弘前りんご_新参者の宝塚日記

転勤で21年も青森県の弘前で暮らした関西人が、関西圏とはいえ、大阪とは違った土地の宝塚に住み、いわば新参者として暮らす中で、見聞きしたこと、思ったことをつれづれに書き綴って行きます。
今日2月23日は、イギリス音楽界の救世主だった、エドワード・エルガーの命日
0

    (2月23日はエルガーの命日)

    今日2月23日は、イギリスの作曲家エドワード・エルガーの命日です。



    エドワード・エルガー (1857年6月2日 - 1934年2月23日 wikipedia)


    バロック時代のヘンリー・パーセル以来、偉大な作曲家が久しくいなかったイギリス(クラシック音楽の七不思議の一つ?)

    そこに救世主のごとく現れた人として、ホルスト、ヴォーン・ウィリアムズとともに、イギリスにおいては絶大な人気を誇っているようですね。

     

    (なぜ、そんな事になったのか。)

    これは以前にも書きましたが、再掲すると、

     

    オリバー・クロムウェル(1599年4月25日 - 1658年9月3日)(wikipedia)

     

    その原因のひとつに、イギリスで起こった清教徒革命の中心人物、クロムウェルの存在が指摘されています。

    クロムウェルは、革命成功後、独裁体制を敷き、音楽、芸術などを人類の堕落とみなし、禁止しました。

    教会のオルガンを破壊し、合唱団を解散させるなどしたらしいのです。

    そのため音楽家たちは国外(ヨーロッパ大陸)に亡命したため、作曲の伝統は途絶えてしまったということです。

    壊すのは一瞬ですが、再建するには非常に時間が掛かると言う世の常通り、イギリスに優れた作曲家が再び現れるまでに200年近くかかってしまいました。


    (彼の代表作)
    そのエルガーの代表曲といえば、威風堂々、交響曲第一番、そしてちょっとマニアックな感のあるエニグマ、さらにチェロ協奏曲
    特にチェロ協奏曲と共に忘れられないのが、早逝した天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレ。彼女の情念がほとばしるような演奏でこの曲の魅力を知りました。病気で早逝したのは残念至極でした。



    Elgar :Cello Concerto ; Jacqueline Du Pre (vc), Sir John Barbirolli / London Symphony 1965

    https://www.youtube.com/watch?v=M3QKFD0s_9o

     

    これほどの大作ではないですが、愛すべき小品としての”愛の挨拶”など数多くの作品を残しました。

    そのいくつもが、世界中の音楽家の大事なレパートリーになっています。

     愛の挨拶 https://www.youtube.com/watch?v=A67eB3WWhYk


    また威風堂々第一番の中間部の主題に歌詞をつけたものが”希望と栄光の国Land of hope and glory)” です。

    これはエドワード7世が、これに歌詞をつけると素晴らしいものになるだろうと示唆したことに基づきます。アーサー・クリストファー・ベンソン (Arthur Christopher Benson)が作詞したもので、第二のイギリス国歌と称されるほどです。

    これを見ても、エルガーがイギリスでいかに愛されているかが分かりますね。
    この曲は、ロンドンの夏の音楽祭Promsのラストナイトに必ず演奏され、会場の全員で歌う慣習になっています。

    ”Land of hope and glory” Last Night of the BBC Proms 2012
     https://www.youtube.com/watch?v=gLKSDT_2zPA

     

     


    兵庫県ランキング

     

    ブログランキングに参加しています。
    皆さんの1クリック(一票)で順位が決まりますので、 
    気に入ったら、
    このリンクか上の兵庫県ランキングのボタンを是非ひと押ししてください。
    ご協力、ありがとうございます (*^^*)

     

     

    #エルガー #命日 #2月23日 #イギリス #救世主 #プロムス #チェロ協奏曲 #デュプレ #愛の挨拶 #威風堂々 #希望と栄光の国

     

    * 縁あってこちらに立ち寄ってくださった記念に掲示板に書き込みを宜しく。

    弘前りんごの北のまほろば掲示板  

    | 弘前りんご | 音楽 | 13:03 | comments(0) | - |
    今日2月23日は音楽の母?と称されたヘンデルの誕生日です。
    0

      (音楽の母?男なのに?)

      こましゃくれた小学生の頃のこと。

      音楽の授業で先生が、”音楽の母、ヘンデル”と言いました。

      それに対して、音楽の母?かつらかぶってても男やろ?

