弘前りんごの北のまほろば

司馬遼太郎の”街道をゆく”のタイトル”北のまほろば”に魅せられて、本州最北端の県にやってきました。日々見聞きしたこと、感じたこと、考えたことなどをつれづれなるままに綴ります。写真、音楽、そして本好き(万葉集)なアラ還です。
今日5月20日は、スーパーウーマン、クララ・シューマンの命日です。
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    クララ・シューマン(1819年9月13日 - 1896年5月20日、wikipedia)

     

    後期ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンの妻クララ。

     

    ロベルト・シューマン(wikipedia)

     

    指を痛めてピアニストを断念して、作曲家そして評論家に転じた夫ロベルトに対して、クララは結婚前からスターピアニストでした。9歳でプロデビューし、ソリストとしてライプツィヒゲヴァントハウス管弦楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲で共演しています。19世紀を代表するピアニストであったわけです。

     

    ピアノ教師であった父、フリードリヒ・ヴィーク(ロベルトのピアノの先生でもあった)にロベルトとの結婚を猛烈に反対されますが、なんと交際を禁じる父を相手取って裁判を起こしました ^^;)

     

    めでたくロベルトと結婚し、幸せを掴んだものの、ロベルトはその後精神を病み、自殺を図るまでになりました。その夫を支え続けたクララ。

    ロベルトの作品が現在知られ、愛されているのは、クララがピアノ作品を自身の演奏会で積極に取り上げたお蔭と言えます。しかも二人の間にもうけた8人の子どもたちを育てながらですから、まさにスーパーウーマンだったと言えるでしょう。

     

    それを励まし続けたのが、自身の音楽家への道を開いてくれ、その後も友人として家族のように接してくれたシューマン夫妻を敬愛したブラームスでした。

     

    ヨハネス・ブラームス 二十歳ぐらいの頃

     

    本当のところはわかりませんが、ブラームスがクララに対して、友情、敬愛の情以上の思いを抱いていたのではないかといわれています。
    しかし、ロベルトの亡くなった後も、二人は結ばれることはありませんでした。

     

     

    *2年前のブログ記事の改訂版です。

     

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    #シューマン #ロベルト #クララ #シューマン #ブラームス

     

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    | 弘前りんご | 音楽 | 17:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
    麻辣、じゃ無かった、マーラーは、とても重厚長大なので勘弁? ちょっと待った!これを聴いてからにして!(*^^*)
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      マーラー、いや、これは麻辣の方(麻婆豆腐)^^;)(wikipedia)

       

      グスタフ・マーラー Gustav Mahler (1860年7月7日 - 1911年5月18日 wikipedia)

       

       冗談はさておき、今日5月18日は、作曲家グスタフ・マーラーの命日。

       

       マーラーと聴いて、パス!なんて思った方もいるかもしれませんね。

      あの重厚長大ないつ終わるともしれない音の洪水はどうも、というところでしょうか。

      しかし、仮にマーラーのファンでなくとも、これなら私でも聴けるというものがひとつでも出来ると、そこから面白さがわかってくることもあります(深みにハマルとも言いますが ^^;) 

       

       冗談はさておき、マーラーの交響曲の第二番”復活”。
      第五楽章まであり、1枚のCDには収まらないほどの長さです。そしてソプラノとアルトに合唱まで入るという曲です。

      まさに重厚長大ですが ^^;)

       

       今日紹介するのは、その第4楽章。
      ”原光”というタイトルがついていて、アルトの声で、”小さき薔薇よ”と歌われます。コンサートアリアのようです。そして、そのしみじみとした歌とメロディーは、心に染み入ると思います。騙されたと思って、聴いてみて下さい。きっと、深みにハマリますから(また言ってる ^^;) これは私のひとりよがりではなくて、多くの人がこの楽章がマーラーの作った作品の中でもっとも美しいと言われています。

       

       ちなみに、この歌詞は、マーラーの歌曲集『子供の不思議な角笛』から取られています。

      これに続く、第3番、第4番も同じくこの歌曲集から歌詞に使っているので、角笛三部作と呼ばれることも有ります。

      興味を持たれたら、是非親しみやすい第4番をこの次に聴いて見て下さい。

       

       なお、この第4楽章について、マーラー自身は、
      ”単純な信仰の壮快な次のような歌が聞こえてくる。私は神のようになり、神の元へと戻ってゆくであろう。”
      といっています。

       

      まずは交響曲第2番”復活”の第4楽章 ”原光”

      ジャネット・ベーカーのメゾソプラノと、バーンスタイン指揮ロンドン交響楽団の演奏で一度聴いてみて下さい。

      https://www.youtube.com/watch?v=tsm6lDuM3JA

       

      原詩

      Urlicht

      O Röschen rot,
      Der Mensch liegt in größter Not,
      Der Mensch liegt in größter Pein,
      Je lieber möcht' ich im Himmel sein.
      Da kam ich auf einem breiten Weg,
      Da kam ein Engelein und wollt' mich abweisen.
      Ach nein, ich ließ mich nicht abweisen!
      Ich bin von Gott und will wieder zu Gott,
      Der liebe Gott wird mir ein Lichtchen geben,
      Wird leuchten mir bis [in]1 das ewig selig' Leben!

