弘前りんごの北のまほろば

司馬遼太郎の”街道をゆく”のタイトル”北のまほろば”に魅せられて、本州最北端の県にやってきました。日々見聞きしたこと、感じたこと、考えたことなどをつれづれなるままに綴ります。
遂に原画を観ることができました (*^^*)_ 池田学の超細密画展 (The Pen_凝縮の宇宙)
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    遠くから見ても一つの宇宙を思わせる作品が、近づいて観るとその中にまた宇宙が。

    まるでフラクタル画像のような作品を、極細のペンで書き込んで行く。

    ひたすら書き続けても完成に6年ほどかかった作品も。

     

     

    そんな池田学の超細密画展を見にゆきました。

    会場は佐賀県立美術館。

     

     

    なかなか立派な美術館です。

     

    コヨーテ 2008年

     

    さすがのデッサン力。

     * 一部撮影可のゾーンがありました (*^^*)

     

    灯台 2009年

     

    朽ちて倒れ掛かっている灯台のリアルさに対し、

    海鳥は白一色に塗りつぶされた平面的なもの。

    その対照が面白いですね。

     

     

    誕生 2013−2016年

     

    写真では分かりにくいですが、激しい水流に晒される桜の枯木に近づいて観ると、その中にいろんな物、動物、人間が。まるでノアの箱船のようです。

    この絵は、カナダのバンクーバーにいて、東日本大震災の惨状を知り、その鎮魂と再生への願いを込めて制作されたとか。確かに、祈る人の手や、朽ち果てていく物のある一方、新しく誕生する生命も描かれています。

    その画力に圧倒されました。佐賀まで出かけて正解でした。
    この美術館には、佐賀出身の近代西洋画家、岡田三郎助のコレクションが常設展示されています。
    入場無料で、一部の作品を除いて、写真撮影可でした。

    自身の画業が優れているだけでなく、日本の近代洋画を牽引する実力者、教育者でもあったようです。

    | 弘前りんご | 美術 | 06:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
    十八番_ルネ・フレミング
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      歌舞伎由来の言葉に十八番(おはこ)がありますが、どの芸能、芸術の分野にも、まさに得意とする役どころがあり、歌の世界も例外ではありません。

       

      夜の女王の登場 (https://commons.wikimedia.org/wiki/Template:PD-US)

       

      たとえば、モーツァルトの歌劇”魔笛”に登場する夜の女王のアリア、”復讐の炎は地獄のように我が心に燃え

      あのコロラトゥーラ・ソプラノで、超絶技巧を要求する高音の歌唱は、もともと誰にでも歌えるものではありません。しかしその中でも魅力的に歌うことで、たとえばちょっと前までは、エディタ・グルヴェローバー、最近はダイアナ・ダムラウが得意とするところですね。

      https://www.youtube.com/watch?v=UXOYcd6KZ0E

       

      ルネ・フレミング (wikipedia)

       

      さて、指揮者サー・ゲオルグ・ショルティが、人生で出会った最高の歌手二人のうちの一人と称した、ルネ・フレミング。

      チャーミングな容貌と共に、類まれなる技量、そして各国語を自在に使える才能を活かして、数多くのオペラに出演していますが、やはり、彼女の十八番のひとつは、モーツァルトのオペラ ”フィガロの結婚” の伯爵夫人、ロジーナでしょう。

       

      フィガロの結婚より (伯爵の登場で、伯爵の小姓ケルビーノを隠すフィガロのフィアンセ、スザンナ、wikipedia)

       

      伯爵の愛が薄れてゆくことを悲しんで歌う ”あの楽しい思い出はどこに Dove sono i bei momenti” は、人生経験を積んだ人でないと出せない味わいがありますね。

       

      Metropolitan Opera. November 11, 1998

      https://www.youtube.com/watch?v=LLM5CFACTtA

       

      | 弘前りんご | 音楽 | 07:07 | comments(0) | trackbacks(0) |
      ワンコインランチめぐり (51)& 津軽麺紀行(59)_ 四川中華料理 ベア
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        今回は久しぶりに元寺町にある四川中華料理のベアにワンコインランチを食べに行きました。

         

         

        ここはこれまでずっとワンコインランチブックに載っていて、新しくなるたび来ています。

        今回は、ルースー湯麺セット

         

         

