弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
喜劇役者は大化けする?
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    (テレビっ子にとって)
    2月のはじめに、弊ブログに、自分が見事なテレビっ子として育ったなんて、思い出話を書きましたが、

     

     "テレビと私とは、おない歳"
     http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=5283

     

    そんな私が子供の頃によく見ていたのが、"てなもんや三度笠"
    当時はビデオ録画の技術がまだ確立しておらず、生の舞台中継を無編集で、いわば撮って出し。真剣勝負でした。

    そこで舞台の観客、テレビの前の人を大いに沸かし、笑わせるなんて、今から思えば脚本、演出、そして演じる人の力量はただ者ではなかったとわかります。

     

    (藤田まこと)
    その大いに我々を沸かしてくれたのが、主演の藤田まこと
    ちょっと長い顔(うまづら? ^^;)が印象的な喜劇俳優でしたが、てなもんや三度笠のあとには、お笑い路線からシリアスなドラマの主演へと役どころを転換しました。

    それが大成功。

     

    必殺仕置人のDVDパッケージ


    ・必殺シリーズの主水
    普段は妻と姑の尻に敷かれながら、うだつの上がらない下っ端役人。
    しかし、夜になると世にはびこる悪人を仕留める仕置人に変身。
    そのギャップが素敵でした。
    ・剣客商売
    隠居した好々爺ながら、剣の達人としては当代随一の腕前を持つ剣豪役。
    孫ほどに若い嫁に振り回されるところも面白い。
    ・京都殺人案内
    ・はぐれ刑事純情派

    どちらも人情に厚い刑事。これもはまり役でした。

    これらはいずれも好評で、長期シリーズ化して居ます。

    基本シリアスですが、そこに喜劇役者だった経験が生きて、笑いの要素も十分にあります。

     

    (大化けするのは)
    ドタバタ喜劇の俳優がその後に名優に大化け。
    しかし、そんな例は他にもありました。

     

    すぐ思いつくところを上げれば、
    いかりや長介、伊東四朗、若手では秋山竜次(NHK大河「光る君へ」の藤原実資役)もいますね。

    人を引き付ける魅力がないと成り立たない、実力勝負のお笑いの世界で鍛えられるため、演技力も付くのでしょうか。

     

    藤田まこと(1933年4月13日 - 2010年2月17日、wikipedia)

     

    というわけで、今日が藤田まことの命日だったので、こんなことをつらつらと考えてみました。

     

     

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    #エンターテインメント #テレビ #喜劇役者 #藤田まこと #てなもんや三度笠 #必殺シリーズ #剣客商売 #京都殺人案内 #はぐれ刑事純情派 #いかりや長介 #伊東四朗 #秋山竜次 #光る君へ

    | 弘前りんご | エンターテインメント | 06:01 | comments(0) | - |
    オマージュ? 原作への敬意。
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      源氏物語絵巻 柏木二(隆能源氏、wikipedia)

       

      (最近の事件)
      最近、自身の作品(漫画)のドラマ化に関するトラブルの渦中にあった漫画家が自殺されたようです。(セクシー田中さん)

      詳細がまだ十分には明らかにされていないので、この件について原因がどうの責任の所在はどうのと、とやかく言うのを私は差し控えますが、早速SNS、マスメディアでは喧しく取り沙汰されています。
      この内のどれだけの人が事情を十分に理解しているのか、甚だ疑問ではありますが。

       

      (二次創作問題)
      件の事件は、原作の漫画をテレビドラマに仕立てる事によって起こったものですね。
      素朴な疑問は、二次創作ははたして可なのか?という点です。

      これは一般的には原作に対して、それを別のものに作り変える、ふくらませる、いわゆる二次創作という行為に伴う、古くて新しい問題でしょう。
      例えば、文字だけの原作にビジュアル的な要素を付け加えるのはもう立派な二次創作です。

       

      (源氏物語と絵巻)
      今大河で注目されている?紫式部の源氏物語は彼女の文章がオリジナル。当時それは宮廷内の限られた読者層とはいえ、読みつがれたもので、人気の高い作品です。
      その作品を題材にして書かれた国宝"源氏物語絵巻"ビジュアルな要素に置き換えた二次創作物といえます。
      美術作品としての価値の高いのは言うまでもありませんが、その絵が、文字だけより想像を膨らませる効果があったか、あるいはそれによってイメージが制約を受けたかは難しい問題です。

       

      しかし、そもそも原作と言われる源氏物語にしても、紫式部の直筆の原本は現存せず、他の人達によって書き写された写本が数多くあるのみです。当時は印刷技術はなく、書き写すことのみが読みたいという読者に作品を届ける手段でしたから。
      その書き写す過程で、誤字、脱字、欠落があったでしょう。いや、書き写す人が読者としてここはこうあるべきだ、あるいはこうあってほしいという思いが余って、意識的に書き換えたかもしれません。
      従って原本からすれば、これら写本ですら二次創作物たりえます

