初めてその名前を聞いた時、◯□家などの牛丼の豚肉版だと思い、うまいんかなあと半信半疑で注文して、でてきたものを見てびっくらぽん!^^;)
厚切りの豚肉のロースを炭火で漬け焼きしたものが丼ご飯の上に載っているではないですか。
元祖豚丼のぱんちょうの豚丼(wikipedia)
そして食べてみると、豚肉の旨味と炭火焼の香ばしさがよくマッチして、その美味しさにすっかりファンになってしまいました。
帯広に行く機会は無いですが、今や帯広の豚丼は全国区?になったので、色んなところで食べられます。
(三宮サンプラザで)
そして今回、三宮に用があってお昼を三宮サンプラザ地下のグルメ階でとることに。
入った店は豚丼専門店の"豚めし家"
食券を買ってカウンターに着くと、でてきたのがこの豚バラ丼。
香ばしく炭火で焼かれた豚肉がご飯を覆い尽くしています。
帯広のそれに比べるとちょっと肉が薄い気がしますが、十分に美味しかったです。
並でこれだけなら大にしたらどんだけ載ってくるんでしょう。
その後、会議まで時間があったので、神戸市役所一回のカフェコーナーで、口直しのコーヒーゼリーを頂きました。
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(お好み焼きは外で食べるものではない)
大阪で生まれて35歳まで大阪に暮らしていたのですが、その後30年近く仙台、弘前という粉もん文化の希薄な土地で暮らしたせいで、お好み焼きは家で自分で焼いて食べるという風になっていました。
なので、ここ数十年、外食でお好み焼きを食べることはほぼありませんでした。
しかし、今回本当に久しぶりにお好み焼き屋で焼いてもらったお好み焼きを食べました。
(大山崎の山喜)
午前中に聴竹居見学がありました。
"雨の中の建物見学会_京都大山崎の聴竹居"
https://kitamahokif.jugem.jp/?eid=5360
そのあと、お昼を講演会会場近くでということになり、同行した方々お二人と、計3人でお好み焼き屋に入りました。
山喜というお店です。
4人がけのお好み焼き台2台とカウンター5人という小さなお店でした。
(何を頼んだか)
豚玉とかいか玉とか一般的なお好み焼きもありましたが、メニューで最初に目に入った、お店の名前の付いたYAMAKI焼きにしました。
生地には豚、その上に卵焼きをのせ、ソース、マヨネーズをかけて、更に刻んだ大葉を載せるという、この店オリジナルのもののようです。
サクッと焼き上げられた生地に甘辛いソース、卵焼き、そして大葉が良いハーモニーを生んで美味しくいただきました。
連れにつられて昼ビールやっちゃいました (*^^*)
講演会で寝ないようにしないと^^;)
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植田正治(植田正治と妻、1949年撮影。1913年3月27日 - 2000年7月4日、wikipedia)
植田雅治は土門拳と並び称せられる写真家です。
しかし、その方向性は180度違いました。
少女四態(植田正治 1939年)
リアリズムを追求し、”絶対非演出の絶対スナップ”をモットーとした土門拳に対して、植田調と呼ばれる前衛的な演出写真を追求した植田正治。
(植田正治写真美術館)
彼の作品を展示する美術館が、鳥取県の大山の麓にあります。ずいぶんと前にここを訪ねに行きました。
到着した時は結構な雨と風。
建物は、建築家高松伸の設計で、コンクリートの打ちっぱなし。
正面から見た4つのブロックからなる形状は、植田の作品 ”少女4態” のモチーフを生かしたもの。
建物の中も、センスが感じられる什器がそこかしこに。
大山を借景にした窓からの眺めも素敵です。
ちょっと遊んでしまいました。
シュールレアリズムのルネ・マグリットと、演出写真の創始者 植田正治へのオマージュです (^_^;)
映像展示室では、世界最大級の600mmのレンズを通し、大山の姿が、背後の壁面に上下逆転した形で映し出されています。
中には、カメラの原点であるカメラ・オブスキュラを再現した部屋もあり、あたかも自分がカメラの中にいる気分に浸れます。
植田正治が寄贈した15,000点の作品を所蔵し、常設展示していますが、彼の作風の変遷と、それでも変わらない写真への情熱、愛情が感じられました。
皆さんも、是非一度訪ねてみてください。
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(見学会)
この土曜日に聴竹居倶楽部主催の見学会と、それに関連した講演会が、現地でありました。
あいにくの結構な雨の中、朝9時30分から建物の見学会、そしてお昼を挟んで、近くの大山崎ふるさとセンターを会場にして、藤井厚二とおそらく影響を受けたであろうフランク・ロイド・ライトの建築に関する講演会がありました。
聴竹居は3年ほど前、一般公開の時に申し込んで見学に行きました。
その時は、本屋だけの公開でしたが、今回はその奥にある閑屋と手前にある茶室も見学することができました。
どうすれば日本の気候、その立地条件下でより快適に暮らすことができるか、また折しもスペイン風邪で数十万人の人が命を奪われれた時期でしたので、衛生的な住環境を確保するために、換気、湿度調節、明るさについて、用いる部材、建物の構造等について、考え抜かれていることが細部に読み取ることができます。
この聴竹居を保存し、次代に確実に引き継ぐために聴竹居倶楽部と言うボランティア団体を組織し、指導してこられた松隈さんの熱い思いも感じ取れる見学会、そしてその後の講演会でした。
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]]>ベートーヴェンは、モーツァルト、ロッシーニ、ドヴォルザークのように、湧き出る旋律の泉を持っていないから、あんなふうに短い動機を様々に展開し(弄くり倒して)、結果として壮大な交響曲第5番”運命”やディアベリ変奏曲なんぞを書いたんだろうと揶揄する輩がいます ^^;
たしかにベートーヴェンはモーツァルト、ロッシーニ、ドヴォルザークのようにあふれるメロディーを書き留めるのに忙しいというようなタイプではなかったでしょう。
しかし、そんな揶揄に対する立派な反例が、ベートーヴェンの宗教曲の大曲、ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ曲)の中にもあります。その第四曲の第一部サンクトゥスから、第二部ベネディクスに移る冒頭(下にリンクを張っています)。
独奏ヴァイオリン(コンサートマスター)によるオブリガート(アンダンテ・モルト・カンタービレ・エ・ノン・トロッポ・モッソ)の旋律のなんと美しいことか。これを聴けば納得がゆくはずです。
それはさておき、この曲は第9番で交響曲の枠を超えたベートーヴェンが、宗教曲でもミサ曲のカラを打ち破ったものとして音楽史上でも重要な作品です。
従来のミサ曲は、ミサの儀式に誦せられる典礼文、『キリエ (Kyrie)』、『グローリア (Gloria)』、『クレド (Credo)』、『サンクトゥス (Sanctus)』、『アニュス・デイ (Agnus Dei)』などの歌詞にふさわしい曲をつけただけのものでした。
しかし、ベートーヴェンはそれに飽きたらず、それを尊重しながらも、曲間に明確な関連性を持たせ壮大な構造とした、まさに交響曲的な存在としたのです。当然、そこにあるのはキリスト教的教義というよりも、ベートヴェンの世界観が強く感じられる作品です。
今回、聴いた(観た)のは、
独唱:マーリス・ペーターゼン(S)、エリーザベト・クールマン(A)、ウェルナー・ギューラ(T)、ジェラルド・フィンリー(B)
合唱:オランダ放送合唱団
管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:ニコラウス・アーノンクール
BSプレミアムで放送されたものでした。(2012年4月19日アムステルダム、コンセルトヘボウでの公演から)
(ベネディクトゥスの冒頭から)
そんなベートーヴェンの命日が今日でした。
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#音楽 #クラシック #ベートーヴェン #旋律 #ミサソレムニス #命日 #3月26日
]]>ベル・エポック。フランスのパリが文化芸術の街として、最も輝きに満ちていた時代。
時期的には、19世紀末から第一次世界大戦勃発(1914年)までを一般に指すようです。
普仏戦争(19世紀中頃)に敗れたフランスでは、パリ・コミューン成立などの混乱が続き、政治体制も第三共和制が不安定な状況でした。
しかし、19世紀末までにはイギリスに遅れるものの産業革命も進み、都市の消費文化が栄えるようになり、それにつれて芸術文化の華が開くこととなりました。1900年の第5回パリ万国博覧会はその一つの頂点とみなすことができます。
(サラ・ベルナール)
サラ・ベルナール(1844年10月22日? – 1923年3月26日、wikipedia)
パリが最も華やかだった時代、ベル・エポックにおいて舞台女優として一斉を風靡した女優が、サラ・ベルナールでした。
(ベルナール、ミュシャを見い出す)
彼女はその俳優としての才能だけでなく、有能な芸術家を見出す能力にも長けていたようです。
サラ・ベルナールが、自身の舞台劇”ジズモンダ”のポスターを依頼した相手、アルフォンス・ミュシャは、当時全くの無名の印刷所に働く若者でした。
アルフォンス・ミュシャ(wikipedia)
彼は偶然のきっかけでこのポスターを手がけることとなりました。
それを見たサラ・ベルナールはその才能に惚れ込み、その後自身の舞台のポスターを彼に一任しました。
ミュシャ:舞台劇”ジスモンダ”のポスター
お陰で彼は一躍人気作家となります。
(そしてラリック)
さらに舞台の小道具としてのユリの冠。
これのデザインは例によってミュシャがポスターで発表。
ルネ・ラリック(wikipedia)
それを基にデザインしたのが、ルネ・ラリック。
やはり彼も当時無名のジュエリーデザイナーでした。
サラが依頼したことで、ひのき舞台に上がったことから、彼も世間の注目を浴びることになります。
こうしてみると、偶然の出会いがきっかけとはいえ、サラ・ベルナールの確かな見る目がこの二人をデビューさせたといえるでしょう。
まさに名伯楽ですね。
なお、ラリックの一大コレクションが、実は日本の箱根にあります。
箱根ラリック美術館(http://www.lalique-museum.com/)
箱根観光のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
今日3月26日は、名伯楽サラ・ベルナールの命日でした。
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#サラベルナール #ジスモンダ #名伯楽 #ミュシャ #ラリック #箱根ラリック美術館
]]>明治期の日本の建築の指導者として来日した、ジョサイア・コンドル。
ジョサイヤ・コンドル(wikipedia)
彼は二人の偉大な建築家を薫陶しました。一人は片山東熊。そしてもうひとりが辰野金吾。
その辰野の設計の特性のひとつは、その設計の堅牢さにもあることから、辰野堅固と呼ばれたそうです (*^^*)
辰野金吾(1854年(嘉永7年)10月13日〈嘉永7年8月22日〉- 1919年〈大正8年〉3月25日、wikipedia)
さて、その彼が設計した代表作である東京駅の駅舎。
東京大空襲で損壊し、残念ながら、戦後に縮小サイズで修復された状態(ドームが無く、二階建て)が長らく続いていました。
しかし、2012年(平成24年)10月1日に耐震補強の必要性、明治の優れた建造物の保存という観点から、辰野のオリジナルデザイン(左右の立派なドームと三階建て)が完全に復活しました。
こういった歴史的建造物への耐震技術の導入は、言うは易し、行うは難しのいい実例のようですが、今回はそれとは別の芸術作品としての面です。
改修前の模型
改修後の模型(左右のドーム、そして駅舎全体が3階建てになっています。)
規模の再現だけではなく、細かなところも、忠実に再現されています。
化粧煉瓦の目地が、今はその技術がなくなってしまっていた覆輪目地。この復元のために左官職人に何か月もの練習の上、挑戦してもらったとか。
覆輪目地は海外にはない日本独特のものですが、その由来はこのなまこ壁に触発されて生まれたもののようです。
一方、屋根回りですが、複雑な曲線部はすべて銅版で葺かれています。これもなかなかに大変な作業(その形に手で打って整形したそうです)で、全国から職人さんを集めたと聞きます。時を経て緑青が表れてくるといい味になるでしょうね。
これは中央の棟の時計の下にあるレリーフで、これも銅製です。
建物全体で銅を100トンも使ったとか。
そして屋根の広い面積の直線部分はスレートで葺かれています。
実はこのスレートの製造は、東日本大震災で大きな被害を受けた石巻の業者が受注していました。震災によって会社の建物はことごとく倒壊したものの、奇跡的にスレートは多くが使用可能な状態で残っていたとか。それを泥の中から取り出し、一枚一枚洗って出荷して、工事に間に合わせたのでした。
こちらはこのスレートに、石巻の小学生たちが描いた富士山の絵です。東京駅の駅なかアートのひとつとして展示されています。
いわば高度な工業技術、製品の集合である駅舎も、アートな作品だということがわかります。
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#辰野金吾 #片山東熊 #ジョサイアコンドル #明治 #建築家 #東京駅 #改修
]]>しかし、様々な事象が複雑に重なり合い、影響し合ってできている歴史、一つだけ変えて、後は都合よくそのままとは到底考えられません。なので考えるだけ無駄だと思うのですが、やはりその想像の魅力に抗するのは難しいかと。
(試験・コンクールの持つ意味)
そういう観点で、試験やコンクールを考えると、当事者にとっては合格、あるいは入賞を願わないではないですが、残念ながらその夢は叶わない場合もあります。問題はその後だと思うんですよね。
それを人生の目標と考えるとショックは相当だと思います。しかし一つの通過点だと考えれば、次を頑張ろう、あるいは他にも選択肢はあると気持ちを切り替えられます。
それに、一つの合格、入賞を人生の目標なんて思っていると、叶った場合にはその後は余生になってしまいます (^_^;)
それで目標を見失って、その後の人生そのものが寂しいものになる人も結構いるのではないでしょうか。
(作曲家バルトークの場合)
さて、試験というか、コンクールで思う結果が得られなかったことで、その後の人生が大きく変わった一人の作曲家のお話です。
その人は、今日が誕生日のベラ・バルトーク(バルトーク・ベラ、ハンガリーでは日本語と同様、姓・名の順で記載する)。
バルトーク・ベラ(1881年3月25日 - 1945年9月26日、wikipedia)
24歳の時に、アントン・ルビンシュタイン音楽コンクールで優勝すると信じて臨んだものの、一位をあのヴィルヘルム・バックハウスに奪われ、大きなショックを受けます。
しかし、その頃ドビュッシーの音楽を知り、また民族音楽研究の先達、ゾルターン・コダーイと出会ったことで、作曲家の道へと舵を切りました。
(新たな人生)
もちろん、一位は取れなかったものの、そのピアニストの腕前は群を抜いており、また教育者として才もあって、ブダペスト音楽院ピアノ科教授に就任していますし、彼の下からリリー・クラウス、ゲサ・アンダなどの名ピアニストが巣立っています。
また指揮者のゲオルク・ショルティも彼からピアノを学んだといいます。
歴史に"もし"は禁物かも知れませんが、もしコンクールで一位を取っていたら、そしてコンサートピアニストとして活躍していたら、作曲家としてのバルトークの業績は大きなものにならなかったかもしれませんし、我々は大きな財産を失っていたかもしれません。
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#音楽 #クラシック #バルトーク #ピアニスト #コンクール #作曲家 #教育者 #歴史 #コダーイ
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マウリツィオ・ポリーニ(1942年1月5日 - 2024年3月23日、wikipedia)
ピアニスト、マウリツィオ・ポリーニが亡くなりました。82歳でした。
彼のピアノの録音を初めて聞いたのが、ストラヴィンスキーのバレエ音楽"ペトリューシュカ"のピアノ独奏版でした。
ストラヴィンスキーのあの多彩なオーケストラ作品をピアノ一台で表現し切るそのテクニックと強靭な音に圧倒されたのを思い出します。残念なのは、生演奏を聴けなかったこと。
(参考までに)
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三楽章
ポリーニ(Pf)
https://www.youtube.com/watch?v=Z9wWKvBxFkw&list=PL_NUYmjdb-G97cO5OL9OX4jVcJF4jamkP
(偉大なピアニストに至る道)
18歳のとき(1960年)、第6回ショパン国際ピアノコンクールで審査員全員一致で優勝し、その時の審査委員長のアルトゥール・ルービンシュタインに、
"今ここにいる審査員の中で、彼より巧く弾けるものが果たしているだろうか”と言わしめ、一躍国際的に活躍するピアニストの道を歩み始めるはずでした。
しかし、それから10年近く、国際演奏活動から遠ざかり、国内のコンサート、リサイタルのみに出演しました。
その理由は、自分はまだ若く、もっと勉強が必要であることをポリーニ自身が自覚していたためと言われています。
なんとミラノ大学で物理学を学んだり、イタリアの名ピアニスト、アルトゥーロ・ベネディッティ・ミケランジェリに師事するなどして研鑽を積みました。
(ちなみに、ポリーニは、ミケランジェリより22歳若いが、誕生日は同じ1月5日生。またブレンデルより11歳若くて、同じ1月5日生という奇遇)
1968年に国際ツアーを開始し、1971年から録音を発売するやいなや大ヒットを連発。
最高のピアニストと呼ばれるに至ります。
16世紀の音楽から現代音楽までと、非常にレパートリーが広い事でも知られます。
彼の登場でピアニズム(ピアノ演奏法)が激変したといわれます。
正確無比、人によっては鋼鉄のようで冷たいなどと評されることもありますが、正確さの先に表現できるものがあると考えていたのではないでしょうか。
それを端的に示す演奏として、ショパンの練習曲をお聞きください。
(参考までに)
ショパン:練習曲集
マウリツィオ・ポリーニ(Pf)
https://www.youtube.com/watch?v=TV7_SPMaII4
ご冥福をお祈りいたします。
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"いちごの後は、トマト? ^^;)"
https://kitamahokif.jugem.jp/?eid=5348
そのあと、阪急六甲駅近くのラーメン屋でトマトスープのラーメンを食べました。いちごと同じ赤になにか縁を感じたので ^^;)
それからまだ一週間も立たないのに、また赤いラーメンを食べてしまいました ^^;)
(西北のバーミヤン)
場所は西宮北口駅の南西、芸文がある近くののバーミヤンと言う中華のファミレスです。
その近くのエディオンに電気製品を見に行ったあと立ち寄ったのですが、たまたま台湾フェアというのをやっていて、面白そうなので入った次第です。
台湾で今人気だというお店(潮味決という特製スープの専門店)とのコラボでいくつかのメニューを出していました。
ここでも注文はタブレットでですね。
フェアのメニューの先頭にあった番茄牛肉麺(ファンチェニューローメン)という牛肉を煮込んだものを載せたラーメンが美味しそうだったので、即決したのです。
しかし、よく見るとトマトの切ったものが入っていて、番茄がトマトのことだと言うのが、その時点でわかったという次第です ^^;)
でてきたのがこれ。ちょっとメニューと違うんじゃない?と思ったのですが、それは肉がみんなスープに沈んでいたためで、大きさ、量共にメニューとあまり変わりはありませんでした、いやちょっと少ないかな? ^^;)
よく煮込まれた肉は口の中でほどける感じ。香辛料がよく染み込んでいます。
麺は細めん。量も程よい感じです。
そしてスープは濃厚でとろみのあるもので、トマトの酸味と、豆板醤の辛味がうまくあっていて、美味しくいただきました。
お店の情報はこちら。
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こんな本を衝動買いしてしまいました。北東北3県(青森、岩手、秋田)の情報誌"rakura"最新号です。
何に惹かれたか? それは表紙です (*^^*)
(津軽の鳥居の鬼こ)
弘前に住んでいた頃、偶然鳥居の上に鬼がいることに気づきました。
調べてみると、津軽富士とも呼ばれる霊峰岩木山の麓一体に40以上も散在していることがわかり、一つ一つ探し当てては写真を撮ることをやっていました。
かわいいものから、おどろおどろしいもの、コミカルなもの、重厚なものまで様々ありました。
つがる市木造の天満宮
五所川原市金木喜良市桔梗野の立野神社
弘前市撫牛子の八幡宮
平川市日沼高田の三社神社
五所川原市神山鶉野の闇おかみ (くらおかみ) 神社
どれも実に楽しい撮影行でした。迷いに迷って、最後に見つけた時の感激は今も忘れられません。
(なぜ鬼信仰が津軽に?)