        ルースーとは、肉絲、すなわち細切り肉のこと。

        細切りにした豚肉、ザーサイ、たけのこ、そしてもやしを炒めたものを醤油ラーメンにトッピングしたもの。シャキシャキして歯ごたえがあり、スープもスッキリとした後味の良いもので、美味しくいただけました。黒胡椒を少し振って食べると一層香ばしくていい感じになりました。
        これに小ライス、そしてデザートに杏仁豆腐がついていました。
        量もちょうどよく、デザートも楽しめて、お得感がありました。
        | 弘前りんご | グルメ | 06:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
        今日3月26日は楽聖ベートヴェンの命日
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          一流のピアニストとして人気を博していた20歳台からの持病の難聴が進み、その後ほぼ完全に聞こえなくなったベートーヴェン。音楽家としての前途をはかなみ、32歳の時にハイリゲンシュタットの遺書を書いて一度は死を選ぶことを考えました。

           

          ベートーヴェン (1770年12月16日頃 - 1827年3月26日、wikipedia)

           

          しかし、芸術への情熱は止み難く、その苦難を乗り越え、作曲家として進むことを決意したと、多くの彼の伝記には書かれています。

           

          しかし、それは後世の脚色が多く入っていて、必ずしも全く聞こえなくなったわけではないという説もあります。

          なぜなら、同じ作曲家で難聴になったフォーレやヴォイスの場合、その後作曲活動は大いに伸び悩んだのに対して、ベートーヴェンはかえってそれ以前より作曲活動は活発化しています。

          また、聞こえていなければ考えにくいエピソードがいくつも報告されています。たとえば、デビューしたてのリストの演奏を聴いて、大いにその才能に感銘を受けたということなど。

           

          おそらく難聴ではあったにしても、全く聞こえなかったわけではないと思われます。

          しかし、後世の人々が彼を神格化し、それに伴って全聾ということにしてしまったのではないでしょうか。
          しかし、そんなこととは関係なく、ベートーヴェンの作品は人類の宝であることは間違いありません。
          そのようなバイアスを取り除いて、作品そのものに耳を傾けるべきでしょう。

          作曲家として人生を通して書き続けてきたピアノソナタ、それを聴けば彼の足跡をたどることができるといわれます。その最後を飾るのが第32番。

          まさに集大成的な、しかし決して晩年の枯れたようなものではなく、なんとも生き生きとした作品になっています。

           

          Beethoven - Sonata No. 32 Kissin (p) (youtube)

          https://www.youtube.com/watch?v=M2beoK2wSng

           

          | 弘前りんご | 音楽 | 08:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
          津軽麺紀行(58)_ マル金
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            弘前市役所そばの中華そば専門店、マル金。

             

             

            シンプルだけど美味しい中華そばのお店としてよく使っています。

            この日もお昼の立寄りました。

            実はラーメンパスポートに載っていて、そこではつけ麺だったのでそれをと思っていたのですが、この日は出してないということだったので、急遽通常の中華そばを。

             

             

            少し色は濃いめですが、透き通ったスープに細めの麺(それほど縮れてはいませんが)、チャーシュー、シナチク、刻みネギ、そして麸が載った、ごく普通のラーメン。

             

             

            しかし、食べてほっとするラーメンです。

            でも、つけ麺、気になるなあ ^^;)

             

            それと、ここに移ってきたときは、メニューがこのラーメン、そしてそのチャーシュー抜き (^_^;)の2つしか無く、それで勝負するという点が潔いと思っていたのですが、今や10種類くらいに増えています。味が落ちたとは思わないけど、また、余計なお世話かもしれないけど、ちょっと心配 (^_^;)

             

            | 弘前りんご | グルメ | 07:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
            ひょんなことで、観ることになった展覧会。でも大いなる拾い物だった。N.S.ハルシャ展
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              その事情はさておき、この展覧会は素晴らしかったです。

               

              N.S. ハルシャ展 (六本木 森美術館)

               

              西洋絵画とは異なる、インドと言う環境で育った感性による作品がとても新鮮でした。

               

              N.S. ハルシャ 私たちは来て、私たちは食べ、私たちは眠る

              (この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止、日本」ライセンスでライセンスされています)

               

              たとえば、これ。

              300人近くの人の、集い、食事し、眠る姿を描いているのですが、同じような構図の繰り返しのパターンの力強さと、しかし一つとして同じものはないユニークさで観るものを圧倒します。

              (大きな絵で、やはり実物大で見ないとそれは感じ取りにくいかもしれませんが)

               

              N.S. ハルシャ マクロ経済は日給30ルピーか、60ルピーかで論争する。

              (この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止、日本」ライセンスでライセンスされています)

               

              またこちらも同じ彼独自のスタイルで描かれ、また1990年代の経済の自由化が、農村の生活に大きな影響を与えたことをビジネスマンと農村の人と対比で描いていて、社会風刺の味わいもあります。

               

              N.S. ハルシャ ネイションズ(国家)

              (この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止、日本」ライセンスでライセンスされています)

               

              またこんな、なんと193台の足踏みミシンによる、インスタレーションの作品もありました。

               

