弘前りんごの北のまほろば

司馬遼太郎の”街道をゆく”のタイトル”北のまほろば”に魅せられて、本州最北端の県にやってきました。日々見聞きしたこと、感じたこと、考えたことなどをつれづれなるままに綴ります。
おぬし、マネしたな。いえ、貴方へのオマージュです。_バリャドリードと笛を吹く少年。
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    スペインの宮廷画家ディエゴ・ベラスケス。

     

    自画像(wikipedia )

     

    当時の王、フェリペ4世に見いだされ、その庇護の下に活躍した画家ですね。

     

    宮廷での肖像画家という制約はあったにせよ、ベラスケスはその中で自在に新しい表現法を追求し、

    一方、フェリペ4世も、彼の画才を愛し、またその革新を受け入れる度量の広さを持って接しました。

     

    そのおかげで我々は彼の素晴らしい作品に触れることができるのですが、その絵画表現における新しい試みは、じつはそれから200年もの間、ほとんど他の画家の追随を見ることはなく埋もれていたようです。

     

    そして、その革新的な描画の技法に気づき、新たな絵画の歴史のうねりにつなげたのが、印象派の父と称されるエドアール・マネでした。

     

    道化パブロ・デ・バリャドリードの肖像(wikipedia)

     

    たとえば、ベラスケスは王家の人々の肖像がと共に、宮廷で働く使用人たちを描いていますが、この宮廷の道化師バリャドリードを描いた肖像画もベラスケスの代表作の一つ。

     

    この絵のどこが革新的なのか。

    一つは背景。それまでのそしてその後マネが現れるまでの肖像画の背景は、実在であれ、想像であれ、何らかの具象の対象が主人公を生かす形、飾る形で描かれていました。

    しかし、この絵は彼の影以外、何も描かれず、黄土色一色の背景のみ。それも、床と壁の区別さえ省かれています。

    それが、この主人公をこの上もなく引き立てる役割を果たすという、画期的な効果を生み出しています。

     

    このような描き方はその後の200年までの絵画史上で恐らく唯一無二だったといえます。

     

    そこに新しい絵画の可能性を見出したのが、伝統的なアカデミアの描き方に飽き足りなくなっていた、フランスのマネでした。

     

    (wikipedia)

     

    彼の描いた”笛を吹く少年”

    彼はベラスケスの背景を一色で描くことを取り入れるだけでなく、影さえも殆ど消しています。

    それによって、少年の姿を引き立てるだけでなく、一種の浮遊感を醸し出し、今にも笛の音にあわせて行進しそうな、躍動感さえも表現しています。

    まさにマネのマネに終わらない (^_^;) 冴えの表れといえます。

     

    では、それほどの斬新な表現方法の評価が200年ほども掛かってしまったのか。

    一つには、ベラスケスが宮廷画家であり、その絵を目にすることが出来たのは宮廷に住む王家の人々とせいぜい中に入ることを許された貴族や一部の人々だったということが挙げられます。

     

    また、もう一つの可能性として、ベラスケス自身、一枚一枚の絵毎に斬新な描画法を実験的に試みていますが、その画法を突き詰めて確立させ、その後何枚も同じ手法で描くというようなことをしていないためもあるのではないかと思われます。

     

     

    近寄ってみれば、無造作に塗りつけられたかのように見えるものも、離れてみれば生き生きとしたリアルな表現になるという、ベラスケスの表現法も共に、マネによって再発見され、ベラスケスの表現法は印象派の大きな美術運動へとつながってゆきました。

     

    現在東京上野の国立西洋美術館でプラド美術展が開かれていて(5月27日まで)、そこでベラスケスの日本初来日の絵も含めて堪能できます。ぜひお越しを。

    その後、兵庫県立美術館で6月13日ー10月14日まで開催予定です。

    https://artexhibition.jp/prado2018/

     

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    #ベラスケス #マネ #宮廷画家 #フェリペ4世 #印象派

    | 弘前りんご | 美術 | 07:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
    津軽麺紀行(117)_やっぱり濃厚煮干し中華_文四郎(弘前市 小比内)
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      鶏がら中華、辛みそと食べてきましたが、やはり文四郎の顔は、濃厚煮干し。