弘前市鬼沢菖蒲沢の鬼神社
なぜ津軽にはそんな鬼信仰があるのかを調べると、鬼神社と言う神社に行き当たりました。
鬼神社の拝殿に掲げられた扁額。
この神社の扁額をよく見ると、鬼の字の一番上に点がないのです。優しい鬼には角が無いということなのでしょう (*^^*)
(愛される鬼)
他の土地では忌み嫌われるはずの鬼、それが弘前の鬼沢と呼ばれる地域では、事情が違います。
弥十郎伝説というのがあります。
それによると、日照りで困窮した村人を優しい鬼が、逆さ堰を作って水を村に引き、助けたという言い伝え。だから村人が氏子として、祀ってきたことに納得がゆきます。
そして鉄器を使う文化をもたらした種族?が移り住んで(拝殿にその鉄の農耕器具が奉納されていました)、征服するのではなく、地元の人々とうまく融和していった歴史があったのではないかと思われます。
その象徴が鬼神社であり、鳥居の鬼このようです。
岩木山の麓にその鬼信仰が広がるとともに、鳥居に鬼を飾る風習ができたのではないでしょうか。
その辺の事情を、五所川原の神明宮の宮司さんからお話を伺い、色々と参考にさせていただいたのを思い出します。
五所川原市の神明宮拝殿
(ショッキングなこと)
ところが、その神明宮が数日前に火災で全焼したというニュースが飛び込んできました。
"神明宮が燃えている"(FNNプライムオンライン)
氏子さん達の協力による本殿改修から10年ほどしか経っていないはずのに、本当にお気の毒なことです。
早い復旧を心より願っています。
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#紀行 #青森 #弘前 #津軽 #優しい鬼 #鳥居の鬼こ #鬼神社 #五所川原神明宮 #火事
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ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749年8月28日 - 1832年3月22日、wikipedia)
ゲーテは、ドイツを代表する文豪ですね。文豪と呼ばれるだけあって、詩人、劇作家、小説家、自然科学者(色彩論、形態学、生物学、地質学、自然哲学、汎神論)、政治家、法律家という、言葉を使う様々な分野で多彩な才能を発揮しました。
そして、小説『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』など広い分野で重要な作品を残し、その後の芸術家に多大な影響を残しました。
(魔王)
そんな彼の詩のひとつをもとにシューベルトが書いた歌曲が、あの名曲"魔王"です。
あらすじは以下の通り。
父親が高熱の息子を助けようと夜中に馬を走らせた。
しかし、息子は魔王の声を聞き、恐怖におびえ、父に訴えた。
ところが父は高熱による幻聴・幻想と受取り、そのまま走り続けた。
そして、最後は目的地に着くも既に息子は息絶えていた。
一人の歌い手が、父と息子、悪魔、そして語り手を歌いわけ、ピアノはその劇的な状況を弾き分けるという、どちらも何度の高い作品。
それをうまく表現できている決定版は、フィッシャーディースカウ(Bs)、ジェラルド・ムーア(Pf)ではないでしょうか。
(参考までに)
シューベルト:歌曲"魔王"(詩:ゲーテ)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Pf)、ジェラルド・ムーア(Pf)
https://www.youtube.com/watch?v=2d4SddVDBZI
モーリッツ・フォン・シュヴィント(1804-1871)による"魔王"の挿絵
(歌曲"魔王"のゲーテによる評価)
ゲーテのこの詩に作曲した作品は他にもいくつかありました。
実はゲーテはシューベルトのこのような劇的な表現を好まず、民謡調の他の作曲家の作品を良しとしました。
その後この歌曲は、長く高い評価を得られませんでした。
ところが、ゲーテは最晩年に、ソプラノ歌手ヴィルヘルミーネ・シュレーダー=デフリントがシューベルトの『魔王』を歌うのを直接聞いたところ、「私は前にも一度この作品を聴いたことがあるのだが、そのときはぜんぜん気に入らなかった。だが、あなたがいま歌ったように演奏されると、曲全体が一幅の絵となって目に見えるようにみえる」と、過去に低い評価を下したことを悔いたと伝わっています。
そして現在はドイツ歌曲の中でも最も人気のある作品の一つになっています。
なかなか芸術作品の評価というものは難しいものですね。
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]]>この名前を聴けば、多くの方が、”ああ、ごん狐の作者の”となるのではないでしょうか。
新美南吉(1913年〈大正2年〉7月30日 - 1943年〈昭和18年〉3月22日、wikipedia)
(ごん狐)
この童話を、小さいお子さんに読んで聴かせたことがある方も多いのではないでしょうか。
短いお話なので、まずは青空文庫(著作権フリーの文庫サイト)を読んで思い出してみてください。
ごん狐 新美南吉作 https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/628_14895.html(青空文庫)
これを書いたのは、新美南吉がわずか17歳の時。初出は『赤い鳥』1932年1月号です。
(夭折の作家)
彼は、当時不治の病と言われた結核で、1943年に29年という短い人生を終えました。抗生物質ストレプトマイシンが日本でも普及し、死者が激減したのが1945年の敗戦後のことです。そのためにどれだけ有為な人々が志半ばにして亡くなったか。
とはいえ短い人生だったゆえ、作品数は多くありませんが、「ごん狐」以外にも「おぢいさんのランプ」や「手袋を買いに」という、とても印象深い作品があります。
直接お互いにあったことはなかったようですが、地方で教師を務めた経験があり、若くして亡くなった童話作家という点で共通する宮沢賢治と彼は、「北の賢治、南の南吉」という風に並び称されることもあります。
尤も、独自の世界観、宗教観からくるシニカルな表現が特徴の賢治に対して、自分の周りにあった素朴なエピソードを基に情緒的なタッチで描く南吉という風に、作風は対照的でした。
今日3月22日はそんな新美南吉の命日でした。
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]]>オーセンティック(authentic)とは「本物の」、「真正の」、「信頼できる」、「正統な」などの意味を持つ形容詞ですね。
例を示すと、
"その絵画の署名は真正(本物、正当のもの、本人のもの)であると確認された。"
The signature on the painting was confirmed to be authentic.
なんて使い方をします。
(バッハにおいて)
音楽におけるオーセンティックの問題に目を移すと、たびたび取り上げられるものの一つが、バッハの器楽曲はどの楽器で演奏するのが正しいのかというもののようです。
ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685年3月31日(ユリウス暦1685年3月21日)- 1750年7月28日)
例えば私の好きなゴルトベルク変奏曲。
従来ハープシコードによって演奏することに疑いの余地はないとされていました。
しかし、1955年にグールドがピアノ演奏によるアルバムを発表するやいなや、クラシック音楽の世界に大きな衝撃が走りました。
バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988/グレン・グールド(p)1955
それからというもの、まるでパンドラの箱を開けたかの如く、多くのピアニストがこの作品を取り上げるようになったにとどまらず、室内アンサンブル、オーケストラ演奏と様々な形態で演奏されるようになりました。
とはいえ、元々バッハの曲は様々な楽器によって演奏することに音楽的な制約はなさそうなことは、クラシックの演奏家ではなく、ジャズの演奏家達によって示されていました。ジャズ・アレンジのバッハ演奏がよく行われていましたから。
JACQUES LOUSSIER "The best of Play Bach" (1985)
しかし、それはクラシック演奏家達のあずかり知らぬこととされてきていました。
(FRETWORK)
さて、FRETWORKと云う団体(ヴィオールという古楽器奏者6名からなるグループ)をご存知でしょうか。彼らの演奏によるゴルトベルク変奏曲のCDがあります。
ちなみにフレットワークという名前は、彼らが使う楽器がヴァイオリン属(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)ではなく、ヴィオール属のものであることから来ています。
ヴィオール族の名前の由来は、ギター(あるいはマンドリン)のようなフレットを持っていることに由来します。
ヴィオラ・ダ・ガンバ(wikipediaより)
またヴィオールはフランス語で、イタリア語ではビオラ・ダ・ガンバになります。
膝の間に挟んで固定して、弓で弾きます。
FRETWORKは6名によるアンサンブルですが、全てヴィオール属の楽器であることから同質の響きが非常に良く溶け合い、音色が実に心地よいと感じます。
それと共に、実にまっとうな解釈による演奏で、奇を衒ったところがなく、実にすっきりとした演奏です。
だからと云って特徴のない平凡な演奏というわけではなく、ヴィオールに編曲する際に随分と練られたんだと思います。
各声部のバランスが良く、この曲のポリフォニー的性質が美しく描き出されていると感じました。
ヴィオールによるゴルトベルク変奏曲は、まさしく”あり”(あるいは真正である)です。
Bach: Goldberg Variations (FRETWORK) harmonia mundi 2011
https://www.youtube.com/watch?v=4tVqx3VY70o
なんとも言えない典雅な香りのする演奏ですね。
(おまけ)
最後に、非常に珍しい楽器による演奏も聞いてみてください。
チェンバロにリュートの弦を張った、ラウテンヴェルクと言う楽器によるものです。
https://kitamahokif.jugem.jp/?eid=2365
https://www.youtube.com/watch?v=UqpxCp01OyE
さて、今日3月21日はバッハの誕生日(ユリウス暦)でした。
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#バッハ #オーセンティック #何で演奏するか #ゴルトベルク変奏曲 #チェンバロ #ピアノ #グレングールド#FRETWORK #ヴィオール属
]]>これまでの人類の歴史を見れば明らかでしょう、”芸術は政治から独立した存在”だというのが、残念ながら理想にすぎないということを。芸術をスポーツ、科学に置き換えてもそれは同じです。
それらが時の政権(政治)に依って糾弾され、あるいは利用され、翻弄された歴史があります。
例えば、西洋音楽の正統、伝統を担ってきたドイツが、ナチスの台頭によって、大きく揺らぐことになりました。
グスタフ・マーラー(wikipedia)
マーラーをはじめとしたユダヤ系の作曲家の作品、ワルターなどの演奏家を国家の理念に反するものとして、ナチス政権が攻撃を始めました。その一方で、ワグナーの音楽が、そしてリヒャルト・シュトラウスの音楽が国威発揚に用いられたのです。
しかし、それは政権だけでしょうか?一般の市民がそれに追随し、率先してその締め出しに協力した事実を忘れてはいけません。
その象徴的な事件が、とある演奏会の記録(録音)の中にあります。
カール・シューリヒト(wikipedia)
カール・シューリヒトはドイツを代表する名指揮者の一人です。
その彼が、ナチスが政権を握った1930年の終わりに指揮した演奏会。
マーラー ”大地の歌” シューリヒト指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管 1939年10月5日の歴史的録音
https://youtu.be/fGYm--KQSQo?t=3212
この中で、ユダヤ人のソリストが歌い始める直前に、突然観客席から指揮者を名指しで非難する女性の声が録音されています。
”Deutcheland uber alles, Herr Schuricht ! ”
”ドイツはすべての上に立つのです、シューリヒトさん!”
