弘前りんご_新参者の宝塚日記

大阪から転勤で仙台8年、青森県弘前で21年暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
人生にエールを。多部未華子の魅力全開の映画『あやしい彼女』
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    (映画がススム君、武漢肺炎ウイルス ^^;)

    笑い事にしてはいけないのだけれど、たしかに今の状況(自粛、不要不急の外出抑制)下では、映画を見るには好都合。

    というわけで、何本も映画を見ています。

    ・それぞれ2時間超で前後編もある『64』、

    ・『容疑者Xの献身』以降の東野圭吾らしい作品の映画化『マスカレード・ホテル』

    ・イギリスドラマの日本移植作品『ミス・シャーロック』(1時間ものが8回)

    ・羊と鋼の森

    ・Love Letter(岩井俊二監督、中山美穂、豊川悦司主演)

    ・オーケストラ!(スターリン体制以降のソ連のオーケストラのを舞台にした、笑いあり、涙ありの映画)

    などなど。

    おかげで睡眠不足気味です ^^;)

    そして、最近見たのが、『あやしい彼女』

     

    (映画『あやしい彼女』)

    タイトルを見て、お手軽なSF、あるいはファンタジー映画かとずっと思っていたのですが、アマゾンでの評価が予想外に高いのです。これは見ないわけには行かないだろうと、見てみました。アマゾンプライムビデオです。

     

    映画『あやしい彼女』ポスター

     

    (あらすじ)

    主人公(大鳥節子)は、70代の女性(倍賞美津子が演じています)。

    立ち寄った昔ながらの写真館で、店主に『若く撮ってよ』と何気なく注文を付けて写真を撮ります。

    すると、本当に20代前半の若い女性になってしまった事に気づきます。なんとも荒唐無稽な設定ですが ^^;)

    口が悪くむやみに元気のいい70代のこの大鳥節子が20代に若返った姿を、多部未華子が演じています。

    実に見事なエンターテイナー振り。

     *ちなみに、大鳥は、オードリーを掛けています (*^^*) 彼女の髪型は、ローマの休日のオードリー・ヘップバーンそのもの。

     

    節子は夫に早く死に別れ、病弱の娘を抱えて、今で言うシングルマザーとなった節子は、苦労して娘を育て上げました。

    その娘、幸恵(小林聡美)が有名な雑誌の編集長になっていることが自慢で、たびたび話すため相手に鬱陶しがられていますが、本人は全く気にかけていません。ただ娘とも最近は会話が少なくなり、節子は寂しさを感じていました。

    彼女の楽しみといえば、町内ののど自慢などで、美声と歌唱力で歌い、みんなを唸らせること。

     

    若返った節子は、ひょんなことでバンド活動をしている孫の翼と出会い、彼のバンドのボーカルになることに。

    子供を育てることに懸命で、自分のことは犠牲にして生きてきた節子。今は戸惑いながらも、自分がやりたいことが出来ることに喜びを隠せません。

    その歌を聴いた音楽プロデューサー(要 潤)は魅了され、プロデビューをさせようとします。

     

     

    そのプロへの登竜門であるフェスに出場が決まったものの、孫の翼が交通事故で重傷を負います。

    緊急手術には輸血が必要で、型が合うのが節子のみ。

    ところが、採血(出血)すると元の体に戻ってしまうのです(まあ、そういう設定ですので ^^;)

     

    節子が、若い頃の写真にある自分の母親とうり二つであったことから、幸恵は自分の母親であることに気づきます。

    そして献血したら元の年老いた体に戻ってしまうことを知り、翼は自分が守ると言って献血を思いとどまらせようとします。

     

    しかし、節子は短い時間ではあったけれども、孫、娘と過ごした日々、そしてプロデューサーとの淡い恋心など、十分に幸せな気分を味わったので、元に戻っても構わないと採血に応じます。

     

    翼の手術は成功し、また彼のバンドも見事プロデビューを果たします。

    しかし、そのボーカルは別の女性。

    リハーサル時の客席には、これまでのわだかまりが消えた、娘の幸恵と、元に戻った節子の姿が。

     

    (人生へのエール)

    現実には取り戻すことの出来ない若さへの憧憬。それと引き換えに懸命に生きてきた毎日への愛おしさ。

    それをコメディータッチの中にさり気なく散りばめて、見ごたえの有る映画になっていました。

    日々頑張って生きている市井の人々へのエールとなっていると感じました。

     

    (コメディエンヌ、多部未華子)

    多部未華子のコメディエンヌの才に感服しました。

    そういえば、NHKのドラマ『これは経費で落ちません』での、堅物だけど仕事に対しても人生に対しても、熱い思いと使命感を持っている経理スタッフを演じていましたが、共通項の有る役柄ではないかと思います。

     

     

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    #ゴールデンウィーク #武漢肺炎ウイルス #自粛 #映画 #あやしい彼女 #アマゾン #プライムビデオ #ノスタルジー #多部未華子 #倍賞美津子 #小林聡美

     

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    | 弘前りんご | 映画 | 14:08 | comments(0) | - |
    Love Letterを書いたことありますか? 自粛時には映画を見よう(アマゾンプライムビデオ)
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      (無聊を託つ時には映画を見よう!)

