弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
津軽海峡マグロを愛でる。三厩(みんまや)の漁師の店 ささ木
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    本州と北海道の間に横たわる津軽海峡は、潮の流れが速いことで知られ、この海域で育つ魚は、メバルにしてもマグロにしても、美味しいとされています。

    特に一本釣りされ、大間の港に水揚げされた大間のマグロは、ブランド品として、築地で高値で取引されているのはご存知だと思います。

     

    しかし、その大間のマグロと同じマグロが、大間沖から津軽海峡へ回遊してくると三厩の海峡マグロとして、三厩の港に水揚げされます。おなじ見事なマグロなのに、値段が安い。しかし三厩の漁師は、それを高く買い取るからと言って、大間に持って行くことを潔しとせず、全て三厩で水揚げしているそうですよ。

     

     

    そんな美味しいマグロ、しかも冷凍物ではなく、生マグロを丼として食べさせてくれるお店が、漁師の店 ささ木。

    6月あたりから、11月一杯まで提供しています。

     

    禅林街の住職さんのご厚意で車に同乗させていただき、今回もそれを食べに三厩を目指しました。

     

    高山稲荷の千本鳥居

     

    竜泊ライン眺瞰台から岩木山を望む

     

    途中、高山稲荷、竜泊ライン眺瞰台を経て、三厩の海岸そばのお店へ。

    窓からは陸奥湾、下北半島、天気が良ければ北海道が眺められます。実に雄大で気持ちのいい眺めです。

     

     

    女将さんがにこやかに迎えてくれました。席につくと早速調理を始める女将さん。

     

     

    大きな生の本マグロの身をさばいて、分厚い切り身を丼の上に何層にも重ねて出来上がり。

     

     

    マグロ丼の他にもずく酢(これがのどごしの良い美味しさ)わかめの吸い物(ここで取れた昆布とマグロのあらで出汁を取っているとのこと)そして海藻のこんにゃく。どれも美味しい。

     

     

    赤みに中トロが実に美味しそう。実際、他所では味わえない生マグロの旨さが口に広がります。

     

    今回は更に珍しい、一般のお店ではまず食べることが出来ないだろうと思われる、サービス品が付きました。

     

     

    これもマグロなんですが、皮とトロの身の部分の間にあるもの。部位の名前を聞き漏らしました。また行かなくては (^_^;)

    トロの部分を取り出すのに、必然的に切り取らなくては行けないものだそうですが、漁師の間ではまかないなどに使うそうです。

    食感はコリッとしたホルモンのようで、味はトロのようで、また違った味わいの一品。

    生マグロ丼だけでも十分満足の一品なのですが、これが更に満足感を与えてくれました。

     

    満ち足りた気分になって、帰路に付きましたが、

     

     

     

    途中、新幹線の奥津軽今別駅の隣の津軽二股駅を訪ね、一日に数本の在来線の撮り鉄をしたあと、弘前を目指しました。

     

     

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    #津軽半島 #高山稲荷 #千本鳥居 #竜泊ライン #眺瞰台 #岩木山 #漁師の店ささき #生本まぐろ丼 #奥津軽今別 #津軽二股 #撮り鉄

     

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    | 弘前りんご | グルメ | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
    ワクチンは誰のため?(再投稿)
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      大事なことなので、再度アップしました。

       

      市役所から、『ワクチン適齢期やから、どこか適当な医療機関で打ってきなはれ』というお達しが来たので、行きつけの内科医院に連絡して、ワクチンを用意してもらい、準備できた頃合いに来院しました。

       

       

      この年(齢)に接種すれば市から補助が出るということなので、どのくらい出るのかと思ったら、8000円が5000円になるとのこと。まあ弘前市民でいるのもあと一年ほどなので、ありがたく権利を行使させていただきました (^_^;)

       

       

      さて、ワクチン接種の権利と書きましたが、見方を変えれば、この社会の構成員の一人としての義務でもあると言えます。

       

      ワクチンは予防医学の大事な武器。

      まずは、感染を未然に防いで自分を守るために接種をするわけですが、色んな事情で接種のできない方々もおられます。

      そういう方々も含めて、社会の構成員をあまねく重篤な感染症から守るためには、そもそもその生活環境で感染症を流行らせないことが肝心。そのためには、接種率が高いことが求められます。自分さえ良ければいいというエゴで、打つ打たないを決めることには道義的にも問題があります。

       

      今回の肺炎球菌に限りません。

      いま世間を騒がせているHPV(ヒトパピローマウイルス、子宮頸がんを発症させるウイルス)が、残念なことに、科学的な根拠に基づかない、エセ科学が喧伝されることによって、接種率が著しく落ちています。

      反ワクチン活動家の論拠は多くの医療者、研究者の努力によって、打ち崩されつつあります。しかし、なお厚労省は火中の栗を拾いたくないためか、積極的な接種を依然推進ようとせず及び腰です。

      その事によって接種適齢期の女の子が接種しないことで、適齢期を迎える頃に癌によって子宮を失う危険性が著しく高くなっています。

       

      世の中には、弱者に寄り添うような仮面をかぶった偽善者がたくさんいます。きっと利権が絡んでいる場合もあるのでしょう。

      どうか、権利であると同時に義務でもあることをよく理解して、必要なワクチン接種を本人、そしてその親御さんが決断するようにしていただきたいと思います。

       

       

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      #肺炎球菌 #ワクチン #HPV #反ワクチン活動家 #適齢期 #義務 #権利 #偽善者

       

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      | 弘前りんご | 日常 | 21:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
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