強烈な選民思想が、その一市民の放った言葉から伺い知れます。
(何処にでもあり得る)
しかし、何もドイツだけではありませんでした。
太平洋戦争時、日本の社会では西洋音楽禁止とされ、それを率先して宣伝し、演奏や聴いている者を見つけては非難通告していたのは、なにをかくそう、大日本婦人の会と言った一般市民で構成された団体でしたから。
そういった過去に目を瞑ってはいけませんね。
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#音楽 #芸術 #科学 #政治 #独立 #ナチス #選民思想 #ユダヤ #大日本婦人の会
]]>絵本にはロングセラーが多いといいます。
親が選んで読んで聴かせ、それで育った子供がまた自分の子に読んで聴かせるということも有るでしょうね。
”ぐりとぐら”なんて我が家でもそうでした。
ぐりとぐら(福音館書店)表紙
一方、新しいけれど、親子に絶大な支持を得ている絵本作家もいます。
その一人がヨシタケシンスケ。
代表作というか、彼の真価が発揮された本が"りんごかもしれない"ではないでしょうか。
ヨシタケシンスケ:りんごかもしれない(ブロンズ新社)
机の上に見つけたりんご。
しかしそれはりんごじゃないかもしれないと言う思いを発端に、どんどんと妄想が広がっていく展開がとても面白く、子供におおいに受けるものでした。大人でもその発想の奇抜さに惹かれました。まさに妄想爆発、抱腹絶倒の連続。
(シリアスな目)
そんなヨシタケシンスケが、おそらく自身の体験に基づいて書いた絵本が"ヨチヨチ父_とまどう日々"
ヨシタケシンスケ著 ”ヨチヨチ父”
ページをめくるたび、
お子さんのいる男性なら、そういえばそんな気持ちになったなあと、いちいち頷かされることでしょう。
かく言う私も遠い昔を思い出して頷きました(^^;)
『ヨチヨチ父』は、作者自身の子育てにまつわるエピソードを、簡潔な、しかし微笑ましくも涙ぐましい絵で綴る絵本です。
子供が生まれる10ヶ月も前から女性は母親になるけれど、男性は父親目指して成長してゆく(その気があればですが ^^;)ものであることがわかります。
それは、言い古された言葉ですが、我が子を10ヶ月もお腹の中で育み、そのおなかを痛めて生んだ女性と、生まれたときにはじめましてという、実感という意味では遥かに希薄な男性の違いでしょう。
だからこそ、誕生の日からの毎日が、その実感を確かなものにしてゆく過程であり、父親になるというなんでしょうね。
そして父親は常に脇役でしか無い。
それなら、名バイプレイヤーをめざすしか無いっしょ^^;)
それにしても、『男はつらいよ』は映画のタイトルだけではありませんね。
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#絵本 #ぐりとぐら #ヨシタケシンスケ #りんごかもしれない #ヨチヨチ父 #子育て #男はつらいよ #バイプレイヤー
]]>スビャトスラフ・リヒテル(1915年3月20日 - 1997年8月1日)は、20世紀最高のピアニストと呼ばれています。
まずは、彼の演奏をお聞きください。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
ラフマニノフは、リヒテルが愛して止まなかった作曲家の一人。
彼の作品の録音はどれもが決定版となっていますが、これもその一つ。
奇しくもどちらも3月20日生れ(もっともラフマニノフの方はユリウス暦ですが ^^;)
セルゲイ・ラフマニノフ (1873年4月1日(当時ロシアで用いられていたユリウス暦では3月20日) - 1943年3月28日、wikipediaより)
(リヒテルとヤマハ)
そしてリヒテルはヤマハのピアノを愛したことでも有名です。スタンウェイではなくなぜヤマハなのか。
名ピアニスト、ミケランジェリが、彼の専属調律師タローネのところに修行に来ていたヤマハの村上氏を気に入ったことがきっかけとか。彼から紹介されたリヒテルはやはり彼をとても気に入りました。
どこで演奏するにも、ヤマハのピアノと村上氏を連れて行ったとか。
そして、ヤマハのピアノの工場(浜松市)を訪れたリヒテルは、ピアノを作っている人たちのために、2時間以上もコンサートをしたというではないですか。
ではもう一曲、彼が弾くラフマニノフを。
ラフマニノフ:12の前奏曲
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]]>
モネ:印象・日の出
光と絵画というと、モネなどの印象派をまず思い出すかもしれません。
元々見る芸術である絵画は、光がなくてはそもそも成り立ちません。
しかし、長らく多くの画家にとって光は空気のような存在、あって当然のもので取り立てて言及すべきことではなかったようです。
ところが、モネら印象派の画家達は、とことん光にこだわりました。
それには時代の趨勢(自然科学・光学技術の勃興など)もあったのではないでしょうか。
それが更に進んで、描く物の形より光がより重要となり、一見近現代の抽象画のように何が書かれているかが判別困難なまでになりました。
とはいえ、印象派以前に、光にこだわった画家達が居なかったわけではありません。
(カラヴァッジョ)
まずそのさきがけが、画家カラヴァッジョでしょう。
カラヴァッジョ ”マタイの召命”(wikipedia)
窓から差す一筋の光によって、緊迫した一瞬を切り取ってみせた、”マタイの召命”。
イタリアの画家カラヴァッジョ(1571年9月28日 - 1610年7月18日)によって、絵画の新しい1ページ(バロック絵画)が始まったと言われています。
(レンブラント)
次にオランダのレンブラントを忘れるわけには行きますまい。
レンブラント ”夜警”
その数十年後に登場したオランダのレンブラント(1606年7月15日 - 1669年10月4日)。
彼の代表作の”夜警” では、やはり窓から差す光が、スポットライトのごとく、暗闇の中から、登場人物を浮かび上がらせています。さあこれから劇が始まるという緊張感が、見事に描かれています。
(フェルメール)
フェルメール ”牛乳を注ぐ女”(wikipedia)
そしてそれは、独特の光の世界を描いたオランダのフェルメール(1632年10月31日? - 1675年12月15日?)に継承されます。
彼の作品のほとんどすべてにおいて、窓から差す光がまさに主役。
ただ、全二者と違うのは、光が柔らかく空間全体に回りこみ、静謐な雰囲気をもたらしている点ですね。
(ジョルジュ・ド・ラ・トゥール)
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール ”大工の聖ヨセフ”(幼子イエスとその養父ヨセフ。子の未来を案じる父の悲しみの表情が、ろうそくにより照らしだされています)(wikipedia)
さて、レンブラントとほぼ同じ時期に活躍したフランスの画家がいました。
ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(1593年3月19日 - 1652年1月30日)です。
彼も光を実に効果的に絵に生かした画家でした。
ただ彼と上記の他の作家との違いは、その光源にありました。
そう、この”大工の聖ヨセフ”に見られるように、外光ではなくローソクなどの灯りです。
しかし、彼は長らく忘れられていた画家でした。
悔い改めるマグダラのマリア(メトロポリタン美術館蔵)
灯火の前のマグダラのマリア(ルーブル美術館別館のルーブル・ランス美術館蔵)
ラ・トゥールが宮廷画家として成功した矢先、仕えていた王(ルイ13世)が亡くなり、次の王(ルイ14世)の華やかな好みに彼の絵は合わず、冷遇されることになり、やがて歴史の闇に消えていったということです。
実はラ・トゥールは20世紀に入って再発見された画家なんですね。
謎の多いことも、今一般の人気が高まっていることの理由になっているかもしれません。
しかし、そんなこととは関係なく、マグダラのマリア(4枚発見されています)それらの絵の静かでありながら、劇的な表現になっていることが、その本当の魅力でしょう。
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#印象派 #モネ #光 #絵画 #カラヴァッジョ #レンブラント #フェルメール #ラトゥール
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(コスパの高い海鮮のランチ)
阪急今津線小林駅から徒歩で2−3分のところに、魚問屋うおまさという魚屋がありますが、その店舗の右隣のスペースでやっているのがめし処うおまさ。
昼時には手頃な値段で、非常にコスパの高いランチを出しています。
この日もそんなランチを食べたくて、開店(11時35分)直後に入ったのですが、すでに小林マダム達が10人くらいは着席していました ^^;)
(何を選んだか)
定番として、刺身定食、海鮮ちらし定食、煮つけ定食、ちょっと贅沢なうな丼手職などがあります。また新メニューも始めたようです(ミックスフライ定食)。また夜は宴会メニューとして、ふぐ鍋、くえ鍋コースもあります。
今回はオーソドックスな、魚屋経営の店ならではの刺身定食を頼みました。
大きな切り身の海鮮ネタが載った皿(マグロ赤身、中トロ、かつおたたき、ぶり、いか、サーモン、さざえなど)に、小鉢に茶碗蒸し、しじみの味噌汁、ご飯はおかわり可。
中トロを見てもその鮮度の良さがわかります。
これで1380円はとても良心的です。
今度はくえ鍋コースにチャレンジしたいです (*^^*)
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(とあるドラマで)
たまたま見ていたドラマの登場人物の言葉(格言?)
一日だけ 幸せで居たいなら、床屋に行け。
一週間だけ 幸せで居たいなら、車を買え。
一ヶ月だけ 幸せで居たいなら、結婚しろ。
一年だけ 幸せで居たいなら、家を買え。
そして、
一生 幸せで居たいなら、正直で居ろ。
結婚して幸せな気分で居られるのはたった一月なのか?、という点はさておき ^^;)
正直でいれば、一生幸せで居られるというのは、ある意味至言でしょう。
たとえ小さな嘘でもひとつつけば、次の少し大きな嘘をつかなくてはいけなくなり、次々により大きな嘘を呼ぶという無限ループに陥り、心の休まるときはありません。たとえ社会的、経済的に成功したとしても、およそ幸せとは程遠い状況ですね。
心に銘じましょう。
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(いちご組ってどうよ)
https://kitamahokif.jugem.jp/?eid=5347
それから帰宅すると微妙に遅い時間になるので、夕食を会場近くでとなりました。
最寄りの六甲駅に向かう途中でお店を探したら、ラーメン 神戸たろうと言うベタな?名前のラーメン店があり、店頭のメニューを見ると、トマトラーメンというがありました。
いちごの後にトマトもよかろう、どちらも赤いし ^^;)ということで入りました。
(ラーメン神戸たろう 阪急六甲店)
ラーメン神戸たろうは、三宮本店をはじめ、阪神間に他に10数店舗を展開しているようです。
オープンキッチンで、周りをカウンターで囲むような店内レイアウトでした。
最初に食券を買うよくあるタイプではなく、食後精算する形でした。
(何を頼んだか)
チェーン店共通のラーメンメニューの他に、各店独自の物のあるようです。
そのひとつが、最初に見たトマトラーメンのスペシャル版、トマトチーズラーメンでしたので、それにしました。
真っ赤な、トマトスープに麺とチャーシュー、味玉が浸かり、その上にたっぷりのチーズが掛かっていました。まるでイタリアンです。
スープの味もまさにそれ。好みの味でした。面白いのは、自家製キムチが無料で食べ放題 ^^;)
一方、麺は比較的細く、ちょっと柔らかめ。
なんでも注文すれば固めにもしてくれるようなので、今度来たらそれをお願いしてみようかな?
チャーシューは肩ロースのしっかりしたもの。適度な脂身もあって美味しかったです。
赤つながりで選んだトマトラーメン。正解でした。
ラーメン神戸たろうの店舗情報はこちら。
https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280103/28004037/
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場所は灘区民ホール(マリーホール)。
土曜日だったんですが、夜6時からという、これまた珍しい時間に始まる演奏会でした。
友人のオーボエ奏者の方が出られるので、聴きに行きました。
(演目もなかなか)
演目も、ニルス・ゲーゼとカール・ニールセンの共に交響曲第1番という、デンマークの作曲家二人の作品を並べる、結構マニアックなもの。北欧の作曲家好きの私としては願ってもないものですが ^^;)
指揮は、この会場でおなじみのオーケストラ・クラシークというアマオケの常任指揮者の高橋義人さん。
これはもう、期待しかありませんでした (*^^*)
(ゲーゼ:交響曲第1番)
ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817年2月22日 - 1890年12月21日、wikipedia)
彼はメンデルスゾーンと同時代の作曲家で、メンデルスゾーンが彼の才能を最初に認めた恩人でもあります。
メンデルスゾーンが亡くなると、彼の跡を継いでライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団の首席指揮者となりました。
しかし、デンマークとプロイセンの紛争(第一次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争)が始まるとデンマークに戻り、終身デンマークで作曲活動、後進の育成に努め、北欧の音楽界に貢献しました。
本日の2曲目の作曲家ニールセンは彼の影響を受けたデンマークを代表する作曲家に育っています。
彼の交響曲第一番は、どちらかというと北欧風というより、メンデルスゾーンやシューマンの影響が色濃く現れる、ロマン派の叙情あふれる楽想の曲になっています。
できて間もない、しかも第一回の演奏会でしたが、どうしてどうして堂々たる演奏でした。
指揮者の高橋義人さんの指導もいいのでしょうね。
そして第3楽章のオーボエのソロによるテーマ。Y崎さん、実に情感豊かに演奏されていました。
(参考までに)
ゲーゼ:交響曲第1番
クリストファー・ホグウッド指揮、デンマーク国立交響楽団
https://youtu.be/ns9WDGH6LzQ
(ニールセン:交響曲第1番)
カール・ニールセン(1865年6月9日 - 1931年10月3日、wikipedia)
彼のこの記念すべき作品は、デンマークを代表する、まさしく北欧の香り豊かなものになっています。
その溌剌とした、しかも麗しい楽想を見事にいちご組は再現していました。ブラボーです。
次回は来年2月。チャイコフスキーとボロディンの共に交響曲第3番と、これまたマニアック?な選曲。
楽しみです。
(参考までに)
ニールセン:交響曲第1番
ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、サンフランシスコ交響楽団
https://youtu.be/XSMtC3OgAf4
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]]>新国立劇場2023年のプロダクションの一つ、サロメ
(ファム・ファタールとは)
ファム・ファタール(仏: Femme fatale)という言葉があります。
もともと、男にとっての「運命の女」(運命的な恋愛の相手)という意味でしたが、時代が下ると「男を破滅させる魔性の女」をも意味する言葉に変化していきました。怖いですねえ。でも人間て、怖いもの見たさっていうどうしようもない心理がありますからねえ。
・サロメ
・カルメン
・マノン・レスコー
などが、ファム・ファタールとしてよく取り上げられます。
いずれも、妖艶かつ魅惑的な容姿や性格を持ってして、その意志のあるなしに関わらず男を虜にさせ、道を誤らせてしまうというものです。
そんな危険な存在にも関わらず、いやそうだからこそ、西洋において、ファム・ファタール願望が、芸術の分野で興ってきました。19世紀頃のことですね。やはり世紀末の気分がそこにも加味されたのでしょうか。
(その代表的存在のサロメとは何者?)
ところで、サロメは古代パレスチナの領主ヘロデ・アンティパスの娘(王妃ヘロディアの連れ子)です。
何故彼女が名高いのか、それは洗礼者ヨハネ(救世主の到来を予言し、イエスに洗礼を施した)の首を所望した女性だから。
レオナルド・ダ・ヴィンチ:洗礼者ヨハネ(wikipedia)
その事件のいきさつは、キリスト教の、マルコ福音書の記述に拠れば、
・洗礼者ヨハネがヘロデ王とヘロディア(弟の妻だった女性)との結婚の不道徳を厳しく批判した。
・ヘロデ王は、それに怒り、王に逆らうものとしてヨハネを捉えて、牢につないでいた。
・しかし、なかなか人望あるヨハネを処刑できないでいた。
・ヘロデ王の誕生日の祝宴の場で王女(ヘロディアの娘(連れ子)義理の娘)サロメが見事に舞った。
・ヘロデ王が褒美として何を所望するか尋ねた。(実は福音書にはサロメという名は出てこない)
・母ヘロディアにサロメが相談すると、ヨハネの首が良いと言うようにと言われた。
(ヨハネを邪魔に思っていた王妃の差し金?)
