弘前りんごの北のまほろば

司馬遼太郎の”街道をゆく”のタイトル”北のまほろば”に魅せられて、本州最北端の県にやってきました。日々見聞きしたこと、感じたこと、考えたことなどをつれづれなるままに綴ります。写真、音楽、そして本好き(万葉集)なアラ還です。
十和田市逍遥(2)_ 送迎ついでに、十和田市を散策。続いて十和田市といえば現代美術館。
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    (十和田市と云えば、現代美術)

    農園カフェ日々木で美味しいランチを頂いた後、(http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=3102)

    十和田市中心街に戻り、家人の用事が終わって迎えるまでの間、十和田市現代美術館を再訪しました。

     

     

    残念ながら、企画展はちょっと前に終わり、次の企画は翌日からということで、美術館に隣接するアート広場、そして美術館内のカフェで過ごすことしました。

     

    オクリア(ポール・モリソン)

     

    建物の外装も美術作品なんですね。

    ちなみに、左側に見える女の子はご存知、奈良美智

     

    この美術館の特徴は、一つの作品に一つの展示室が当てられている事。

    そしてそれをガラス張りの通路でつなぎ、一つの街のような構成になっています。

     

    光の橋(アナ・ラウラ・アラエズ)

     

    また作品によってはガラス窓で開口し、外に向かって展示されているものもあります。

     

    フラワーホース(チェ・ジョンファ)

     

    アッタ(椿 昇)

     

    更に、室内だけでなく、美術館の周りの空間での展示(フラワーホースやアッタ)や、

     

    愛はとこしえ十和田でうたう(草間彌生)

     

    ゴースト(インゲス・イデー)

     

    隣接するアート広場にいくつもの作品が展示され、街の空間がアートスペースのようになっていることも特徴です。

     

    馬のオブジェ『風』(佐藤忠良)

     

     

    アートスペースと現美の間を走る中央通り沿いには、この他にも佐藤忠良などのいくつもの彫刻作品も展示され、それを一つ一つ見て歩くだけでも、なかなか楽しい経験ができます。

     

    歩き、見るのに疲れたら、美術館のカフェ(Cube cafe)へ。

     

     

    天井が高く、白い壁や天井で、開放感あふれる空間です。

     

     

    反対側の壁は全面ガラス窓で、通りを隔ててアートスペースを見ることができます。

     

     

    私は、南部せんべいの上にジェラートアイスを載せたものを頂きました。

     

     

    十和田市現代美術館

    〒034-0082 青森県十和田市西二番町10-9

    TEL: 0176-20-1127  FAX: 0176-20-1138
    info@towadaartcenter.com

    開館時間:
     * 美術館
      9:00 – 17:00(最終入館 16:30)
     * cube cafe&shop
      9:00 – 17:00(カフェラストオーダー 16:30)

    休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)、年末年始

     

     


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    #青森県 #十和田市 #現代美術館 #アートスペース #カフェ #草間彌生 #奈良美智 #佐藤忠良 

     

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    | 弘前りんご | 美術 | 13:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
    8月29日は、フランス新古典主義の画家、ドミニク・アングルの誕生日。ルノアールやピカソに影響を。
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      華美な面が強まったロココ絵画や、幻想を好んで描く様になったバロック絵画に対抗し、デッサン・形を重視した新古典主義絵画。その始祖の一人、ダヴィッドの後をついで、弟子のアングルは新古典主義絵画を見事に継承しました。

       

      ドミニク・アングル (1780年8月29日 - 1867年1月14日、wikipedia)

       

      折しも、色を重視するドラクロアらのロマン派絵画が台頭し、彼はそれと激しく対立しました。

       

      ドラクロア(wikipedia)

       

      実は、色を重視するか、形を重視するかは、解決あるいは統合されることのない、古代ギリシア時代から続く絵画における対立命題でした。

       

      新古典主義を継承したアングルは、フランス・アカデミズムの中心人物とみなされ、ロマン派の画家達は、反アカデミズムの立場から、アングルの作風は時代遅れだとしました。

       

      しかし、アングルは単に形式を継承しただけでは有りませんでした。

       

      例えば、描く対象の美を際だたせるためには、あのグランド・オダリスクの絵のように、背骨の数が多いのではないかと揶揄される構図をもあえて取る、という大胆さもありました。

      彼の作風は時代を超え、その後の印象派の画家(ドガやルノアール)、アカデミズムとは縁遠いはずのセザンヌ、マチス、ピカソらにも、明らかな影響を与えています。

       

      やはり、彼も一人の天才だったと言えるでしょうか。

      今日8月29日は、そんなアングルの誕生日です。

       

       


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      #アングル #誕生日 #ダヴィッド #新古典主義 #ドラクロア #ロマン派 #ドガ #ルノアール #セザンヌ #マチス #ピカソ 

       

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      | 弘前りんご | 美術 | 18:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
      松方幸次郎という生き方 _ 国立西洋美術館と松方コレクションの関わりを原田マハの作品に読む。
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        国立西洋美術館(東京上野公園)

         

        好きな美術館を3つ挙げろと言われれば、私は迷いなくこれらの美術館だと答えます。

         

        国立西洋美術館
        http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=2672
        http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=2203


        アーティゾン美術館(旧 ブリジストン美術館)
        http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=2896
        http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=1401


        三菱一号館美術館
        http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=2788
        http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=2748

         

        どこがいいのかですって?