      とまあ、つぶやいたのでありました ^^;)

      それが偉大な作曲家ヘンデルを称える比喩表現であるとは、子供なりに理解はしていたのですが ^^;)

       

      G.F. ヘンデル( 1685年2月23日 - 1759年4月14日、wikipedia)

       

      (ああ、勘違い)

       

      ヘンデル:合奏協奏曲”アレグザンダーの饗宴” HWV318 (Youtube)

       https://www.youtube.com/watch?v=U7mvqsPY8iw

       

      さて、ヘンデルの”アレグザンダーの饗宴”といえば、合奏協奏曲。

      なかなかに華やかで、聞き手を楽しませる要素が満載の曲、だとずっと思っていました。

       

      なので、アーノンクールと彼の手兵オーケストラである、ウィーン・コンセントゥス・ムジクスが”アレグザンダーの饗宴”を出したと知って、あまり深く考えずに、HMVのオンラインショップで、プチッとボタンを押してしまいました。

      なにせ、Amazonで3500円なのが、HMVで1800円と破格のプライスだったから。

       

      ヘンデル:オラトリオ”アレグザンダーの饗宴”(youtube)より

      Nikolaus Harnoncourt, Concentus Musicus Wien

       

      ところが、2日後に届いたCDの中を見てびっくり。合奏協奏曲なのに、ソプラノ、テノール、バスの歌手の写真?????。しかもさらによく見ると、Oratorio(オラトリオ)の文字が。

       

      その文字で、かろうじて遠い記憶が呼び覚まされました。

      彼のオラトリオに”アレグザンダーの饗宴”があって、それに使われた序曲とか、幕間に演奏されるシンフォニアをまとめて(歌の部分はカットして)作ったのが、合奏協奏曲”アレグザンダーの饗宴”である、とどこかで読んだことを思い出しました。

      何たる不覚 (^_^;)

       

      Youtubeより

       

      (ヘンデルの実に面白い作品)

      しかし、せっかく買ったのだから、聴かないわけに行かないし、と思い直して、プレーヤーにかけて再生してみました。

       

      Youtubeより

       

      そしたら、なんと無茶苦茶面白い。

      途中で止められなくなって、90分弱の演奏を、最後まで聴き通してしまいました。

       

      もちろん、古楽演奏がどうのこうのという理屈抜きに、アーノンクールが、実にいい演奏をしていたからなんでしょうけどね。やはり、このおっさん、只者ではない。(失礼、言い過ぎました m(_ _)m )

       

      Youtubeにもそのビデオがあったので、載せておきます。

      気になる方は聴いてみてください。

      ちなみに、歌手は

      ロベルタ・インヴェルニツィ(ソプラノ)

      ヴェルナー・ギューラ(テノール)

      ジェラルド・フィンリー(バス)

       

      それにしても、なんでこんな面白い作品が、これまで演奏されなかったんだろうか、不思議です。

      そう思って、調べたら最近は結構Youtubeにもオラトリオの方がアップされていますね (*^^*)

      ヘンデルのオペラやオラトリオが徐々に再評価されつつあるのが嬉しいです。

       

       


      兵庫県ランキング

       

      ブログランキングに参加しています。
      皆さんの1クリック(一票)で順位が決まりますので、 
      気に入ったら、
      このリンクか上の兵庫県ランキングのボタンを是非ひと押ししてください。
      ご協力、ありがとうございます (*^^*)

       

       

      #ヘンデル #誕生日 #2月23日 #アレグザンダーの饗宴 #合奏協奏曲 #オラトリオ

       

      * 縁あってこちらに立ち寄ってくださった記念に掲示板に書き込みを宜しく。

      弘前りんごの北のまほろば掲示板  

       

      | 弘前りんご | 音楽 | 06:17 | comments(0) | - |
      見かけはピアノ。でも音は鉄琴のよう。チェレスタの魅力
      0

        (チェレスタってご存知?)

         


        チェレスタ(wikipedia)

         

        見た目はアップライトピアノ。しかし、音色は鉄琴のそれ。

        それもそのはず?

        音を出す機構が、どちらもフェルトで包まれたハンマーが叩くというもので、ピアノなら叩く相手がピアノ線、チェレスタは金属板と言う違いだけとも云えます。

         

        チェレスタの内部(wikipedia、Frinck51, 2005-01-31 - cut out from commons: Image:Viole_amour.JPG, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1957403による)

         

        (チェレスタが活躍する楽曲)

        1.チャイコフスキーのバレエ音楽《くるみ割り人形》から「金平糖の踊り」

           https://www.youtube.com/watch?v=tHdogbjgy24

         

        2.ジョン・ウィリアムズ作曲 映画 ハリーポッターの”ヘドウィグのテーマ”。
        ハリーポッターのシロフクロウの名前がヘドウィグ。

          そのテーマ曲が、チェレスタの音を実にうまく使っています。



        (シロフクロウ wikipedia)
        Hedwig's Theme - Celeste
        https://www.youtube.com/watch?v=TpPfn3ctEJ0
         

        (さまざまなクラシックの名曲でも活躍)

        大活躍する曲としては、タイトルにもその名が入っている、バルトークの”弦楽器、打楽器、チェレスタのための音楽”


        バルトーク: 弦楽、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz.106 ショルティ / シカゴ
        https://www.youtube.com/watch?v=CAeM1L8T-rQ(Youtube)

