべきではないでしょうか?見渡せばわかるこ
と(実際店員はこちらにどちらにするかと聞いてから一目見て禁煙席は満席だといっ
たのですから)を、最初にやらないことにこそ問題があるのでは?
どうも日本のサービス産業の経営者は、こういったサービスの基本を理解していない
人が多いのではないでしょうか?だからいらっしゃいませこんにちは?などと人の顔
を見ないで呪文のように言わせるマニュアルを店員に言わせて平気なんではないで
しょうか?
そんなやり取りの後、仕方なく喫煙席で我慢しようと席についたら、隣のテーブルに
二人連れの若い男女の先客が。聞くとはなしに聞こえて来たのが、単語のみの会話
(といえるのかどうかわかりませんが)、しかも周りをはばからない大声。こちらは
動物園のサルの檻の横で食事しているような気分。ほとんど味わうというより流し込
んでさっさと出てしまいました。
ファミリーレストランに高いレベルのサービスを求めるのはどうかとは思いますが、
サービス業としての最低限のレベルは維持してほしいものです。