・そこでヘロデ王に、サロメはヨハネを断首し、その首をもらいたいと申し出た。
・祝宴に列席した人々の前で褒美を与えると公言した手前、ヘロデ王はその申し出を退けられず、やむなくヨハネを処刑し、その首をサロメに与えた。
とのことです。
(多くの芸術家を魅了したサロメ)
そしていつしか、彼女がヨハネに恋をし、それをはねつけられた腹いせに首を所望したといった話に変化していきました。
実は母親の差し金であったとは云え、このような猟奇的な彼女 ^^;)に、これまで多くの芸術家達がインスパイアされ、多くの作品が残されています。
例えば絵画では、
ティツィアーノ:「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」、1515年頃。ドリア・パンフィリ美術館(ローマ)所蔵。(wikipedia)
カラヴァッジオ:「洗礼者の首を持つサロメ」、1605年(wikipedia)
などの絵を始め、数多くの作品が描かれています。
ところが13−17世紀前半まで、それほどまでに関心を持たれた素材だったサロメの逸話も、17世紀後半から起こる科学革命や、啓蒙思想によって、画家たちの関心が急速に離れてしまいます。そのような状況がその後およそ200年にわたって続きました。
(世紀末に再び注目される)
それが再び注目されるようになったのが、世紀末(19世紀末)思想が台頭した頃です。
ギュスターヴ・モロー:『出現』 (1876, en:L'Apparition)(wikipedia)
舞うサロメと、空中に浮かぶヨハネの首というなんとも猟奇的、かつ幻想的なこのモローの絵は人気を博し、いくつかのヴァージョンの作品を彼は残しています。まさに象徴主義のリーダーですね。
(ワイルドのサロメとビアズリー)
更に人々の関心を呼ぶ契機となったが、オスカー・ワイルドによるこのモティーフの戯曲化でした。
オスカー・ワイルド (1854-1900) ニューヨーク, 1882の肖像(wikipedia)
そしてその戯曲の英語による出版に際して挿絵を描いたのが、オーブリー・ビアズリーでした。
ビアズリーの描いたサロメ(ワイルドの戯曲”サロメ”(1894年 英語版)の挿絵より)
オスカー・ワイルドの戯曲『サロメ』のオーブリー・ビアズリーによる挿絵 (1892) (wikipedia)
オーブリー・ビアズリー(1872年8月21日 - 1898年3月16日、wikipedia)
ビアズリーは、作家オスカー・ワイルドに見出され、後に悪魔的と称されるペンで描いた、ワイルドの小説の挿絵で一躍有名になりました。
その後、ワイルドが男色の罪で逮捕されるというスキャンダルが起こり、ビアズリー自身は男色家ではなかったものの、それに巻き込まれて、挿絵を描いていたイエローブックを追放されます。
パリ、ベルギーと転々としながら絵を書き続けますが、生来の病弱のため結核となり、25歳の若さで病没。
その短い生涯に描いた作品が、その後多くの人に影響を与えたことはご存知のとおりです。
こうしてみると、ビアズリーもファム・ファタールに取り憑かれた一人だったのかもしれませんね。
ビアズリーとワイルドの愛憎の顛末については、原田マハの小説 ”サロメ”をお読みいただければと思います。
http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=2043
今日3月16日はそんなビアズリーの命日でした。
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]]>
その際に、なぜか厚生省から環境庁に移った、公害と関係がなさそうな部門が、大臣官房国立公園部。
2001年に環境省に昇格した際も、国立公園の所管省庁であり続けました。
それはともかく、環境省 自然環境局 国立公園課が、日本の国立公園を設置・管理しています。
(国立公園指定記念日)
我が国の風景を代表する自然の景勝地であり、環境大臣が指定した公園が、国立公園ですね。
現在、29の国立公園が指定されています。
その初の指定(当時は内務省が担当)となったのは、1934年3月16日に国立公園に指定された瀬戸内海・雲仙(現在の雲仙天草)・霧島(現在の霧島屋久)の3箇所です。
瀬戸内海国立公園の鞆の浦(wikipedia)
そこで、3月16日を国立公園指定記念日とされました。
美しい日本の風景をこれからも長く残して行きたいものです。
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#社会 #国立公園 #環境省 #公害 #国立公園指定記念日 #瀬戸内海国立公園
]]>
(機械学習とディープラーニング)
機械学習(Machine Learning)とは、コンピューターに既知の大量のデータを読み込ませて、それらのデータ内に潜むパターンを学習させることで、未知のデータを判断、推測するためのルールを獲得することを可能にするデータ解析技術です。
一方、ディープラーニングとは、機械学習の一種であるものの、対象とするものの全体像から細部までを複数の階層構造に関連させて学習する手法です。
しかし、それは当時行き詰まりを見せていました。
その打開策の一つとして、人の脳の働き(学習)が神経回路(ニューラルネットワーク)を元にしていることから、これをディープラーニングに適用して、様々な、かつ膨大な例から学び、そこから人間の自然な思考・行動をコンピューターに再現する手法が取られました。
それによって機械学習の精度、速度が飛躍的に向上し、現在に至っています。
(世に盗人の種は尽きまじ)
しかし残念ながら、優れた技術が開発されると、良い活用がされる一方、それを悪用する者が現れるのは人の世の常。
このディープラーニングを悪用して、いわゆるディープフェイクというものが昨今、特にSNSに現れ、大きな混乱を招いています。
2023年に出回った、元アメリカ大統領のドナルド・トランプが逮捕される様子を描いたディープフェイク画像
それは、上述のディープラーニングを使用して、既存の画像や映像を、ある意図(悪意)に沿った別の画像または映像に重ね合わせて結合することで、実際には起こっていない出来事に関する偽の(フェイク)映像を生み出すものです。
ディープラーニングの技術、画像映像処理技術の向上で、ぱっと見では偽物とは気づかないくらいの精度で作られるようになって、様々な問題を起こしてきています。
(毒?を持って毒を制す)
では我々はその悪意ある画像、映像をどうやって見分ければいいんでしょうか?
難しい問題ですよね。
しかし、安心して下さい、方法はあります (*^^*)
その一つの試みとして、AIに対してはAIでということで、ディープフェイクをAIで作るなら、AIでそれを見破るということで、その解析技術の開発が続いています。
国立情報学研究所:AIでディープフェイクを見破る。
https://www.youtube.com/watch?v=jPy3Bw4xB94
しかし、もっと大事なことがあります。
SNS上に流布する情報を鵜呑みにしないこと、また単一ではなく複数の情報源に基づいて判断することを普段から行っていれば、ディープフェイクに振り回される可能性はかなり減るはずです。
これが今まで以上に大事に成ることでしょう。
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#社会 #AI #機械学習 #ディープラーニング #ディープフェイク
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(お出迎え)
2泊3日の帰省をしていた家人の労をねぎらうため、三宮で夕食を取ることに。
高松からのバスが到着するのがミント神戸(神戸バスターミナル)であったため、その近くで手頃な店を探したら、そのミント神戸の7Fに和パスタの店"こなな"がありました。
(こなな)
パスタ専門店なんですが、ソースと言うか味付けが和風。
お店のインテリアも明るく開放的で、店員さんもなかなか感じが良かったです。
注文は、もはやこういった店の定番になってきた感がある、スマホを使ってのもの。
テーブルにおいてあるQRコードを読むと、注文の画面が出て、そこから好みのメニューを選ぶ仕組み。しかし、慣れない人もいるだろうということで、来た店員さんから、それ以外に口頭でも注文をお受けしますよの一言。いい感じの接客ですね。
(頼んだものは)
私は鶏そぼろとなすの味噌パスタ、
家人は豆乳カルボナーラ。
麺は結構な細麺ですが、いい感じのアルデンテに仕上がっています。
味もそれぞれの素材が生かされた、たしかに和風の味付け。
この日はとりあえず様子見のつもりで単品で頼みましたが、おばんざいの小鉢と和風のデザートがセットになったオトクなメニューもあるようなので、次回はそれを頼んでみようかな?
こななの情報は、こちら。
http://www.konana.jp/shoplist/mint-kobe/
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(関西大学千里山キャンパスのレストラン)
村野藤吾設計の建物を見終わったのが11時半。
寒い中、キャンパスを彷徨ったのでお腹も空きました。
駅まで戻るのももどかしく^^;)、学食はないかと探しました。
しかし、あいにく3月で学生は春休み。ほとんどの学食はしまっていましたが、一つ空いていたのが、ここCircolo(チルコロ)
(学食よりはちょっとハイソ?)
定食だけでなく、アラカルトの料理もあり、飲み物もワインまで出しているので、お値段もそこそこいいですね。
色々と迷ったあげく、大阪甘辛ミンチカツカレーを頼みました。
割ると中から肉汁が溢れ出すミンチカツが載ったカレー。
カレーのルーは、名前の通り甘みの後にパンチのある辛さが追いかけてくる、あのインディアンカレーや白銀亭のそれです。
なかなかいい味です。
結構席が埋まっていて、残念ながら窓際の席が取れませんでしたが、窓の外には村野藤吾の建築群を見ることができます。
ゆっくりとそれらを愛でながら食べるカレーの味は格別でした。
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]]>まずはこれをお聞き下さい。
www.youtube.com/watch?v=VxvRmUvhLSg
軽やかな弦の音に導かれて登場する、輝かしいトランペットの響き。
まさにバロックのシンフォニアのような作品です。誰の作品なんでしょうねえ。
調べてみると、なんと現代の作曲家の作品でした ^^;)
映画"アメリカの夜"の一場面(ジャクリーン・ビセットのなんと美しいこと ^^;)
しかも、"アメリカの夜"(1972年、フランシス・トリュフォー監督作品)という映画の中に出てくるんですよ。
ジョルジュ・ドルリュー(1925年3月12日 - 1992年3月10日、wikipedia)
作曲したのは、この見かけがなんともいかついおっちゃんですが、ダリウス・ミヨーに師事したパリ音楽院出身で、ローマ大賞も受賞した英才です。
そして、名監督フランソワ・トリュフォーの主要な作品、”ピアニストを撃て”から始まって、”突然炎のごとく”、”柔らかい肌”、”終電車”、”日曜日が待ち遠しい!” そして”アメリカの夜”などで、次々とその音楽を手掛け、トリュフォー監督の映画に欠かせない音楽を提供してきました。
またアメリカにも招かれ、オリバー・ストーン監督の”プラトーン”、”ジョージ・ロイ・ヒル”監督の”リトル・ロマンス”(これでアカデミー賞オリジナル音楽賞受賞)などを手掛けました。
(参考までに)
ジュルジュ・ドルリュー:映画"プラトーン" テーマ
https://www.youtube.com/watch?v=SJvTWV5pPeQ
今日3月13日はこのドルリューの誕生日でした。
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#音楽 #映画 #ドルリュー #ダリウスミヨー #ローマ大賞 #トリュフォー #アメリカの夜 #オリバーストーン #プラトーン
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ある時、思い切って南口駅で降りて、もと来た方向に歩いて戻って、その教会を訪ねました。
そして中を見せていただいた際に、それが村野藤吾と言う建築家の設計であることを知ったのです。
村野藤吾(1891年(明治25年)5月15日 - 1984年(昭和59年)11月26日、wikipedia)
その後、宝塚市役所本館そのものが村野藤吾の設計であることに気づきました。
さらに調べてみると、村野藤吾は後半生を宝塚(清荒神)に移り住んで、大阪、兵庫で多くの作品を残したことがわかりました。
(関西大学千里山キャンパス)
今回、大阪建築士会の主催によるこの大学のキャンパスに残る村野藤吾の作品を見て歩くツアーに参加してきました。
あいにく、雪のちらつく寒さではありましたが、このキャンパスの個々の建物の設計だけではなく、キャンパスの在りようを決めた村野藤吾の想いを知ることができました。
1950年から1980年という長きに渡って、一つの大学のキャンパス設計、建物設計をした例は他には無いのではないでしょうか。最も多かったときは40棟以上の建物があったそうですが、現在は建て替えられたりしていて、それでも20棟ほど残っています。いわば村野藤吾建築群と言えるでしょう。
現在は博物館に転用されている、元は図書館であった簡文館。
階段の魔術師と呼ばれた村野藤吾設計の階段を登り降りできました (*^^*)
正面玄関から入るとまっさきに目に入る円神館(ITセンター)などなど、村野藤吾好きにはたまらない場所ですね。
今回は1時間半という限られた時間だったので、見ることのできなかった建物も結構ありましたので、また改めて行ってみたいと思いました。
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#建築 #村野藤吾 #宝塚在住 #カトリック宝塚教会 #関西大学千里山キャンパス
]]>今回の脚本は大石静さん。
朝ドラのふたりっ子、オードリー、大河の功名が辻を書いた人として、面白くなると期待して見てきました。
その大石さんが放送開始前のインタビューで、どんな内容になるのかと聴かれて、
セックス&バイオレンスと、苦し紛れに?思わず言ってしまったと述懐されていました ^^;)
確かに平安時代を優雅な貴族社会として描くのではなく、権謀術数渦巻く世界(バイオレンス)として描き、初回では式部の母が無惨にも刺殺されるなんて場面も出てきましたね。後は色恋沙汰(セックス)をどう描くかですね (*^^*)
NHK:光る君への一場面
(くずし字)
それはさておき、その"光る君へ"の中で、道長が最初に紫式部に宛てて書いた恋文の文面がくずし字で出ていました。
録画だったので、場面を止めて読んでみたところ、なんとか読めました (*^^*)
思うには 忍ぶることぞ 負けにける 色には出でじと 思ひしものを。(詠み人知らず、巻11−503)
ググってみると、詠み人知らずの歌のようですね。
去年までなら、くずし字を見たらスルーしていただろうに、読んでみる、なんとか読めるところまで来ました。
3ヶ月弱の訓練も無駄ではなかったようです。
これからも精進しなくては。
ちなみに、今は伊勢物語を読んでいます。
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#ドラマ #大河ドラマ #光る君へ #大石静 #恋文 #くずし字 #古今和歌集 #伊勢物語
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これまで、楽しい、また教えられることの多い番組でしたので、終了は残念です。
ただ、ここ最近は番組制作サイドの、行った先の関係者への忖度なのか、切れ味が今ひとつの回も散見することもありました。
ここはひとまず終了するのは賢明な判断だったのかもしれません。
タモリさん自身の意向もその点に関してあったのではないかと愚考いたします。
(指宿でのわっぜえ発見)
NHK"ブラタモリ"(3/9放送)より。
とはいえ、指宿を訪ねた最終回、巨大カルデラ内に更にカルデラ、マールができて、現在の指宿の土地ができているなど、面白い知見が色々とありました。
なかでも、少なくとも私にとって、最もわっぜえ発見(鹿児島弁ででっかい発見)は、番組の最後の方にありました。
指宿・橋牟礼川遺跡の出土土器(鹿児島県教育委員会)
今では考古学、いや一般の人の知識としても、縄文時代と弥生時代では縄文の方が古いというのは、いわば常識でしょう。
しかし、ある時までは、例えば縄文土器と弥生土器が出土しても、違う民族が使っていたという違いと考えられ、時代の違いとは必ずしも捉えられていなかったのです。
ところが、指宿の橋牟礼川遺跡で、縄文土器の出土した地層と弥生式土器の出土した地層の間に、はっきりとした火山灰層が横たわっていたのです。
これで出土した地層の上下関係から、民族の違いではなく、縄文時代の後に弥生時代がやってきたことが考古学的に確定されたのです。
いやあ、面白いですね。
できれば、不定期でいいので、タモリさんの思いの詰まった特番などをやってもらえると嬉しいですね。
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#テレビ #番組 #NHK #ブラタモリ #放送終了 #鹿児島県 #指宿 #縄文 #弥生 #橋牟礼川遺跡
]]>高円宮妃殿下の童話を台本にしたオペラ。
大阪芸大の様々な部門の学生、教員の共同制作(音楽科、舞台芸術科、映像芸術科)によるオペラ(というよりミュージカルかな?)同大学の教授に就任している浜畑賢吉氏をホワイエでお見かけした (*^^*)
そして高円宮妃殿下も臨席されました。中央のその席の周りはなんだかオーラが漂っているような感じでした (*^^*)
オペラそのものは、なかなか楽しいものでした。これが無料で見れるなんてなんと贅沢!
