弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
夭折の作家、新美南吉_今日7月30日は彼の誕生日
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    (ごん狐)

    この童話を、小さいお子さんに読んで聴かせたことがある方も多いのではないでしょうか。

    短いお話なので、まずは青空文庫(著作権フリーの文庫サイト)を読んで思い出してみてください。

     ごん狐 新美南吉作 https://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/628_14895.html(青空文庫)

     

    これを書いたのは、新美南吉がわずか17歳の時。初出は『赤い鳥』1932年1月号です。

     

    新美南吉(1913年7月30日 - 1943年3月22日、wikipedia、Mikkabie - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=53017211による)

     

    彼は、当時不治の病と言われた結核で、1943年に29年という短い人生を終えました。抗生物質ストレプトマイシンが日本でも普及し、死者が激減したのが1945年の敗戦後のことです。

    短い人生だったゆえ、作品数は多くありませんが、「ごん狐」以外にも「おぢいさんのランプ」や「手袋を買いに」という、とても印象深い作品があります。

     

    直接お互いにあったことはなかったようですが、地方で教師を務めた経験があり、若くして亡くなった童話作家という点で共通する宮沢賢治と彼は、「北の賢治、南の南吉」という風に並び称されることもあります。

    尤も、独自の世界観、宗教観からくるシニカルな表現が特徴の賢治に対して、自分の周りにあった素朴なエピソードを基に情緒的なタッチで描く南吉という風に、作風は対照的でした。

     

    今日7月30日はそんな新美南吉の誕生日でした。

     

     

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    #文学 #童話 #新美南吉 #ごん狐 #赤い鳥 #宮沢賢治 #夭折の作家

     

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    | 弘前りんご | 文学 | 06:05 | comments(0) | - |
    活字中毒と言われたことがありますか? そして原田マハの”風神雷神”
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      (あなたは活字中毒者?)

      まずは、こちらのテストを受けて、客観的に(しらんけど ^^;)、自身の活字中毒度を見極めて下さい。

       http://xenolith.image.coocan.jp/katuzi_tyuudoku.html

       

      私は65点で、緊急に治療を要するまでは行かないけれど、活字中毒で生活に影響がでているという結果になりました ^^;)

      ほんまかいな (*^^*)

       

      (そもそも活字中毒とは)

      さて、冗談はさておき、原点に戻って、活字中毒とはどういうことでしょうか。

      活字中毒(別名、活字病)とは、活字(文字および文章)を読むことが過度に好きであったり、執着がある状態をいいます。

      しかし、精神神経医学では活字中毒という疾患、依存症の定義はないようです。

       

      私の場合、何か読む本が一冊でも無いと落ち着かないというのはありますね(生活に支障が出とるやん ^^;)

      その本を読み終わりそうになると、次の本を探し始めます。

      勢い、同じ作家のものを読みついでゆくことになりやすい ^^;)

       最近では、梓澤要、原田マハ、東野圭吾といったところです。

       

      ちなみに、中身ではなく本(書籍)という物体そのものに執着する場合は、「ビブリロフィリア」(愛書家、書物崇拝狂)と言って、活字中毒とは区別されます。

      また、ビブリオマニア(猟書家)は、”書物を集め、愛でる”というよりも、”収集する狩り集める”ことに執着を示し、社会生活にも悪影響のある精神疾患、強迫神経症の一種です。ただ、今回はややこしいので、これらは省いて考えます。

       

      (最近読んだ本は)

      武漢肺炎ウイルス禍のため、自宅で自粛する期間があって、普段以上に本を読んでいました(尤も、映画に費やした時間は更に多かったかも ^^;)。

       

      緊急事態宣言が出ていた期間あたりに読んだものを挙げると、

      小説では、

      ・東野圭吾: 沈黙のパレード、希望の糸、クスノキの番人、

       それらが届くのが遅れた時のつなぎとして、

        新参者、マスカレード・ホテル、マスカレード・ナイトを読み直しました。

      ・原田マハ:デトロイト美術館の奇跡、風神雷神(上・下)

       

      ノンフィクションでは、

      ・日本的ナルシシズムの罪(堀 有伸)

      ・歴史の教訓(兼原 信克)

      ・北斎になりすました女(壇 乃歩也)

       

      文化財保護関係の専門書では、

      ・登録有形文化財(佐滝剛弘)

      ・論より実践 建築修復学(後藤 治)

      などなど。

       

      (そして原田マハの風神雷神)

      これらの中でも、やはり、原田マハの”風神雷神”が、発想の荒唐無稽さ、

      いや違った^^;)、発想の自由さとスケールの大きさに圧倒されました。

       

      俵屋宗達:風神雷神図屏風(wikipedia)

       

      なにせ、

       時間軸では、現代と俵屋宗達が生きた時代が交錯、

       登場する人物は、

        天正遣欧少年使節の少年達と俵屋宗達、織田信長、

        狩野永徳、グレゴリオ13世、

        それになんとバロック絵画の始祖とも言うべきあの人も (*^^*)

       地理的には京都、安土、九州、アジア、欧州(少年使節の辿った道)

