弘前りんごの北のまほろば

司馬遼太郎の”街道をゆく”のタイトル”北のまほろば”に魅せられて、本州最北端の県にやってきました。日々見聞きしたこと、感じたこと、考えたことなどをつれづれなるままに綴ります。写真、音楽、そして本好き(万葉集)なアラ還です。
ハッピーバースデー! ル・コルビュジエ! 今日10月6日は建築家ル・コルビュジエの誕生日
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     つい最近、世界に点在する彼の建築がまとめて世界遺産に指定された、建築家 ル・コルビュジエ(Le Corbusier, 1887年10月6日 - 1965年8月27日)はスイスで生まれ、フランスで主に活躍しました。

     

     ル・コルビジェって、本名じゃなかったんですね (^_^;)
    本名はシャルル=エドゥアール・ジャヌレ=グリ(Charles-Edouard Jeanneret-Gris)。

    確かに(?)ル・コルビュジエの方が、売れる名前のような気がします。

     

    ル・コルビュジエ(wikipedia)


     さて、彼はフランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエと共に「近代建築の三大巨匠」と讃えられています。

    世界遺産に指定された彼の作品の一つとして、私も度々美術展で訪れる、東京上野公園の国立西洋美術館がありますが、彼の日本人弟子である前川國男が設計した東京文化会館が、向かいに立っています。

     

    国立西洋美術館(wikipedia)

     

    東京文化会館(By 663highland - 投稿者自身による作品, CC 表示 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=667464


     師匠と弟子の作品が相対しているんですね。なんだか微笑ましい。

     

     ル・コルビュジエは、時計職人の子としてうまれ、行く行くは時計職人になるべく修行をしていましたが、生まれつき視力に問題がありました。

    そのうち細かい時計加工は無理とわかり、職人になることを断念せざるを得ませんでした。

    美術学校時代の校長がそんな彼の美的才能を惜しんで、視力が問題にならない、建築の道に進むことを勧めたようです。

     

     しかし、そのような経緯から、大学の建築学の正統教育を受けていません。建築事務所に入って、実地教育を受けて、その才能を花開かせていったようです。日本の建築家、安藤忠雄と経歴はその点が似通っていますね。

     

     今日はそんな彼の131回めの誕生日です。

     

     

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    #ル・コルビュジエ #誕生日 #建築家 #世界遺産 #近代建築の三大巨匠 #時計職人 #職人を断念 #国立西洋美術館 #前川國男 #東京文化会館 #上野公園

     

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    | 弘前りんご | 建築 | 23:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
    建築界の水木しげる?_伊東忠太
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      岩木山神社

       

      神社と言うのは古いもの、という先入観があって、その設計者がいる(わかっている)なんて思ったことがなかったのは不覚でした (^_^;)

      奈良の橿原神宮、平安神宮、そして東京のあのユニークな築地本願寺や、今色々と話題の靖国神社、広大な敷地に佇む明治神宮、そして湯島聖堂などなど。有名所の神社建築が一人の建築家によって設計されていたとは。

       

      伊東忠太(wikipedia)

       

      その建築家の名は、伊東忠太。米沢に生まれ、東京帝国大学建築科を卒業しました。

      近代建築学を学んだ人は大抵欧米に留学するのですが、彼は日本の建築のルーツを知るため、中国・インド・トルコをめぐりました。

       

      そして彼の建築に欠かせないものが、幻獣。実在しない動物の装飾が実に効果的に使われています。

       

      (Travel book より)

       

      (Travel book より)

       

      それにスポットをあて、彼の建築を語った本が、伊東忠太動物園(藤森照信 編)

       

       

      神社と幻獣の取り合わせ、実に面白いですね。

      建築界の水木しげるのようです。

       

      | 弘前りんご | 建築 | 06:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
      現代建築家のいわば始祖と言える、アンドレア・パラディオ。
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        (アンドレア・パラディオ 1508年11月30日 - 1580年8月19日 wikipedia)