(微妙な時間に開始)
さてその前に、オペラの開演が5時30分だったので、夕飯にしては微妙な時間になりそうでした。
そこで阪急での買い物のついでに、演奏会場そばの西宮ガーデンズのフードコートでたこ焼きでもたべて軽くと考えました ^^;)
しかし、軽い夕食のつもりが、そのたこ焼き、とてつもなく大玉で、しかも掛かっているタルタルソースみたいなトッピングと相まって、結構なボリュームになり、想定外の結果に ^^;)
向こう側は家人の分で、醤油味。
まあ美味しかったからいいか。
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(ラーメン食べるとチャーハンが無料で付いてくる ^^;)
ここのラーメン店のチャーハンはなかなか美味しいのですが、ラーメンを頼むと無料で付いてきます ^^;)
なので、チャーハンを食べたくなったら、この店でラーメンを頼むという、ちょっと倒錯的なチョイスにいつもなります。
(何を頼んだか)
この日はごま味噌ラーメンの辛さ控えめ(おさえ)にしました。
更に特製辛味噌のトッピング量がおおい、普通、辛め、大辛などがありますが、控えめでも十分辛い。
ごまの風味がしっかりと香るごま味噌スープに、コシの強い麺が浸っています。
トッピングはバラチャーシュー。オプションで増やすこともできますが、普通でもちょうどよい量です。
載ってくる辛味噌を途中でスープに溶いて、味の変化が楽しめます。
(肝心の?チャーハン ^^;)
そして、私にとってはメインのチャーハン。
なんとも言えないいい艶。味も特に変わったところはないのですが、パラリ感としっとり感が絶妙のバランスで美味しい。
期待を裏切りませんでした。
でんえんらーめんの情報はこちら。
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#グルメ #ランチ #ラーメン #チャーハン #無料 #宝塚 #でんえんらーめん
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(これまでは)
従来のカメラは、レンズを通した光で被写体の像を、フィルム上(フィルムカメラ)であれ撮像素子上(デジタルカメラ)であれその上に結び、ほぼそのまま記録する装置でした。そこでは、得られる像の良さは、レンズの光学性能(歪みがないとか)、カメラ本体の性能(ブレが出にくいとか)、フィルムあるいは撮像素子の解像度の高さなどによって決まりました。
しかし近年、デジタル処理によって画像を生成することを前提としたイメージング技術が急速に進化してきました。
今流行のAIとか画像処理技術を駆使して、これまでのただ撮って出しの写真ではなく、カメラの画像処理エンジンを使って、思いのままに映像を加工して、撮影者のイメージに沿った写真を作り出せるようになったということです。
(デジタル写真の発展の経緯)
フィルムカメラと違って、デジタルカメラは、デジタルセンサーである撮像素子上に並んだ画素に差し込んだ光の情報を元に、画像を再構成します。
その再構成を自由に操るには、以前はパソコン上で専用のソフトを使う必要がありましたが、それはカメラに搭載されたCPU(画像処理エンジン)が非力だったからです。ところが、昨今のデジタルカメラは、多くをカメラ上で行えるようになってきています。
例えば、フォーカス(ピント)位置を瞬時に変えて複数回撮ることで、対象(人物や静物、風景のオブジェクト)に十分な被写界深度(ピントの合う範囲)を与えつつ、その前後をぼかすことで、対象を浮き立たせた(いわゆるボケ味の豊かな)写真を撮ることが簡単にできるようになってきています。
これは従来は大口径の明るいレンズ(当然大きく、重く、値段も非常に高価な、そしてそれを使いこなすには高度なテクニックが必要)を使わないとできなかったことです。
(新しい流れはスマホから)
ところが、近年そこにコンピュテーショナル・フォトグラフィーの流れがでてきたのですが、その源流は実はスマホのカメラから来ているように思います。
スマホのカメラは、当然レンズは小さいこともあり、光学性能は一般に高級一眼レフには劣りました。それをデータ処理(ノイズ消去とか、要らないものを簡単に消したりとか)で克服してきた歴史があります。
ケータイに最初にカメラを載せたのは日本のメーカーなんですけどね。写メなんて言って。
更にコンピュテーショナル・フォトグラフィーがそれを後押ししています。
たとえば複数人で記念撮影すると、よく誰か一人が目を閉じていたりということが起きますね。ところが、某社の最新のスマホのカメラで集合写真を撮ると、複数枚を瞬時に撮影し、それぞれの人物の顔のベストショットを自動で選んで組み合わせ、みんなベストの顔をした集合写真が出来上るんです。そんな機能をあの小さな簡体に詰め込んでいることが驚きです。
(うかうかしていられない)
一方、これまでカメラメーカーは、どちらかというと、そういう画像処理をカメラでやるのは邪道だと(メーカーのプライド?からか、レンズとカメラ本体の光学性能で勝負する?)していたように思います。
しかし、そんなカメラメーカーも、全自動オート露出に始まり、オートフォーカスをAI化して、人でも鳥でも犬猫でもその瞳に、はては列車や車の先頭部分にも、どこまでもフォーカスを合わせ続けられる様になってきていて、その垣根は意味をなさなくなったのかもしれません。
2年ほど前あたりから出るカメラに、そのようなコンピュテーショナル・フォトグラフィーの機能が搭載されたものがでてきています。そのうち、大きく重く高価なカメラレンズ、ボディーは陳腐化するのかもしれません。オーディオの世界と同様に ^^;)
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]]>東京名所八代洲町警視庁火消出初梯子乗之図(部分)、歌川広重(3代目)、明治維新後の火消出初式
(火事と喧嘩は江戸の華?)
他の地域に比べて遥かに人家が密集していた江戸は、火事が多く、それを消す火消しの働きぶりも華々しかったため、同じく多い喧嘩と共にもてはやした言葉ですね。
町火消のいろは組とその纏(落合芳幾)
江戸においては、頻発する火事に業を煮やした江戸幕府が防火・消火制度を設けました。
幕府直轄で旗本が担当した定火消。大名に命じて組織させた大名火消、町人によって組織された町火消の3系統が存在しました。
最も多い時で、構成員が1万人を上回ることもあったそうです。
(元々警察?)
明治維新後は、行政を引き継いだ明治政府により、消防は警察の所管とされました。
それが1948年(昭和23年)の3月7日に施行された消防組織法によって、各地方自治体(市町村であって、都道府県ではありません)に消防本部、消防署、消防団の全部または一部を設置することが義務付けられたんですね。
それによって警察から各地方自治体(市町村)に消防組織は移管され、各市町村が消防責任(費用もね ^^;)を負う自治体消防制度となりました。
従って、国や都道府県は消防責任を負うことも、市町村消防を管理することもありません。
そしてその2年後の1950年に、総務省消防庁(当時は国家消防庁)が、3月7日を消防記念日として設定したわけです。
自治体消防の役割としては、火災の防御だけではありません。災害の防除もその任務に含まれ、救急、救助、行方不明者の捜索までを自治体の消防組織が行います。
尤も、大規模災害の場合など、全国各地から駆けつける緊急消防援助隊の派遣、国際緊急援助、住民への災害情報伝達などは、総務省消防庁が行っています。
ネット上の炎上はしらんけど ^^;)、日々の生活を大きく損なう火災を防ぐには、皆さん一人ひとりの防災意識の高まりが不可欠ですよ。
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#社会 #組織 #火消し #江戸 #火事 #防災 #消防の日 #警察 #市町村 #消防組織 #消防庁
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(新規開店)
阪急今津線の仁川駅そばに、かつ丼専門店が開店したと聞き、行ってきました。
場所は仁川駅前ロータリーの入り口そばでした。
(なんとか座れました)
店に到着したのが12時30分頃。平日とは言え、満席かなと思ったのですが、幸い一席空いていてすぐに座ることができました。
でも、タッチの差で後から来た人は外で2-30分ほど待たされたようです ^^;
(メニューはシンプル)
かつ丼専門店の文字通り、かつ丼三種類のみ。
お昼だし、庄司さんじゃないし(楽屋落ちです ^^;)、並を頼みました。
すると来たのがこれ。
丼から溢れんばかりに載ったとんかつ。
一瞬、注文を間違えたかと思いました。
熟成した豚肉を厚切りにし、いい味の付いた衣をまとわせて、外はからりと、中の肉はジューシーに揚げています。
やはりかつ丼のカツはこうでなくては。薄っぺらい肉ではいけません (*^^*)
しかし、かつ丼て、かつを卵でとじてるんじゃないの?
安心して下さい、敷いてます (*^^*)
ここのカツ丼はちょっと変わっていて、薄焼き卵(結構分厚いけど)を雑穀米のご飯の上にかぶせて、その上にとんかつを載せるスタイルです。そうすることによって、かつのサクサク感を大事にしているようです。
とはいえ、このあたりは議論の余地はあるかも。だしを吸った衣が好きって言う人も居ますし。
でも、ご飯はつゆだくなので、それにかつを浸して出しを吸わせて食べることもできます。
ランチにしてはちょっとヘビーな感じですが、食べたーと言う満足感は十分にあります。
かつ丼 桜花の情報は、こちら。
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#グルメ #ランチ #仁川 #阪急今津線 #駅前 #かつ丼 #専門店 #桜花
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(六甲フィル)
この日曜日の午後、神戸文化ホールの大ホールで、神戸大学交響楽団のOB、OGを中心に結成されたアマチュアオーケストラである六甲フィルの定期演奏会を聴いてきました。
2022年の3月に初めて聴いて以来、今回で5回目。
(演目)
毎回ユニークな選曲で聴かせてくれるのですが、
今回は、カール・マリア・フォン・ウェーバーの魔弾の射手序曲、メンデルスゾーンの真夏の夜の夢、シューマンの交響曲第一番と、ドイツロマン派の系譜を見るような演目でした。
今回の指揮は団内指揮者3人(江嶋純吉さん、森康一さん、若林博行さん)が振りました。
1.ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
この歌劇、そして序曲は、ドイツ人にとって、オペラに置いて、色んな意味で新しい時代の始まりを示す画期的なものでした。
それまでオペラはイタリアのもの、歌詞はイタリア語、そして序曲は開演を知らせる合図的でした。
しかし、ウェーバーは、ドイツの民話を題材に、ドイツ語のオペラを完成させた上、序曲をオペラ全体のエッセンスを凝縮したものにしました。さらにドイツが一つにまとまろうとしていた時代の機運と相まって大成功を収めました。
確かにこの序曲には、オペラの重要な動機が散りばめられていることに気づきます。
今回の演奏は、それを改めて気づかせてくれました。
(参考までに)
カルロス・クライバー指揮、ドレスデン国立管
https://www.youtube.com/watch?v=wNVgWSU-dqc
2.メンデルスゾーン:劇付随音楽「真夏の夜の夢」
かのシェークスピアの同名喜劇のために、序曲と12曲の劇中音楽を、メンデルスゾーンが作曲したものです。人間と妖精が織りなすシェークスピアの喜劇が持つ軽妙洒脱なストーリーを巧みに表現したものですね。
今回の演奏では、それを含めて5曲抜粋の形でした。
なかでも、結婚行進曲は単独でも演奏されることの多い名曲ですが、晴れやかさに満ちた演奏になっていました。
(参考までに)
カール・シューリヒト指揮、バイエルン放送響
https://youtu.be/tUtRJodY0sY?t=1648
3.シューマン:交響曲第1番「春」
この曲は、シューマンがシューベルトの交響曲「ザ・グレート」の楽譜を発見して、依頼したメンデルスゾーンによる演奏が成功を収めたことで、彼自身の交響曲作曲の気持ちが高まったことで作曲されたものです。そしてその楽想には、ようやく成就できることとなったクララとの結婚の高揚した気分が大いに反映した、人生の春を詠った作品と言えるでしょう。
今回の演奏も、それを十分に感じさせてくれる喜悦に満ちた力の入ったものでした。
(参考までに)
サヴァリッシュ指揮、NHK交響楽団
https://www.youtube.com/watch?v=4WRgBAGD6QQ
ちなみに、次回は9月8日(日)同じくホールで、新田ユリさんの客演によって、
ニールセン:ヘリオス序曲
ゲーゼ:交響曲第一番
シベリウス:交響曲第5番
とまた、マニアック? ^^;)な選曲で聴かせてくれるようです。
楽しみです。
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#音楽 #クラシック #六甲フィル #神戸大学 #ウェーバー #魔弾の射手 #メンデルスゾーン #真夏の夜の夢 #結婚行進曲 #シューマン #交響曲 #第一番 #春
]]>キリスト教がヨーロッパ世界に与えた影響は広範にわたりますが、芸術の世界にも強く現れています。
その中でもマリア信仰、それにインスパイアされた芸術作品も、当然数多くあります。
(我が子イエスの死を悲しむ母マリア)
ミケランジェロ・ブオナローティ作 ”ピエタ”
(Juan M Romero - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0,
https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=46153417による)
彫刻作品で、これを超える作品は無いのではないかと思うのが、このミケランジェロのピエタ像です。
人類の罪を一人背負って十字架上で天に召された我が子、イエス。
十字架から降ろされたその遺体を抱えて深い悲しみに暮れる母、マリア。
ミケランジェロの畢竟の名作 ”ピエタ” はその光景を余すところなく描いています。
初めてバチカンでこれを見たときは、マリアの悲しみが伝わってきて、とても冷たい大理石で出来ているとは信じられませんでした。私はキリスト教徒ではないのですが、この感動は普遍的なものだと思います、多分 ^^;)
(音楽では、スターバト・マーテル)
この聖母と神の子の別離を描いたものとしては、音楽では ”スターバト・マーテル(悲しみの聖母)”でしょう。
その元になっているのは、ラテン語の強弱四歩格で書かれた詩です。
13世紀のフランシスコ会で生まれたカトリック教会の聖歌の1つで、ヤコポーネ・ダ・トーディ (Jacopone da Todi) の作とされています。
3行毎に韻を踏んで、これを一節とする全20節で構成されていて、音楽はそれに対して全10曲の構成にまとめられています。
その詩は、十字架刑に処せられたわが子の傍らで悲嘆に暮れて立ち尽くすしか無い母マリアの姿をまず描きます。
Stabat mater dolorosa 悲しみの母は立っていた
iuxta Crucem lacrimosa, 十字架の傍らに、涙にくれ
dum pendebat Filius. 御子が架けられているその間
題名のスターバト・マーテル(stabat mater;悲しみの聖母)は、この第一節の冒頭から取られています。
このテーマはよほど作曲家のインスピレーションを掻き立てたのか、スターバト・マーテルに曲を付けた作曲家はなんと600人以上いると言われています。数えたことがないので知らんけど ^^;)
主だった所(ごく一部ですが)を挙げると、
古いところでは、ジョスカン・デ・プレ(16世紀)、ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナ(1590年)、アントニオ・ヴィヴァルディ (1712年)、ペルゴレージ(1736年)などのルネサンス、バロック時代の作品から、
古典派に入っての、ハイドン(1767年)、シューベルト(1815年・16年)、ロッシーニ(1837年)
ロマン派ではグノー(1867年)、ドヴォルザーク(1877年)、
近現代では、プーランク(1950年)、アルヴォ・ペルト(1985年)
などを挙げることが出来、これらは一応一度は私も聴いています。
(どれを聴くか)
スターバト・マーテルといえば、まず思い起こされるのがペルゴレージのものでしょう。
演奏も数多く録音されています。
しかし今回は、今日が誕生日のヴィヴァルディの作品を紹介したいと思います。
歌っているのは、カウンターテナーの名手、アンドレアス・ショル。
いい声、歌う技術がうまいのはもちろんですが、悲しみが切々と胸に迫ってきて、初めて聴いたときは不覚にも涙が....^^;)
ヴィヴァルディ:スターバト・マーテル
アンドレアス・ショル(カウンターテナー)
https://www.youtube.com/watch?v=n71JvW4E9Xw
是非一度聴いてみて下さい。
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(ひな祭りあるいは桃の節句)
今では3月3日のひな祭り、桃の節句と一般に呼ばれていますが、
元々は宮中で執り行われた、次の五節句のひとつでした。
1月7日の人日の節句(七草の節句)
3月3日の上巳の節句(桃の節句)
5月5日の端午の節句(菖蒲の節句)
7月7日の七夕の節句(笹竹の節句)
9月9日の重陽の節句(菊の節句)
川西郷土館の旧平安邸主屋の広間に飾られた雛人形段飾り
今日の「上巳(じょうし/じょうみ)の節句」は、旧暦3月の最初の巳の日に行われたものです。
しかし、のちに行事の日付が変動しないようにと、3月3日になったものです。
ちょうど旧暦のその頃が桃の花の盛りであることもあって、桃の花も飾り、いつしか桃の節句と呼ばれるようになりました。
(日本玩具博物館パンフレットより)
(中国から伝来)
古代中国ではこの日に水辺で身体を清め、宴会を催し、災厄を祓うと言う習わしがありました。
これが日本に伝わり、日本に古代から伝わる禊祓(みそぎはらい)の思想や、「人形(ひとがた)」を流す風習とがそれに混じり合って、日本独自の形になり、人形を川に流す風習が長らく宮中などで行われてきました。
そのうち、人形も豪華、精緻なものになったので、流さず家の中に飾るという今の雛まつりの形式になりました。
ずらりと並んだ雛飾り。でもこれは所蔵のごく一部(日本玩具博物館)
(雛人形の変遷)
宮中での雛まつりがルーツですが、それが武家、そして裕福な商家、そして一般の家庭にお祭りが普及して行きました。
そして最初は簡素質素だったものが、徐々に壮麗・豪華になりました。
姫路にある日本玩具博物館には、おそらく日本の主だった雛飾りが集まっていると思われますが、それを比較するとその変遷の歴史を追うことが出来ます。
江戸後期の古今雛と五人囃子(日本玩具博物館パンフレットより)
江戸では段飾りが発展した一方、京阪では御殿飾りが隆盛でした。
檜皮葺の豪華な御殿飾り(大正時代)
源氏枠御殿飾り雛(大正時代)
しかし、そのうち京阪にも江戸の段飾り、玉眼を入れた雛人形が伝わってきました。
京・大坂の段飾り
我が子や孫の健やかな成長を願った親の気持ちが伝わってきます。
5年前(2019.03.03)の雛まつりのスナップ
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(定額減税)
2024年の予算審議が大詰めを迎えていますね。そして低所得者支援給付金が3月頃から始まります。
その影でひっそりと?実施が決まった定額減税。減税と言う言葉には某省庁はアレルギーでも起こすのか?周知しませんね ^^;)
国税庁によると、2024年(令和6年)に(おそらく6月頃から)、定額減税が実施されるようです。
減税の対象者は、その3月頃に実施される給付金(低所得者支援給付金:住民税や所得税が非課税の低所得者向け)の支給対象から外れる(所得税、住民税を納税している)オーディナリーピーポー(普通の人?誰や!^^;)とのことです。
減税額は、本人 4万円(所得税から3万円、住民税から1万円)、同一生計配偶者や扶養親族にも1人あたり同じく4万円になりそうです。
例えば年金生活の夫婦世帯で合計8万円が減税されるということですね。
しかし、その実施方法が、毎月受け取る年金、給与所得者なら、年金・給与が減税分だけ自動的に増える形なので、気をつけていないといくら減税されたかよくわからないうちに使ってしまうということになりかねませんね。
(なぜ?)