       

      天正遣欧少年使節の正使、伊東マンショの肖像画(2014年に発見された、ベネチア派の巨匠ティントレットの息子が描いたとされます)

       

      そして何より、同時期に生きていたということだけは確かだけれど、互いに会ったという史実は書き残されていない、数々の彼らの出会いと別れが物語の主軸になっています。

       ・俵屋宗達と狩野永徳

       ・宗達と信長

       ・宗達と天正遣欧少年使節の少年達(伊東マンショ、千々石ミゲル、中浦ジュリアン、原マルティノ)

       ・そして、宗達と後のバロック絵画の始祖と呼ばれるあの画家。

      上下2巻からなりますが、寝る間も惜しんで読んでしまいました。

      お陰でここの所、睡眠不足気味です ^^;)

       

       

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      #活字中毒 #自粛時 #読書 #東野圭吾 #原田マハ #風神雷神 #俵屋宗達 #狩野永徳 #織田信長 #天正遣欧少年使節

       

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      | 弘前りんご | 文学 | 06:44 | comments(0) | - |
      今度は加賀恭一郎_東野圭吾『希望の糸』を読んで。やるせない中で最後に希望の糸が!
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        (ミステリーのヒーローたる、名探偵、名刑事)

        古今東西の人気推理小説には、必ずといっていいほど名探偵、名刑事が登場します。

         

        欧米ならシャーロック・ホームズ、エルキュール・ポワロ、メグレ警部、刑事コロンボ、ミス・マープル、ペリー・メイスン、ジェシカおばさん (*^^*)

         

        日本なら、明智小五郎、金田一京助、神津京介、十津川省三、浅見光彦、杉下右京(相棒)、湯川学(ガリレオ)、そして我らが加賀恭一郎 (*^^*)

         

        遠山の金さん、大岡越前、暴れん坊将軍徳川吉宗、水戸黄門の例を待つまでもなく、そういう共通の魅力的なキャラクターの存在が、同じような話でもマンネリを感じさせず、逆に安心して見ていられると言う効果がありますね。

         

        (加賀恭一郎)

        ミステリーエンターテインメントの代表的作家である東野圭吾

        その中で二本の柱となるのが、まず物理学者として科学的な名推理を働かせ、草薙刑事や内海刑事から依頼を受けた問題を解決するガリレオこと、湯川学

        そして、『新参者』で一躍檜舞台に躍り出た感のある刑事、加賀恭一郎

         

        実は、というか、東野圭吾ファンにとっては周知の事実ですが、加賀恭一郎は東野圭吾の第二作『雪月花殺人ゲーム(後に卒業に改題)』で、国立T大の4年生として登場し、茶道部を舞台に起こる殺人事件の謎に挑んでいます。

        どうも、作者は特にシリーズ化するつもりは当初なかったようです。

        しかし、その3年後の作品『眠りの森』に、ちょっとしたいたずら心で刑事役で再登場させて評判が良かったことから、シリーズ化を考えたようです。

         

        さて、先日のブログで、ガリレオこと湯川学が活躍した『沈黙のパレード』を紹介しました。

         http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=3498

         

        今回読んだのは、加賀恭一郎シリーズの『希望の糸

        ただ、加賀恭一郎シリーズとは言うものの、スピンオフとまでは言えませんが、その同僚で従兄弟という血縁関係にある刑事、松宮脩平が活躍します。

         

        (希望の糸)

         

        東野圭吾:希望の糸(講談社)

         

        プロローグに出てくるエピソードと、そこの登場人物が果たして本筋とどう関わるのか、随分と読み進めないと全くわからないというところに、大きな仕掛けがあります。

         

        そして起こる殺人事件。

        近所や知人への鑑取り(容疑者や被害者の関係筋を辿って聞き込みする)では、被害者は非常に評判がよく、恨みを受けるようなことがまったく思い当たらない人物。しかし、現場の状況から物盗りとは考えづらく、怨恨の線は捨てられないと捜査当局は判断します。

        ところが犯人を示す物的ならびに状況証拠もなくて難航する捜査の中、突然犯人が自首してきます。

        犯行に関する供述にも矛盾はなく、解決したかに見えました。

         

        しかし、刑事の松宮脩平、そして捜査の指揮を執る加賀恭一郎は、そこにまだなにか釈然としないものを感じ、捜査を進めます。

         

        そこでようやく、最初のエピソード(ごく普通の仲の良い夫婦が、二人の子供を事故で同時に亡くし、家族の再生のために、新たに子供を作る決心をするというもの)に回帰して行きます。しかし、そこには当初誰も気づかなかった、なんともやるせない状況がありました。そこに、回り回って殺人事件を引き起こしてしまう種があったわけです。

         

        (テーマは、本当の家族とは何か)

        実に重いテーマです。

        それには主人公の松宮脩平の血縁に関わる話(殺人事件とは関係しませんが)も該当します。

        タイトルの『希望の糸』とは、そのような中でもひとすじの光明を見出し、前を向いて歩き出すいくつかの家族を象徴しています。

         

        実に読み応えのある、作品でした。

         

         

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