弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
オフラインミーティング? 楽器工房Kiyondo(丹波篠山)にまたお邪魔しました。
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    楽器工房Kiyondoからの眺め。今回も快晴でした。

     

    (楽器修理完了のお知らせを受けて)

     

    丹波篠山市の楽器工房Kiyondo(田中清人)さんを訪ねるのは、今回が二度目。

     http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=3626(前回訪問時のブログ)

     

    前回訪問時に、家人のマンドリンのフレット打ち替えその他のメンテナンスにして相談に乗って頂き、後日改めて楽器を送っていました。その修理が完了したとの連絡を先日頂いたので、この日に受け取りに行った行った次第です。

    楽器の受け取りだけであれば、宅配で送ってもらえば事足りました。

     

    しかし、バロック演奏に使うマンドリンに相応しい弦はどんなものかという相談もしていました。

    その時カーボン弦を使ってはどうかという提案を受けて、良さそうな弦を少し分けていただいていました。

    今回、それを張った楽器の音を聞いてもらうことなどもあったので、敢えて出掛けた(押しかけた? ^^;)という次第です。

     

    (楽器工房Kiyondoにて)

     

     

    家人のビナッチャのオールドマンドリンが修理を終えて、掛かっていました。

     

     

    フレット打ち替えだけでなく、傷んでいた弦の固定プレートのネジの交換とか、薄くなっていたニスの塗替えなどをやってもらっていました。至れりつくせりです (*^^*)

     

     

    次に、カーボン弦を張った別のマンドリンを持参して、これまた作ってもらった象牙のピックで音を確かめてもらいました。

     

     

    弦の特性と象牙のピックの相乗効果でしょうか。バロックマンドリンらしい響きになったと家人も満足していました。

     

    バロックマンドリンではピック代わりに鳥の羽根で弾くこともあったという話になって、なんと田中さんがガチョウの羽根を持ってきて、その場でササッと削って羽根ピックを制作。

     

     

    弾いてみると、また違った音色になり、びっくり ^^;)

     

     

    1時間半掛けてやってきた甲斐がありました (*^^*)

     

    (アンモナイトや道具の話に)

     

    前回工房をお訪ねしたときに、アンモナイトがそれこそいっぱい飾ってあったのですが、どうして?と聞きそびれてしまっていましたが、今回お聞きできました。

     

     

    随分と以前に出会ったアンモナイトの見事な螺旋の形に魅せられて、蒐められたそうです。

    今では心の中で一種のレファレンスのような存在となって、制作した楽器の形のブラッシュアップに役立っているとか (*^^*)

     

    (物作りと道具)

     

    さらに話は、楽器製作や修理に使う道具に及びました。

     

    制作に使う道具の数々

     

    工房に置かれた鉋の一部

     

    工房にずらりと並んでいる鉋(かんな)が気になって聴いてみると、会津鍛冶のものだそうです。

    その切れのよさ、研ぐことによる切れ味の戻りの良さに惚れ込んでずっと使ってこられました。

     

    鉋は宮大工などの限られた職人さんが使うぐらいで、一般の大工さんは使わなくなって久しいのだとか。

    需要がなければ供給が途絶える(作り手が減る)ということになって、会津鍛冶の刃物は殆ど作られなくなってしまっています。

    会津に残る鍛冶屋さんは2軒にまでなってしまいました。

    またKiyondoの田中さんが、実際の仕事で会津鍛冶のかんなを使っている数少ない人になってしまったようです。

     

    この優れた刃物製造の技術がそのまま消え去ってしまうのを惜しんだのがカメラマンの赤沼博志さん

    その歴史と刃物の写真を”会津手語り”という写真集にまとめて自費出版されました。

     

     

    そしてこの本に、田中さんが ”Kiyondギター工房における会津刃物の魅力”と題して特別寄稿されています。

     

     

    やはり物作りに良い道具は欠かせないもの。

    それが消えて行くことは、手作りの良いものが消えていくこと。とても残念なことです。

    ただ救いは、日本の道具(鉋やのこぎり)が非常に優れていることが欧米の職人、制作家の目に止まり、彼らから日本の道具に熱い視線が注がれていること。

    そういう海外への販路が広がれば(需要が高まれば)、若い人たちが鍛冶の世界に参入することも可能となるでしょう。

    ぜひそうなって、日本の優れた技術の継承が行われることを願っています。

     

