弘前りんごの北のまほろば

司馬遼太郎の”街道をゆく”のタイトル”北のまほろば”に魅せられて、本州最北端の県にやってきました。日々見聞きしたこと、感じたこと、考えたことなどをつれづれなるままに綴ります。写真、音楽、そして本好き(万葉集)なアラ還です。
躍進にはわけがある。 日本女子カーリング世界選手権銀メダル
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    珍しく、スポーツネタ?です。


    (日本カーリング協会 HPより)

    先日、日本女子チームがカーリング世界選手権で銀メダルを取りました。
    決勝戦で強豪スイス(今回で3連覇)と対戦して、惜しくも優勝を
    逃しましたが、過去4位が日本の最高成績でしたから立派なもの。
    しかし、それより感心したのは、そこに至る実力アップの過程に、
    日本のスポーツ選手が見習うべき点があること。

    その立役者は、本橋麻里。(写真右から2人目)
    今回は昨年に出産したため、控えに入って実戦はなかったものの
    もともとこのチームの核であるLS北見を作ったのが彼女。
    チーム青森時代は、その美貌への世間の注目が先行し (^_^;)、
    選手としての実力はあまり取り沙汰されなかったようなのですが。
    なんでも、2006年トリノ、2010年バンクーバーの
    両冬季オリンピックで、いずれもメダルに届かなかったのですが、
    その原因を冷静に分析し、世界の強豪の強さの秘密がそのメンタルの強さ
    にあることに気づき、それを実現するため、LS北見を作ったそうです。

    日本のスポーツはとかく精神論をぶつ指導者が多いけれど、意外に
    せった時に精神的に崩れるパターン多い。それをきちんと克服するべく
    自らのチームを作り、それに賛同する若手実力派の選手を集めたのが、
    今回の躍進につながったということです。
    試合中、多く笑顔が見られたのがその現れですね。

    マリリン、見直しました (*^_^*)
    | 弘前りんご | スポーツ | 07:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
    GMTな高校野球部奮闘中!
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      終戦記念日から明けた16日、弘前聖愛高校野球部が、東北の初出場校として40年ぶりに初戦を勝利したのについで、 二回戦も突破して、三回戦に進みました。

      聖愛高校応援Facebook Pageより。

      甲子園の観客席に、聖愛高校を象徴する黄色で統一された応援団が懸命の声援を送ったのに対して、見事に答えてくれました。

      元々女子校で、13年前に共学になったのを機に、野球部を創部。当初は部員が9人集まらず、ほかから助っ人を頼んで、練習試合などをしていたと聞きます。
      それが今年、甲子園初出場したのに続いて、初戦、二回戦と快進撃。地元弘前の熱狂ぶりは凄まじい物があります。


      でも、その熱狂ぶりには、もう一つ大きな理由があります。地方の私立高校野球部は、部員の多くが、首都圏、あるいは京阪神(特に大阪)出身であることが多く、県代表で甲子園に行っても、インタビューで、たとえば大阪弁で応える部員の姿に、やはり戸惑いを隠せませんでした。しかし、聖愛高校野球部は、全員が津軽出身者。一層応援に熱が入るのも当然です。まさに、東北を元気づけている朝ドラでいうところの、GMT(地元)そのものです。

      では、なぜそんなに急速に実力を高めたか? 一つには、中高一貫教育の利点を活かして、個人力と言うよりは、チーム力の育成に努めたからと言います。
      また夏の甲子園で東北勢に取って、おそらく不利になる暑さ対策も、50度の部屋でのトレーニング、甲子園に行ってからもサウナで、暑さ対策を怠らなかったのも大きいでしょう。


      こう考えると、突然降って湧いた勝利ではなく、13年の時間を掛けて積み重ねてきた成果と言っていいのではないでしょうか。
      東日本大震災で疲弊した東北地方にエールを送るべく、この後も更に勝ち進み、東北初の優勝にまで進んで行ってほしいものです。


      | 弘前りんご | スポーツ | 07:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
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      (弘前りんご)

      自身もバロック音楽の研究者であり、演奏家であるサルデッリが書いた、”失われた手稿譜 ー ヴィヴァルディをめぐる物語 ー” では、ヴィヴァルディが亡くなった直後から漂流し始める、ヴィヴァルディが残した膨大な手稿譜が本当の主人公であり、小説の形をとっているものの、そこに書かれたことはほとんどが事実です。

      しかし、その手稿譜がたどったその後の運命は、数奇としか言いようのないものでした。

      手稿譜を借金の方に取ろうとする債権者、取られるのを防ごうとしたヴィヴァルディの弟。

      修道士会に寄付されたものの、その価値がわからない修道士たちは、それをごみのように扱い、教会の倉庫の奥に放り込でしまい、長い年月の眠りにつきます。

      その後その存在を知った貴族が個人のコレクションとして入手。

      研究し、その散逸を防ごうとした研究者と、骨董的価値にのみ注目するファシスト政府との攻防。

      いずれも手に汗握る展開で飽きさせません。

      最大の貢献者の一人、ジェンティーリが追われて大学を去るときの言葉

      ”正しきものは、とこしえに記憶される” が、心に染み入ります。
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      ”さりげない日常の中にこそドラマがある”といわれますが、
      有川浩の”阪急電車”はそれをそっと掬いあげて小説にしたという感じです。

      初めはタイトルに惹かれて発売直後にアマゾンで取り寄せましたが、読み始めるとやめられず、一気に最後まで読んでしまいました。

      それをもとに朝ドラ”ちゅらさん”の岡田恵和が脚本を書いたのが、映画”阪急電車 片道15分の奇跡”

      原作の、短いいくつものエピソードを、阪急電車の今津線の走行に乗せてうまくあやとりのように話を紡いでゆきます。

      登場人物それぞれが、誇り高く、あるいは誠実であるがために生きにくく、孤立感を深めて立ち止まってしまっています。しかし、偶然に電車の中で、あるいは駅のホームで彼らが遭遇し、そして言葉を交わすうちに、自分を肯定してくれる人の存在に勇気付けられ、また歩き始めます。

      年の功でしょうか、宮本信子演じるおばあさんが、登場人物の何人かと直接言葉を交わす中で彼らの行く先を照らし、その彼らがまた出会った他の登場人物に元気を与えてゆきます。

      有川浩の作品はこれまでにも何冊も読んできましたが、登場人物は多くが女性にもかかわらず、その生き方がみんな男以上に男らしい気がします。近著では”県庁おもてなし課”に登場する作家(一応男の設定ですが有川浩がモデルでしょう)も、男気(?)をめいっぱい発揮しています。まるで宝塚の男役のようで、彼らはみんな作者自身の性格の反映なんでしょうか。
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