弘前りんごの北のまほろば

司馬遼太郎の”街道をゆく”のタイトル”北のまほろば”に魅せられて、本州最北端の県にやってきました。日々見聞きしたこと、感じたこと、考えたことなどをつれづれなるままに綴ります。写真、音楽、そして本好き(万葉集)なアラ還です。
弘前りんごの引っ越し顛末記(2)_ 引越し作業を滞らせるものとは、お宝発見!
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    引越し準備に必要な作業といえば、何と云っても荷物の整理ですね。

    持ってゆくもの、捨てるものの仕分けが大事です。

    要らないものまで運んでは、行った先の場所を無駄に占拠するだけでなく、引越し費用まで嵩んで、理に適いませんから。

     

     

    それを怠ったがために、前回、前々回の引っ越しの際に詰めたダンボールの箱が、開梱されないままに倉庫に眠っているという、笑えない事実があります。

    今回こそはと意気込んではいるのですが、果たしてうまく行くのでしょうか?

     

    そんな荷物の整理を滞らせてしまうような困った事があります。

    その筆頭とは、荷物の点検、仕分けのときに、すっかり忘れ去っていたものに出会い、思わずそれに囚われてしまうことでしょうか。

     

    本の場合は最悪です ^^;)

    すっかり読みふけってしまって、気づいたら長い時間経っていたなんてことも。

    それではいくら時間があっても足りません。

     

    でも、旧友に偶然再会したような驚きと喜びがあるんですよねえ。

     

    今回もそんな本に早速出会ってしまいました ^^;)

    別冊宝島EXという、いわゆるムック本シリーズなんですが、その中の ”絵画の読み方”

    この本は、買った当初(なんと27年前に東北大生協で買いました)は、まだ美術にそれほど関心もおそらく理解も無かったのでしょう。真新しい感じが残っているところを見ると、ちょっと読んだあと本棚の肥やしになっていたのだと思います。

     

    しかし、今読むとなんとも嬉しくなるようなTIPSのオンパレード。

    例えば、フェルメールの死後、彼の管財人になったのが、アントニー・ファン・レーウェンフック。

    そう、オランダの商人・科学者で、あの顕微鏡の発明者です。

     

    レーウェンフック(wikipedia)

     

    今では大人気のフェルメール。初期の頃は遠近法の表現に稚拙さが残っていて、お世辞にもうまい画家とは云えなかったのが、ある時から表現力、写実性が急激に向上し、後期の作品に見られる怜悧とも評されるものになりました。

    それが、どうも暗箱カメラを用いるようになった時期と一致するというのが、専門家の共通する意見のようです。

     

    暗箱カメラ(カメラ・オブスキュラ) wikipedia(By en:User:Meggar - en:Image:Camera obscura box.jpg, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1245255

     

    フェルメールは、暗箱カメラを通して対象を捕らえ直すことで、苦手だった空間表現が飛躍的に向上したというのです。

    当時の光学技術との接点(レーウェンフックと交流の詳細は不明ですが)があったおかげで、あのフェルメールが生まれたのでしょう。

     

    そういえば絵心がないと嘆く人にその解決策として効果があるのは、描く対象を股覗きして逆さまに見て描くと良いというもの。

    普通に見るとついオブジェクトをシンボル化して描くため、つまらない絵になるところ、逆さまに見ると、対象が新鮮なものに見えて、シンボル化する制約から解き放たれて、格段にうまい絵が描けるらしいのです。

     

    いずれにしても、こんなエピソードがふんだんに載った本が、当時の価格で1000円で買えたんですね。

    それを理解できる素養がその当時にあればと返す返すも残念ではありますが。

     

    とまあ、そんなことで荷物の整理はなかなかはかどりません ^^;)

     

     


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    #引っ越し #荷物の整理 #はかどらない #お宝 #偶然の出会い #昔買った本 #フェルメール #レーウェンフック

     

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    | 弘前りんご | 日常 | 13:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
    残ったピースをまた一つ埋めに岩木山に登ってきました。尤も、8合目まではスカイラインを車でですが ^^;)
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      家内に、青森でまだ行っていなくて行きたいところはないかと問うたところ、岩木山という答えが帰ってきました。