       

      (音楽と二次創作)
      文学だけでなく、音楽の世界でも同様です。
      例えばバッハの無伴奏チェロ組曲は写譜しか存在せず、オリジナルはどうであったか、使用した楽器は現代のチェロと同じでいいのかなど、今も議論の渦中にあります。

       

      いやいや、音楽の演奏自体が二次創作そのものではないかと。
      楽譜から演奏者が何を汲み取り、演奏するか、演奏者によって同じ楽譜なのに全くと言っていいほど聴こえてくるものが違うのですから ^^;)
      これ以上書くと深みにハマるので、音楽の話はこれくらいにしておきます ^^;)

       

      (そこには原作に対する敬意が)
      最初の漫画の原作があって、それをドラマ化する話に戻りますが、ビジネスの観点から言えば、わざわざドラマにしようというのですから、原作にまず魅力、人気があることが必須条件でしょうね。つまらない原作を視聴率の稼げるドラマに仕立てようなんて、未だに視聴率至上主義に囚われていそうなテレビ界がやるとは思えませんから。

      そんな作品だからこそ、原作ならではの世界観があるわけです。それに魅了された読者が、原作とドラマ化されたものの違いにおいて強く反発したり、うまくすれば共感することになります。

      この事件でSNSを賑わしているのは、こういった人たちが含まれるでしょう。

       

      しかし、漫画を実写(人が演じる)のドラマにそのまま忠実に移し替えるのが果たして可能か、それで1時間の枠に収まる面白いものに成るのかと言う技術的な問題があります。そこに脚本家の存在価値があるのでしょう。原作とドラマ化の橋渡しをうまく実現させる点を期待されているわけです。

       

      そこで忘れてはいけないのは、原作の価値をできるだけ損なわず、ドラマとしても十分に成立するようにすること。言うは易し行うは難しですが。
      そして原作に対する敬意、オマージュと言う観点を忘れないでほしいなと思う次第です。

      原作とかけ離れた、敬意もへったくれもないドラマ化なら、人のまわしで相撲を取らず、始めからオリジナル脚本を作ってドラマ化しなさいよ、とテレビ側(脚本家、テレビ制作側)に言いたくなります。
      また、その一方で原作者側(原作者、出版社)も、二次創作であるとの了解の上で、十分にすり合わせの上、ドラマ化を許可してもらいたい、納得できないなら許可すべきではないと思うのです。

       

       

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      #創作 #二次創作 #原作 #文学 #源氏物語 #源氏物語絵巻 #音楽 #バッハ #楽譜 #演奏者 #オマージュ

      | 弘前りんご | エンターテインメント | 17:07 | comments(0) | - |
      テレビと私とは、おない歳 (*^^*)
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        (本放送開始)
        1953年の2月1日
        日本放送協会、そうNHKの東京放送局が日本で始めてのテレビ放送(本放送)を開始した日です。2月1日ですから、同じ1953年でも、私(12月生まれ)より学年は一つ上か、ってなんでやねん ^^;)

         

        尤も、NHK大阪の放送は、翌1954年3月開始なので、私が大阪で生まれてすぐに大阪でもテレビ放送が始まったこと、鮮明に覚えています、ってそんな訳あるか〜い!。

         

        (テレビと共に)
        まあ、冗談はさておき、ごく普通の庶民だったのに、物心ついたときには、自宅にテレビがあって、大相撲、プロレス、野球、となるとご近所の方々が、狭い我が家にテレビを見るために押しかけました ^^;)
        とうちゃん、見栄張って、頑張って、テレビ受像機を買ったんやろうなあ (*^^*)

         

        かくして、良かったのか、悪かったのか、私は見事なテレビっ子として育ちました。
        テレビの黎明期から絶頂期、そして現代の衰退期(?)を経験して、感慨も一入です。

        この先どうなるんでしょう。

         

        ということで、2月1日はテレビ放送記念日でした。

         

         

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        #エンターテインメント #テレビ #NHK #初放送 #1953年 #テレビっ子 #テレビ放送記念日

        | 弘前りんご | エンターテインメント | 06:47 | comments(0) | - |
        やはり港町神戸のシンボルといえば、ポートタワー!
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          (改修工事)
          2021年9月から耐震補強工事などのため休業していた、メリケンパークの神戸ポートタワー

           


          2022年6月のハーバーランドモザイクでの弘前ねぷたの来神イベント。赤いポートタワーが工事用の黒い覆いを被っています。

           

          ポートタワーの修理は先月までには終わり、工事用の覆いを外す作業が行われていました。それが終わったので、12月21日から夜のライトアップを再開しました。

          夕方5時30分に点灯されると、夕闇の空にフェニックスのように明るく輝く姿を見せてくれました。

           

           

           

           

          やはり港町神戸には、この姿が欠かせませんね。

          ちなみに、日本で最初にタワーのライトアップを始めたのが、神戸ポートタワーだそうです。

           

          (リニューアルオープン)
          来春のリニューアル後に、360度回転するバーラウンジとかが再びオープンするらしいです。
          でも、現代では希少な回転フロアは修理が難しく、回転できない状態になれば終了かも?止まる前に見に来てとのことです、って、おいおい ^^;)
          その後は、自分の足で360度歩いて見て回るんかい?