      五所川原に出かけた帰りに、立ち寄りました。

       

       入っているビルが外装工事中でした。

       

       

      壁のメニューでは分かりませんが、食券販売機を観ると、なんだかまたメニュー、すこし増えている(ご飯もの?)ようですが、迷わず濃厚煮干し中華そばをオーダー。

       

      少し遅い時間だったにも関わらず、次から次へと客が来ました。

      繁盛でなによりです。

       

      カウンターの上には、お土産用に、この店で使っている煮干しが (*^^*)

      境港さんだそうですが、思っていたより大きいですね。もっと小ぶりの魚かと思っていました。

       

       さて、待つこと10分少々。見るからに濃厚そうなスープのラーメンが着丼 (*^^*)

      でも、ここのは濃厚ではあっても、後味が実にスッキリしているんですよね。

       

       麺は中太麺。もちっとしていて、量もたっぷり。

      トッピングは、大きめのチャーシュー、ネギ、メンマ。

      ニボ注入を終わって満足して帰りました。

        

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       #中華そば #文四郎 #濃厚 #煮干し

      | 弘前りんご | グルメ | 06:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
      ランチさ迷い人(16)_いくらなんでもさ迷いすぎ?_五所川原市・福士豆腐食堂
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        麻婆豆腐をこよなく愛するものとして、その専門店が青森県下にあると聞いて行かないわけにはいきませんよね。

        ということで、さ迷うにも程があるという距離の五所川原に、ランチだけのために向かいました (^_^;)

         

        元々豆腐店が、じぶんのところで作った豆腐を

        より良く知ってもらう、食べてもらうために、

        豆腐料理のお店を始めたということらしいです。

         

        麻婆豆腐の命は辛さ、その辛さは0から+10まで選べます。

        0だけでも人によっては結構辛いと感じるということなので、

        今回は初心者(+1)としました。

         

         

        丼もありましたが、今回はご飯と別盛りの定食にしました。

        こんにゃくの酢味噌もなかなかおいしい (*^^*)

         

         

        そして麻婆豆腐。+1でも結構、しかしとても爽快な辛さ。

        これなら、+2 〜 3はいけるかも。

        +5以上は危険らしいのですが (^_^;)

        それでも、+10を頼む人が結構いるとのこと。

         

         

        そしてお店自慢の豆腐が、とてもなめらかな美味しさ。スルッと入ります。

        量もたっぷりありましたが、それでも大盛りにすればよかったかなと (*^^*)

         

         

        お土産に、豆腐いかめんちを買って帰りました (*^^*)

        もちろん、揚げたてをお店で食べることも出来ます。

        ごちそうさまでした。

          

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        #福士豆腐食堂 #五所川原 #麻婆豆腐 #ランチ #さ迷い人 #いかめんち

        | 弘前りんご | グルメ | 07:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
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        ページをめくるたび、お子さんのいる男性なら、そういえばそんな気持ちになったなあと、いちいち頷かされることでしょう。
        かく言う私も遠い昔を思い出して頷きました(^^;)

        作者は、絵本作家のヨシタケシンスケ。

        『あるかしら書店』、『りんごかもしれない』などの、妄想爆発、抱腹絶倒(?)の作品を出しています。

        『ヨチヨチ父』は、作者自身の子育てにまつわるエピソードを、簡潔な、しかし微笑ましくも涙ぐましい絵で綴る絵本です。

        子供が生まれる10ヶ月も前から女性は母親になるけれど、男性は父親目指して成長してゆく(その気があればですが ^^;)ものであることがわかります。

        それは、言い古された言葉ですが、我が子を10ヶ月もお腹の中で育み、そのおなかを痛めて生んだ女性と、生まれたときにはじめましてという、実感という意味では遥かに希薄な男性の違いでしょう。

        だからこそ、誕生の日からの毎日が、その実感を確かなものにしてゆく過程であり、父親になるというなんでしょうね。

        そして常に脇役でしか無い。
        それなら、名バイプレイヤーをめざすしか無いっしょ^^;)

        それにしても、『男はつらいよ』は映画のタイトルだけではありませんね。
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