セルゲイ・ディアギレフ(1872年3月31日 - 1929年8月19日、ヴァレンティン・セローフ画、wikipedia)
セルゲイ・ディアギレフ、名前から想像される通り、ロシアの人。
バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の創設者であり、数々の優れたバレエ作品を世に問うた人として知られます。
若い頃は作曲家をめざしていました。
しかし、作曲の師であったリムスキー・コルサコフから、作曲家としての才能の欠如を指摘され、断念します。
しかし、芸術及びそれに関連することへの情熱は抑え難く、芸術に関わるさまざまな仕事(興行主や芸術評論家)を経て、二度のバレエ興行を成功させた彼は、ついに1911年に自前のバレエ団、バレエ・リュスを設立するに至ります。
ただ既存のバレエ作品の再演するだけに飽き足らず、新進気鋭の作曲家にバレエ音楽を次々と委嘱しました。
・ストラヴィンスキー(火の鳥、ペトリューシカ、春の祭典、プルチネルラ、結婚)
・ラヴェル(ダフニスとクロエ)
・ドビュッシー(遊戯)
・プロコフィエフ(道化師)
・サティー(パラード)
・レスピーギ(風変わりな店)
・プーランク(牝鹿)etc.
これだけで、近代のバレエの歴史を語れるほどです。
世に送り出したのは作品だけではなく、優れたバレエダンサーを発掘する才能は素晴らしく、
ミハイル・フォーキン、ヴァーツラフ・ニジンスキー、レオニード・マシーン、ブロニスラヴァ・ニジンスカ、ジョージ・バランシンなど、錚々たるバレエ・ダンサーは、彼が見出した者たちです。
さらに、バレエがオペラに対抗できる総合芸術とするべく、舞台装置、背景画を20世紀を代表する画家達(ピカソ、マティス、ローランサン、ミロなど)に依頼しました。
まさに、ディアギレフのおかげで、大衆エンターテインメントに過ぎなかったバレエを優れた芸術へと昇華させたと言っても過言ではないと思います。
今日8月19日は、そんなディアギレフの命日です。
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