(ルネサンス三大発明)
それは、羅針盤、火薬、そして活版印刷だと言われています。
羅針盤の発明は、大海に乗り出す大航海を可能にしました。
火薬は剣、槍、弓での戦いに革命をもたらし、世界の勢力地図を塗り替えました。
そして、活版印刷。それまで手書きするか、あるいは効率の悪い木版印刷しかなかった本の出版に、大量印刷を可能する一大変革をもたらしたのです。
(活版印刷の影響)
活版印刷の発明は、印刷業者にとっても、それを読む読者にとっても、印刷というものが経済的に成り立つようにしました。
そのお陰で様々なものが印刷され、ヨーロッパ、そして世界に広まっていったのです。
印刷物の量も、爆発的に増大しました。
写本であれば1冊に1年近くかかっていたものが、例えばその頃出版されたマルティン・ルターの「95か条の論題」は約2年間で30万部出版され、宗教改革を加速させたと言われています。
ヨハネス・グーテンベルク(wikipedia)
(活版印刷がもたらした別の面への影響)
この活版印刷が印刷の世界に革命をもたらし、印刷物が爆発的に増加した時期は、1450年代以降。
ヨーロッパの出版物の増加の経緯
TentotwoData from: Buringh, Eltjo; van Zanden, Jan Luiten: "Charting the “Rise of the West”: Manuscripts and Printed Books in Europe, A Long-Term Perspective from the Sixth through Eighteenth Centuries", The Journal of Economic History, Vol. 69, No. 2 (2009), pp. 409–445 (417, table 2) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=17689833による
そして、ちょうどこれはルネサンス音楽の登場の時期と重なるんですね。
音楽という再現芸術は、他の芸術、例えば絵画や彫刻と違い、演奏されてなんぼ(失礼 ^^;)の世界。
それが普及するためには、記譜法と楽譜印刷の普及は不可欠でした。
ところが、ルネサンス音楽以前にも音楽の長い歴史はあったものの、それらは印刷されていないため、教会での伝承、口承?によって細々と伝わったにとどまり、一般の人に広まる機会は限りなく少ないものでした。
しかし、楽譜の印刷が始まり、商売としても成り立つようになると、それにつれて音楽も広まりました。
そうすると作曲のレベルも上がり、いわば正のスパイラルが起こって、西洋音楽がまるで唯一無二の音楽(クラシック音楽)の地位を獲得したとも言えるでしょう。
お陰で我々はルネサンス以降の音楽を聴くことが出来るというわけです。
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