弘前りんごの北のまほろば

司馬遼太郎の”街道をゆく”のタイトル”北のまほろば”に魅せられて、本州最北端の県にやってきました。日々見聞きしたこと、感じたこと、考えたことなどをつれづれなるままに綴ります。
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だれや! Johann Nicolaus Graf de la Fontaine und d'Harnoncourt-Unverzagt って (^_^;)
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    1929年12月6日にお生まれになったこの方の出生名の長いこと。

    そう、古楽演奏の旗手だった、あのニコラウス・アーノンクール氏のことです。

    ハプスブルグ家の流れをくむ名門Unverzagt家の生まれで、貴族(伯爵)でした。

     

    ニコラウス・アーノンクール(1929.12.6-2016.3.5 wikipedia)

     

    ちなみに、その翌年の1930年の同日に、浪速のモーツァルトこと、キダタロー氏が生まれています (^_^;)

    ”もしキダが200年早く産まれていれば、今頃はモーツァルトの方が『ウィーンのキダ・タロー』と呼ばれていただろう”と、言われたとか言われなかったとか (^_^;)

     

    話をアーノンクールに戻します。

     

    モダン楽器で、ビブラートを効かせる奏法は、おおよそ19世紀以降の主流となりましたが、それ以前、少なくともバロック時代の演奏は、そのようなものではなかったと考えられています。

     

    コンサートホールでも十分聴きごたえのある大音量を出せるように改造されたモダン楽器ではなく、それ以前の古楽器(もちろん当時は古かった訳ではありません、あくまでモダン楽器に対するそれ以前の楽器)を用いて、ピリオド奏法(曲が作られた当時の奏法で、一般的にはビブラートを用いない)によって、演奏されていたと考えられます。

     

    その様式に則って、単に当時の音楽を再現するのではなく(ここが誤解されやすいところなんですが)、音楽を再創造し、クラシック音楽に新しい息吹を吹き込むというのが、古楽運動の理念です。

     

    折しも、同じ時期、オランダのチェンバロ奏者レオンハルトや、リコーダーのブリュッヘンらが同じく古楽運動を始めており、共に活動することで、一大ムーブメントを作り出しました。

     

    そして、今ではモダンと古楽は対峙するのではなく、融合すると言う言葉の通り、著名なオーケストラ、たとえばベルリン・フィルなども、そういう奏法を取り入れて演奏するようになりました。

    そして、アーノンクールも、自身の作った古楽演奏のためのオーケストラだけでなく、ベルリン・フィルやウィーンフィルに呼ばれて指揮をするまでに時代は変わりました。

     

    惜しくも2015年に引退し、その翌年の2016年に亡くなりましたが、引退の直前まで意欲的な演奏活動を続けていました。

     

    ちょっと早いですが、彼の手兵、ウィーン・コンセントゥス・ムジクスによる、バッハのクリスマス・オラトリオをお聞き下さい。

     

     

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    #アーノンクール #古楽演奏 #ピリオド奏法 #誕生日 #キダタロー #浪速のモーツァルト

     

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    (弘前りんご)
    原田マハの短編小説集”モダン”は、MOMA(ニューヨーク近代美術館)を舞台にした作品集です。
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    タイトルは、同名のあのアンドリュー・ワイエスの名作から取ったもの。
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    小説では、2011年3月11日の東日本大震災のときに、福島県立美術館にこの作品が、アンドリュー・ワイエス展のために貸し出されていて、MOMAの委員会が、作品を守るために即回収を決め、MOMAのコーディネーターの職にあった日系女性職員杏子を派遣するというストーリー。
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    ”旅屋おかえり”は、旅そのものが目的であり、生きがいの、そしてそれを仕事にしてしまった一人の女性の夢、挫折そして再生の物語です。

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