弘前りんごの北のまほろば

司馬遼太郎の”街道をゆく”のタイトル”北のまほろば”に魅せられて、本州最北端の県にやってきました。日々見聞きしたこと、感じたこと、考えたことなどをつれづれなるままに綴ります。
これって、対症療法ですよね。
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    最近よく肩が懲ります。
    そのため、枕を変えたり、ぬるいお風呂にゆっくり浸かったりと、色々やってみましたが、今ひとつ効果が有りません。そんなところに、肩凝りに効くという体操が、Facebookに出ていました。




    確かに効果があります。楽になる感じがします。
    でもよく考えてみると、肩が凝ったらなにかやってそれを治すって、対症療法ですよね。原因療法(根本治療)では有りません。




    原因はわかっています。パソコン、タブレット、スマフォ、テレビ等のモニターを、仕事だけでなく、オフ(FB ^_^;)でも長時間眺めているから。それをやめれば、恐らく肩は凝らない。
    わかっているけどやめられないから、こういう対症療法が色々と考えられるんでしょうけどね。
    これは肩こりだけに限りません。どうしてわかっていてやめられないか、その心理を明らかにして、そうならないようにする方法が根本治療、いや予防法になるのではないでしょうか。

    (だったらブログ書くのをやめれば、って声がどこからか聞こえてくるような  ^_^;)

     
    | 弘前りんご | 医学 | 06:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
    犬猿の仲? 心臓と骨。
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      ブログで扱うネタは、商売(本職)に関係のないものをと、常々わきまえて(?)来ました。
      今回その禁を破ります。我太呂さんから、ネタ切れちゃうか、と言うツッコミがありそうですが、あえて否定はしません (^^;)

      前振りはそのくらいにして、
      さて、理想的な医薬品というのは、目的の効果だけあって、それ以外の効果(副作用。不利益が生じるなら有害作用)がないものというところですが、現実には多寡、あるいは大小の差はあれ、副作用は必ずあります。医療の現場ではそれをわきまえ、最大の効果と最小の有害作用という風に折り合いを付けて使うことが常識になっています。

      ところが、あちらを立てればこちらが立たず、という焦燥感の募る状況というのはいろんな場合に起こりまして、薬物治療の分野も例外ではありません。
      比較的知られている例としては、抗がん薬。本来がん細胞を叩くのが目的ですが、現在使われているものはがん細胞だけでなく、がん細胞同様活発に分裂増殖している正常細胞もかなりの所、攻撃してしまいます。なので、例えば、せっせと血液細胞が分裂増殖している骨髄組織は、抗がん薬の望まれない標的となってしまいます。そんな危なっかしい薬をそれでも使うのは、使い方を工夫すれば、メリット(治療効果)がデメリット(有害作用)を凌駕するからです。



      そのような状況が循環器疾患の治療の分野と骨代謝の分野の間でも起こることが分かってきました。心臓の拍動のリズムが乱れた状態、すなわち不整脈(循環器疾患のひとつ)によって、血液が出血したわけでもないのに血管内で固まる(いわゆる血栓形成)ことがあります。固まった血栓が心臓の冠動脈や脳の動脈に行って詰まらせると、いわゆる心筋梗塞、脳梗塞が起こります。それを防ぐために、血液凝固が起こらないようにする薬のワーファリンを患者さんに投与します。ところが、このワーファリンがくせ者で、有害作用として心臓弁や血管の石灰化をどうも誘発するんですね。それだけでは飽き足らず、骨のミネラルの消失を招き、いわゆる骨粗鬆症を促進します。困ったもんです。まさにあちらを立てればこちらが立たず。
      専門的な話になりますが、ワーファリンの作用はビタミンKの働きを結果的に抑制することで生じます。従ってビタミンKを豊富に含む納豆などの食品をこの治療の間は摂らないようにと注意を受けた方もいるのでは?



      さて、似たような状況が、今度はビタミンEがらみでどうも起こるようです。ビタミンEには心臓保護作用があることは知られています。ところが、このビタミンEが骨代謝の分野でも重要な働きをしていることが分かりました。
      骨の組織は、その健康状態を保つためにも、日々作り替えられているんですが、その時に2種類の細胞(骨を作る骨芽細胞と骨を溶かす破骨細胞)が働いています。その両者の働きが上手くバランスしていればいいんですが、生活習慣の乱れ(運動不足、喫煙、過度のアルコール摂取)や加齢で、骨を溶かす細胞の働きが、作る細胞の働きよりも大きくなると、どんどん骨量が減少する、いわゆる骨粗鬆症になります。上述の心臓を守る働きのあるビタミンEが骨を溶かす細胞(破骨細胞)を活性化するんですね。なので、心臓保護作用を期待して多量のビタミンEの投与を長期間続けていると、骨粗鬆症になる危険性があるということです。治療薬だけではありません。健康サプルメントとして、ビタミンEを含む機能食品等がインターネットなんかで簡単に入手出来てしまいます。それを気ままに飲み続けた結果がどうなるかはまだよくわかりませんが、骨粗鬆症になる可能性も否定できません。

      なかなか世の中、ままなりませんねえ。





       
      | 弘前りんご | 医学 | 00:01 | comments(2) | trackbacks(0) |
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