(最後の文人画家、富岡鉄斎)
富岡鉄斎は京都の法衣商の家に次男として生まれ、明治、大正、昭和に渡って活躍した、文人画家です。
富岡鉄斎(1837年1月25日(天保7年12月19日)- 1924年12月31日、wikipedia)
尤も本人は画家と呼ばれることを嫌い、学者であり、絵は余技だとしていました。
しかし、87年の生涯で、後半生においてその盛名は高まるばかり。
色彩感覚に優れ、自由奔放な画風は独創的。
日本画家の梅原龍三郎や評論家の小林秀雄は絶賛しました。
また海外での評価も非常に高いようです。
(鉄斎美術館が清荒神清澄寺境内にある理由)
清澄寺第37代法主光浄和上は、歌劇と温泉くらいしか無い宝塚に、宗教と芸術文化が融合した理想郷のようなものを作りたいと常々考えていました。
そんなところに富岡鉄斎との出会いがあり、彼の作品、人格に魅せられた和上は、鉄斎の作品の収集と研究に生涯を捧げました。
その遺志を継いだ第38代法主光聰和上が、鉄斎芸術を世間に広く知らせるため、鉄斎美術館を建てたというわけです。
しかし、残念ながら今年は収蔵資料の整理のため閉館しており、史料館の方で作品の公開を無料で行っています。
ちなみに、鉄斎美術館の裏手は散策路の様になっていて、一番奥には、小振りながら姿の良い龍王の滝が有りました。
鉄斎美術館の別館である史料館では、新天皇の御即位の年を記念して、鉄斎が生涯篤く敬った皇室に関連する作品、資料を”天子知名”と銘打って、2期に分けて公開しています。
和風と現代的な様式を融合した素敵な建物です。
竹中工務店の設計施工ですね。数々の建築の賞を受賞しています。
紅葉にはまだもうちょっというところでしたが、ピークの時期には前庭の大銀杏、背後の桜などの紅葉が美しいとのことでした。
エントランス前にはとても大きな水盤があり、水鏡の様になっています。
ともあれ、鉄斎美術館が再び公開されるようになったら、改めて訪ねてみたいと思います。
拝観を終えて、もと来た道を戻って、清荒神駅に向かいました。
途中、清荒神のきんつばの店(泉寿庵)があったので、買い求めました。
津軽塗の小振りのお盆に乗せると映えますね。
もちろん味も、程よい甘さ、皮の食感の良さ、実に美味しく頂けました。
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