弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
これも日本初 今日2月16日は天気図の日
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    (天気予報)
    運動会や遠足、子供の頃はその日が晴れますようにと、てるてる坊主を吊って、お願いした無垢な子供時代(そんな時期があったんかいと言うツッコミはスルーします)を思い出します。

    尤も上のようなてるてる坊主だと、却って悪天候になりそうな予感が ^^;)

     

    それはさておき、今では簡単に天気の情報が得られます。
    では、いつから天気図作成、天気予報が始まったのか?

     

    調べてみると、1883(明治16)年2月16日に、例によって、お抱え外国人専門家(ドイツ人の気象学者エリヴィン・クニッピング)の指導の下、試験的に天気図が作成されたようです。

    作成したのは、東京気象台(気象庁の前身で、当時は内務省地理局に所属)です。

     

    (日本初の天気図)

     http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/weather-chart/thumb/as/640x480/188303/18830301_2.jpg

     

    これがその天気図ですが、クニッピングは正確な情報を得るには一日3回の観測が必要とその時主張し、それが聞き入れられ、体制作りが行われました。

    そしてその年の3月1日に公式の天気図が発表、配布され、それ以降一日一回作成、発表されました。これが日本初めての天気予報となった次第です。

    今から見れば、いたって簡素な天気図ではありますが、明治期の日本人の国の体制づくりへの熱い想いが伝わってくることも確かです。

     

     

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    #自然科学 #天気 #気象予報 #日本初 #天気図 #明治 #てるてる坊主

    | 弘前りんご | 自然科学 | 06:15 | comments(0) | - |
    アンガーマネージメントってなに?
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      (最近のはやり?)
      最近、企業、特に接客業がメインの業界で、アンガーマネージメントと言う言葉が取り沙汰されているようです。
      ようするに、怒りをコントロールする方法を身につけましょうということらしいのですが、なぜ今このようなことが言われるようになってきたのか?

       

       

      お客様は神様と言わんばかり、例えばコンビニや居酒屋の店員に、怒りをぶつけたり、無理難題を言ってくる客(モンスタークレーマー)が増えてきたというのです。その多くが高齢者らしい(済みません、統計データがないので印象で言ってます ^^;)

       

      まあ誰であれ、企業側としては、そういった顧客などに対応せざるを得ない社員、店員があまりの理不尽さにキレて喧嘩になっても困るので? まずはその怒りを爆発させないようにする手立てをアンガー(怒り)マネージメントとして指導しているというわけです。

       

      (怒れるお年寄り)
      ところで、子供の頃、近所に一人くらいは、怖い爺さん(あるいは婆さん?)がいたような気がします。

      悪ガキを叱って、物の道理を教えてくれたのであって、上述のような理不尽な客のようには単にキレて怒っていたわけではなかったと、後から思えば気づいたものです。

       

      では、今とその時で何が違うのか、
      年寄りといっても、当時は5−60歳くらい?
      今の高齢者から見ればまだ若かったような。
      現代の超高齢化社会になって、脳の機能の低下が起こりやすくなっていることが挙げられるのではないでしょうか。

       

      (生理学、薬理学)
      神経系の一般的なメカニズムをざっくりいうと、神経のデュアルコントロールというのがあって、興奮系と抑制系で構成されています。
      興奮系は、生体防御の進化から、素早く危険から逃れるため、あるいは対処するためにまず発達してきたと考えられます。

      一方、それが暴走しないように、抑制系が存在し、進化の過程ではおそらく後から発達してきました。
      いわばアクセルとブレーキでファインコントロールを実現していると言えばいいでしょうか。


      脳(中枢神経系)でも同様で、興奮系と抑制系から成り立っています。
      そして、抑制系は興奮系より、例えばアルコールのような薬物でも、また加齢でも機能低下しやすいのです。
      なので、アルコールを少量摂取すると、陽気になり、更には興奮状態になるのはこのせいです。

      (更に飲みすぎると、興奮系もいずれは抑制されるのですが)

      また、年を取って怒りっぽくなるというのは加齢によって抑制系がうまく働かなくなるからと言いかえることが出来そうです。

       

      一方、神経伝達速度も、抑制系は興奮系より遅いようです。
      従って、まず怒りの感情が起こります。
      売り言葉に買い言葉で即反応すると、喧嘩になるわけです。

      そこで、遅れてそれを抑えるべく脳の抑制系が働くまでなんとか持ちこたえることができるかどうかが鍵になります。
      その時差が、6秒くらいということなので、かちんと来ても、息を整え、6秒間我慢すると怒りが自然に和らぐことになり、冷静な対応ができるというのが、アンガーマネージメントの肝の一つのようですね。

       

      いやはや、客商売は何にしても大変です ^^;)

       

       