        建築の設計図を平面に書くというのは、今では当たり前ですが、このイタリアの建築家アンドレア・パラディオが始めました。それまの彫刻家や芸術家が関わった建築の場合、それとは違ったものでした。したがって、彼がいわゆるプロの建築家の始祖と言えるでしょう。



        なぜ唐突に、建築の全く素人の私がこんなことを書いたかというと、彼の設計のスタイルが、生物の進化の機序と本質的に共通する点があると知ったからです。








        どういうことかというと、彼の設計スタイルは、建物全体の輪郭(平面図上で)をあるルールに従って分割して行き、最終的に個々の部屋を決定するという手法です。もちろんそれ以外の簡単なルールがあって、窓をどの向きにするかとか、分割比率を2分割なら1:1、3分割なら1:2:1と言ったものを適宜組み合わせることで、無限の最終設計図が出来上がります。







        そのアルゴリズムをコンピュータに覚えこませ、設計させた所、細部は異なっても、まさにパラディオ風の建物が設計できたそうです。



        一方、方向は逆(分割するか、組み上げてゆくかという点で)でも、生物も環境に適応した種を作り出すため、例えば蛋白分子も、RNA分子も、基本のパーツのいろんな組み合わせを試行し、最適なものを見つけ出すということをやっています。そういう点で人による工学も、生命の基本も共通点があると言えますね。



        | 弘前りんご | 建築 | 15:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
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        (弘前りんご)

        自身もバロック音楽の研究者であり、演奏家であるサルデッリが書いた、”失われた手稿譜 ー ヴィヴァルディをめぐる物語 ー” では、ヴィヴァルディが亡くなった直後から漂流し始める、ヴィヴァルディが残した膨大な手稿譜が本当の主人公であり、小説の形をとっているものの、そこに書かれたことはほとんどが事実です。

        しかし、その手稿譜がたどったその後の運命は、数奇としか言いようのないものでした。

        手稿譜を借金の方に取ろうとする債権者、取られるのを防ごうとしたヴィヴァルディの弟。

        修道士会に寄付されたものの、その価値がわからない修道士たちは、それをごみのように扱い、教会の倉庫の奥に放り込でしまい、長い年月の眠りにつきます。

        その後その存在を知った貴族が個人のコレクションとして入手。

        研究し、その散逸を防ごうとした研究者と、骨董的価値にのみ注目するファシスト政府との攻防。

        いずれも手に汗握る展開で飽きさせません。

        最大の貢献者の一人、ジェンティーリが追われて大学を去るときの言葉

        ”正しきものは、とこしえに記憶される” が、心に染み入ります。
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        阪急電車 片道15分の奇跡
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        ”さりげない日常の中にこそドラマがある”といわれますが、
        有川浩の”阪急電車”はそれをそっと掬いあげて小説にしたという感じです。

        初めはタイトルに惹かれて発売直後にアマゾンで取り寄せましたが、読み始めるとやめられず、一気に最後まで読んでしまいました。

        それをもとに朝ドラ”ちゅらさん”の岡田恵和が脚本を書いたのが、映画”阪急電車 片道15分の奇跡”

        原作の、短いいくつものエピソードを、阪急電車の今津線の走行に乗せてうまくあやとりのように話を紡いでゆきます。

        登場人物それぞれが、誇り高く、あるいは誠実であるがために生きにくく、孤立感を深めて立ち止まってしまっています。しかし、偶然に電車の中で、あるいは駅のホームで彼らが遭遇し、そして言葉を交わすうちに、自分を肯定してくれる人の存在に勇気付けられ、また歩き始めます。

        年の功でしょうか、宮本信子演じるおばあさんが、登場人物の何人かと直接言葉を交わす中で彼らの行く先を照らし、その彼らがまた出会った他の登場人物に元気を与えてゆきます。

        有川浩の作品はこれまでにも何冊も読んできましたが、登場人物は多くが女性にもかかわらず、その生き方がみんな男以上に男らしい気がします。近著では”県庁おもてなし課”に登場する作家(一応男の設定ですが有川浩がモデルでしょう)も、男気(?)をめいっぱい発揮しています。まるで宝塚の男役のようで、彼らはみんな作者自身の性格の反映なんでしょうか。
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