    色々と話が弾んで、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

    武漢肺炎ウイルス禍で、オンラインミーティングばやりですが、やはり直接あってこその醍醐味というものがありますね。

     

     

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    #丹波篠山 #楽器工房 #Kiyond #象牙 #べっこう #カーボン弦 #ガチョウの羽 #アンモナイト #鉋 #会津鍛冶 #オフラインミーティング

     

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    | 弘前りんご | 紀行 | 05:55 | comments(0) | - |
    酒の神って、バッカスでしたっけ? いや松尾大社でしょう (*^^*)
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      酒かすごぼう(松尾大社、京つけもの もり)

       

      (嵐山に来たら)

      福田美術館で若冲を堪能した後に、

       http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=3525

      美味しいお蕎麦と、風景を嵐山よしむら堪能しました。

       http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=3526

      その後どうしようかと考えた時に、地図上の松尾大社と言う4文字が目に入りました。

       

      たしか、松尾大社は京都最古の神社だとか、お酒にまつわる神といったフレーズを思い出し、行ってみることにしました。

      阪急嵐山線で、嵐山の隣の駅(松尾大社駅)なんですが、徒歩でも20分ほどなので、腹ごなしの意味もあって歩くことにしました。

       

      (その前に)

      しかし、蕎麦の店よしむらを出ると強い日差しで、これから20分炎天下を歩いて行くので、その前にクールダウンを。

       

       

      渡月橋のたもとのジェラートアイスのお店(新八茶屋)に入りました。

       

       

      何でもコロナ自粛下の応援ということで、一律30%ほどのプライスダウン実施中。

      そこでプレミオピスタチオのアイスを頂きました。

       

       

      店頭の緋毛氈の台に腰掛けて頂きました。

      ピスタチオの風味が甘いアイスの味とマッチして、美味しかったです。

       

      (いざ松尾大社へ)

      彼女たちが見ているのは、松尾大社の方角とは反対ですが ^^;)

       

       

      ちょうど20分歩いて、松尾大社に到着。

      なかなか立派な二の鳥居とその奥の楼門です。

       

       

      楼門をくぐると、檜皮葺の拝殿が正面に現れます。

       

       

      その背後に、本殿を取り囲む回廊。

      本殿松尾造と呼ばれる珍しい形式。

      社格は高く、二十二社の一つに数えられます。

      国家の重大事や天変地異の時などに朝廷から特別の奉幣を受けた神社です。

       

       

      回廊越しに見る本殿正面。金箔を施したなかなかきらびやかな眺めです。

      右に見えるのは檜皮葺用の檜皮。1000円を収めると、この檜皮を奉納出来ますよ (*^^*)

       

      (ここにも武漢肺炎ウイルス禍の影響が ^^;)

      また本殿の右奥は有料エリアとなっていて、平安時代の神像を展示した神像館や庭園があります。

      しかし残念ながら、少なくとも5月一杯はコロナ禍に対応のため、神像館は休館中で見ることが出来ませんでした。

       

      霊亀の滝

       

      神泉亀の井

       

      (酒の神、松尾大社)

       

       

      本殿左側には、さすが酒の神様のお社という感じの、酒樽とそれを使った占い(樽占い)。

      若いお嬢さん二人が、占っていました。一人は大吉を当てたようですよ (*^^*)

       

       

      また、二の鳥居のそばにはお酒の資料館が。

       

       

      松尾大社がお酒の神を祀るようになった謂われが書かれています。

       

       

      また神事で使う能面も飾られていました。

       

       

      今年は残念ながら中止になったようですが、平安時代から行われてきた神事”神幸祭の神輿”の船が展示されていました。

      桂川を巡幸し、途中桂離宮では船渡御の行事が行われて、水面に神輿の朱色の御衣が映えて壮麗だそうです。

      来年は見に行きたいですね。

       

       

       

       

       

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      #嵐山 #京都最古 #神社 #松尾大社 #松尾造 #重要文化財 #神像館 #酒の神 #バッカス #樽占い #お酒の資料館 #酒かすごぼう

       