        なぜバルトークがチェレスタを採用したかについては諸説があるようです。

        一つには自身の民族音楽研究の過程でインドネシアのガムラン音楽に出会い、その音色に魅了されて、その再現のために似た音色のチェレスタを用いたというもの。
        グリッサンド奏法によって、よりそれらしく聞こえますね。


        D. Shostakovich (wikipedia)

        一方、同じく20世紀の作曲家による作品で、チェレスタが魅力的に使われているものとしては、ショスタコーヴィチの交響曲第4番の最終楽章(第3楽章)のエンディングの約2分間。チェレスタなしでは成立しなかったとどなたかが言っていました。

        確かに、この最後の消え入るようなエンディングでのチェレスタの響きが実に印象的です。


        Shostakovich: Symphony No. 4 in C Minor, 3rd Movement (Part 2 of 2)
        https://www.youtube.com/watch?v=Z0FiZCpyr0k (Youtube)

        この曲は、ショスタコーヴィチがそれまでの自身の交響曲の一つの区切り、まとめとして大層力を入れて作曲したものでした。実際、楽章数は3つではあるものの、規模は彼の作品の中では最大です。演奏に60分は掛かり、演奏の難易度も非常に高い。完成までに8ヶ月も要したといいます。それだけ力が入っていたのでしょう。

        しかし、その一方でこの曲は悲運の交響曲としても知られています。

        いよいよ発表という時期、プラウダ批判として知られるソ連当局の文化活動への介入で、彼のオペラとバレエ音楽が批判されたのです。そのため、より意欲的な作品である交響曲第4番が、一層の批判に会うことが予想されたためか、発表をキャンセルし、この作品をお蔵入りさせることにしました。確かに、音楽も政治利用するものとしか考えなかった政府当局にとって、第4番はその意図とは真逆の内容だったでしょうから。

        その代わりに、少なくとも表面上は当局の意向に沿った形の作品、交響曲第5番を発表し、名誉が回復されたという次第です。

        音楽をより良く理解するためには、そういった作曲された時代背景も考慮に入れて聴くことも必要ではないでしょうか。

         

         


        兵庫県ランキング

         

        ブログランキングに参加しています。
        皆さんの1クリック(一票)で順位が決まりますので、 
        気に入ったら、
        このリンクか上の兵庫県ランキングのボタンを是非ひと押ししてください。
        ご協力、ありがとうございます (*^^*)

         

         

        #チェレスタ #クラシック音楽 #チャイコフスキー #くるみ割り人形 #ジョンウィリアムズ #ハリーポッター #ヘドウィグのテーマ #バルトーク #弦楽打楽器とチェレスタのための音楽 #ショスタコーヴィチ #交響曲第4番

         

        * 縁あってこちらに立ち寄ってくださった記念に掲示板に書き込みを宜しく。

        弘前りんごの北のまほろば掲示板  

        | 弘前りんご | 音楽 | 12:01 | comments(0) | - |
              1
        2345678
        9101112131415
        16171819202122
        23242526272829
        << February 2020 >>
        + RECOMMEND
        + RECOMMEND
        + RECOMMEND
        + RECOMMEND
        + SELECTED ENTRIES
        + RECENT COMMENTS
        • 華麗なるカレーの世界?
          Trip-Partner スカウトチーム (01/23)
        • 今宵はいずこで(21)_ 都島にこんな素敵な和食のカフェレストランが(創作和食のWATANABE)
          てんし (11/27)
        • 津軽麺紀行(174)_ ☆☆(星2つで、にぼし)が北に流れて、ながれぼしに。中華そば ながれぼし(弘前市 宮川)
          弘前りんご (10/29)
        • 津軽麺紀行(174)_ ☆☆(星2つで、にぼし)が北に流れて、ながれぼしに。中華そば ながれぼし(弘前市 宮川)
          てんし (10/26)
        • 引っ越しのご挨拶 _ 青森でおせわになった皆様へ。
          葛西美幸 (10/23)
        • 今日10月14日は指揮者、レナード・バーンスタインの命日です。指揮者と作曲家の両立に苦悩する。
          てんし@弘前 (10/14)
        • 今日9月11日は、クラブサン(チェンバロ)の大家、フランソワ・クープラン(大クープラン)の命日。
          弘前りんご (09/12)
        • 今日9月11日は、クラブサン(チェンバロ)の大家、フランソワ・クープラン(大クープラン)の命日。
          てんし (09/12)
        • 黒石を歩き倒す?(3) (^_^;)
          菊地 尚則 (08/19)
        • 演奏会の合間に、夏カレーに惹かれて、イトヨの食堂街へ。オーブン亭(イトーヨーカ堂弘前8F)
          弘前りんご (08/12)
        + CATEGORIES
        + ARCHIVES
        + Google Adsense
        + Google AdSense
        + Google Adsense
        + Gracia
        + MOBILE
        qrcode
        + LINKS
        + PROFILE