      4月7日に緊急事態宣言が出て、不要不急の外出を避けるようにと言う要請が出てからというもの、自粛(自宅謹慎)中でブログを書いて過ごす時間が多くなりました ^^;)

      しかし、そうは言ってもアウトプットばかりが続くと疲れます。インプットも欲しくなりますよね。

      そんなときには、本を読むか、音楽を聴くか、はたまた映画を見るのがよろしいかと。

       

      (ある映画との再会)

       

      渡辺博子(中山美穂)と秋葉茂(豊川悦司)(Love Letter の1シーン)

      それにしても、中山美穂が美しい (*^^*)(岩井俊二監督、”Love Letter”)

       

      ということで、映画を結構見ました。

      その中でも、岩井俊二監督”Love Letter”を見て、感慨深かったです。

      確か20数年前の公開直後に一度見ていたのですが、細部は忘れていました。

      改めて見るととても懐かしく、また、へぇそうだったんだと言う感慨を抱きました。

      なんと続けて、2度見ました。そのたびに新しい発見が (*^^*)

       

      当時テレビやCMなどで既に活躍していた岩井俊二監督

      この”Love Letter”が劇場用長編映画の初監督となった記念碑的な作品です。

       

      (映画”Love Letter”)(ネタバレ注意 ^^;)

      舞台は神戸と小樽。

      神戸に住む渡辺博子(中山美穂)は、婚約者だった藤井樹を山での遭難で失っています。

      その喪失感を未だ整理できないでいます。

      そして、樹の大学山岳部での友人で、現在の博子の恋人となっているガラス工芸作家の秋葉茂(豊川悦司)。

      彼とのとの間も、なんとなくギクシャクしていました。

       

       

      (偶然に誤配された手紙)

      婚約者だった樹の三回忌に出席した博子は、樹の母親から、小樽での中学時代の卒業アルバムを見せてもらいました。

      博子は、その名簿の末尾に藤井樹の名と当時の住所を見つけます。

      樹の母(加賀まりこ)によれば、小樽の自宅だったところは既に国道になっているとのこと。

       

      (届くはずのない手紙が)

      博子は、その住所に藤井樹宛の手紙を書きました、”お元気ですか?”という、天国にいる樹に宛てて。

      であれば届くはずのない、返事の来るはずのない手紙だったのです。

       

      しかし、どういう訳か博子のもとに、送り主”藤井樹”名の返事が届きます。

      博子はそれがいたずらの手紙だと思いつつ、博子はその藤井樹との文通を始めました。

       

      しかし、実はいたずらではなく、本名藤井樹と言う実在する女性からの手紙でした。

      博子の婚約者だった藤井樹の中学時代(柏原崇)、同じクラスには同姓同名、ただし女子学生の藤井樹(酒井美紀)がいたのです。

      (そう、感の良い人は、最初の手紙がなぜ彼女に届いたか、分かりますよね *^^*)

       

      (喪失感の癒やし)

      喪失感を未だ癒せずにいる博子は、自分の知らない時代(中学生だった)の樹のことを知りたく思い、同級生だった女性の藤井樹から聞き出すために、文通を続けました。

       

      そして、文通を続ける中で、自分が生前の樹によって、いかに充実した時間を得ていたかに思い至ります。

       

       

      そして、彼が遭難した山に向かって、”お元気ですか?私は元気です!”と何度も呼びかけることで、自分を取り戻し、これからの人生を秋葉と共に生きてゆく決意をするのでした。

       

      (藤井樹にとっての藤井樹とは)

      一方、今も小樽に住み、司書を勤めている女性の藤井樹(なんと中山美穂の二役、中学生の頃は酒井美紀が演じていました)

       *最初見た時はパラレルワールドか何かのSFかと混乱してしまいましたが ^^;)。

       

      同じクラスに同姓同名の男女の生徒ということで、二人はクラスの友達からはからかいの対象となっていました。

      なので、嫌な思い出ばかりと思っていたのですが、今回の文通を通して、回想するうちに別の思いが湧いてくるのでした。

       

      同級生たちのからかいの対象になった二人の藤井樹(柏原崇と酒井美紀)は図書係にされてしまいます。

      男子の樹は、誰も借りたがらない本を借り出しています。

      それは読むためではなく貸出カードの先頭に、藤井樹と書かれるのが目的でした。

      そしてそこには、彼のある思いが託されていたのですが....