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      #医学 #生理学 #薬理学 #モンスタークレイーマー #怒り #アンガーマネージメント #興奮系 #抑制系 #ファインコントロール #高齢化社会

      | 弘前りんご | 自然科学 | 06:56 | comments(0) | - |
      ラクダが酷暑、乾燥に極めて強いのは何故か?
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        (ラクダという進化形態)
        ラクダは砂漠のような乾燥したところで、数日間水を飲まずに行動できます。
        そのため、コブに水を貯めているという俗説が生まれたほどです。

         

        実はコブは脂肪の塊(体中の脂肪をここ一箇所に集めたとも言える)です。
        断熱材として日射による背中からの熱の流入を防ぐと共に、背中以外の体表の脂肪を薄くすることで、そこからの放熱を促す効果があるんですね。

         

        (なぜ水を飲まずに居られるのか?)
        でもラクダが長時間水を飲まずに過ごせることには、他にも驚くべき進化による環境への適応があるんです。

         

        ラクダは一度に80−140Lもの水を飲むことが出来ます。それは速やかに血液に移行して保持されます。

        しかし、ヒトなら体重あたりで同じ割合の水を飲めば、血液に入った水が浸透圧によって赤血球を破裂させるでしょう(溶血)。
        ところがラクダの赤血球はそんな状況で2倍に膨れ上がっても破裂しないのです。

         

        更に、ラクダは体重の水分の4割が失われても生命を維持できるんです。ヒトなら1割も失えば生命の危険が生じるのと著しい違いです。また海水よりも塩分の高い水を飲むこともできる唯一の哺乳類でもあるんですね。

         

        そんなラクダでも、湿潤環境には弱く、日本のような高温多湿の環境では熱中症になるらしいです ^^;)

         

        日曜劇場「VIVANT」の一場面

         

        なんでこんな事を書いたかというと、堺雅人、阿部寛、二階堂ふみの出演するドラマ「VIVANT」を見ていたからです (*^^*)。
        モンゴル近くの砂漠を彼らがラクダに乗って逃避行するのですが、彼らが騎乗で眠っていてもラクダは数日砂漠を歩いて渡ってくれたおかげで助かるということに、改めてラクダの環境への凄まじいまでの適応に感心させられたからです。

         

         

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        #自然科学 #進化 #適応 #環境 #砂漠 #乾燥 #酷暑 #ラクダ #ドラマ #VIVANT

         

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        | 弘前りんご | 自然科学 | 05:56 | comments(0) | - |
        江橋節郎先生の思い出
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          (筋肉が動くメカニズム)

          最近、高校、あるいは大学で生理学を学んだ人は、筋肉細胞の細胞内カルシウムイオン濃度が上昇すると、骨格筋のスイッチがオンになり、収縮が始まると習ったのではないかと思います。

           

          江橋節郎(1922年8月31日 - 2006年7月17日、下記自伝より)

           

          (江橋節郎)

          今では生理学の公理とも言える現象を、世界に先駆けて唱えたのが、江橋節郎博士でした。

          しかし、その概念が確立するまでの道のりは険しく、最初は国際会議の場で嘲笑の対象にまでなったほどです。その時の状況をご自身が綴られたものが、”カルシウムと私”という自伝的著述です。

           

          しかし、その発見、自説がようやく受け入れられる頃には、日本は生体カルシウム研究では世界のトップを占める状況になっていました。

          筋肉細胞内のカルシウム貯蔵部位、いわゆる筋小胞体に存在するカルシウムポンプ、カルシウム遊離チャネル、またカルシウム結合タンパク質カルモジュリン、小胞体カルシウム遊離チャネル結合分子IP3などなど、日本人研究者による目覚しい業績がその後続きました。

          やはりこれは江橋先生のひたむきな生体カルシウム研究がなし得た功績であったと言えるのではないでしょうか。

           

          (思い出)

          筋収縮の文部省研究班の班会議などでは、いつも最前列におられて、発表者に鋭い、しかし示唆に富んだ質問をされ、ディスカッションを楽しんでおられました。

          かく言うわたくしも、大学院生の頃に発表した際、江橋先生に想定外の (^_^;) 、しかし後から考えるとなるほどと納得した質問を受けた事を思い出します。

           

          7月17日は、その江橋節郎先生のご命日でした。

           

           

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          #自然科学 #筋肉研究 #カルシウム #シグナル #スイッチ #江橋節郎

           

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          | 弘前りんご | 自然科学 | 18:41 | comments(0) | - |
          ルネサンスの三大発明のひとつ
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            (ルネサンス三大発明)
            それは、羅針盤、火薬、そして活版印刷だと言われています。

             

            羅針盤の発明は、大海に乗り出す大航海を可能にしました。

             

