(くじ運の悪いはずの私が)
自慢じゃないけれど、宝くじを買って当たった試しが無い私です。
今回の宝塚市立文化芸術センターの現場見学ツアーの抽選は約7倍の競争率。
『定員計60名のところ、約400名のお申し込みがあり、厳正なる
と言うメールが届いたのを見たときは、ちょっとびっくり。
恐らく金が絡んでいないと当たるんではないかと、下衆の勘繰りをしてしまったのを、ちょっと反省 ^^;)
ツアーは午後1時から。その前に近くに見つけた素敵なカフェレストラン(Public Kitchen)で昼食を済ませてから、会場に向かいました。
手塚治虫記念館
集合場所は、手塚治虫記念館前。
おっさんの自撮りは、やはりやるもんじゃない ^^;)
文化芸術センターは、先日訪れた、手塚治虫記念館の隣の敷地に建設中でした。
元々ここは宝塚ファミリーランドがあった場所。子供の頃に行った記憶があります。
廃園になったあとを宝塚市が買い取って、宝塚市の文化芸術の要となるものをと云うことで建設されました。
来年春の公開を目指して、建物及び内装が一応完了し、残すは周りの庭園などです。
(見学ツアー開始)
受付開始。
1時から中に入り、ツアーが始まりました。
古代の古墳を思わせるようなゆったりとした起伏の建物。
屋上には空中庭園があり、ドローンなんかで見るときっと古墳のように見えるように思います、知らんけど。
全面ガラス張りで、カーブを多用したデザイン。
省エネと、周りの環境と建物内部との一体感を生み出しています。
天井が高く、広々としたキューブホール。ここでミニコンサートや季節に合わせたオブジェの展示などのイベント会場となります。
ここはふらりと立ち寄った人がそのまま中に入って寛げることを前提に設計されています。
ライブラリー。数千冊の本を収納し、来た人が気ままに手にとって読めるようにと考えられたスペース。
限られた予算の中で、如何にその目的を達成するかについて、設計者の苦労を聴くことが出来ました。
まだ整備途中ですが、屋上の空中庭園。ゆったりとしたスロープを進むと、宝塚の山々の緑を望むことが出来ます。
写真撮影を遠慮願いますという条件付きで見せてもらったバックヤードもなかなか面白かったです。
作品などの保管への様々な配慮(室温と湿度の管理、埃対策等)、展示時の空調や照明の配慮(吊るした作品がエアコンの風に揺らがないように、部屋の隅の下部に吹き出し口を設けるとか)などを聴き、なるほどと感心させられることが多々ありました。
自在に変化させられる間仕切り。
約一時間のツアーのあと、参加者から様々な質問が出て、設計者の方は、それに一つ一つ丁寧に答えられていました。
市民からの期待の高さが伺えました。
来年春の完成、オープンが今から待ち遠しいです。
宝塚市立文化芸術センター
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