       

      ということで、台風一過、晴天の日に岩木山に行ってみることにしました。

       

      ところが、その前にケータイのプラン変更と、家内の機種変更を済ませてからとドコモショップに寄ったのです。

      それがつまずきの始まり.... ^^;)

       

      予約してあったので、すぐに受付カウンターに着けたのですが、担当が今年の新人さんで研修中の方。

      真面目で誠実な感じの人でしたが、いかんせん、全てを真面目に実行しようとされるのです。

      おかげで、想像するにベテランの方の場合の1.5倍の時間がかかりました。

      更に運の悪いことに、手続き用の機械の不調で時間が余計にかかりました。

      そのため予想より一時間以上多く掛かってしまい、山への出発が大幅に遅れてしまいました。

       

      しかし、出遅れの影響は、帰りが遅くなるだけだからと、気を取り直して岩木山スカイラインに向かいました。しかし....

       

      DSC_2908.jpg

       

      つづら折りの道(なんと69回のカーブ ^^;)、岩木山スカイラインを延々と上り、ようやく8合目のリフト乗り場へ。

       

      DSC_2938.jpg

       

      8合目のリフト乗り場についたのが14時50分、そこでリフト下りの営業時間の表示を見て、愕然としました。

       

      リフトの乗車時間が10分、9合目から岩木山山頂まで歩いて片道40分なので往復80分。

      単純に計算して、何のトラブルもなく予定時間で山頂に着いても、とんぼ返りでもしないと、帰りの最終リフト16時20分に間に合わない。

      どうしようかと思案しましたが、とにかく上がらないと話は始まらないと、リフトに乗り込みました。

       

      DSC_2909.jpg

       

      スキーの時以来(少なくとも10年以上前 ^_^;) のリフト乗車でしたが、結構楽しかったです。

      さて、9合目につくと、標高1400m超。流石に涼しい。

       

      10M07907.jpg

       

      DSC_2927.jpg

       

      さて、ここからリフトに乗れなくなるリスクを冒してでも、岩木山山頂を目指すか?

      その場合は5kmの登山道を歩いて降りることになります。

      それとも安全を見て、3つある峰(岩木山、鳥海山、厳鬼山)の一つ、リフトに一番近い鳥海山の頂きに上がって、岩木山頂を望むか。

       

      結局、夕方から予定もあったので、後者を選択しました。

      また山登りでリスクを犯すのは危険すぎますからね ^^;)

      でも9合目からでも、眺めは流石にいいですね。

       

      10M07939.jpg

       

      10M07913.jpg

       

      10M07932.jpg

       

      向かった鳥海山から岩木山山頂を望む。

       

      10M07915.jpg

       

      まさに山ノ神 ^^;)

       

      しかし、短いはずの鳥海山へのルートは、逆にかなり急な坂で足場が悪く、手すりもないので、結構苦労して登りました。

       

      そしてそこから岩木山の頂上を眺望して、十分満足して下山することにしました。

       

       

      DSC_2935.jpg

       

      8合目に戻ると、ちょうど鐘の音が聴こえました。

       

      10M07965.jpg

       

      山岳パトロールの鐘のようですね。

       

      これで、津軽のジグソーパズルの残されたピースを、また一つ埋めることが出来ました。

       

      降りて、獄きみを買ったのは言うまでも有馬線 (*^^*)

       

       

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      #ジグソーパズル #残ったピース #岩木山 #スカイライン #リフト #営業時間 #鳥海山 #鐘 #眺望

       

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      | 弘前りんご | 日常 | 10:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
      津軽麺紀行(164)_ 前回、隣の人が食べていて美味しそうだった担々麺を!(中華飯店孔雀)
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        弘前市富田の通りにある中華飯店、孔雀(場所は下のGoogle mapを参照ください)。

        庶民的なお店で値段設定も手頃です。家族経営のようですね。

         

        DSC_2877.jpg

         

        前回訪れたときは、麻婆の2字に惹かれて、麻婆ラーメンにしたのですが、

         http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=2999

         