しかし、なぜこんなめんどくさい、わかりにくい方法で減税するんでしょう。
それに2024年度に限定された減税です。
財◯省はあくまで明確な、そして恒久的な減税(例えば消費税を8,10%から下げる)というのはしたくないのでしょう。
国民から色んな理屈を付けて税をひたすら吸い上げるのを省是とし、どれだけ税を徴収したかが、その後の出世を左右するという ^^;)明治以降全くリニューアルされない頭の持ち主ばかりの財◯省の抵抗なのでしょうかねえ。
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#社会 #税金 #給付金 #定額減税 #2024年度
]]>伊藤若冲:紫陽花双鶏図(動植綵絵の一つ、wikipedia)
(いまや江戸期を代表する画家)
NHKのドラマ "ライジング若冲"がつい最近再放送されました。
これは画家の伊藤若冲が、まだ何者でもない、若者(青物問屋の若旦那でしたが)であった頃に、様々な人と出会い、画家として成長していく過程を面白おかしく描いたもの。また見てしまいました (*^^*)
京・錦小路にあった青物問屋「枡屋」の長男に生まれた伊藤若冲(これは画家としての名前。23歳のとき、父・源左衛門の死去に伴い、4代目枡屋(伊藤)源左衛門を襲名しています)。
伊藤若冲(1716年3月1日 - 1800年10月27日、wikipedia)
(江戸絵画中の一匹狼)
江戸時代の絵画、特に本流と言われる狩野派や四条丸山派に関わりのない、若冲のような師匠のいないいわゆる一匹狼的な画家は長らく評価されずに来ました。
しかし、アメリカのジョー・プライスコレクションが海外、特にアメリカで高く評価されたことや、辻惟雄の"奇想の系譜"で取り上げられたことから見直され、日本でも人気が出始めました。
現在では日本のどの画家よりも展覧会で人を呼べる存在になってしまいました。
(画家としてだけではなく)
40歳の年(1755年、宝暦5年)には、青物問屋の家督を3歳下の弟・白歳(宗巌)に譲って、自身は名を「茂右衛門」と改め、はやばやと隠居して、絵をかくことに専念します。
青物問屋を弟に譲ってさぞかし創作三昧の毎日と考えられてきました。そしてそれは本人が商売や人付き合いを苦手とするためと言われてきました。
しかし、最近の研究では実はその後も町の役職につき、50代なかばに起こった錦市場の存続の危機の折りは奔走しました。その結果、錦市場は閉鎖を免れ、幕府公認を取り付けることに成功したことが記録に残っています。
それは、この時期に書かれた作品がほとんど無い事と合致します。
本人の好き嫌いにかかわらず、意外にそちらの才も優れていたのかもしれません。
(再び画家としての生活に復帰)
その後紆余曲折があり、なんとか復興、存続出来ることになったあとは再び創作活動が復活し、80代の長きに亘って数々の名作を描きます。
彼の代表作は、なんといっても動植綵絵でしょう。
伊藤若冲:動植綵絵 ”群鶏図” (wikipedia)
超のつく細密画でありながら、幻想的な雰囲気はサルバドール・ダリやルネ・マグリットのようなシュルレアリズムのそれであり、見るものを惹きつけてやまないのかもしれません。
今日3月1日は彼の誕生日でした。
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#美術 #絵画 #伊藤若冲 #奇想の系譜 #プライスコレクション #動植綵絵 #誕生日
]]>コロナのために感染防止を理由に閉鎖され、その後ワクチン接種の会場確保のためとかで、ずっとこの数年間一般公開が取り止めになっていました。
その間何度か神戸市役所に立ち寄ってみたのですが、いつも1階のエレベーターホールでの公開中止の立て札を見て帰っていたのです。
それが今回たまたま三宮に用があったので、もしやと思い立ち寄ったのですが、ようやく再開されていました (*^^*)
(ランドマーク)
なにせ神戸市役所一号館は、神戸のランドマーク的存在の一つ(ここより高いビルは何個か立っていますが上には上がれないはず)で、しかも24階の展望ロビーからの海側の港街神戸、山側の六甲の山並みの眺望は神戸名物の一つでしたから。
そして無料!(*^^*) 横浜のランドマークタワーなどは有料ですからね。
(24階からの眺望)
最新のエレベーターで24階まで一気に(その間10秒もかからない?)上がると、海側、山側はそれぞれこちらという掲示があり、まずは海側に行っていました。
行き交う人の声と姿から、結構外国人の旅行客も来ているようです。
神戸市役所の足元の新たに整備した東遊園地からまっすぐ南に伸びる道フラワーロード。その先、神戸ポートターミナル、赤い神戸大橋、ポートアイランド。
高い建物があるため見えませんが、その先には神戸空港があるはずです。
少し西に目を向けると、海を挟んで対岸の大阪南部、そして和歌山の海岸線が見えます。
反対側の山側(北側)の窓から見ると、ビル群のすぐ北側には六甲の山並みが見えます。
神戸という街が、海と山に挟まれた地にあることが実感できます。
そして帰りに御座候を買って帰ったのは内緒です ^^;)
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いつも弊ブログ "弘前りんご_新参者の宝塚日記" をご笑覧頂き、ありがとうございます。
その皆様にお知らせとお願いがございます。
(サイトURLの変更)
3月6日(水)より、弊ブログ(jugemブログ、弘前りんご_新参者の宝塚日記)のURLが、ブログサイトを提供するJUGEMによって、
http://kitamahokif.jugem.jp/
から
https://kitamahokif.jugem.jp/
へと変更になり(http → https)、常時SSL化(HTTPS化)されます。
この変更で、ブログの通信にSSL通信が用いられるようになるため、より一層安心してご利用いただけることとなりました。
(お願い)
ただ、そのため、これまでブラウザにページ登録などされている場合、そのアイコンをクリックしても、ページに接続されなくなる場合がございます。
その場合は、ブラウザのURL入力欄のhttpをhttpsに書き換え(httpの後ろにsを加えるだけ)て下さい。
それでうまく接続されたら、改めて新たにブラウザにページ登録いただけると、次回からいつも通り使えるようになります。
よろしくご協力の程をお願い致します。
そして、今後とも弊ブログをよろしくお願い致します。
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]]>牛フィレ肉にフォアグラにトリュフ!
(人生の達人?)
10代からオペラ作曲を始め、青年ー壮年期は人気オペラ作曲家として一世を風靡し、その後はその名声を惜しげもなく捨て去って、料理研究家、美食家として人生を謳歌した、まさに生き方の達人みたいな人。
そう、今日2月29日は、ロッシーニの4年に一度の誕生日です。
ジョアキーノ・アントーニオ・ロッシーニ(1792年2月29日 - 1868年11月13日、wikipedia)
(ロッシーニ)
ロッシーニと言えば、当時イタリア・オペラの最も人気のある作曲家でした。
あのベートーヴェンがそのあまりの名声に嫉妬したとも言われます。
しかし、生涯に39のオペラを作曲しましたが、作曲家として活動した期間は20年未満と短いものでした。
想像される通り、絶頂期には1年に3−4曲のハイペースで大作を仕上げていました。
その特徴は、"セビリアの理髪師"に代表されるオペラ・ブッファ(喜劇・ハッピー・エンドの作品)の比率が高い点。悲劇を好むイタリアのオペラ作曲家の中ではある意味異色と言えます。
ロッシーニ:歌劇"セビリアの理髪師"
カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー
https://www.youtube.com/watch?v=uzVqgs8nmw4
じゃあ、オペラしか書いていなかったのかというと、さにあらず。
あの誰でも知っているだろう大作オペラ"ウィリアム・テル"を最後に、宗教音楽(レクイエムが有名)、コンサート向けではなくサロン向けの歌曲、ピアノ曲、室内楽を主に作曲しました。
また教会でのみ聴ける宗教曲を、コンサートでも演奏できるように尽力した点も、特筆できます。
ロッシーニ:スターバト・マーテル
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、フィルハーモニア管(Royal Albert Hall, London, 23/8/1981)
https://www.youtube.com/watch?v=0JXdTTQh69o
(食べることも作ることも)
そんなロッシーニも、オペラ界から引退すると、若い頃から食べることも作ることも好きだった料理の創作に情熱を傾けました。
"〇〇のロッシーニ風"などの名前のレシピも色々とあります。
トゥルヌド・ロッシーニ(牛ヒレ肉のロッシーニ風)。牛ヒレ肉、フォアグラ、トリュフ(wikipedia)
更には、"老いの過ち"と言う晩年の小品集には、"やれやれ!グリンピース"、"ロマンティックなひき肉"など、料理の名前をつけた曲も作曲しています ^^;)
ただ、軽い冗談音楽にとどまらず、そこに用いられた斬新な着想、和声法はフランス近代音楽に大きなる影響を与えました。
ビセー、サン=サーンスにそれを見ることができます。
(引退生活)
なんと彼は44歳の時に、イタリア北部ボローニャで引退生活に入りましたが、亡くなるまで料理の創作、レストランの経営、小品の作曲、自宅サロンで演奏会を開催と、元気一杯活躍していたのです。それまでとの違いは、自分の好きなことに時間を費やすという点。見習いたいものです。
(ロッシーニルネサンス)
彼の死後、その作品は一部を除いて急速に忘れ去られました。口さがない人には一発屋と呼ばれたりもしました。
しかし、ペーザロのロッシーニ財団が始めた、彼の作品のクリティカル・エディションによるロッシーニ全集の出版などをきっかけに、1970年代になるとロッシーニのオペラが再評価されるようになってきました。
作品数も多いこともあり、その活況はプッチーニやヴェルディに迫らんばかりの勢いを呈しているとも言われます。
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#音楽 #クラシック #オペラ #ロッシーニ #美食家 #引退
]]>アンドレ・プレヴィン(1929年4月6日 - 2019年2月28日、wikipedia)
(肩書)
クラシック・映画音楽。ジャズの指揮者、そしてピアニストであり、作曲家でもありました。
(生い立ち)
ユダヤ系ドイツ人の家庭に生まれ、ナチス政権を逃れて、フランス経由でアメリカに渡り、1943年に合衆国市民権を得ました。そのアメリカ亡命の渦中で出生証明が失われていて、生まれた年は定かではないとのこと。
(指揮者)
クラシック音楽の指揮者の中でも、名伯楽として名高いピエール・モントゥーに指揮法を学んだ後、ヒューストン交響楽団の音楽監督を皮切りに、ロンドン交響楽団、ピッツバーグ交響楽団、ロサンジェルスフィル、ロイヤル・フィル、オスロ・フィルなどで音楽監督、首席指揮者のポストを歴任し、ウィーンフィルとも度々共演するなど、目覚ましい活躍ぶりでした。N響の首席客演指揮者も3年間務めています。
(ジャズプレイヤー)
その一方で、ジャズピアニストの天才少年として注目を浴び、数々のジャズの名手と共に演奏し、レコード化されています。
またさらにクラシックとジャズの融合を体現し、ガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーなどの弾き振りの録音を残しています。
(映画音楽)
映画音楽ではハリウッドの大手映画会社MGMの専属となって、作曲、編曲、音楽監督を務めました。
あの"マイ・フェア・レディ"でも音楽監督を務め、アカデミー賞編曲賞を受賞しています。
(多彩なのは仕事だけではない)
このように各方面に多彩な活躍をしたプレヴィンですが、私生活も ^^;
なんと5度も結婚しています。
ジャズ・シンガーのベディ・ベネットと初めて結婚しましたが、その後女優のミア・ファロー、作詞家のドリー・プレヴィン、ヴァイオリニストのアンネ=ゾフィー・ムターなどと結婚しました。仕事だけで忙しいのにこんなに結婚を繰り返すなんて、実にタフですね ^^;)
今日はそんなアンドレ・プレヴィンの命日でした。
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#音楽 #クラシック #ジャズ #多能の人 #指揮者 #ピエールモントゥー #ピアニスト #映画音楽
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(マスコミによる世論調査)
某マスコミによる、次の首相にふさわしい人はだれかという世論調査の結果がこのほど発表されました。
それによると前回の調査時(1月)にトップ3を占めた小石河連合^^;)に、今回某外相が食い込んだと報道。
あいもかわらずやってますね。
(迎合?)
この世論調査って、誰を調査(聞き取り)対象にしているか、標本数が統計的に意味があるのかなどツッコミどころは色々あるけど、もっと根本的に、そもそもやる意義あるんでしょうか。
米国なら国民の投票で大統領は選ばれますが、日本の首相は国会議員による投票で決まります。
日本で、一般市民(かどうかもわからんけど)の人気投票の域を出ないこんな調査をやってどうするんでしょうね。市民への迎合ですか?
なお、断っておきますが、米国のシステムのほうが、日本のそれより優れてるとかどうとかいうつもりはありません。それぞれにメリット・デメリットがありますし。
それこそ、国会議員への匿名意向調査でもやったほうがまだ意味があると思うのは、私だけでしょうか?