       

      英語翻訳

      Primal light

      O little red rose,
      Man lies in greatest need,
      Man lies in greatest pain.
      Ever would I prefer to be in heaven.
      Once I came upon a wide road,
      There stood an Angel who wanted to turn me away.
      But no, I will not be turned away!
      I came from God, and will return to God,
      The loving God who will give me a little light,
      To lighten my way up to eternal, blessed life!

       

      *6年前の記事の加筆訂正版です。

       

       

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      #麻辣 #マーラー #交響曲第2番 #復活 #原光 #重厚長大

       

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      | 弘前りんご | 音楽 | 23:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
      さて、今日5月17日は、フランスの作曲家 エリック・サティの153回目の誕生日です (^o^)
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        エリック・サティ(Érik Alfred Leslie Satie、1866年5月17日 - 1925年7月1日)

        (wikipediaより)なにか悪戯してやろうというような、なかなかに魅力的な御尊顔。


        クラシック音楽界の異端児・変わり者と称される人物。

        彼の作品、ジムノペディを聞いている分には、洒落た音楽を書く作曲家だという印象です。

        https://www.youtube.com/watch?v=k_n9C6YHiP8&list=RDk_n9C6YHiP8&start_radio=1

         

        しかしたとえば、彼のバレエ音楽 ”パラード”を一度見れば、その印象はずいぶんと変わることでしょう。

        バレエ”パラード” Parade 1917

        https://www.youtube.com/watch?v=YejpJ4kMH_0

         


        パラードの一場面(Wikipediaより)

         

        パラードのコスチューム

        By Jean-Pierre Dalbéra from Paris, France - Costumes du ballet Parade (Les Ballets russes, Opéra), CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=24670981

         

        なんとも豪華な制作陣のバレエ作品です。
        なにせ、脚本がジャン・コクトー、バレエがディアギレフが主宰者のバレエ・リュス(振り付けはマシーン)、舞台美術と衣装がピカソ、そして音楽があのエリック・サティなんですから。
        キュビズムのバレエと呼ばれ、前衛的なバレエとして話題を呼びました。というより、初演時はストラヴィンスキーの”春の祭典” 以上の、一大スキャンダルとなりました。


        今日は、その音楽を担当したエリック・サティの誕生日。

        このバレエ初演時に、ストラヴィンスキーの春の祭典に匹敵する一大スキャンダルとなったのですが、それはなぜか。
        ストラヴィンスキーの場合は、それまでの彼の民族音楽的要素に満ちた美しいメロディー(火の鳥、ペトリューシュカ)に魅了された観客がその延長線上の音楽を期待していたにもかかわらず、前衛的な音楽に裏切られた(バーバリズムと言っていい、激しくまためまぐるしく変わるリズムと調性)事にありました。しかし、このパラードでは、それに加えて一層前衛的な、ピカソの舞台装置や衣装にも原因があったようです。舞台にキュビズムを初めて導入した作品だったんですね。


        パラードって、なにかって?

        それはサーカス団がテントの外に出て出演者(ピエロなど)の芸などを一部見せることです。いわゆる呼び込み用の宣伝です。


        (ジャン・コクトー wikipediaより)

        この作品、実は難産で、ジャン・コクトーは最初ストラヴィンスキーに依頼して断られています。そこで色々と検討した結果、エリック・サティに作曲を引き受けてもらったようです。サティにしても、今でこそ再評価が進んで名作曲家ともてはやされていますが、当時はまったくもって無名と言って良かったので、依頼されて幸運だと思ったことでしょう。コンサート会場で奏でるような大規模な音楽ではなく、日常の生活の中にある大衆音楽という新しいジャンルを始めたとして、その後の作曲家たちに大きな影響を与えました。

         

        *4年前の記事の大幅改定補遺版です。

         

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        #サティ #誕生日 #パラード #バレエ #ジャンコクトー #ピカソ #ディアギレフ #バレエリュス  

         

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        | 弘前りんご | 音楽 | 20:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
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