        そのとき、私の横で食べていた先客の担々麺がやけに美味しそうに見えて、次回はそれをと思っていました ^^;)

        まあ、リベンジとでも言うのでしょうか、もちろん今回は担々麺にしました。黒板に欠かれた冷し棒々鶏ラーメンも気になりますが ^^;)

         

        DSC_2878.jpg

         

        トッピングは青梗菜に肉味噌。

        前回見た時は、もう少しごまのペースト量が多かったような(スープの表面がもっと白かったような)。

        それでも味は、ごまの風味が十分にするマイルドな口当たりでした。

         

        DSC_2879.jpg

         

        横を見ると、あれ、キムチが付いてくるの?と思ったのですが、辛いザーサイでした。

        お好みで辛さ調節用に使ってくださいとのこと。

         

         

        赤い色から想像できる通り、全部入れると、結構な辛さになり、滝のような汗が ^^;)

        フーフーいいながら頂きました。

        夕方なので、少し涼しくなってきて、助かりました。

         

        今度来たら、冷し棒々鶏らーめんにしよ。

        あっ、早くこないと終わってしまうか。

         

         

         

         


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        #中華飯店 #孔雀 #富田 #担々麺 #リベンジ #麻婆ラーメン #辛いザーサイ

         

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        | 弘前りんご | グルメ | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
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        (弘前りんご)

        自身もバロック音楽の研究者であり、演奏家であるサルデッリが書いた、”失われた手稿譜 ー ヴィヴァルディをめぐる物語 ー” では、ヴィヴァルディが亡くなった直後から漂流し始める、ヴィヴァルディが残した膨大な手稿譜が本当の主人公であり、小説の形をとっているものの、そこに書かれたことはほとんどが事実です。

        しかし、その手稿譜がたどったその後の運命は、数奇としか言いようのないものでした。

        手稿譜を借金の方に取ろうとする債権者、取られるのを防ごうとしたヴィヴァルディの弟。

        修道士会に寄付されたものの、その価値がわからない修道士たちは、それをごみのように扱い、教会の倉庫の奥に放り込でしまい、長い年月の眠りにつきます。

        その後その存在を知った貴族が個人のコレクションとして入手。

        研究し、その散逸を防ごうとした研究者と、骨董的価値にのみ注目するファシスト政府との攻防。

        いずれも手に汗握る展開で飽きさせません。

        最大の貢献者の一人、ジェンティーリが追われて大学を去るときの言葉

        ”正しきものは、とこしえに記憶される” が、心に染み入ります。
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        阪急電車 片道15分の奇跡
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        ”さりげない日常の中にこそドラマがある”といわれますが、
        有川浩の”阪急電車”はそれをそっと掬いあげて小説にしたという感じです。

        初めはタイトルに惹かれて発売直後にアマゾンで取り寄せましたが、読み始めるとやめられず、一気に最後まで読んでしまいました。

        それをもとに朝ドラ”ちゅらさん”の岡田恵和が脚本を書いたのが、映画”阪急電車 片道15分の奇跡”

        原作の、短いいくつものエピソードを、阪急電車の今津線の走行に乗せてうまくあやとりのように話を紡いでゆきます。

        登場人物それぞれが、誇り高く、あるいは誠実であるがために生きにくく、孤立感を深めて立ち止まってしまっています。しかし、偶然に電車の中で、あるいは駅のホームで彼らが遭遇し、そして言葉を交わすうちに、自分を肯定してくれる人の存在に勇気付けられ、また歩き始めます。

        年の功でしょうか、宮本信子演じるおばあさんが、登場人物の何人かと直接言葉を交わす中で彼らの行く先を照らし、その彼らがまた出会った他の登場人物に元気を与えてゆきます。

        有川浩の作品はこれまでにも何冊も読んできましたが、登場人物は多くが女性にもかかわらず、その生き方がみんな男以上に男らしい気がします。近著では”県庁おもてなし課”に登場する作家(一応男の設定ですが有川浩がモデルでしょう)も、男気(?)をめいっぱい発揮しています。まるで宝塚の男役のようで、彼らはみんな作者自身の性格の反映なんでしょうか。
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