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#マスコミ #人気投票 #首相 #大統領 #迎合 #日本 #アメリカ #選挙 #システム
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こう書くと日中から毎日飲んだくれているように誤解されそうですが、たまたま三連休で行事が相前後しただけです ^^;)
このお店は鳥友商店と言う酒屋が経営する居酒屋のようで、昼前からやっていて、料理もお酒の種類も豊富で、何よりコスパがいいので、連日満席。予約をしないとまず入れないということでした。
また、昼前からやっていて、夕方頃には料理が売り切れるものもあるということなので、昼過ぎに行ったと言う事情もあります。
お店は阪急今津線と平行に走る良元街道から東に一本入った住宅街の路地の一角。
こんなところに店があっても、知らないと来ないでしょう ^^;)
そして建物の表は倉庫のようにシャッターをおろしていて、端っこに営業中のみ、のれんがかかっているのでかろうじて分かるという所。きっと本店(酒屋)の倉庫だったんでしょう。
入るとカウンターとキッチンが細長くあり、客と壁の間のかろうじて人一人が通れる通路を抜けると、奥にテーブル席が数十人分ほどあります。
そこの壁にはお酒がずらり、手前のラックには惣菜がズラリ。酒の問屋の倉庫内を見ている感じ? ^^;)
お酒のアテ、焼きそばやおでんなど好みの料理を選んでテーブルに持って行って食べる(焼きや温めが必要ならお願いする)と言うスタイル。
8人でたらふく食べて、しこたま飲んで ^^;)、そして大いに語らって3時間。
それで一人2千5百円と言う驚きの値段。
これならまた来たくなりますね。
若い方々はこのあと、すぐ近くのそば屋でそば酒で二次会?したそうですが、私は遠慮しました。
流石に2日連続のはしご酒は無理 ^^;)
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]]>正直、絵画は油絵、西洋絵画に限ると思っていた時期がありました。
それは日本画が線の細い、そして日本だけで通用する(珍重される)絵だと思っていたからです。
炎舞 速水御舟(wikipedia)
しかし、速水御舟のこの絵を見つめていると、蛾と共に自分も引き込まれそうになり、それから日本画の認識が変わり、日本画の魅力に気づくようになりました。
(横山大観)
以前、島根県安来市にある、庭園の美しい足立美術館に行きましたが、その時のお目当ては庭ともう一つあって、横山大観のコレクション展でした。
そこでは数ある富士の絵だけを集中的に展示していて文字通り圧倒されました。
国際観光年記念切手として1967年に発行された横山大観の"霊峰飛鶴"
同じ画家が描く富士の絵が、これほどまでに多彩とは思ってもいませんでしたから。
(足立美術館HPより)
季節が変われば、展示作品が替えられるので、また違った季節に行ってみたいのですね。
上の写真は横山大観の”紅葉”の左隻。とうとうと流れる川は日本画の歴史を表し、そこに見事な紅葉を見せる楓の老木は大観自身。そして写真にはありませんが、右隻には空に向かって雄々しく飛び立つ若い鶺鴒(せきれい)が描かれていて、大観が若い世代に日本画の将来を託したことが描かれています。
横山大観は自身天才肌の画家でしたが、それと同時に日本画を背負って立っているという自覚から、師である岡倉天心の構想する美術研究を具現化するために、日本美術院を設立したりしています。ただ絵だけを書いていた人ではなく、義に厚い人でもあったんですね。
同じく天心の理想を具現化するべく、病身をおして日本画の表現を追求した菱田春草といい、明治の頃の人々の、国を想う心情に心を打たれます。
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#美術 #絵画 #日本画 #洋画 #速水御舟 #菱田春草 #横山大観 #岡倉天心 #富士 #安来市 #足立美術館
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"同期の桜?で酒を酌み交わす ^^;)"
http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=5315
"昨日は蔵開きの話で終始したけど、文化財建造物見学も忘れていませんよ (*^^*)"
http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=5316
(摂津本山へ)
ということで、一日の疲れを癒やすべく、摂津本山の贔屓のお店、まご八にみんなで行きました。
料理はご主人に任せておけば間違いがないので、おまかせでお願いしてありました。
最初にシャキシャキの歯ごたえの良い大根とじゃこのサラダ、香ばしい香りの西京漬け魚の炙り、いい出汁が効いているだし巻きが出てきました。お酒が進みます (*^^*)
ついで、唯一こちらから注文した紙鍋のおでん、見た目も味も期待に違わないものでした。
その後に、ちょっとびっくりするくらい長いアスパラに豚肉を巻いた天ぷらがでてきました。揚げたてだし、アスパラも大きくてもみずみずしいので、満足の一品でした。
これはお店からのサービスで鶏の天ぷら。
最後に、このお店の冬の自慢の逸品、神戸ポークのあっさり鍋、そしてシメの五目ごはんせいろ蒸し。
この間飲んだのは、もちろん灘五郷の酒!
話も弾んで、お酒も進んで(昼酒も結構飲んだのに ^^;)、楽しいひと時を過ごせました。
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本殿。三連春日造の優美な姿
拝殿
現在本殿、拝殿は瓦吹き替え工事中のため、祀られた神様方はすぐ西の仮本殿に移られていました。
ここの文化財登録は所属する阪文建が担っていて、何度か中に調査で入らせてもらいました。
重文指定の南大門(10日えびすの福男レースのスタート地点として有名)と同じく大練塀。
(旧辰馬喜十郎邸と酒ミュージアム)
ついで、西宮郷一の酒造会社である辰馬酒造関連の施設を見学。
まずは今は本辰馬に吸収されましたが、本辰馬10代目当主辰馬吉左衛門の四男で南辰馬初代当主喜十郎の旧邸を見学。当時の気分を示す建物で、神戸英国領事館を模して建てられたという興味深い建物です。残念ながら阪神淡路大震災後は中の見学はできなくなっています。
旧辰馬喜十郎邸
そしてそのすぐ北の白鹿酒ミュージアム(本辰馬)では酒造りの過程をオーディオガイドの説明を受けながら見て回りました。
灘酒飛躍の契機となったのが宮水発見でした。その記念の井戸を白鷹(北辰馬)の敷地そばで見ました。
そして酒蔵通りに戻って東へ。蔵開きの会場の日本盛 煉瓦酒造館へ。
そこでの様子は昨日のブログで紹介しましたが、昼酒飲みすぎました ^^;)
"同期の桜?で酒を酌み交わす ^^;)"
http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=5315
(次に今津郷)
更に東へ。灘五郷の東の端にある今津郷です。
休憩のつもりで入った大関のアンテナショップ、甘辛関寿庵でしたが、饅頭やその他の和菓子、抹茶はスルーして ^^;)、大関の自販機へ ^^;)(上述の昨日の記事 参照 http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=5315)
そしてその道を挟んで向かい側になる今津小学校に残る、今津六角堂を見学。
今津六角堂は、今津村立小学校の校舎として明治15年に建てられたもので、現存する小学校の洋風校舎としては松本市の開智小学校についで古い建物です。
六角堂の名前は、正面玄関上のバルコニー部分が六角形になっていることから。
建設にかかった費用は8000円。これは、当時今津・津門村の1年間の予算とほぼ同額であったといわれ、かなり高額なものでした。
しかし、「今津に美しい校舎を」という思いから今津・津門村の有志が5200円を寄付し、建築にこぎつけることができたといいます(西宮市政ニュース 2012年10月10日 第1398号)
明治の頃の教育にかける熱い想いが伝わってくる話です。今のお役人にこの爪の垢でも煎じて飲んでいただきたい (*^^*)
(芦屋へ)
ついで芦屋に向かいました。
阪神芦屋駅の真北、歩いて1−2分のところにある芦屋警察署からスタートしました。
(芦屋警察署)
ここは、ロマネスク風の建物。
当時兵庫県営繕課の営繕課長であった置塩章が関与していると思われます。
ちなみに尼崎警察署(1926建造)は置塩章が手掛けています。
阪神・淡路大震災(1995年)に見舞われ、また老朽化の問題もあったため、1927年に建造の旧建物の玄関部分とファサードを残して、残りの部分を新しく建て替えたものです(2001年)。新・旧の建築が違和感なく繋がれおり、我々文化財保護を考える者にとって、部分保存の一つのあり方と見えました。
(カトリック芦屋教会)
ついで、カトリック芦屋教会。現在の聖堂は長谷部鋭吉の設計(1956年)。
ここは度々聖堂内でのコンサートで訪れていますが、外観も芦屋のランドマーク的存在としてふさわしいものです。ちょうど演奏会が催されていたため、中を見ることができず、残念でしたが。
後述の芦屋仏教会館とともに、芦屋市の景観重要建造物の第一号として指定されています。
(芦屋モノリス)
今度はそこから東に行って、芦屋モノリスへ。
芦屋モノリス
元々、芦屋郵便局電話事務室として、逓信省技師、上浪朗が設計し、1929に竣工した洋風建築。
阪神間モダニズム建築の好例です。
しかし、その歴史はなかなか波乱万丈。戦時中は防空迷彩のため、コールタールで真っ黒に塗装され、戦後はリシン吹き付け塗装で逆に白い外観でした。
1981年に電話交換局としての役割を終えると民間に移り、それらの塗装が剥がされ、新築当初の2色のスクラッチタイルに戻され、現在は芦屋モノリスと言う名のレストラン・結婚式場として活用されています。
(業平橋)
再び芦屋川沿いに戻り、業平橋を渡って西岸へ。
これは、芦屋川にかかる国道2号線の橋です。
初代は1917年(大正6年)に木造の橋として架橋されました。
国道の交通量の増大により、1925年(大正14年)に現在の業平橋(2代目)にかけ替えられました。1974年(昭和49年)まで橋の中央に路面電車(阪神国道電軌、のちの阪神電気鉄道阪神国道線)が走り、橋上には芦屋川停留所が設けられていたそうです。業平橋の名は、芦屋に暮らしたとされる平安時代の歌人、在原業平に由来します。
2012年、芦屋川の文化的景観の一つとして指定され、更に2018年、土木学会選奨土木遺産に認定されました。
(芦屋仏教会館)
芦屋川西岸に沿って立つ、RC造地上4階建ての建物。昭和2年(1927年)竣工の建物です。
近代建築に東洋風、インド風の細部意匠を取り入れたデザインは、片岡安の設計。
国の登録有形文化財となっています。
今も仏教関係のみならず、コンサートの貸館などとしても活用されています。
(ヨドコウ迎賓館)
最後に訪れた、この日の見学のメインイベントである、ヨドコウ迎賓館。
近代建築の三大巨匠の一人、フランク・ロイド・ライト(あと二人はル・コルビュジェ、ミース・ファン・デル・ローエ)の設計で日本に残る3つの建物の一つ。あと一つはファサード部分のみを明治村に移築された、帝国ホテル二代目本館のものが残るだけです。
今回ここを選んだのは、ライト建築で、重文の建物であるというだけでなく、灘五郷の一つ、魚崎郷の山邑酒造(現在の櫻正宗株式会社)の8代目当主であった山邑太左衛門が自邸としてこの建物の設計をライトに依頼して建てられたからで、蔵開きツアーにもふさわしいと考えたからです (*^^*)
私自身はこれまでに数度訪れていて、ブログにも書きましたので、詳細はそちらを参照していただければと思います。
"弘りんの芦屋散歩(3)フランク・ロイド・ライトの建てたヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)"
http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=4054
しかし、何度訪れても、2階の応接間に入ると、とても落ち着くのは変わりません (*^^*)
そこの見学を終えて、打ち上げ会場(摂津本山)に向かいました。
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(文化財見学と西宮酒蔵開きツアー)
この時期(2−3月)、灘五郷では、色んな酒蔵で蔵開きをやっています。
そこで、京都市文化財マネージャー講習会で同期だった6人で、西宮、芦屋の文化財建造物見学ツアーを、この灘五郷の蔵開きに合わせて開催。私がアテンドというか、ガイド役を仰せつかりました。
白鹿酒ミュージアム
早朝から西宮神社、旧辰馬喜十郎邸、白鹿酒ミュージアム、白鹿宮水井を見学したあと、
宮水井(灘五郷躍進のきっかけとなった宮水発見の場所)
この日(2月23日)開催の日本盛の蔵開きに向かいました。
いつも混んでいるとの情報で、会場とほぼ同時に行ったのですが、もうすでに満員。
入場に30分ほど待たされました。
いわばウェルカムドリンのようなもの。スマホへの日本盛アプリインストール特典の金粉入りのお酒。
ようやく入れたので、まず日本盛アプリインストール特典のお酒を頂きました。
小さなカップに20mLくらいだったので、なんだこれが試飲のサイズかと思い、ちょっと少ないなと思ったのですが ^^;)
(もはや試飲レベルではない ^^;)
ところが、購入した試飲セット(クリア枡、安らぎ水付き、試飲三杯で1000円)のお酒はこの枡にたっぷりと、おそらく100mLはあろうかというくらいに注いでくれました。
もはや試飲レベルではありません。
それを三杯も飲んだものだから、空きっ腹に染み渡り、昼からもういい気分。
その上、今津郷の大関のアンテナショップ甘辛関寿庵でも試飲 ^^;)
その後の文化財の見学が大変でした ^^;)
それについてはまた改めて。
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(子供の頃)
新聞やテレビで、度々報道されたのが、ストライキ実施とか、かろうじて回避、といった文言でした。
そういえば、JRになる前の国鉄の労組(国労、動労など)は、しょっちゅうストライキをやっていたような気がしますが、どうでしょう。また私鉄の鉄道やバスの労働者のストも結構ありました。
そのときは、あまりその意義も考えず(お気楽な学生だったせいもあり)、迷惑な話やなあと言うのが率直な感想でした。
(基本の権利)
とはいえ、資本主義社会において、労働の提供のみが売るべき商品である労働者が、自己主張する最後の手段がストライキでした。
日本国憲法でも、勤労者の団結権、団体交渉権、団体行動権(ストライキを含む)を保証していますし(と社会で習った ^^;)、労働組合法は"正当な"争議行為を保証し、刑事責任、民事責任は免責されます。ただし、公務員はストライキを禁止されており、また公益事業の場合には、事前予告が必要であるという制約があります。
なお、正規労働時間中に就業していない分の賃金の支払責任は企業にはないという点に留意が必要。
(ストライキ、聞かなくなって久しい?時代の趨勢?)
しかし、1970年代なかば以降、ストライキが急激に減少し、今や我々国民の関心も薄れてきているように思います。
それは上のグラフに如実に現れています。
それは労働者にとって何も問題が無くなったからかというとそんな事はありません。
平成は失われた30年なんていう言葉で形容されるほど、経済的に困難な時代でしたが、それが今も続いています。
税金は色んな名目で取られて増えているのに、収入はほとんど増えていない。
少子化もその原因の一つには、それで子育てするのは無理(今様にいえば、タムパが悪い?)といった、経済的な側面も大きいでしょう。
(自分たちの生活を自分たちで守るため)
それに対して、国民の窮状など我関せずと、害務省の操り人形かと思えるほど(官僚の書いた台本をただ読んでいるだけの用に見える)増税メガネと呼ばれる方を代表に、明治時代以来の旧態然とした政治家、官僚は増税の道を邁進しています。
そして与党、野党共に抜本的な政治改革をする気もなさげに見えます。
国民の意識に、大震災に会って大変な時に、自分たちの要求を声高に述べるのは気が引けるといった自己規制もあるようにも思います。
しかし、たとえば春闘において、一部ではあっても企業の労働者たちがストライキにより獲得した成果が、他の労働者に波及するということがある時期まではありました。たとえ、一部の労働組合によるストライキであったとしても、その他の労働者、パートやアルバイトまでの暮らしを支える労働条件が少なからず向上していたのです。
決して過激な労働闘争を煽っているのではありません。
ただ、自分たちの生活は自分たちで守ると言う気概を我々は持つべきだし、そういう意味で、物言わぬ国民の上にあぐらをかく、政治家、企業に対して意思表示をしていくべきだと考えるのですが、いかがでしょうか。
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決して大柄でもなく、ふとっているわけでもないのに、一体体のどこにこれらが入ってしまうのか?
