弘前りんご_新参者の宝塚日記

転勤で21年も青森県の弘前で暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
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ベルリオーズの幻想交響曲_恋に悩める若者が作った芸術作品
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    (ロマン派の代表的作曲家ベルリオーズ)

    エクトル・ベルリオーズ

    皆さんご存知のフランスロマン派の代表的作曲家ですね。

    ロマン派の始祖とも言うべき人。

    エクトル・ベルリオーズ(1803年12月11日 - 1869年3月8日、wikipedia)

     

    (その代表作である幻想交響曲)
    そしてその代表作である幻想交響曲
    それまでにも、音楽以外の想念、心象風景、あるいは情景を描く、いわゆる標題音楽はありました。

    しかし、自身の恋愛感情や嫉妬、憎しみをを主調として書かれたものは恐らく無く、これが最初の作品といわれます。まさにロマン派音楽を体現するものといえるでしょう。


    ハリエット・スミスソン(wikipedia)

     

    (この曲の誕生の契機となった女性)

    ベルリオーズが恋した女性は、当時人気女優であったアイルランド出身のハリエット・スミスソン。最初無名に近かった若い作曲家のベルリオーズなど、彼女は眼中には無く、無視しました。

    しかし、ベルリオーズの熱意に負けるなど、紆余曲折の末に結ばれます。

    しかし数年後に破局を迎えて、彼の方から別れてしまいました。

    一つには、ベルリオーズは彼女を愛したというより、彼女が演じていたシェークスピアのジュリエットという役を愛していたためともいわれます。まさに恋に恋するタイプだったのでしょう (^_^;)。
     

    (幻想交響曲とは)
    この作品を通して、恋人[ハリエット・スミスソン]を表す旋律が何度もそのままや、形を変えて現れます。これを固定楽想、あるいはイデー・フィクスと呼びます。のちにリヒャルト・ワーグナーがそのアイデアを発展させて、登場人物などを表すライトモチーフを生むに至ります。

    さてこの作品のストーリーは、一人の若者が失恋からアヘンの服毒自殺を図りますが、死には至らず、夢の中で幻覚を見るというものです。

    第1楽章「夢、情熱」 (Rêveries, Passions)
    夢の中で様々な感情が次々と湧き起ってくる

    第2楽章「舞踏会」 (Un bal)
    華麗なワルツの流れる舞踏会の中で愛する人と巡り合う。

    第3楽章「野の風景」 (Scène aux champs)
    夏の夕べ、田園風景の中で、牧歌が流れる

    第4楽章「断頭台への行進」 (Marche au supplice)
    夢の中で愛する人を殺した若者は死刑の宣告を受け、断頭台へと向かわされる。

    第5楽章「魔女の夜宴の夢(ワルプルギスの夜)」 (Songe d'une nuit du Sabbat)
    死んだ若者は魔女の饗宴(サバト)の中にいる。

    これまでの美しかった主題がもはやグロテスクなものに変わっている。そこに彼女が再び登場する。


    サバト(魔女の夜宴)ヨーハン・ヤーコプ・ヴィックの年代記より。

    そして、弔鐘、怒りの日のメロディの滑稽なパロディ、魔女の饗宴のロンドが渦を巻くように一緒くたに鳴り響き、全管弦楽の咆哮のうちに圧倒的な終焉を迎える。

    ベートーヴェンの後、新たな交響曲の表現の可能性を開いた重要な作品といえます。



    永らくボストン交響楽団で活躍していた指揮者シャルル・ミンシュ

    彼はフランスの国家プロジェクトとも言うべき、パリ管弦楽団創設に対して首席指揮者に迎えられます。そのお披露目演奏会で演奏したこの録音は伝説の名演と言われています。そこで力を使い果たしたのか、ミンシュは翌年、急逝します。今もってこの憑依したような演奏を超えるものは無いでしょう。

    是非これは全曲を聴いていただければと思います。

    Berlioz- Symphonie Fantastique, Op. 14
    Cond : Charles Munch
    Orch : Orchestre De Paris

    https://www.youtube.com/watch?v=FQA4ZZeFmOM

     

     


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    #12月11日 #ベルリオーズ #誕生日 #ロマン派 #新たな交響曲の表現 #幻想交響曲 #ミンシュ #フランス #国家プロジェクト #パリ管弦楽団

     

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