弘前りんごの北のまほろば

司馬遼太郎の”街道をゆく”のタイトル”北のまほろば”に魅せられて、本州最北端の県にやってきました。日々見聞きしたこと、感じたこと、考えたことなどをつれづれなるままに綴ります。写真、音楽、そして本好き(万葉集)なアラ還です。
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古楽器の午後、芋煮な夜 (^o^) _ イベントが目白押しだった土曜日 _ 石のむろじ & 菊冨士
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    盛岡フォトフェスティバルから、高速バス、ヨーデル号で急ぎ帰った土曜日の午後。

     

    バロックヴァイオリンの廣末真也さんと、フォルテピアノの村田恵理さんによる、

    古楽器(フォルテピアノ、バロック・ヴァイオリン)で奏でる優雅な響き” という演奏会が、石のむろじ(弘前市早稲田)でありました。

    というより、これを聴きたくて、急ぎ帰ったわけですが (^_^;)

     

     

    古楽器によるバロック期の音楽の演奏は、名手レオンハルトやブリュッヘン、ビルスマなどの活躍によって、市民権を得て、勢いよく広がりつつあります。そしてそれによって演奏される作品もバロックから古典派、ロマン派へと広がりつつあります。

     

    大きなコンサートホールでの演奏、オーケストラをバックにしても埋没しない演奏を目指して、より大きな音、きらびやかな音が出るように開発されたモダン楽器。それに比べて古楽器は、音量こそあまり出ませんが、細やかなニュアンスの表現ができる点では優れています。

     

    DSC07924.JPG

     

    この日は調律師さんが、開演の直前まで調律をされていました。

    そうそう、古楽器は調弦が難しい、したがって時間がかかります。

     

    このピアノはフォルテピアノ。1820年頃に制作されたものです。ピアニストの村田恵理さんが持ち込まれたもの (*^^*)

     

    ペダルが6つもあり、一番右のペダルは、踏むと打楽器の音が出ます。

    当時トルコの音楽がヨーロッパでは流行し、作品にそれを取り入れたりしました。

    あのモーツァルトにも、有名なトルコ行進曲があります。

     

    今回はこのフォルテピアノを使って、この曲が村田さんによって演奏されましたが、

    本当に太鼓やシンバルのような音が、ピアニスト一人で出せて、びっくりしました。

    もちろん面白く聞くことが出来ました。

     

    DSC07926.JPG

     

    その分というか、音が狂い易くもあり、トルコ行進曲の演奏の後、休憩に入り、珍しくその時間にも調律をしていました。

     

    バロックヴァイオリンとのデュオ演奏も、音の粒立ちが明確で、ニュアンスの表現がしやすいという言葉に納得しました。

     

    それが終わったのが4時過ぎ。急ぎ土手町の菊富士さんに直行しました。

    5時から、東北の秋に欠かせない芋煮の会があったからです。

     

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    大きな寸胴鍋いっぱいに、芋煮が煮えていました。

     

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    鶏唐の山と、手作り焼豚

     

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    炊き込みご飯にチキンライス(炭水化物の2大巨頭?)

     

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    ブリカマの煮付け。これが実にいい味。

     

    そして、例年通り、名酒のオンパレード (^o^)

     

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    写真に撮れなかったお酒が他にもいっぱい。

    それ以外に、参加者持ち寄りの、料理、デザート、お酒が振る舞われました。

     

    そして、なぜか余興が、卵焼き大会 (^_^;)

     

    DSC07954.JPG

     

    プロアマ入り乱れての卵焼き大会で、焼く人、見る人、食べる人 (*^^*)。大いに盛り上がりました。

     

    音楽に料理にと、充実した土曜日となりました。

     

     

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    #古楽器 #フォルテピアノ #バロックヴァイオリン #トルコ #芋煮 #卵焼き大会 #持ち込み料理 #石のむろじ #菊富士

     

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    (弘前りんご)
    原田マハの短編小説集”モダン”は、MOMA(ニューヨーク近代美術館)を舞台にした作品集です。
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    まぐだら屋のマリア (幻冬舎文庫)
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    原田 マハ
    この"まぐだら屋のマリア"は、作品のタイトルから想像されるように、新約聖書の様々なエピソードにインスパイアされて書かれた作品ではないかと思います。

    登場人物のいくつかの名前も、明らかに聖書の登場人物から取っています。

    たとえば、東京の高級料亭の調理人見習いである、主人公 紫紋(イエスの第一の弟子で、初代教皇となったシモン・ペテロから)。

    そしてヒロイン、マリア(本名:有馬りあ、彼女の食堂の客からの呼び名。聖母マリアではなく、おそらくイエスに付き従い、ゴルゴダの丘の処刑に接し、その後の復活も目にした、マグダラのマリア)。

    紫紋も、そして尽果(つきはて)と言う、かろうじて、バスだけは来る、これ以上はない辺境の地に、まぐだら屋と言う食堂を切り盛りするマリアも、共に罪深い過去を持っています。その過去から逃れるため、死に場所を求めて、紫紋はこの尽果にたどり着きます。そしてマリアもまた、自身の贖罪のためにここにやってきた過去を持ちます。

    その二人が天の配剤のごとくに出会い、一緒に食堂を営み、人々に食べる喜びを提供することで、二人もまた最後には再生してゆきます。それは罪が消えるわけではなく、忘れようとして忘れられず、もがいて来たものを、あるがままに受け入れると言う気持ちになったことによってでした。

    原田マハの作品は、美術を題材にした斬新な作品群によって、注目を浴びてきましたが、それ以外にも多彩なカテゴリーの作品を描いています。

    このまぐだら屋のマリアは、たとえば、

    ”本日はお日柄もよく”(http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=1940)や、

    ”旅屋おかえり”(http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=2615)

    のような、美術にテーマを置いていない一連の作品群に分類されるかと思います。

    いずれにしても、原田マハの多彩な作風に魅了されますね。
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    旅屋おかえり [ 原田マハ ]
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    ”旅屋おかえり”は、旅そのものが目的であり、生きがいの、そしてそれを仕事にしてしまった一人の女性の夢、挫折そして再生の物語です。

    旅屋とは、故あって自分は旅に出ることが叶わない依頼人に代わって旅をして、本人の代わりに希望の体験や目的を果たして、その旅の記録を依頼者に成果として届けるというもの。それを思い立ったのは偶然の出会いから。

    またタイトルのおかえりは、家に、故郷に戻ったときに掛けられる言葉、”おかえり” と、丘えりこの愛称、おかえりをもじったものです。そしてその言葉を聞きたくて旅に出るのです。

    旅屋の仕事としての旅によって、契約内容を遥かに超える成果(人間関係のもつれを解き、凍てつきを融かす)がもたらされるだけでなく、主人公、そしてそれを取り巻く人々の心までも癒やしてゆきます。

    そして成功するまでは故郷には帰れないと覚悟している主人公が、故郷で待つ母のおかえりという言葉を聞ける日も間もないというところで、小説は幕を閉じます。

    まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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