        国立西洋美術館は、世界遺産に登録されたフランスのル・コルビュジェの設計だから?

        三菱一号館は、明治の建築美を生かした建物だから?

        駅から近いから?(上野駅、東京駅から歩いて10分圏内)

        いえいえ、それも魅力の一つには違いないですが。

        一番の理由は、いずれもしっかりと所蔵品を持つ美術館だからです。

         

        ブリジストン美術館は、特に近現代の作品が充実しています。

        印象派を経済的、精神的に支えた重要な画家、カイユボットの存在を知ったのは、この美術館でのカイユボット展でした。

        (なおブリジストン美術館は、長期の休館を経て、近々アーティゾン美術館としてリニューアルオープンします *^^*)

         

        歴史的には最も新しい三菱一号館美術館は、その絶対数は先の2館に比べると少ないです。

        しかし、開館の準備から関わった高橋館長の理念、優れた美術館・博物館は、自前の作品を持っていることが重要であるを実践して、そのライブラリーは充実の一途です。

         

        そして、国立西洋美術館は、何と言っても、松方幸次郎が集めた松方コレクションの存在そのものが魅力です。

        古典から近代の実に幅広いレパートリーを誇ります。

        そしてその多くが、常設展で観ることが出来ます。圧倒されますよ。

         

        松方幸次郎(1866年1月17日 - 1950年6月24日, ウィキペディア)

         

        それもそのはず。松方幸次郎がそれだけの作品をコレクションしたのは、自身の趣味や道楽などのためではなく、偏に世界に誇れる美術館を日本に作りたいという強い思いがあったからです。

         

        当時、日本の画学生や研究者の多くは本物を見たことがなく、印刷それも白黒の写真などでしか見たことがありませんでした。そんなことでは、日本が文化国家として、西欧の国々に肩を並べることなど恥ずかしくてできないと考えた松方幸次郎。

        そこで川崎造船総帥として莫大な資産を形成した彼は、それを使って美術品の収集を精力的に行います。

        そこに行けば数多くの本物が見られる本当の美術館を作るために。

         

        しかし、歴史は残酷です。第二次世界大戦が始まり、松方コレクションの運命にも暗雲が立ち込めます。

        日本は敗戦国となり、フランスにあった彼の多くのコレクションは、行方不明になっただけでなく、存在の分かったものはフランスに没収されてしまいます。

         

        そこから、松方幸次郎の思いを受けた吉田茂、そしてその命を受けた人々が、松方コレクションの日本への返還のために奔走します。

         

        全てではないにしても、かなりの数の貴重な作品が最終的に日本に返還されます。

        但し、フランスから付けられた条件が、その作品を展示するに相応しい美術館を作ること。

        そうしてできたのが、国立西洋美術館です。ですから、この美術館は松方コレクションそのものと言っても過言ではないのです。

         

        松方幸次郎がいかにして美術館建設のために、数多くの作品をコレクションをするようになったかという経緯、彼の強い思いに感化されてその事業にたずさわるようになった人々の、一言では言い表せない苦労と苦難。

        それを描いた作品が、原田マハの最新刊『美しき愚かものたちのタブロー』です。

         

        原田マハ ”美しき愚かものたちのタブロー”

         

        そして今、国立西洋美術館では、国立西洋美術館開館60周年記念として、松方コレクション展を開催中です。

        そして、終戦前後の混乱の中、行方不明になっていたモネの睡蓮の絵 ”睡蓮、柳の反映”

        これが発見され、日本の世界に誇れる優れた修復技術を駆使して修復されたものが公開されています。

         

        国立西洋美術館 開館60周年記念 ”松方コレクション展”

        会期:2019年6月11日(火)〜2019年9月23日(月・祝)

         

         


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        #松方コレクション #松方幸次郎 #国立西洋美術館 #ルコルビュジェ #三菱一号館美術館 #ブリジストン美術館 #アーティゾン美術館​ #敗戦 #フランス #返還 #吉田茂 #原田マハ #美しき愚かものたちのタブロー

         

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        | 弘前りんご | 美術 | 22:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
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        • 今日10月14日は指揮者、レナード・バーンスタインの命日です。指揮者と作曲家の両立に苦悩する。
          てんし@弘前 (10/14)
        • 今日9月11日は、クラブサン(チェンバロ)の大家、フランソワ・クープラン(大クープラン)の命日。
          弘前りんご (09/12)
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          てんし (09/12)
        • 黒石を歩き倒す?(3) (^_^;)
          菊地 尚則 (08/19)
        • 演奏会の合間に、夏カレーに惹かれて、イトヨの食堂街へ。オーブン亭(イトーヨーカ堂弘前8F)
          弘前りんご (08/12)
        • 演奏会の合間に、夏カレーに惹かれて、イトヨの食堂街へ。オーブン亭(イトーヨーカ堂弘前8F)
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        • 青森県は、大蒜(ニンニク)の一大生産地、ではニンニクの芽は?
          弘前りんご (07/19)
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          yoko (07/19)
        • ランチさ迷わない人 ^^;)_ たまには家庭で袋麺を。日本の加工食品の豊富さ、技術の高さに感心。
          てんし (07/18)
        • ランチさ迷わない人 ^^;)_ たまには家庭で袋麺を。日本の加工食品の豊富さ、技術の高さに感心。
          弘前りんご (07/18)
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