              N.S. ハルシャ 再び生まれ、再び死ぬ。

              (この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止、日本」ライセンスでライセンスされています)

               

              しかし何と言っても、今回の目玉は、これ。

              全長24m。一筆書きのような、それでいて細部を見ると宇宙を思わせるな広大さが感じ取れます。仏教の輪廻の思想にも通じる様に思われます。

               

              今回始めて、N.S.ハルシャという芸術家を知り、インド美術の面白さを知った思いがします。

              | 弘前りんご | 美術 | 06:40 | comments(0) | trackbacks(0) |
              長崎という街の魅力
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                長崎は港町。

                江戸時代は海外との窓口として、いろんな文物の到来があり、

                異国情緒に溢れた街だったことでしょう。

                もちろん今も、超大型客船がひっきりなしの来航していますが。

                 

                 

                 

                そして港は、夕暮れから夜にかけてがまた美しい。

                 

                 

                 

                 

                カメラの設定次第で、如何様にもその姿は変化し、日中の写真よりも変化幅が大きく、撮っていて楽しいですね。

                 

                 

                また、路面電車が縦横無尽に走る街でもあります。

                 

                 

                 

                市中心部の主だった観光地や施設にはこれで行けますし、一回乗車でどこまで言っても120円と格安。これだけでも羨ましいですね。

                また訪ねてみたい街です。

                 

                | 弘前りんご | 写真 | 06:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
                キリシタン、原爆、忘れてはいけない歴史。長崎浦上地区
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                  今回の学会開催地は長崎でした。グルメ旅ではありません (^_^;)

                   

                  被災地である長崎、JR長崎駅の一つ北の駅、浦上。ここが爆心地でした。

                  その記憶を風化させないようにと作られた平和公園の一角に原爆投下中心地区祈りのゾーンがあります。

                   

                   

                  右は、被爆した浦上天主堂の遺壁を移設したもの。

                   

                   

                  小さな子供を抱えた女性の像。

                   

                   

                  平和公園に上がる階段

                   

                   

                  被爆した少女の手記

                   

                  平和祈念像

                   

                  そこから山手に歩いてゆくと、浦上天主堂があります。

                   

                   

                  もちろん浦上天主堂も爆風で破壊され、現在の建物は再建されたものです。

                   

                   

                  当時のままのものもあります。

                  長崎の街は、キリシタン迫害、そして原爆被災という、人類の負の歴史の地でもあります。

                  これらのことを忘れてはいけないと思います。

                   

                  | 弘前りんご | 歴史 | 07:14 | comments(0) | trackbacks(0) |
                  長崎らしい料理といえば (5) _皿うどん(大波止 桃華園)
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                    一回飛びましたが、長崎グルメの紹介、最後は皿うどん。

                     

                    それこそガイドブックを見れば、山ほどお店が出てきますが、前回のちゃんぽんの”金龍”のように、地元の人が足繫く通う店がいいだろうということで、長崎港の大波止にある桃華園に。

                     

                     

                    お世辞にもきれいなつくりのお店とは言えませんが (^_^;)

                    がしかし、出てきた皿うどんを見てびっくり。

                     

                     

                    右上にちらっと写っている普通のコップのサイズからわかるかと思いますが、他の店の1.5倍近くあろうかというこの量で、値段が650円。

                     

                     

                    麺はこの細麺以外に、もっちりした中太麺が選べますが、やはり皿うどんといえばこちらでしょう。

                    パリパリとした食感がたまりません。

                    それにかかっているあんがまた絶妙な味加減。甘てなのですが、その中にピリッとした辛さもあり、これだけ食べても途中で飽きることがありませんでした。

                    地元の人に愛されている理由がわかります。ごちそうさまでした。

                     

                     

                    | 弘前りんご | グルメ | 06:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
                    今日3月20日は、画家 高橋由一の誕生日
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                      美味しそうな鮭。切り取って焼いて食べたくなるような。

                       

                      高橋由一 (1828年3月20日 - 1894年7月6日、wikipedia)

                       

                      この絵を書いたのは江戸時代末期に生まれ、明治期に活躍した、日本最初の洋画家と呼ばれる高橋由一。早熟で、2歳で人の顔を描いて、人々を驚かせたと伝えられています。

                       

                      その後、狩野派に学んで日本画の修行を行うものの、三十代半ばに西洋絵画に出会い、その精緻な描写に衝撃を受け、それ以後洋画(油彩画)を目指すこととなります。

                       

                       

                      これは彼の代表作の一つである、「花魁」。

                      あまりにリアルに描いたため、モデルの女性が泣いて怒ったとか。

                       

                      今日はそんな高橋由一の誕生日です。

                       

                      | 弘前りんご | 美術 | 07:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
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