フードファイターと言う言葉、久々に目にしました ^^;)
(神戸BBステーキ 西宮北口店)
冗談はともかく、この日もなんか肉料理が食べたいと思い、西宮北口そばのアクタ西宮西館の神戸BBステーキに入りました。
頼んだのは焼肉ランチ。しっかりとした肉質の食べごたえのある、まあ、切り落としですが、それの香ばしく焼いたもの。
アメリカンビーフだそうです。
肉はこの150gぐらいがちょうどいいですね。ポテトと野菜のサラダ、ライス(1回おかわり可)、そして卵スープ。
これで880円。気兼ねなく食べられます。
(神戸BBステーキ)の情報はこちら。
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番組HPより
芦田愛菜ちゃんが演ずるヒロインは、主人公の指揮者の娘で、天才少女ヴァイオリニストともてはやされたものの、ある事情でヴァイオリンをやめたという設定になっています。(リバーサルオーケストラと同じやんか、パクリか?^^;)
それはともかく、先週だったか、遂にちらりと彼女がヴァイオリンを弾くシーンがでてきました。流石に芦田愛菜ちゃんの演奏ではなく、プロのヴァイオリニストが弾いているのですが、それが渡邊紗蘭(わたなべさら)さんらしいと言う情報がありました (*^^*)
TBSテレビ放送より 田代俊文さんは指揮者、鎌田泉さん、渡邊紗蘭さんはヴァイオリンなどなど。
東京音大が全面的にサポートしているとか(東京音大の教授で、指揮者の広上淳一さんの名前もありました)
尤も、他にも女性のヴァイオリニストが演奏指導に入っているので、決定ではないのですが ^^;)
それはともかく、渡邊紗蘭さんは、2022年の日本音楽コンクールで一位となり、一躍注目を集めましたが、彼女が高校生の頃に、神戸でその演奏を聴いて以来のファンです。
"若い才能に感服しました! 松方ホール音楽賞受賞記念演奏会"
http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=4875
なので、ドラマの進行と共に、芦田愛菜ちゃんのヴァイオリンを弾く場面が増えれば、渡邊さんのヴァイオリンも聴けるのではないかと期待しています。
また今年8月に芸文で開催される"生で聴くのだめカンタービレ"にも渡邊さんは出演するようですね。
ミーハーの独り言でした ^^;)
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#音楽 #クラシック #テレビ番組 #さよならマエストロ #ヴァイオリニスト #芦田愛菜 #渡邊紗蘭
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具体的には、演奏する楽器を取捨選択し、組み合わせたり、色んなパートの演奏方法を考えたり、更にはハーモニー、リズムを必要に応じて変化させたりといったアレンジを施すわけです。
音楽ビシネスにおける、なくてはならない縁の下の力持ち的存在ではありますが、そのアレンジ一つで、曲の印象が大きく変化し、より魅力的になることもしばしばあります。近年はアレンジャーに注目が集まりもしますね。
(クラシック音楽の世界では)
アレンジャーはもちろんクラシック音楽の世界でも存在します。
ただ、原点重視の傾向にあるクラシックでは、これまでポピュラー音楽の世界ほど大きな存在ではありませんでした。
ただ、アレンジによって多くの人々に知られることになった作品も少なくはありません。
たとえば、組曲"展覧会の絵"。ムソルグスキーがピアノソロのために作曲したのですが、その後にフランスの作曲家ラヴェルが管弦楽のために編曲したことで、世界的にはそれまで無名だったこの曲、そして作曲家を一躍世界中に知らしめたことはみなさんもご存知ではないでしょうか。
(作曲家のタイプ)
そういう観点から見ると、作曲家には美しいメロディーを生み出すタイプの作曲家(たとえば、モーツァルトやシューベルト、そしてドヴォルザーク)と、武満徹のように広い意味での編曲に際立った才を示す作曲家(もちろん自身のオリジナルの作品も優れていることは言うまでもありませんが)とに別れる様に思います。後者には、リムスキー=コルサコフ、ラヴェルなども含まれるのではないでしょう。
そして、究極の人が、実はバッハではないかと私は思っています。
Johann Sebastian Bach(1685年3月31日 - 1750年7月28日 wikipedia)
バッハの名曲として名高い数々の作品、元をたどればどこかにその素材を見出すことが出来るものがそれなりにあります。
各地に残っていた舞曲を洗練させたものにしていったり、先人の作曲家の作品の編曲であったり。
しかし、今流行の(^_^;)、コピペではなく、バッハの偉大さは、そのように原型があったとしても、彼の手にかかれば、全く新たな魅力を装う作品に生まれ変わっているのであり、まさに偉大なアレンジャーと言えるのではないでしょうか?
(参考までに)
バッハ:4台のチェンバロのための協奏曲 BWV.1065
(原曲:ヴィヴァルディ 4本のヴァイオリンのための協奏曲)
Bach-Vivaldi/Concerto for 4 Pianos/MultiPiano Ensemble
https://www.youtube.com/watch?v=7OwQOb6bd1M
ヴィヴァルディの原曲はこちら。
ヴィヴァルディ:4本のヴァイオリンのための協奏曲 RV.580
https://www.youtube.com/watch?v=kO6CqW3imbo
(武満徹)
さて、日本を代表する、いや世界の偉大な作曲家の一人である武満徹。
もちろん、ノベンバーステップスなどに代表される彼の作品の素晴らしさは、言うまでもありません。
武満徹(1961年頃、1930年〈昭和5年〉10月8日 - 1996年〈平成8年〉2月20日、wikipedia)
しかし、日本の名歌 ”さくら”の混声合唱へのアレンジに、彼の編曲家としての偉大さが大いに見て取れます。
混声合唱 ”さくら”
http://www.youtube.com/watch?v=pJxKBVLVtV0 (Youtube)
原曲はシンプルな中に日本の美意識が見事に表現されているのですが、彼の手にかかると、このように実に芳醇なものに変わっています。まさにアレンジの妙でしょう。
今日2月20日は武満徹の命日で、こんなことをつらつらと考えた次第です。
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#音楽 #アレンジ #クラシック #ムソルグスキー #ラヴェル #武満徹 #バッハ #ヴィヴァルディ
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いまや、現金を下ろす時に郵便局のATMに行く以外は、送金、振込、残高確認はネットで行っています(ゆうちょダイレクト+)
ゆうちょ銀行HPより、他金融機関への送金手数料
ゆうちょ口座同士なら月5回まで手数料無料。5回を超えても、1回100円。
また、他銀行への送金でも手数料1回160円とATMあるいは窓口でするより安いです。
ほぼ24時間対応で、何よりいちいち郵便局に出かけて行かなくていいのが助かります。
(PCとスマホ)
これを今ではすっかり使い慣れて、PCのブラウザから、あるいはスマホから度々使っているのですが、ふと疑問というか気づいたことがあります。それはPCとスマホの立ち位置です。
以前はどちらもIDとパスワードを入力してログインするという手順はほぼ同じでした。
ところが、セキュリティー確保のため、さらに本人認証のステップが加わって、いささか煩雑になってきました。そしてスマホは画面が小さく、液晶画面での文字入力がPCに比べてちょっとやりづらい(今の若い人は物理キーボードより使いやすいとか?)ということで、当初はもっぱらPCからゆうちょダイレクトを使っていたのです。
しかしそんな中、セキュリティ確保の手段の一つとして登場してきたのが、2段階認証です。
それはID、パスワードという、それを知ることができれば本人であるかどうかに関わらず使えるという、情報漏洩に弱い点をカバーするために、本人と紐づけされた情報を使うというもの。一般的には、指紋認証などの生体認証です。
スマホがすでに指紋認証を導入された環境であったため、PCでのログイン時の本人であることの生体認証にスマホが採用された経緯があります。
たとえば、ゆうちょダイレクトなら、PCでログインしようとすると、スマホのゆうちょダイレクト認証ソフトを立ち上げ、それでログインすることで本人の生体認証を行うわけです。
そう、PCでのログインには、必ずスマホが必要なのです。
ところが、スマホでゆうちょダイレクトを使う場合であれば、スマホで完結します。PCは必要ありません。
どうです、数年前までのスマホはPCのサブシステムと言う印象から、180度変わり、スマホがPCにとって必須のアイテムと成る一方、スマホはスタンドアローンで機能しうる存在になったと思いませんか?
それだけにとどまらず、可搬性、多機能性(コミュニケーション、静止画、動画撮影など、様々なデジタルソルーションをこなす)を持つスマホはすでにPCを凌駕する存在になっているということです。
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#IT #インターネット #通帳アプリ #ゆうちょ銀行 #ゆうちょダイレクト #2段階認証 #生体認証 #PC #スマホ
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(芸文でのこと)
堀江さん(チェロ)、乾さん(ピアノ)の圧巻のコンサート!
ホント、聴きに行ってよかったと思いました。
"ラスプーチン? いやそれは怪僧でしょ ^^;)カプースチンでした。"
http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=5308
しかし、その会場でいささか嫌な思いもしました。
というのは、第一曲目、ショパンのチェロ・ソナタ、超大な第1楽章が終わって、さあ次の第2楽章に入るという直前に、ぞろぞろと5名くらいの団体さんが客席に入ってきました。演奏者のお二人は、それに気づき、着席して落ち着くまで待たれました。その時間を測ったわけではないのですが、結構長かった(30秒くらい?)。演奏者、聴衆のテンションが下がったのではないでしょうか。
そして演奏を再開した直後、新たに一人入ってきて、空席を探してウロウロ、そしてあろうことか、座っている人の狭い前を通って奥の席へ。音楽に聴き入っている人の都合も考えないのでしょうか。
(芸文のホールスタッフの対応に疑問)
しかし、問題はそこではありません(これだけでも十分問題だと思うのですが)、それらの団体さん、そして一人の観客をいずれも芸文のホールのスタッフが席まで案内して入れてきたこと。
曲間ならまだしも、楽章間に観客を入れるなんて、流石に非常識でしょう。
一曲が終わるまではホワイエで待つように言うべきではないでしょうか。
それとも、芸文のスタッフはその辺の理解もない人がやっているのでしょうか?
堅苦しいことを言うなという方もおられるかもしれませんが、これはお互いのことを思いやって、音楽を楽しむ上で守るべき最低限のエチケットだとおもうのですけど。クラシックに限らないと思います。
余計なことかと思いましたが、そのスタッフには、途中の休憩時に直接一言ご注意申し上げました。
わかったかどうかは定かではありませんが ^^;)
その後のお二人の熱演によって、そんな気分は救われましたが。
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#音楽 #クラシック #聴衆 #スタッフ #マナー #エチケット
]]>昨日(2月17日)のお昼に、兵庫県立芸術文化センター(県芸)の小ホール(神戸女学院小ホール)で開催されたチェロとピアノのコンサートに行ってきました。
友人から譲り受けたチケットだったので、出演者のことを知りませんでしたが、若手ながらなかなかの実力の方々でした。
当日のプログラム冊子の記載によると、ピアニストの乾将万さんは、三十代半ば。演奏だけでなくコンサートのプロモーターとしても活躍されていて、今回も自身の企画したコンサートシリーズの一つになります。
一方、堀江牧生さんもほぼ同い年で、新進気鋭のチェリスト。
その二人が"音で遊ぶ"と言うサブタイトルを付けたコンサートでした。
(なんともヘビー)
遊ぶという表現とは裏腹に、曲目が、半端なくヘビー。
前半がショパンのチェロ・ソナタ、後半がブリテンのチェロ・ソナタ、その後にカプースチンのチェロ・ソナタだったのです。
最初の作品、ショパンのチェロ・ソナタは、ショパンが作曲したピアノ以外の楽器のための唯一の作品。そして生前に出版された最後の作品で、病床にあって書かれました。そのためか、自身の死を意識し、苦悩、激しさ、生への憧れ、儚さ、疾走感といった要素がそれこそいっぱいに詰め込まれた感があります。
そしてチェロ・ソナタでありながら、往々にしてピアノソナタ第4番と呼べるほど、伴奏のピアノの規模が大きいのも特徴です。
神戸女学院小ホールは、その熱演には少々小さいのではないかと思うくらい、その空間が音で満たされ、聴いていて圧倒されました。
(参考までに)
フレデリック・ショパン:チェロ・ソナタ
ミクロス・ペレニー(Vc)、アンドラーシュ・シフ(p)
https://youtu.be/0fL1CMkmGYY
後半一曲目はブリテンのチェロ・ソナタ。イギリスの作曲家ブリテンが、世界的チェリスト、ロストロポーヴィチと知り合い、触発されて作曲した作品。ショパン同様、チェロもピアノも難易度の高い作品。ピアノがチェロにぴったりと寄り添うように書かれています。20世紀の現代音楽の語法で書かれているにも関わらず、聴くものの心にすっと入ってくると感じます。
これまた二人の熱演でした。
(参考までに)
ベンジャミン・ブリテン:チェロ・ソナタ
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)、ベンジャミン・ブリテン(p)
https://youtu.be/40jR8hGXpN4
後半最後(2曲目)は、ウクライナ出身のロシアの作曲家、カプースチンのチェロ・ソナタ第2番。これまたカプースチンが若きチェリスト(23歳年下)ザゴリンスキーとの友情の証として作曲されたものです。
米ソ冷戦のさなかにあったロシアで、ジャズの要素を取り入れたこの作品はなかなか受け入れられない、評価されないものでしたが、今回聴いてみると実に楽しいものです。
(参考までに)
ニコライ・カプースチン:チェロ・ソナタ第2番
ロバート・ウィット(Vc)、クロリンダ・パフェット(p)
最後にお二人のお話があったのですが、どちらも大阪出身のためか?まるで漫才のように面白かったです。
10月には、この会場でベートーヴェンのチェロ・ソナタ全曲(5曲)演奏を、お二人でやるとかで(これもまたえらい無茶な企画? ^^;)、チケットが2500円のところ、今日に限って2000円、一曲400円ですよ、なんて冗談を言って会場を沸かしていました (*^^*)
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"テレビと私とは、おない歳"
http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=5283
そんな私が子供の頃によく見ていたのが、"てなもんや三度笠"
当時はビデオ録画の技術がまだ確立しておらず、生の舞台中継を無編集で、いわば撮って出し。真剣勝負でした。
そこで舞台の観客、テレビの前の人を大いに沸かし、笑わせるなんて、今から思えば脚本、演出、そして演じる人の力量はただ者ではなかったとわかります。
(藤田まこと)
その大いに我々を沸かしてくれたのが、主演の藤田まこと。
ちょっと長い顔(うまづら? ^^;)が印象的な喜劇俳優でしたが、てなもんや三度笠のあとには、お笑い路線からシリアスなドラマの主演へと役どころを転換しました。
それが大成功。
必殺仕置人のDVDパッケージ
・必殺シリーズの主水
普段は妻と姑の尻に敷かれながら、うだつの上がらない下っ端役人。
しかし、夜になると世にはびこる悪人を仕留める仕置人に変身。
そのギャップが素敵でした。
・剣客商売
隠居した好々爺ながら、剣の達人としては当代随一の腕前を持つ剣豪役。
孫ほどに若い嫁に振り回されるところも面白い。
・京都殺人案内
・はぐれ刑事純情派
どちらも人情に厚い刑事。これもはまり役でした。
これらはいずれも好評で、長期シリーズ化して居ます。
基本シリアスですが、そこに喜劇役者だった経験が生きて、笑いの要素も十分にあります。
(大化けするのは)
ドタバタ喜劇の俳優がその後に名優に大化け。
しかし、そんな例は他にもありました。
すぐ思いつくところを上げれば、
いかりや長介、伊東四朗、若手では秋山竜次(NHK大河「光る君へ」の藤原実資役)もいますね。
人を引き付ける魅力がないと成り立たない、実力勝負のお笑いの世界で鍛えられるため、演技力も付くのでしょうか。
藤田まこと(1933年4月13日 - 2010年2月17日、wikipedia)
というわけで、今日が藤田まことの命日だったので、こんなことをつらつらと考えてみました。
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安田靫彦(1884年(明治17年)2月16日 - 1978年(昭和53年)4月29日、wikipedia)
安田靫彦は、日本の歴史画というジャンルの第一人者です。
また能書家でもあります。
東京美術学校教授を務め、芸術院会員でした。また文化勲章を受章しています。
(若き日の奈良留学)
その彼を彼たらしめたのは、若き日に、師事していた岡倉天心から奈良留学を勧められ、法隆寺壁画の模写を前田青邨と共に行った経験だったようです。
夢殿
安田靫彦:額田王(東京国立近代美術館 安田靫彦展より
source:https://www.artagenda.jp/img/event/202/main_3.jpg)
これは万葉集に収録されている、飛鳥時代の皇族で宮廷歌人として名高い額田王の歌
あかねさす紫野(むらさきの)行き標野(しめの)行き野守(のもり)は見ずや君が袖振る (巻1・20)
にインスピレーションを受けて書かれた絵と思われます。
夢殿、万葉歌人の額田王など、教科書にも載っていたでしょうし、額田王は切手にもなっていましたね。
そういえば、安田靫彦はその他にも、黎明富士、窓と言った作品が切手になっています。
共通するのは、清新な美という点でしょうか。
今日、2月16日は、そんな安田靫彦の誕生日でした。
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#安田靫彦 #日本画 #歴史画 #岡倉天心 #奈良留学 #法隆寺 #壁画の模写 #前田青邨 #記念切手 #額田王
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