弘前りんごの北のまほろば

司馬遼太郎の”街道をゆく”のタイトル”北のまほろば”に魅せられて、本州最北端の県にやってきました。日々見聞きしたこと、感じたこと、考えたことなどをつれづれなるままに綴ります。
皆で鍋をつついては、明治から。
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    普段やっていることは、ずっと昔からそうだと勘違いしがち。

     

    江戸の長屋や料理屋で、みんな集まって鍋をつついて食べている時代劇があるとしたら、それは間違い。江戸っ子にとってそれは以下物(下衆の極み)だったようです。大鍋で作ったあるいは大皿に盛った料理も、器に一人ひとり別に取り分けるのが、庶民でも普通のこと。

    皆で鍋をつつくようになったのは、明治以降に地方の人々が東京に出てきてからだとか。

     

    大森洋平著 考証要集

     

    そのような時代考証についてまとめた本”考証要集”がなかなかに面白いです。

    著者は長年NHKで時代考証を担当してきた人で、現在はNHKのドラマ制作部門のシニアディレクター。他にも、なるほどと思わせることが満載。お勧めです。

     

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    | 弘前りんご | 歴史 | 06:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
    戦国武将らしからぬユニークな生き様_今川氏真
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      今川氏真は、蹴鞠に呆けるおぼっちゃんで、父義元の桶狭間での敗戦後、完全に負け組に入って没落したと勘違いしてました (^_^;) 

       * 尤も、義元も戦国武将として有能であったという再評価が進みつつあるようですが。

       

      今川氏真(wikipedia)

      しかし、なんと彼の子孫は明治維新までしたたかに生き抜いていたんですね。戦国武将らしからぬ行動(公家のような権謀術数?)がそれを実現させたのか。

       

      それにしても、その後の人生は波乱万丈。当時の武士なら切腹して応えるような数々の屈辱的状況を、ある意味なりふりかまわず乗り越えてゆきました。

       

      例えば、信長・家康、そして信玄に攻め入れられて、嫁の実家、北条氏康に頼ったところ、氏康が死去。そこでかつて今川家の臣下であった家康の家臣になります。

      また、信玄によって家康が劣勢になると、かつて父を滅ぼした信長に、家宝の香炉を献上し、臣下となります。その際、蹴鞠の会を行なえという、武家にとっての無理難題も受け入れます。

      幼少の頃に今川家にて公家から倣った蹴鞠の技術が生きて、信長らに気に入られます。

       

      さらに、せっかく京都に入ったのだからと、戦国時代に京都の名所を巡ったとのこと (^_^;)

      東海の地で、京に憧れ続けた氏真。名所ごとに歌を残しています。

       

      『集外三十六歌仙』の今川氏真

       

      教養が人生に活かされた素晴らしい例でしょう (^_^;)

       

      氏真はその後に武将としての生き方に疑問をいだき、方向転換。京に移り住んで文化人として生きることに。それが結局、戦国の雄である武田、織田、豊臣が滅ぶ中、江戸時代を幕府の高官に一族が就くほど見事に生き抜くことにつながろうとは。

       

      最終的に川が幕府を開くと、公家との交渉が戦の儀術より重要になります。二代秀忠に宮中の作法・儀式の知識、公家達との人脈を売り込み、子供達を採用させることに成功。

       

      また明治維新の際、多くの武家が没落する中、今川家は公家との人脈を活かして、新政府にポストをえました。なんとも見事な生き方と言えるのではないでしょうか。戦国武将の型にはまらない、ユニークな生き方として大変興味深い存在です。

       

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      | 弘前りんご | 歴史 | 06:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
      9月13日はルネサンス期一の戦略家チェーザレ・ボルジアの誕生日
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        チェーザレ・ボルジア(1475年9月13日 - 1507年3月12日、wikipedia)

         

        ルネサンス期の英雄として語られることの多いチェーザレ。彼はスペインの貴族ボルジア家の当主ロドリーゴ・ボルジア(後のローマ教皇アレクサンデル6世)の子として生まれ、若くしてパンプローナ司教、後にバレンシア大司教、ヴァレンティーノ公爵となります。

         

        アレクサンドル6世(ロドリーゴ・ボルジア、wikipedia)

         

        父である教皇の軍事的右腕として活躍し、イモーラ、フォルリ、ウルビーノの征服に活躍。

         

        しかし、父と共に原因不明の病にかかり、父を失った後はその栄光に陰りが見え、最後は後継の教皇ユリウス2世によって捉えられました。

        イモーラを手放すことなどを条件に自由の身となりますが、その後の戦において戦死しました。

         

        ニッコロ・マキャベリ (wikipedia)

         

        彼と実際に交渉の場に立ち会った、フィレンツェの外交官ニッコロ・マキャベリは、政治思想家でもあり、その著書『君主論の中で』、「チェーザレは高邁な精神と広大な目的を抱いて達成するために自らの行動を制御しており、新たに君主になった者は見習うべき」と讃えました。

         

         

        チェーザレの生涯を描く漫画『チェーザレ』は、なかなか読み応えのある作品になっています。

         

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        | 弘前りんご | 歴史 | 07:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
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        マスカレード・ナイト
        マスカレード・ナイト (JUGEMレビュー »)
        東野 圭吾
        大晦日の夜に催されるマスカレード・ナイトという、高級ホテルでのイベントが小説のクライマックスに設定され、そこで起こるであろう事件の予告が警察にもたらされたところから話は始まります。
        宿泊客のプライバシーを守るホテルスタッフと、それを捜査のためには明らかにする必要のある警察との間のせめぎあいの中、ドラマ、事件は進行します。
        もう一方の読みどころは、ここまでやるのか、やらされるのかという、ホテルのコンシェルジュという部門の役割。
        ホテルを舞台にした、東野圭吾の新境地です。
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