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      | 弘前りんご | 紀行 | 17:14 | comments(0) | - |
      ヴァーチャルな弘前公園の観桜会(NHK BS)
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        (長い冬のあとに来るものは)

        弘前に21年間暮らしても、慣れることのなかったのは、長く雪に閉ざされる冬の厳しさ。

        同じ東北でも仙台にいた頃は、毎週末には蔵王にスキーに行っていました。

        しかし、弘前に来てからは、最初の2−3年に安比とか大鰐のスキー場に行ったものの、その後は日々の雪との格闘で、スキーに行く気にならなくなりました。

         

        それで分かったのですが、その雪が解けて咲く弘前の桜の美しさです。

        もちろん見事な桜であることには間違いありませんが、その厳しい冬が終わった喜びが、一層桜を美しく感じさせるのだと。

         

        2014年撮影(弘前公園外堀、花筏)

         

        2019年撮影(弘前公園内堀の桜のライトアップ)

         

        2019年撮影(弘前市三岳公園の桜の老木)

         

        2019年撮影(弘前市富士見町、旧福島醸造変電所跡地)

         

        (弘前公園の閉鎖)

        しかし、今年は武漢肺炎ウイルス禍のせいで、弘前公園は桜の咲き誇るこの4月後半から5月にかけて、三密を避けるという目的から閉鎖され、記念すべき100回目となる観桜会も幻となりました

         

        100年前の弘前公園観桜会の貴重な映像

         

        弘前の人々、そしてそこに暮らした私も、とても悔しい思いです。

         

        (人のいない弘前公園の桜)

        しかし、来年につなげると言う思いから、青森県、弘前市、そしてNHKが協力して、閉鎖中の(人のいない)弘前公園の桜を撮影して、その映像を昨日BSプレミアムで公開しました。

         

         

         

         

         

        日本一とも言われる弘前公園の桜は、花の密度がどこの桜よりも多いのがその魅力の要因の一つ。

         

         

        (弘前の桜の特徴)

        通常、桜の花芽は一つの花枝から4つくらい出るものですが、弘前公園の桜は、普通でも5つ、多いものだと7つも花芽が出ます。

        お陰で花のボリュームが他より断然多くなります。

        なお、この七桜を見つけると幸せになれると言われているようですね。

         

        全国のソメイヨシノはすべて接ぎ木で遺伝子的にはまったく同じです。

        なのにこの違いはどうして生じるのか。

         

        それは桜守と呼ばれる樹木医をはじめとするスタッフの方々のたゆまざる手入れ、特に剪定によるものです。

         

         

        桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿”と昔から言い習わされて来ました。

        しかし、あえて弘前では、同じバラ科のりんごの剪定の経験を踏まえて、桜の枝の剪定をして来ました

        その結果、枝の間の風通しを良くすることで新しい生き生きとした桜の芽が出るのを促したことで、花目の数が多くなった訳です。

        まさに氏より育ち。ジェネティックではなく、エピジェネティック (*^^*)

        環境が形質発現に変化を与えたと言えるでしょう。

         

         

        弘前で21年暮らして、毎年弘前公園の桜を見に行きましたが、こんな人のいない光景は見ることはありませんでした。

        それが映像とはいえ、見ることが出来たのは怪我の功名(? ^^;)でしょうか。大事な映像資産になりますね。

         

         

        弘前公園の桜の名物として最近脚光を浴びているのが、花筏

        花筏とは、散った桜の花がお堀の水を、びっしりとピンクの絨毯のように覆い尽くすものです。

        これもお堀の水の放水を止める操作をすることで実現します。

        今年は外堀のそのような操作も止めたため、花筏も形成されませんでした。

         

         

        しかし、園内の内堀には自然に花筏が出来ていたようで、映像ではそれも紹介されていました。

         

        来年は是非、弘前公園がいつもどおり桜の季節に開放されることを願ってやみません。

         

        (注)(弘前公園の閉鎖)以下の画像はNHK BS プレミアム ”静かに咲く弘前公園の名桜”より

         

         

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        #弘前 #桜 #ゴールデンウィーク #桜守 #剪定 #りんご #弘前公園 #観桜会 #第100回 #武漢肺炎ウイルス禍 #公園閉鎖 #花筏 #ドローン撮影

         

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