弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
ランチさ迷い人(67)_ いたって普通のように見えて、実は決して普通じゃないのが銀水食堂。半チャーラーメンの巻(弘前市鍛冶町)
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    半チャンラーメンというは、通常の半分程度の量のチャーハンを、ラーメンに付けたもの。

     

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    一人前のチャーハンにラーメンでは流石に多すぎるけれど、ハーフサイズのチャーハンとなら、無理なくどちらも食べたいという欲望を満たしてくれます。そして当然の如く、大衆食堂、町中華のお店の鉄板メニューは、半チャンラーメン、でした。

    でした、と言うのは、どうも最近都市部の食堂では、メニューから半チャンラーメンが消えていっているらしいのです。

     

    その理由は、まず、2つ一緒で、価格の心理的上限1000円を超えないようにするのは、材料費の高騰の昨今、なかなかに難しい。

    次に糖質を目の敵にする今のダイエットブームでは、若い人、特に女性に対しては、ご飯に麺は分が悪い。

    そして、重い鉄鍋を振るチャーハンは重労働ですが、これらを提供してきた町中華の経営者の高齢化で、作る側の負担が多いこと、そして町中華の店舗数自体が減少の一途をたどっていることもあるようです。

     

    それやこれやで、弘前でも半チャンラーメンを出してくれるお店は貴重な存在です。

    その一つが弘前鍛冶町にある大衆食堂の老舗、銀水食堂。

     

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    今も半チャンラーメン(このお店では半チャーラーメンと称しています)、そして半カレーラーメンを出してくれています。

     

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    しかも、650円ととても安価。ほかも財布に優しい値段設定のメニューが多いです。

     

    しかし、だからといって決して手を抜いていません。

     

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    とてもジューシーな大きなチャーシューが入っています。このラーメンだけで600円くらい取っても文句を言う人はいないのではないでしょうか。

    それに、たっぷり入ったメンマが実に美味しい。ツルッとしていて、歯ごたえもありながら、柔らかく、しかもなんとも甘辛のいい味が付いています。このメンマだけでも出してくれるなら、それをつまみにお酒を飲みたいくらいです。

     

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    さらに、半チャーと言いながら、結構な量のチャーハン。

    ご飯がパラリとして、しかもしっとり感も失っておらず、見た目もつややか。

    味は濃い目ながら、良いダシが効いています。このチャーハンも一押しのメニュー。

     

    このゴールデンコンビが650円で味わえるなんて、にわかに信じがたいです。

    いつまでも、作り続けてほしいですね。

     

     

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    #ランチ #銀水食堂 #大衆食堂 #町中華 #半チャンラーメン #つまみに食べたいメンマ #大きなチャーシュー  

     

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    | 弘前りんご | グルメ | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
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