          まあ、それはともかく、眺めはきっと最高でしょう。
          これは行かなくては。ポートタワー会員になったことだし (*^^*)

           

           

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          #写真 #夜景 #神戸 #メリケンパーク #ポートタワー #改修工事 #リニューアル #ライトアップ #360度回転  

          | 弘前りんご | エンターテインメント | 06:14 | comments(0) | - |
          せっかく阪神競馬場に来たんだから。
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            (日本酒のイベントに行ったんだけど)
            ”NADAGOGO ふぇ酒”というイベントでは、色々と美味しいお酒を試飲できましたが、

             

             "うまっ酒(馬と酒の1日 ^^;)"

             http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=5231

             

            会場は阪神競馬場。自宅から歩いて15分ほどで行けるのですが、これまでレースのある日に行ったことがありませんでした。孫を連れて、隣接する公園にあったことはありましたが。

            お酒を十分堪能したことだし、せっかくだからお馬さんも見ていこう(馬券は買わずに、というか買い方を知りまへん ^^;)となりました。

             

            (美しい毛並み)
            まずはパドックで出走馬を間近に見ましたが、なんとも毛並みの美しいこと、惚れ惚れします。

             

             

            そしてレースのコースの方に向かい、出走を待ちました。

             


            芝コースをこれから走る馬達が登場。生命力に溢れたと言う表現がピッタリの馬たち。

             

             

            立ったところはゴールそば。そこに走り込んでくる馬たちの姿も美しいですが、一を競り合う状況に、息を飲む観衆の興奮が馬券を買っていない我が身にもひしひしと伝わってきます。そして写真判定に持ち込まれた瞬間、悲鳴に似た声が上がりました。


            いやあ、競馬は見るだけで楽しいです (*^^*)

             

             

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            #イベント #阪神競馬場 #レース #サラブレッド #毛並み #馬券 #エンターテイメント 

            | 弘前りんご | エンターテインメント | 07:02 | comments(0) | - |
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            (弘前りんご)

            自身もバロック音楽の研究者であり、演奏家であるサルデッリが書いた、”失われた手稿譜 ー ヴィヴァルディをめぐる物語 ー” では、ヴィヴァルディが亡くなった直後から漂流し始める、ヴィヴァルディが残した膨大な手稿譜が本当の主人公であり、小説の形をとっているものの、そこに書かれたことはほとんどが事実です。

            しかし、その手稿譜がたどったその後の運命は、数奇としか言いようのないものでした。

            手稿譜を借金の方に取ろうとする債権者、取られるのを防ごうとしたヴィヴァルディの弟。

            修道士会に寄付されたものの、その価値がわからない修道士たちは、それをごみのように扱い、教会の倉庫の奥に放り込でしまい、長い年月の眠りにつきます。

            その後その存在を知った貴族が個人のコレクションとして入手。

            研究し、その散逸を防ごうとした研究者と、骨董的価値にのみ注目するファシスト政府との攻防。

            いずれも手に汗握る展開で飽きさせません。

            最大の貢献者の一人、ジェンティーリが追われて大学を去るときの言葉

            ”正しきものは、とこしえに記憶される” が、心に染み入ります。
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            ”旅屋おかえり”は、旅そのものが目的であり、生きがいの、そしてそれを仕事にしてしまった一人の女性の夢、挫折そして再生の物語です。

            旅屋とは、故あって自分は旅に出ることが叶わない依頼人に代わって旅をして、本人の代わりに希望の体験や目的を果たして、その旅の記録を依頼者に成果として届けるというもの。それを思い立ったのは偶然の出会いから。

            またタイトルのおかえりは、家に、故郷に戻ったときに掛けられる言葉、”おかえり” と、丘えりこの愛称、おかえりをもじったものです。そしてその言葉を聞きたくて旅に出るのです。

            旅屋の仕事としての旅によって、契約内容を遥かに超える成果(人間関係のもつれを解き、凍てつきを融かす)がもたらされるだけでなく、主人公、そしてそれを取り巻く人々の心までも癒やしてゆきます。

            そして成功するまでは故郷には帰れないと覚悟している主人公が、故郷で待つ母のおかえりという言葉を聞ける日も間もないというところで、小説は幕を閉じます。

            まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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