       

      (図書の貸出カードに託された思い)

      久しぶりに母校の中学校を訪ねた女性の藤井樹は、図書係の女子中学生達と交流するようになります。

      しばらくして、彼女たちが素敵な発見をしたと言って樹の自宅まで持ってきたのは、中学校時代に男子の樹が借り出していた、ブルーストの”失われた時を求めて”でした。

       

      小樽に住む司書の藤井樹(中山美穂の二役、中学生時代は酒井美紀)

       

      その本は、長期休みの終わり頃、男子の樹が彼女の自宅に、図書室に返しておいてほしいと持ってきた本でした。

      ”自分で返せばいいのに”とそっけなく言った彼女に、彼は”返せなくなったから持ってきたんだ”と、押し付けて帰ってゆきました。

      実は、その休みの間に彼は転校することになったからでしたが、それを告げずに去ってしまいます。

      女子中学生の樹は、本をそのまま図書室に返してしまいました。

       

      そして今、やってきた中学生たちに言われるままに、その本の図書借り出しカードを引き出してみると、

       

       

      その裏には、彼女のポートレートが彼によって描かれていました。

      これを見た時、私もぐっと来ました ^^;)

       

      彼が返しに来たときにはそこまで見ずに図書室に返したので気づかずにいたものでした。

      そして、今、それが彼の彼女に対するLove Letterであったことに気づいたのでした。

       

      複雑に、しかし精緻に構成されたプロット。

      久々に充実した内容の映画を見ることが出来ました。

      いまなら、アマゾンプライムビデオで見ることが出来ます。お薦めですよ。

       

       

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      #映画 #LoveLetter #岩井俊二 #中山美穂 #豊川悦司 #柏原崇 #酒井美紀 #ポートレート #図書貸出カード #アマゾンプライムビデオ #パラレルワールド

       

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      | 弘前りんご | 映画 | 20:43 | comments(0) | - |
      宗教は果たして、人を救えるのか? と問いたくなる映画 ”ミッション” (The Mission)
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        映画”ミッション” DVD

         

        オーボエの魅力的な旋律(ガブリエルのオーボエ)が使われているというのがきっかけで、軽い気持ちで、先日の三連休に、この映画 ”ミッション”のDVDを入手して、見てみました。作曲したのは、エンニオ・モリコーネ

         

        エンニオ・モリコーネ:ガブリエルのオーボエ

        https://www.youtube.com/watch?v=uMFzayZysLw

         

        しかし、その内容は、そんな軽い気持ちを吹き飛ばしてしまう重い内容でした。

        ストーリーはというと、

        舞台は南米のスペイン領とポルトガル領の境界に位置し、スペイン統治下のパラナ川上流域の密林に生活するグアラニー族という先住民の村。彼らは弓矢で狩りをする狩猟民達。

        そこに、スペインのイエズス会が布教に度々宣教師を送り込み、失敗を繰り返しながら、ようやく現在のガブリエル神父(ジェレミー・アイアンズ)によって、音楽という手段を用いて住民の心を掴み、ようやく布教が功を奏してきた時代でした。

         

        それまで奴隷売買に携わってきた同じスペイン人で奴隷商人メンドーサ(ロバート・デ・ニーロ)が、愛人を巡るいざこざで弟を殺害してしまい、この村に逃げてきます。

        一度は死を覚悟したけれど、宣教師に入信を勧められ、改心して宣教師の一員として活動をし、これまで彼が商品として扱ってきた住民との交流で、荒んだ心を癒やされてゆきます。

         

        しかし、そんな中で、ポルトガルとスペインの間に、大国のエゴに基づく植民地支配に関する協定が結ばれ、植民地の領界線の引き直しが行われ、それに伴って原住民を移住させる話が起こってきます。

         

        イエズス会は、両国の間に挟まれ、抵抗を試みますが、ヨーロッパでのイエズス会の布教活動に制約加えるという、両国の圧力に負け、この村の宣教師に住民の説得を命令します。


        原住民は生まれ育った土地を離れることを拒否し、宣教師団もそれを支持します。

        ガブリエル神父はあくまで信仰による抵抗のみを主張する一方、メンドーサは住民と共に戦うことを決意。

         

        しかし、弓矢しか無い原住民と、大砲まで持ち出す大国の軍ではやはり勝負にならず、村の教会は炎に燃え、メンドーサは最後に軍隊の銃弾に倒れます。

        またガブリエル神父もまた、十字架を捧げ持って軍隊に向かって行き、同じく銃弾に倒れます。

         

        銃弾に倒れた宣教師、そして改宗した住民は、殉教者として讃えられるのでしょう。

        しかし文明、そしてキリスト教との出会いが、この先住民たちにとって、はたして幸いだったのかどうか? 

        クリスチャンではない私には、難しい問題だと感じました。

         

         

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        #映画 #ミッション #ガブリエルのオーボエ #イエズス会 #布教 #南米 #スペイン #ポルトガル #先住民 #改宗 #大国のエゴ

         

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        | 弘前りんご | 映画 | 23:58 | comments(0) | trackbacks(0) |
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