弘前りんご_新参者の宝塚日記

転勤で21年も青森県の弘前で暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
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生の舞台の素晴らしさ_イッセー尾形
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    ”クラゲが眠るまで”という奇妙なタイトルの二人芝居のDVDに遭遇したのは今から10年以上前でした。今やアイドルから演技派の女優に見事転身した、永作博美が演じる(三十路手前ながら、高校生といっても通用する雰囲気)の若い妻の、本厄42歳の夫の役を演じていたのがイッセー尾形。彼は気弱そうでいながら、様々なことにこだわりを持つため、些細なことで二人はぶつかりながら、最後には仲直りをするという二人の関係を、面白おかしく描くシチュエーションドラマでした。
    (ただしこの作品の脚本は、長年イッセー尾形のひとり芝居の脚本を手掛けた森田雄三ではなく、通の評価が非常に高かったテレビドラマ”すいか”の木皿泉によるもの)


    (イッセー尾形と永作博美の”くらげが眠るまで” ポニーキャニオン)

    その後いくつかビデオやDVDを買うことがありましたが、ついぞ生の舞台を見るチャンスはありませんでした。しかし、数年前から盛岡で毎年公演をやっていて、今回幸い時間があったので見に出かけました。


    (イッセー尾形 ”これからの生活 2012 in 盛岡” 公式HPより)

    会場は盛岡バスセンターからほど近い、住宅街の中に立つ盛岡劇場。公民館の建物の中にあるメインホールと言えばいいでしょうか。


    幟が何ともいい雰囲気を醸し出しています。


    開催を案内する立て看板。イッセー尾形の似顔絵が礼をしています。


    開場後、開演までの間、イッセー尾形のグッズを買い求める入場者。

    いい意味でシンプルな舞台でしたね。
    まず、開始前のお願い(ケータイの電源を切るなど)は、イッセー尾形自身のアナウンス。約2時間の間に8つほどのエピソードを一人で、休憩を入れずに一気に演じきったのには驚かされました。またそれぞれのエピソードはすべて別の人物になって演じるのですが、その衣装の着替えを舞台左袖に設けたコーナーでやってしまうんですね。着替えもパフォーマンスの一つというところでしょうか。見てる方はなかなか興味深くていいですが、本人は観客の視線をその間ずっと浴びるわけで、気の休まる時間がないですね。いや、緊張が切れる方が厄介なのかもしれませんが。


    中央の白いL字型の場所が舞台。左の端にあるのが楽屋という設定。

    エピソードは、たとえば結婚式当日の夜に通夜となった初老の男であったり、相手によって態度を豹変させる、小さな水族館の切符売り場のおばあさんだったり、田舎のホテルに泊まろうとしてすったもんだする都会から来た女性であったり、就航60周年の瀬戸内航路の客船内のイベント(ウクレレを弾いてハワイアンを歌う)に登場した老歌手(なにせ就航時から歌っていて、その時40歳の遅いデビューだったという設定(笑))、商社(あるいはIT関連会社?)のイケメン社員、大手町にたどり着けない博多から来た中年の男などなど。その変わり身のはやさ、特徴の表現のうまさ。そして観客と呼吸を合わせる運びのうまさ。これがまさに生の舞台の面白さ、というところです。

    すべてを演じ終えたイッセー尾形が暗転後に再び現れて、来場のお礼のあいさつをしたのですが、それがまた爆笑の連続。いやはや、フルコースの後に結構ヘビーなデザートが出てきた感じで、生の演劇の舞台の醍醐味というものを堪能して来ました。



    | 弘前りんご | 演劇 | 00:01 | comments(2) | trackbacks(0) |
    地方ネタも結構あったんだけど、本人によれば、場所によって受け方が全然違うってことでした。今回大うけのネタが、東京の方ではシーンとなったとか、九州には持ってゆけるか心配ということが結構あったみたい。それもライブの醍醐味かもしれないけど。
    | 弘前りんご | 2012/07/29 8:29 AM |
    イッセー尾形は2010年10月10日の弊ブログに記事を書いているよ。
    http://milk21.cocolog-nifty.com/blog/cat41479440/index.html

    生の舞台の面白さを堪能した。
    こちらでも定期的にあるみたいなので、見に行こうと思ってる。
    あっ、これは長女が誘ってくれるんですわ。
    | 我太呂 | 2012/07/29 7:32 AM |









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