            火薬は剣、槍、弓での戦いに革命をもたらし、世界の勢力地図を塗り替えました


            そして、活版印刷。それまで手書きするか、あるいは効率の悪い木版印刷しかなかった本の出版に、大量印刷を可能する一大変革をもたらしたのです。

             

            (活版印刷の影響)

            活版印刷の発明は、印刷業者にとっても、それを読む読者にとっても、印刷というものが経済的に成り立つようにしました。

            そのお陰で様々なものが印刷され、ヨーロッパ、そして世界に広まっていったのです。
            印刷物の量も、爆発的に増大しました。

            写本であれば1冊に1年近くかかっていたものが、例えばその頃出版されたマルティン・ルターの「95か条の論題」は約2年間で30万部出版され、宗教改革を加速させたと言われています。

             

            ヨハネス・グーテンベルク(wikipedia)

             

            (活版印刷がもたらした別の面への影響)

            この活版印刷が印刷の世界に革命をもたらし、印刷物が爆発的に増加した時期は、1450年代以降。

             

            ヨーロッパの出版物の増加の経緯

            TentotwoData from: Buringh, Eltjo; van Zanden, Jan Luiten: "Charting the “Rise of the West”: Manuscripts and Printed Books in Europe, A Long-Term Perspective from the Sixth through Eighteenth Centuries", The Journal of Economic History, Vol. 69, No. 2 (2009), pp. 409–445 (417, table 2) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=17689833による

             

            そして、ちょうどこれはルネサンス音楽の登場の時期と重なるんですね

            音楽という再現芸術は、他の芸術、例えば絵画や彫刻と違い、演奏されてなんぼ(失礼 ^^;)の世界。

            それが普及するためには、記譜法と楽譜印刷の普及は不可欠でした。

            ところが、ルネサンス音楽以前にも音楽の長い歴史はあったものの、それらは印刷されていないため、教会での伝承、口承?によって細々と伝わったにとどまり、一般の人に広まる機会は限りなく少ないものでした。

             

            しかし、楽譜の印刷が始まり、商売としても成り立つようになると、それにつれて音楽も広まりました。

            そうすると作曲のレベルも上がり、いわば正のスパイラルが起こって、西洋音楽がまるで唯一無二の音楽(クラシック音楽)の地位を獲得したとも言えるでしょう。

            お陰で我々はルネサンス以降の音楽を聴くことが出来るというわけです。

             

             

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            #ルネサンス #三大発明 #羅針盤 #火薬 #活版印刷 #グーテンベルク #聖書 #宗教改革 #楽譜

             

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            (弘前りんご)

            自身もバロック音楽の研究者であり、演奏家であるサルデッリが書いた、”失われた手稿譜 ー ヴィヴァルディをめぐる物語 ー” では、ヴィヴァルディが亡くなった直後から漂流し始める、ヴィヴァルディが残した膨大な手稿譜が本当の主人公であり、小説の形をとっているものの、そこに書かれたことはほとんどが事実です。

            しかし、その手稿譜がたどったその後の運命は、数奇としか言いようのないものでした。

            手稿譜を借金の方に取ろうとする債権者、取られるのを防ごうとしたヴィヴァルディの弟。

            修道士会に寄付されたものの、その価値がわからない修道士たちは、それをごみのように扱い、教会の倉庫の奥に放り込でしまい、長い年月の眠りにつきます。

            その後その存在を知った貴族が個人のコレクションとして入手。

            研究し、その散逸を防ごうとした研究者と、骨董的価値にのみ注目するファシスト政府との攻防。

            いずれも手に汗握る展開で飽きさせません。

            最大の貢献者の一人、ジェンティーリが追われて大学を去るときの言葉

            ”正しきものは、とこしえに記憶される” が、心に染み入ります。
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            ”旅屋おかえり”は、旅そのものが目的であり、生きがいの、そしてそれを仕事にしてしまった一人の女性の夢、挫折そして再生の物語です。

            旅屋とは、故あって自分は旅に出ることが叶わない依頼人に代わって旅をして、本人の代わりに希望の体験や目的を果たして、その旅の記録を依頼者に成果として届けるというもの。それを思い立ったのは偶然の出会いから。

            またタイトルのおかえりは、家に、故郷に戻ったときに掛けられる言葉、”おかえり” と、丘えりこの愛称、おかえりをもじったものです。そしてその言葉を聞きたくて旅に出るのです。

            旅屋の仕事としての旅によって、契約内容を遥かに超える成果(人間関係のもつれを解き、凍てつきを融かす)がもたらされるだけでなく、主人公、そしてそれを取り巻く人々の心までも癒やしてゆきます。

            そして成功するまでは故郷には帰れないと覚悟している主人公が、故郷で待つ母のおかえりという言葉を聞ける日も間もないというところで、小説は幕を閉じます。

            まさにハートウォーミングな小説。読後にじんわりと心があたたまる作品でした。
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